「ここは本当にいいですね。二日間過ごせそう」
「ここを作るのには苦労したよ」
「ですね。本当に感謝してますよ」
「いえいえ。みんな柳さんを信頼してるから柳さんの言うとおりに従うのが一番さ」
柳は目の前にある
「島中にこっそりセットした超小型監視カメラに映る映像をモニターで見る。この試験のために用意するのは大変でしたね」
「そしてここは
「よくシャベルで掘ってくれましたね」
「まあ一日あればみんなで頑張れば掘れると思ってたけど、まさか実現するなんてね」
「地面が柔らかかったですから」
(食料は初戦のときにここに貯めておきました。そして島中の状況をモニターで見ることができる。あとはリーダー表示の時のみ適当に何処かに行けばいいだけ。抜かりはないです)
同時刻
「食べ物いっぱいあるね!」
「ああ。しばらく困らないな」
俺たちは食料を探しつつ、1組の生徒も探していた。
「ん? 何か光って...」
何か光るものが見えたので近づいてみた。
「これは...だが何故こんなところに」
「どうしたの?」
「ん? いや、何でもない」
「そっか。木の実たくさん集まったしそろそろ休憩する?」
「だな。少し休憩して、そしたら鬼ごっこ頑張ろう」
「うん!」
(もしかして...あいつが? けど、いつ準備したんだ?)
俺はさっき見つけた
同時刻
橋本&龍也&吉川グループ
「ふあ〜ぁ。なぁ橋本〜。見つかんねえよぉ」
「風間君。そんな簡単に見つかったら鬼ごっこじゃないよ」
「だが既に3人捕まえている。立派だろう」
2組の作戦は、いくつかのグループに分かれて各グループ自分たちで食料を調達し、1組を捕まえるのだ。橋本たちのグループは1組の生徒を捕まえているものの、まだ食料を調達できていない。パン一つと水500mlでは到底生きていけない。
「零のやつ、柊さんとイチャコラしてんだろーなー」
「桐生君のことだから何か作戦を考えていると思うんだけどね」
「桐生は何者なんだ? そんなに凄いのか?」
「そういえば吉川君は桐生君と話したことなかったんだね」
「ああ。あのイケメンには近寄りがたい」
「零はな、いつもクールで俺たちとは別種の存在みたいな感じだけど、必ず助けてくれる。優しいやつだよ」
「そうなのか」
「うん。桐生君ならこの試験もきっとなんとかしてくれる。僕はそう思う」
「さっそくばれちゃったね」
「上手く隠したと思っていましたが。カメラのレンズが太陽の光に反射したのでしょう」
「折角小型のカメラにしたのに...どうします?」
「別にどうもしませんよ。私はリーダー表示前までここに居ます」
「この地下の入り口ばれないかな?」
「大丈夫でしょう。川の近くに近づく人なんてそうそういません」
柳たちの居る地下は、川の近くの木の根本が入り口となっている。
「木の実ばかり集めていては私を見つけることなんて到底無理ですよ? 桐生君」
「小型カメラ...これは一体何を意味しているんだ」
(いや、もしかすると...)
俺は周りをよく見回しながら、歩いていった。