「捕まってしまったね」
「ああ」
葉術が3組の男子2人に捕まってしまった。
(流石に2人はきつかったか...それにしても)
捕まった後の教師の登場が早い。
(GPSの偉大さには恐れ入る)
ヘリコプターから登場し、そのまま連れて行く。
葉術は先生に船へと連れて行かれてしまった。
3組の2人は何処かへ消えていった。
「桐生君、これからどうする?」
「とりあえずリーダー表示が来るまではこの近くで過ごすか」
「食料集めや水集めでもするかい?」
「そうだな」
この島には結構な量の木の実がある。食料には困らないだろう。だが一つ問題がある。
(食料を取っている最中に捕まらないかどうか)
まあ考えても仕方ない。行くしかないしな。
若程の不安を抱えつつも、俺は橋本と食料を取りに行った。
道を歩くこと10分。俺たちはようやく食料を見つけた。
「結構木の実あるね、桐生君!」
「ああ。とりあえず鞄の空きスペースに入るだけ入れるか」
「そうだね」
「自然の木の実は美味しいね」
「ああ。これならしばらく食べても飽きないな」
「みんな今頃どうしてるかな...」
「そうだな」
(愛菜...お前は今どうしてるんだ?)
「うん、この木の実美味しい〜」
「柊さん緊張感無いね...」
「緊張してても仕方ないよ。とりあえず、お腹が減っちゃ鬼ごっこはできぬ! でしょ?」
「あはは...」
「それにしても、よくこんなところ見つけたね。海堂さん」
「偶々だよ。ほんとラッキーだよ」
私――柊愛菜は今、同じクラスの
誰も人は通らず、中々安全だと思う。
「ねえ柊さん」
「ん?」
「暇だからさ、お話しようよ」
「いいよ」
「じゃあさ、聞いていい?」
「私に答えられる範囲ならなんでもいいよ」
「桐生君とはどこまでいったの?」
「え? どーゆーこと?」
言ってることが理解できてない。
「だーかーらー! その...したの? 男女のあれを」
あ、なるほど。そういうことか。
「え? あ、あーあー。してないよ」
「そっかあ。桐生君そんなことしなさそうだもんね」
「零君が望むなら私はいいけどね」
「なんかいいなあ美男美女カップル」
「海堂さんは付き合ってる人いるの?」
「ううん、今は居ないよ」
「そっかあ」
「桐生君告白された回数絶対やばいよね?」
「零君基本静かだからあんまり人寄ってこないって言ってたから多分いろんな人から好かれてるけど告白はされないんじゃないかな?」
「まあそれに柊さんと付き合ってるしね」
「この高校女子のレベル高いから零君が他の子の方へ行かないか心配だよ」
「多分行かないと思うけどなー」
私たちは恋愛トークで盛り上がった。
時は経ち、1回目のリーダー表示の時間が迫ってくる。
「橋本、行くぞ」
「うん!」
まだまだ試験は続く