寒い寒い寒い!
みなさん風邪には気をつけましょう!
それではどうぞ!
皐月「えー、来週から中間テストだ。」
今日のHRで告げられ、ほとんどの生徒は顔を歪める。
零(みんな顔死んでる。テスト範囲が配られるのは今日だが、テストの日は前々から背面黒板に書いているぞ?)
あの日から柊はストーカーされていない。良し。
「愛菜はテストどうなの?いけそう?」
柊「んー、頑張らないと赤点かも。数学とか…」
「あー私も数学ヤバイかも~」
皐月「よしみんな、今日も一日授業頑張ろう!」
「「はーい。」」
皐月「じゃあこれでHRを終わる。あ…桐生はちょっと来てくれ。」
零(…はぁ。)
こうして俺は、先生の後を追い職員室へと向かう
皐月「桐生、お前なら分かると思うがこのクラスはどうも成績が良くない。授業や普段の会話で分かる。」
零「ですね。」
皐月「だからお前に頼みがある。」
零「困っているやつを助けろ。ですか?」
皐月「そう。このままだとうちのクラスは赤点祭りだ。」
桐生「…でも、俺に何のメリットも無いですよね?」
皐月「……ある。」
零「はい?」
皐月「お前の数学の平常点をマックスにしてやる!」
零「要りません。失礼します。」
皐月「ちょっとちょっと、まあまてまて!頼むって~。……柊に教えられるかもしれないんだぞぉ?」
零「っ!?」
一瞬動揺してしまう
【柊愛菜】
俺が人生の中でようやく見つけた、興味あるもの。いや、一つの光だ
皐月先生は俺の動揺を見過ごさなかった
皐月「あーあ、柊悩んでるんだろうなぁ。この学校テスト難しいからさぁ。」
先生は煽るように言う
零「……俺も自分の勉強優先なんで本当に困ってるやつだけですよ?」
皐月「そうこなきゃなあ!!あと、本気で受けろよ!」
零(なんだ。案外俺は必要無さそうだ。)
このクラスは成績が悪い人が多いと言うが、良い人もいるのだ。
今は一時間目が終わった休み時間だ
このクラスの中でも賢い人がせっせとたくさんの人に教えている。
零(男女共に賢い人はいるみたいだな。)今は一時間目が終わった休み時間だ
このクラスの中でも賢い人がせっせとたくさんの人に教えている。
しかし、あまりにも馬鹿が多いので中々自分のところに来てくれず、ずっと問題を悩んでいる人もいる
柊さんもその内の一人
零「柊さん。」
柊「え?あ!桐生君!」
零「それ、分からないのか?」
柊「あ、うん。…ここの学校のテストや授業って難しいって聞いてたけど本当に難しいね。」
零「俺で良ければ教えさせてくれ。」
柊「え?桐生君ここ分かるの!?このクラスの賢い人たちもまだ分かってないよ!?」
零「ああ。…分かる。」
(こんな問題がテストに出るのか。100点も余裕だな。)
零「ここはこうしてーーー」
俺は柊さんが分かるよう教えた
柊「ありがと。桐生君。」
零「気にしなくていい。分かってもらえて良かった。」
柊「桐生君なら先生代理とか出来そうだね。」
零「俺は目立つのは御免だ。」
柊「あはは。そっか。」
キーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴る
零「それじゃ。いつでも聞いてくれ。」
柊「うん。ありがと。」
放課後
零「ふぅ…。」
ようやく終わった学校。今日から部活動はテスト休みだ。
龍也「テスト勉強するか。」
零「ああ。俺もするか。」
龍也「んじゃ、お先!」
零「ああ。」
「柊さんばいばい!」
「愛菜おっつー。」
柊「ばいばい!」
さっきまで騒がしかった教室は、一瞬で静かとなる。
教室には俺と柊のみとなる
柊「桐生君。」
零「ん?」
柊「数学、教えて?」
零「ああ。」
零「ここはこうして代入してーーー」
俺は自分の持つ全ての力で彼女に教えた
気づけば教室は俺たちのみとなる
柊「やっぱり桐生君は凄いね。」
零「そんなことないよ。」
柊「ううん、凄い。強くて、賢くて、かっこよくて、本当に完璧だなって思う。」
桐生「柊さん…。」
皐月「お熱いね~。」
桐生「っ!?」
柊「ひゃあっ!?」
廊下からこちらを見てくる男
皐月正嗣先生だ
零「何しに来たんですか?」
皐月「いや、教室来たらお熱いカップルが居たからさ。」
柊「カ、カップル!?」
零「…からかいに来たんですか?」
皐月「いや、君がちゃんと教えているなぁって思って。」
零「聞いていたんですか?」
皐月「ああ。………それにしても、さっきの教えてた内容、習って無いよ?何で知ってるの?」
その頃の桐生の家では
美羽「そろそろ零の学校でも中間テストかしら?」
零の母 桐生美羽は一人ぼやく
美羽「まあ、あの子なら全て解けてしまうのよね。だってあの子は……」
美羽「人が一生に学ぶ学習量を越えているのだから。」
美羽はどこか残念そうに言う
美羽「完璧。確かにすごいことだけど、私たち親は何もかも無理矢理させすぎたのかも。」
零「単に親が教えてくれました。」
俺がそう言うと
皐月「なるほど~。だから知ってたのか~。」
先生は納得する
皐月「さて、そろそろ君達も寮に帰りなよ?もう遅いし。」
零「はい。」
柊「分かりました。」
柊「今日はありがとう。」
柊さんを寮まで送る
零「ああ。俺で良ければいつでも教える。」
柊「うん!…あ。」
零「どうした?」
柊「いやさ、桐生君さえ良ければなんだけど……。」
零「言ってくれ。」
柊「今週末、一緒に勉強しない?……私の部屋で。」
俺より背が低いため、上目遣いの破壊力がやばい
零「…ああ。良いよ。」
これは流石に断れないだろ?
寒いですね。もうすぐ冬休み終わってしまう...
さて、次回は二人っきりで勉強ですねぇ(ニヤニヤ)
それでは次回お会いしましょう!