完璧男と美少女   作:sylvi

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すいませんね、デートだらけで。


49話 クリスマスデート 1

外は、朝から雪が少しだが降っている。

12月24日、クリスマスの真っ只中だ。

世界の人々が、家族や恋人との時間を過ごすだろう。

この高校にも少なからずそんな人はいるはず。

 

「そろそろか」

約束の時間が近づいてきた。

身だしなみを整える。

 

 

「もう、半年以上か」

 

高度聖導高校に入学してからの時間の経過は早すぎる。

それだけ楽しんでいるということなのか。

窓の外を見ると、男女が仲良く歩いている。

デートなのだろう。

 

「俺も行くか」

 

そう、今日は愛菜とのデートだ。

初めてのクリスマスデート。幽閉の籠の中では味わえ無かったことが味わえるのかどうかは分からない。

しかし、何かしら得ることはあると信じている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん〜どうしよう」

鏡の前に立つ私は、ずっと服装で悩んでいた。

「零君どんな服が好きかなぁ」

 

思えば、どんな服装、どんな髪型が好みか聞いたこと無い。

 

「よし、これにしよう!」

私は服を選んだ。

 

「今日は初めてのクリスマスデート...ふふふ」

顔がにへらとなってしまうのは仕方ない。

クリスマスは特別な日。普通のデートとは違うのだ。

「行こっかな」

私は紙袋に包まれた物を持って、部屋の鍵をかける。

 

 

 

 

 

 

 

12月24日、今日はクリスマス。

しかし、それと同時に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桐生零と柊愛菜の誕生日なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「流石に、まだ来てないか」

俺の現在いる場所はマーケット。

買い物をしたり、イルミネーションを見るという予定だ。

約束の時間まであと10分。

 

 

(そういや、初めてのデートも買い物デートだったな)

 

本当に懐かしい。

俺はデートの為だけにテストで満点を取ったんだ。

そんなことを思っていると、急に視界が闇に覆われた。

 

 

 

 

 

 

「だ〜れだ」

後ろから聞こえる声、背中に当たる柔らかい感触。

俺の大好きな人のご登場だ。

 

「今日も可愛い声だな」

そう言うと、視界が元に戻った。

 

「もう、可愛い声って...」

彼女は照れながらも、そう言った。

 

「約束の時間まで10分あったのに、随分と早いな」

「それは君もでしょ」

「楽しみだからな。クリスマスデート」

「私もだよ」

「さて、行くか。と言いたいが、一つ言うことがある」

「奇遇だね。私もだよ」

「じゃあ同時に言うか?」

「うん」

 

俺と彼女の言いたいことが同じかは分からない。

だが、同じと信じて言おう。

 

 

「じゃあいくぞ。せーの」

 

 

 

 

 

 

 

「「誕生日おめでとう!!」」

俺たちは、互いの誕生日を祝い合った。

 

 

「それじゃ、行こっか」

「ああ。そうだな」

 

二人並んで歩きだす。

互いの指は絡め合い、恋人繋ぎの状態。

他の生徒、客の視線などどうでもいい。

俺たちは堂々と歩いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ、零じゃない」

「え?」

 

呼ばれた方を向いた。

 

「琴音さん」

声の主は、篷連琴音先輩。俺の帝星中学時代の先輩だ。

 

「久しぶりね、零」

「そうですね。全然会わなかったですし」

「えっと...そっちのかわい子ちゃんは、彼女?」

「そうですよ」

 

すると、琴音が愛菜に近づいた。

 

「あ、あの...何ですか?」

「君、可愛いね!」

「えっ!?」

愛菜を見つめ、急に笑顔で言った琴音。

愛菜はさぞ驚いているだろう。

「零のこと、頼んだよ。こいつ人間不信だから」

「いや、それは違います」

 

実際違うしな。嘘言われても困る。

 

「は、はい! 頼まれました!」

「ふふ、それじゃあ私はこれで。バイバイ!」

「1人ですか?」

「ううん、雄大に買い物の荷物持ちさせる予定」

「雄大さん...」

可哀想に。

 

「それじゃ、デート楽しんで!」

 

そう言って、今度こそ琴音さんは去って行った。

 

 

 

「じゃあ、行くか」

「うん!」

「どこから行く?」

「買い物でいいかな?」

「ああ。行こう」

 

 

俺たちのデートは続く

 

 

 

 

 

 




なんか最近体がだるいですねー。
重たいです。
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