完璧男と美少女   作:sylvi

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マチアソビ楽しかったあ〜!!


55話 明かされる特別試験

長期間の冬休みが終わって早くも5日が経過した。

生徒たちの大半は、学校が始まったことに嫌気がさしていることだろう。

俺もその内の一人。

 

「特別試験...一体どんな内容なんだ?」

 

気になるに決まっている。最下位クラスは平常点がかなり引かれ、退学も有り得るから。

俺は少し不安になりつつも、学校へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クラスはいつも通りの雰囲気だ。みんな特別試験のことを知らないのだ。知っている者もいるが口にだしていないだけだろう。

「よーっす、零」

「おはよう、龍也」

 

風間龍也。いつも通りの爽やかフェイスだ。

試験の内容を知ればその爽やかさは無くなるのかもな。

 

 

「よーしお前ら、席着け〜」

「皐月先生来た。じゃな、零」

「ああ」

 

(先生、何処かしら元気がいつもより無い? いや、あれは真剣な顔だ。)

 

 

まさか、語られるのか? 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「2週間後、特別試験を行う」

先生が一言、そう述べた。

 

やっぱり。そろそろ言われるとは思っていた。

 

 

「特別試験? なんすかそれ」

「なんかいいことあるんすか?」

 

クラスのみんながお互いに試験内容の予想を話し合っている。

 

 

 

 

「君たちの今後の生活を左右する大切な試験だ」

 

「はぁー? どゆこと?」

「先生今日どしたんすか? 暗いっすよ」

 

生徒たちが笑っているが、先生は1回も口角を上げていない。

 

 

 

「この試験で最下位のクラスは、退学の可能性もある」

 

 

その一言が、みんなの笑みを消した。

 

 

 

「え、は? 何? 退学?」

「嘘だろ?」

 

動揺する生徒たち。無理もない。

いきなり退学という言葉を口にされると、誰でも驚く。

 

 

 

「今回の特別試験は...鬼ごっこだ」

 

 

 

 

......?

 

 

 

 

「...あっはっは! 鬼ごっこぉ!? 何が試験だ! 楽勝っすよ」

龍也が大笑いするに連れ、他のみんなも笑いだす。

 

 

 

「試験は、学校から離れた無人島で行う。ルールは、後でそれぞれの携帯端末にメールで送る」

 

 

ルールだと? 

 

鬼ごっこのルールくらい誰もが知っているだろうに。

 

 

 

「以上、HRを終わる」

 

そう言い先生は教室から出ていった。

 

 

 

 

「零君、鬼ごっこって...」

愛菜が俺の席まで来て、不安そうに言う。

「何か嫌な予感がする...」

 

この学校のことだ。何かあるんだろう。 

 

 

 

 

 

ピロン♪

 

(ん? メール?)

 

 

一通のメールが俺の携帯に届く。

 

 

(っ!? これは...)

 

 

 

 

 

『零へ、今日の放課後に高校敷地内商店街の時計屋の裏に来い』

                    

 

 

(....)

 

 

 

 

 

 

 

 

ー放課後ー

 

 

さて、時計屋の裏に行きますか。

 

 

「零君かーえろっ!」

しかし、天使がそれを邪魔する。

 

「ああ。帰ろう」

 

 

愛菜を送ってから行くとするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあまた明日ね」

「ああ」

愛菜と別れる。そして目的地へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ー時計屋裏ー

 

店の裏には、大量の木材が置かれている。

密会には売って付けだ。

 

 

 

「来たぞ。でてこい」

返事は無い。

 

 

(ったく、仕方ないな。)

 

 

 

「ユート、俺だ」

 

 

 

 

 

 

「来たか」

 

木材の陰から現れた男―――ユート。

赤い髪に口元を黒のマフラーで覆っている。

元帥の研究所に務めているが、主に元帥の行動を監視し、俺に伝えてくれる。

 

「一体何の用だ。わざわざこんな辺鄙(へんぴ)な場所に呼ぶなんて」

「零。遂にやつが作ってしまった」

「作った?」

「お前だよ」

「言ってることの意味が分からない」

 

そう言うと、ユートは自分の携帯端末を操作し、俺に写真を見せた。

 

「これは...」

 

その写真は、俺と同い年くらいの少年が、男たちを相手に殴っている姿が写っている。

そして何より、見た目が俺に似ている。

 

「元帥が作ったお前のクローンだ。名はゼロ」

「ゼロ...」

「元帥はこいつを使ってお前を無理にでも奪うつもりだぞ」

「政府を敵に回してでも、か」

「ああ。お前の力を使い、世界征服でもしようとしているのかもな」

「まったく、しつこいぜ」

「さて、ゼロの存在を伝えることはできたし、俺はもう帰る」

「ああ。ありがとな」

「...気にするな。じゃあな」

 

ユートは去って行った。

マフラーを風になびかせて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まずは柳潰しだ。そして、次は元帥、お前だ」




マチアソビ1日目だけ行ったのですが、朝から駅長のために並びました笑
自分の一番好きな歌手であるLiSAさんを間近で見られたことは本当に嬉しかったです!!
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