零の部屋
零「ふう。」
3ヶ月ぶりの自分の部屋のベッドにダイブする
零「…いつまでここに居ようかな。」
コンコン
零「?…どうぞ。」
「疲れてるね。」
零「なんだ姉さんか。」
朱里「なんだとかひど!?」
零「何の用だよ?」
朱里「おじいちゃんに何言われたのかなって。」
零「だいたい予想つくだろ?」
朱里「学校辞めて私の所に来い、かな?」
零「そんな感じ。」
朱里「…何でおじいちゃんあんな感じなんだろ。零にここまで英才教育するなんて。」
零「ああ。よほど俺を自分のために利用したいらしいな。」
朱里「零が生まれる前はあんな感じじゃ無かったよ。」
零「どうでもいいよ。あいつのことなんて。」
朱里「零……。」
桐生零という人間は幼き頃から元師の言うことを聞いてきた
他に誰もいない、机と椅子だけの空間
幽閉の籠<ゆうへいのかご>で。
幽閉の籠は一つの部屋のことであり、
他にもいくつもある。
幽閉の館の中にいくつもの幽閉の籠と言う部屋があり、俺は小学1年の頃から中学2年までそこで暮らしていた。
自分から家族に会うことはできないが、家族はたまに様子を見に来てくれていた。
俺以外も子供が何人か幽閉の籠で暮らしていて、一部屋に一人はいた。
俺と違いそいつらは学校に行くことも無く、ずっと籠の中だった。
しかし、俺が中学3年の時に元師が一度幽閉の館の設備を調節し直していたので、俺を含む子供は全員自宅へ帰る
。
俺が高校に入る頃には直っており、俺以外の子供たちはまた籠の中だ。
本当は俺が高校に入っても籠の中に入れるつもりだっただろうが、高度聖導高校のルール上、寮生活なので手出しはできない。
ただでさえ何をしても完璧な俺を更に完璧にしてしまった。
やつの目的は何だろうか。
今はどうでもいいことだが。
朱里「何かあったらいつでも言って。おじいちゃんのことは嫌いじゃ無いけど零に何かあったらほっとけない。」
零「ありがと。でもいいんだ。姉さんは忙しいんだから俺のことなんて気にーー」
するな、と言いかけたところで姉さんの人指し指が俺の口に当てられる。
朱里「そんなこと言わないの。零。」
零「姉さん…。」
朱里「あなたは私のたった一人の弟なんだから。」
零「うん…ありがとう。」
朱里「ふふ、私の優しさに惚れちゃったかな?」
零「ないない。」
朱里「ええ!?私って可愛く無い!?」
零「そんなこと言ってないだろ?」
朱里はとても美少女だ。金髪ロングで肌は色白、まるでアニメの美少女だ。だが姉に対して恋愛感情は無い。
姉さんの方は少しブラコンな気もするけど。
朱里「ふふん、冗談だよ。じゃあね。」
姉さんは部屋を出ていく
再び部屋は俺一人となる
零「……昼寝でもするか。」
ついに明かされた零の過去!
次回は!……どうしよっかな笑