完璧男と美少女   作:sylvi

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44話 久々のデート

「ねね、デスニーランド行こう!」

「デスニーランド? 確か遊園地だっけ?」

「うん! 私たちって学校の外でデートしたことあんまりないからさ」

 

デスニーランド……行ったこと無いな。確かに行ってみたい。

 

「いいぞ。じゃあ準備して行こう」

「やった!」

 

 

先程までの雰囲気は無くなり、いつもの仲良しな雰囲気となっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃ、行こっか」

「ああ」

 

財布とスマホさえあればいいよな。

 

「デスニーランドってどこにあるんだ?」

「東京都内にあって、ここから新幹線で2時間くらいだよ」

 

今が8時30分だから、駅までの移動時間、むこうの駅に着いてからランドまでの移動時間を考えると、11時30分くらいにはランドのゲートをくぐれるかな。

 

 

玄関から出る時、俺は壁に額縁で飾られた賞状に目を向けた。

 

 

「ああ、それね。妹が全国優勝した時に貰ったの」

「結衣ちゃん、今中3だっけ?」

「うん。相変わらずバレー好きだよ」

「そっか。頑張ってるんだな」

「うん。零君のこと話したら、一緒にバレーしたいって言ってた」

「俺はいつでも大歓迎って言っといて」

「うん!」

「それで、その本人は?」

「それが、私たちが帰ってくる時にちょうど合宿スタートだって」

「会えなくて残念だ」

「いつか会えるよ」

「ああ。そうだな」

 

 

 

 

 

 

 

新幹線で一気にデスニーランド近くの駅へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「でっか~い!」

「確かに大きい」

 

遂に死の楽園ーーデスニーランドへ来た俺たち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これはこれは、桐生君に柊さんじゃないですか」

 

 

ったく、何でこんな時に会うんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何の用だ、柳」

 

柳愛楽。

俺を倒そうとしている天才であり、籠を知る者。

 

「あ、柳さん! こんにちは」

「こんにちは柊さん。桐生君とデートですか?」

「うん! 柳さんは?」

「見ての通り、1組の友達と遊びに来ています」

 

柳の後ろには、何人かの男女がいる。

 

 

「桐生君、私と遊んではくれないんですか?」

「俺はデート中だ」

「今のこのことではありません」

「俺はこのこと以外は分からない」

 

 

 

しばしの沈黙の後

 

 

 

 

「また学校でお会いしましょう。それでは」

 

柳はクラスを率いて去っていった

 

 

 

 

 

 

 

 

「零君柳さんと知り合い?」

「体育祭でリレー凄かったって言われたぐらい。そんなに話す仲じゃない」

 

愛菜には柳のことはあまり言わないでおこう。

 

 

「柳さん凄いよね。零君が本気出していないとはいえ、入試は1位だし、期末もトップだし」

「じゃあ何で入学式の時新入生代表は柳じゃなかったんだ?」

「この学校の新入生代表は入試のテストと面接の総合で決めるらしいよ。私は面接がめちゃめちゃ良かったらしいからテストで高得点を取れなかったけど代表にされたの」

「なるほど。けど愛菜って賢いよな?」

「う~ん、この学校では上位だと思うけど、入試は緊張したから」

「そっか。柳は面接あんまりだったんだな」

「多分ね。それで零君、まずはどこ行きたい?」

「俺はどこでもいいから、愛菜に合わせるよ」

「う~ん…じゃあ、これは?」

 

いきなりジェットコースター来ました

 

 

「いいぞ」

「じゃあ行こ!」

「ああ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うう……」

「どうした?」

「久しぶりだからちょっと怖いなぁって」

 

何この可愛い生き物

 

 

「大丈夫。俺もいるから」

「うん」

 

ごめんな、俺ジェットコースター乗ったことないから怖いとかわからないんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遂に来た

 

 

「きゃーーーーーーー!!」

 

みんなめちゃくちゃ悲鳴をあげている。

 

 

「零君~まだ死にたくないよ~!」

「何言ってるんだお前は」

 

まあ思ったより揺れてはいるが、そこまで怖くない。

 

 

 

 

 

 

「はぁ…天国への階段が見えたよ…」

「そりゃやべーな。ちょい休憩するか?」

「うん……ありがと。最初からジェットコースターはダメだね……」

「そうだな」

 

 

五分程休憩し、次はコーヒーカップがクルクル回るやつにした。名前は忘れたよ。

 

「わー!! すごいすごい!!」

「ちょ!? 回しすぎだろ!?」

「へへーん! もっと回すもんねー!」

愛菜のキャラが壊れてきた?

 

 

 

そんなこんなで俺たちは色々回り、最後に観覧車に乗ることにした。

 

 

 

「もう暗いね」

「ああ。結構遊んだな」

「これでラストだね」

「ああ」

 

 

そして観覧車へ

 

 

 

 

 

「綺麗……」

景色を見て嬉しそうだ

「お前の方が綺麗だよ」

 

デートで観覧車乗った時はこの台詞言えって龍也が前に言っていたので、言う通りにした。

 

 

「もう、ベタだなぁ……でもありがと」

 

彼女は不服そうにしながらもにっこりと笑う。

 

カプセルはもうすぐ最高の高さに上がる。

 

「ねえ零君」

 

そんな時、彼女が話しかけてくる。

 

 

「なんーー!?」

 

『なんだ』と言おうとしたが、俺の口は彼女の口によって塞がれた。

 

 

「ん……」

「……」

 

不意打ちのキス。

それは、真冬だと言うのに俺の体をドキドキで温めるには充分だった。

 

 

 

 

 

 

「……ぷはぁ!」

「……はぁ」

 

お互いに見つめ合う

 

 

 

 

「どう? 不意打ちのキス」

 

悪戯っ子の様な笑みを浮かべ言う彼女。

 

 

 

 

「お前はどれだけ俺を惚れさせたら気が済むんだ……」

「ふふ。その様子じゃ、気持ち良かったんだね?」

「当たり前だ」

「ドキドキした?」

「………した」

「そっか。本当はもっとしたかったけど、どうやら終わりみたい」

 

 

カプセルはもう底辺近くまで来ていた

 

「そのようだな」

なんとも残念だ。もっとドキドキさせてくれただろうに。

 

 

 

 

「次は、クリスマスデートだね」

「あと1週間ちょいだな」

「うん。楽しみ」

「どこか行きたい場所あるか?」

「今のところは無いけど、どこかいいところ見つけるね」

「ああ。俺はどこでもいいから」

「うん……あ、来ちゃった」

「降りようか」

「うん」

 

今日分かったこと。

観覧車はイチャイチャに欠かせないものだ。

 

 

 

 

「今日は楽しかったなぁ」

「俺もだ。お前の可愛い姿も見れたしな」

「どうせジェットコースターの時でしょ?」

「ああ。怖がる愛菜は正直萌えたぞ」

「!?……もう!」

「はは、今のも最高だな」

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスマスデートが待ち遠しい。

そんな思いが強くなった。

 

 

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