あけましておめでとうございます!
今年も完璧男と美少女を読んでいただけるとありがたいです!
それでは、どうぞ!
龍也「零、今日見舞いでも行ってやれよ。」
零「え?」
龍也「柊さんの部屋。(ニヤニヤ)」
零「何で俺に?」
龍也「仲良さそうだし。」
零「...。」
柊愛菜が休んで一週間
男子がゾンビ化、女子も心配している
柊の部屋
柊「はぁ...。」
(体調不良なんて嘘言っちゃったけど、どうしよう。ホントは調子悪くないなんて言ったら怒られるよね?)
柊「はあ、会いたいな...。」
皐月「えー、ここはこうしてーーー」
今日最後の授業は数学
零(なに気にしてんだ、俺。)
朝龍也に言われたことを思い出す
零(見舞い...行こうかな。)
皐月「じゃあみんな、明日も元気に。それじゃあ、さようなら。」
学校が終わり、下校の時間
零(よし。)
俺は女子寮へ向かって歩き出す
ピンポーン
柊「はい。」
ガチャ
零「よ、柊さん。」
柊「き、桐生君!?」
零「体調まだ悪いのか?」
柊「え、うん。まだちょっとね。」
零「そうか。これ、よかったら食べてくれ。」
柊「あ、ありがとう。」
渡された袋の中には果物や栄養ドリンクが入っている
零「それじゃ。風邪、早く直るといいな。男子たちがゾンビ化してるから。」
俺は振り返り去る
しかし
柊「ま、待って。」
柊は俺の制服の袖を掴み、小さな声で言う
零「ん?」
柊「あの...上がっていかない?」
零「え?」
(病人の部屋にか。...だが、何かあるのかもしれない。)
零「...いいよ。」
柊「じゃあ、どうぞ。」
零「お邪魔します。」
初めて入る女子の部屋。寮とはいえ、緊張する。
零「何か言いたいこと、あるみたいだな。」
柊「え?」
零「流石に病人が自分の部屋に誘うなんてしないだろ。」
柊「うん、実は...」
零「なるほどな。つまり、調子は悪くなくてストーカーのせいで来られないと。」
柊「うん。四六時中見られてるっぽくて怖いの。」
零「分かった。何とかする。」
柊「え?」
零「任せろ。」
柊「助けて..くれるの?」
零「助けてほしいから相談したんだろ?」
柊「う、うん。」
零「...困っている人を助けるのは当然だろ?」
柊「あ......ふふ。」
零「ん?」
柊「いや、初めてのときもこうして助けてくれたなあって。」
零「ああ。そうだったな。」
柊「うん。」
しばらく俺たちは他愛のない会話をし、別れた。
零「じゃあな。」
柊「うん。」
零「明日は来いよ。」
柊「....うん。」
零「大丈夫だ。俺を信じろ。」
柊「うん。信じてる。」
次の日
ガラガラ
「あ、愛菜!」
「おはよう!柊さん!」
柊「おはよう!」
ガラガラ
「零おはようー。」
「ちーす。」
零「おはよう。」
柊「桐生君おはよう。」
零「おはよう。柊さん。」
柊(私は桐生君を信じる。だからいつも通り過ごすだけ。)
時は経ち、時刻は放課後となる
柊(はぁ....)
私は寮に向かって歩く
「久しぶりだね。愛菜ちゃん。」
物陰から現れるストーカー
柊「気安く名前で呼ばないで。」
「いいじゃないか。時期に僕のものになるんだから。」
柊「あなたは誰?」
ストーカーはマスクもサングラスを取る
「僕の名前は北山厚《きたやま あつし》。」
柊「知らない。」
北山「違うクラスだからね。」
北山は間を置き、言う
「相変わらず綺麗だ。決めたよ。今すぐ君を僕のものにする!」
北山は走って来て、私の腕を掴み、頬を触る。
柊「止めて...。」
北山「ああ。柊さん、柊さん、柊さん!!」
柊「気持ち悪い!」
私は抗うも男の力には勝てない
柊(桐生君...)
私は彼の名前を心の中で呼ぶ
パシャリ
柊「え?」
北山「なんだ?」
「お前がストーカーか。」
声の方を見ると、そこにはカメラを片手に男が立っている。
その男とは
柊「桐生君!!」
「桐生ぅ....。」
零「大丈夫か?柊さん?」
柊「うん。」
「桐生!!」
ストーカーは殴り掛かってくる
柊「桐生君!」
零「前と全く同じ状況だな。」
ストーカーの腹目掛けて放たれるパンチを俺はあえて受ける
零「....。」
柊「桐生君!?」
北山「へへっ。」
だが俺は、すぐさま殴り返す
「がはっ...。」
腹の、それも急所を狙って殴った
北山は腹を抱えてうずくまる
零「正当防衛だ。」
柊(桐生君、だからさっきわざと殴られたんだ。)
北山「桐生ぅ、お前を見てると反吐が出るぜぇ.....」
零「なぜ?」
北山「僕の、愛菜ちゃんに媚び売りやがってえ!!」
北山は素早く立ち、蹴りをかましてくる
零「遅い。」
俺は北山の足首を掴み、そのまま投げ飛ばす
北山「ぐぁっ!?」
零「もうストーカーなんて止めろ。お前が柊さんを襲っている所は写真に取っている。」
北山「カメラを寄越せぇ!!」
零「しつこい。」
俺は北山のパンチを手のひらで受け止め、少し強めに殴る
北山「がはっ....。」
北山は気絶する
零「さて、どうするかな。」
俺は気絶している北山を見下ろす
柊「保健室に寝かせておけばいいかな?」
零「ああ。じゃ、行ってくる。柊さんはもう帰っていいよ。」
柊「嫌。私も行く。」
零「そうか。」
零「怪我は無い?」
柊「うん。ありがと。」
ストーカーこと北山厚を保健室のベッドに届け、今は寮の道を歩いている。
柊「私、桐生君に助けられてばっか。」
零「気にしなくていいよ。」
柊「何かお礼がしたいんだけど、何かしてほしいこととかあるかな?」
零「んー、特には無....あ。」
柊「ん?なになに?」
零「いや、やっぱいい。恥ずかしいから。」
柊「えー!言ってよ!」
零「いやいいって。」
柊「おーねーがーい!」
零「はぁ、じゃあ.....」
言うしかないな
零「最高の笑顔を見せてくれ。」
柊「え?....ぷ、あはは。何それ〜。」
零「笑いすぎ。」
柊「だってぇ〜。」
零「で、どうなんだ?」
柊「...いいよ。」
柊さんは後ろを向く
そして、振り返ると同時に、最高の笑顔で言った
柊「桐生君、助けてくれてありがとう!」
この笑顔は今までの笑顔で断然一番だ。
零「....。」
ああ、この笑顔のためなら、少しは頑張った甲斐があったな。
零(興味あるもの、見つけた。)
いかがだったでしょうか?
最後はいい雰囲気で終わることができたかと思います!
さて、次回ですが、中間テストーーー!!編にしようかと。
何にも興味を示さない天才桐生が美少女柊に興味を抱く!?
次回をお楽しみに!