完璧男と美少女   作:sylvi

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35話 夢

時が経つのは早く、もう10月中旬。

 

「ひゃっはあ!」

一枚の紙を見て、上機嫌な龍也。

「今回も赤点回避だったんだな」

「ああ! 残るテストは3回。余裕だぜ! どんなテストでもかかってこいや!」

あとは2学期の期末、3学期の中間と期末か。

俺も成績表を見る

そこには60やら62やら普通の点数が記されている

俺達は2学期の中間テストを乗り越えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4組

 

「竜咲さん、どうぞ」

おどおどした男子生徒が、パンを差し出す。

竜咲は無言で受け取り、食べる。

 

 

 

 

 

 

 

そろそろ奪うか。

そう思い携帯の画面を見る

そこに写っているのは、体操服姿で懸命に走っている柊愛菜だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねえねえ、この後空いてるかな?」

可愛い顔して聞いてくるのは、俺の彼女の柊愛菜。

「ああ。空いてるよ」

相手が話しやすい様笑いかける

「一緒に買い物行こう?」

NOなんて言えない。言わないけど。

「ああ。いいよ」

「やった!」

と小さくガッツポーズする女神。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後

愛菜の買い物とは、どうやら服の様だ。冬が近づいてきたからかな。冬じゃ寒くて動きそうにないから、俺も今のうちに冬服買っとこうかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「は~いっぱい買った~」

「体育祭のおかげでもあるな」

「うん!」

 

先月の体育祭で俺達赤組は青組に勝利した。普通なら4万円なのだが、今月は5万円なのだ。

と言っても、1万円で服はたくさん買えるわけではない。

基本俺も愛菜も金を無駄使いしないので、4月から少しづつ金額が貯まっているのだ。

俺も愛菜も親の仕送りは無いので、学校がくれる金だけで生活している。

案外生活できるものだ。

 

 

 

気付けばもう女子寮

今日も無事、家まで送った。

「それじゃ、また明日ね。今日はありがとう」

「おう。いつでも誘ってくれ」

「うん」

 

俺達は無言で抱き合う

お互いの考えは読めているかの様に

 

 

 

「んん、大好き……」

「俺も同じくらいは好きな自信はある」

 

 

数十秒のハグを終え、俺達は離れる。

 

「別れる時が一番辛いよ」

「俺もだ」

恋人とはずっと一緒に居たいものだ

 

「また明日ね」

「ああ。また明日」

 

名残惜しかったが、別れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前には真っ白な世界

そこにいるのは二人

一人は俺、そしてもう一人は愛菜。

 

 

「ごめんね」

そう言い俺に背中を見せ遠ざかっていく

 

「まて愛菜!」

呼んでも止まってくれない。どれだけ走っても追い付けない。

更に遠ざかり、もう見えない距離に行ってしまった。

真っ白な世界は黒々しく染まり、遂に俺は何も見えなくなる。

「待ってくれ!!!!」

 

 

 

 

 

 

「愛菜!」

起き上がる

目の前には自分の部屋

 

 

夢……か

 




短くてすいません…
次回は時間がぶっ飛び期末テストの何日か前です!
期末テスト終わってからはもう少し長く書きます。
そして、期末テスト終わってからが2学期で一番の見所かと。
それでは、次回お会いしましょう!
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