9月7日
今日はみんなお待ちかねの体育祭だ
どのクラスでも組勝利とクラス優勝の両方を狙っているだろう。
そして今、俺は女子寮の愛菜の部屋の前にいる。
愛菜「お待たせ!行こっか。」
零「ああ。」
二人並んで歩く
愛菜「あ...」
俺はさり気なく手を繋ぐ
零「嫌か?」
愛菜「うん。...こっちの方がいい。」
そう言い指を絡めてくる
世に言う恋人繋ぎと言うやつだ
愛菜「遂に始まるね。体育祭。」
零「ああ。」
零(まあ、目立たないようにしつつ愛菜に良いとこ見せるってのが理想だな。)
愛菜「楽しみだなぁ。」
零「やる気マックスか?」
愛菜「うん!君にかっこいいとこ見せられるよう頑張るね!」
零「かっこいいとこじゃ無くて、可愛いとこ、だろ?」
愛菜「ううぅ...。」
零「かっこいいとこは俺が見せるから。」
愛菜「うん!期待してる!」
零「プレッシャーだな。」
愛菜「ふふ、彼氏のかっこいいところを見たくない彼女なんて居ないからね。」
零「...頑張ります。」
愛菜「うん!」
皐月「お前たち、今日は暴れろぉ!!」
「「おおおおお!!!」」
「目指せ2万円!!」
「モテたるぞ!」
「ひゃっはあ!」
「えー、以上で体育祭開会式を終わります。」
校長の手短な言葉。本当に助かる
ぐだぐだ言われるとやる気が失せる
「それでは、最初は一年生による100m走です。」
全生徒参加に100m走というのは無理と思っていたが、
一つのクラスでも何グループかに別れ、出場するらしい。5人グループを8つ作り、一人20mだ。
A〜Hグループの8つで、それぞれのグループの順位でクラスの総合ポイントをつける。
俺たちのクラスは39人なので、誰かが2回出るのだが、クラスで最も速いのがなんと龍也なので、龍也が2回出る。
100m走だけでなく、ほとんどの競技で誰かが2回出ることになる。唯一の奇数クラスだから仕方ない。
零(...。)
俺はCグループの3番目だ。
「よう、スカしたイケメン。」
俺の隣に立つ人物ーー竜咲帝だ
俺たちとは敵対している青組だ
この男も報酬狙いなのか?まあどうでもいいが。
零「何か用か?」
竜咲「いや、相変わらず冷めてる野郎だぜ。」
零「余計なお世話だ。」
竜咲「それじゃせいぜい頑張れよ。スカメン君。」
それだけ言い、去って行った。
さて、そろそろ俺の出番だな。
零(...。)
走り終えた俺は、自分のクラスのテントに戻る。
結果はCグループは3位だった
他のグループに託すしかない
だが、俺のせいで3位という訳ではない。Cグループは出だしから4位だった。3位になれただけでもよしだろ。
龍也「よっしゃあ!一位〜。」
零「良かったな。」
龍也「最初から調子いいぜ〜。次も一位だぜ!」
龍也は二回目を走るべく、また向かった。
「次は、綱引きです。一年生の皆さんは並んで下さい。」
愛菜「零君と力を合わせて一緒の縄を..うう、手と手が触れ合ったら..ふふ。」
零「どうした?」
愛菜「い、いや、な、何でもないよ!?」
零「お、おう。」
何をそんなに否定するのかわからない
さて、綱引き頑張りますか。
皐月「おらおら!もっと引け引け!いけいけ!やったれ!おらおら!!」
零(....。)
五月蝿すぎだろ
松田「おらあ!」
先生の声に共鳴するかのごとく松田が力を入れる
相手は3組だ
なかなか体格がいいやつが多いが、俺達が有利。
「オーエス!オーエス!」
みんな精一杯引っ張る
そして
「2組の勝ち!」
俺達の勝利だ
「おおしゃあ!」
「まずは1勝!」
そして4組も順調よく倒した
仲間の1組も勝ったようだ
結果は赤組の勝利に終わった。
眠い、、、