完璧男と美少女   作:sylvi

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どーも、久しぶりです!!
久しぶりということで、今回いつもより頑張りましたよ~。
タイトルで内容分かった方もいらっしゃると思います!
では、どうぞ!!


16話 影合わさりし時

皐月「お前らぁ!!今日は俺の奢りだ!!食いまくれぇ!!」

 

 

「先生お金大丈夫?」

「そうそう。」

 

 

皐月「ノープロブレム!!気にすんな!!」

 

「じゃあ食うか!」

「そうだね。」

 

 

零(みんな元気だな。こういう空気は中3以来だ。)

 

 

 

球技大会を優勝し、今は打ち上げだ。

ちなみに店は焼肉店。今日は貸しきりだ。

試合終わっていきなり貸しきりはほぼ無理なので事前に予約していたのだろう。つまり、優勝をしていなくとも残念会だったというわけだ。

 

零(早く帰りてぇ……。)

俺はこのクラスのやつらとそこまで仲が良いわけではない(基本喋らないから)のであまり楽しくはない。

1つの机を四人が囲み1グループ、

それが何グループもある。

ちなみに俺のグループは俺、愛菜、龍也、まではよしとしよう。だが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

零「……何であなたがここに座るんですか?」

皐月「え?駄目なのか?」

 

残り1人はカオスティーチャーの皐月先生だ。

 

愛菜「まあまあ零君。先生ぼっちだから仕方ないよ。」

皐月「………。」

愛菜、今のはフォローのつもりみたいだが逆効果だぞ。先生顔死んでる。

 

龍也「ぼっちを放っておけないだろ?」

龍也がニヤニヤしながら言う。絶対わざとだ。

 

皐月「………風間、期末テスト楽しみにしとくぞ。たった今お前の平常点は0になったから自分の実力で頑張れよ。赤点回避51点以上だから。8科目ともな。」

龍也「ええ!?何で俺だけぇ!?」

皐月「言い方うざかったから。」

龍也「柊さんには!?」

皐月「柊は赤点なんて取るようなやつじゃねーよ。平常点無しでもな。」

愛菜「ええ!?そんなこと無いですって。」

皐月「さあ食べよう。肉が冷める。」

先生の声と共に、俺たちは肉を食べる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

零「ふぅ。」

(今日は良く食べたな。)

周りを見渡すと、話しをしている者、寝ている者、腕相撲をしている者など、みんな時間を潰している。

先生はと言うと、

 

皐月「そこで俺は言ったんだ、俺はお前しか見えてねえ!ってな。」

龍也「まじすか!?格好いいっすね!」

先生が長々と龍也に恋話?をしている。結婚してないみたいだがな。少し酔いもあるようだ。

零(帰りちゃんと歩いて帰れるのかよ。)

先生も生徒同様、寮に住める。殆どの先生は自分の家に帰っているが、皐月先生は寮生活だ。

いくらここが学校の敷地内としても、酔った状態で自分の寮に帰るのは困難だ。

 

 

零(さて。)

俺は立ち上がり、店の外に出る。

 

愛菜「零君、どこ行くの?」

零「ちょっと風に当たってくる。」

 

皐月「すぐにぃ、戻るんだじょお。」

龍也「先生早く続き話して下さいよ!恋バナだか自慢話だか!」

 

零(大丈夫かよ先生。てか龍也もよくこんな話聞いてるよな。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

零「やっぱ一人が落ち着くな。」

俺は今、外のベンチに座っている。

目を瞑ると、今日の試合の光景が脳裏をよぎる。

 

零(…結構、楽しんだのかな、俺。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛菜「一人で何暗い顔してるの?」

零「真顔だろ。」

愛菜は何故か来る。俺が一人の時、辛い時、いつも必ず来る。

愛菜「……今日の打ち上げどうだった?」

零「どう、とは?」

愛菜「楽しかったかつまらなかったか。」

零「別にどっちでも。」

愛菜「そっか。」

零「愛菜は楽しかったのか?」

愛菜「うん!みんなでいい思い出になったし、最高だよ!!」

 

零「お前はいつも明るいな。」

愛菜「そう?まあでも、私は明るいままが一番だと思う。」

零「ああ。愛菜には明るく元気が一番似合う。」

愛菜「あ、ありがとう。///」

愛菜は照れ臭そうに俺から視線を外す

 

愛菜「零君どうかしたの?今日店内でもあまり喋って無いし。」

零「いや。喋らないのは元々だ。」

愛菜「そうかな?元気無さそうだったよ?どうしたら元気でるの?」

零「それ、俺に聞くか?……まあ、愛菜が近くに居たら元気でるかも。」

愛菜「そっか、じゃあ居るね。」

零「いいのか、戻らなくても?」

愛菜「うん。それに、私も零君と居ると元気出るし。」

零「そ、そうか。」

(愛菜は何言っても可愛いな。)

 

愛菜「うん。」

(やばい、緊張するなぁ。零君間近で見るとほんとカッコいい。……ダメ、我慢できないよ……よし!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

零「そろそろ戻るか?」

 

愛菜「うん。」

 

 

俺は立ち上がり、店へと戻ろうとする。

 

愛菜「れ、零君!!」

零「ん?どうし……!?」

俺が振り向くと、唇に柔らかい感触がする。

そう、今俺と愛菜の唇が合わさっている。

零(ん!?んんんんん!?)

愛菜は頬に赤みを帯びながらも目を瞑り静かにキスをしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛菜「ん……はあ。」

数十秒の二人の甘い時間は終え、愛菜から唇を放す。

 

零「あ、愛菜。今のは……。」

愛菜「ふふ、これで元気でるかなって。」

愛菜は恐らく俺があの空気を苦手としているのが分かったのだろう。しかし、何でキスなんだ?まあ俺は嫌じゃ無かったけどさ。

零「…ありがと。最高に元気貰った。」

これは嘘ではなく、本心だ。だんだんと、桐生零は柊愛菜が居なくては駄目になってきている。

 

愛菜(ああ、私って駄目だな。付き合っても無い人にキスしちゃってさ。零君も仕方なく元気出たって言ってるかもしれないし。ただの片想いがでしゃばるのは駄目だよね。でも私、零君居ないとダメダメになっちゃったかもね。)

 

二人が同じことを考えている。まるで運命の赤い糸のように。

 

 

 

 

愛菜「……それじゃ、戻ろっか。」

零「ああ。」

 

愛菜(あーあ、明日からどんな顔すればいいんだろう。)

 

そう心の中で思いつつ、一歩、また一歩と歩み続ける。

 

零「愛菜。」

零君の横を通りすぎた時、声を掛けられる。

愛菜「え?」

私のお腹の前で、零君の両手が触れている。

愛菜(もう……これは反則だって。)

零君が私を包み込むように、後ろから抱いている。

零「……お前は元気出たか?」

愛菜「出すぎて止まらないよ……。」

零「そうか、良かった。」

本当に君は優しい。君の全てが大好きだよ。

 

愛菜「零君、お願いがあるんだけどいいかな?」

零「言ってくれ。」

私を抱いたまま放たれる優しい言葉

 

神様、ちょっとくらい許してね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛菜「…………私にキスして。」

凄く言いづらい。零君にもし彼女さんが居たらと思うと、意味の無い言葉。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

零「分かった。」

零君は私を放す

 

 

愛菜「……。」

私は何も言わず、正面を向く。

そして、目を瞑る。

 

 

 

 

 

 

 

ああ、彼がだんだん近づいてくる。

彼の両手が私の両方の肩に触れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、私達の影が合わさった。




甘いですね笑
そろそろ二人くっつけようかな笑
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