東方銃傭兵(仮)   作:Arvin

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第一話 作戦code『紅魔(スカーレッド)』~潜入~

 

『紅い霧?』

 

俺と霊夢は声を揃えて魔理沙に聞き返した。

 

「あぁ、なんでも『つい先日、紅い霧が発生し日光を遮断してる』らしいんだが、なんでも人里にも被害が出てるらしくてな。なら此処は博霊の巫女に出てもらおう…て話らしい。」

 

魔理沙は腰に手を当てながら今回の『依頼』の説明をする。

 

「ふぅん……メーワクな話よね……妖怪が変な事する度に私が出る羽目になるんだから」

「全くもって……つか、この前の退治は俺に全任せだったじゃねぇか。たまには出張れ、この垂れ巫女。」 

「うっさいわねぇ……居候の分際で何を偉そうに。働け軍人。」

「軍人じゃねぇ、傭兵だ間違えんな駄巫女。」

 

等と口走りながらヨイセッと……と二人同時に腰を上げる。

 

「……なんだかんだ言って、乗り気なんだな。二人共」

「当たり前だ。何週間マトモな飯にありつけてないと思う?」

「ここらでちょっとした収入が欲しいと思った訳よ。他意はないわ」

 

などと嘯きながら、俺は居間に立て掛けてある『商売道具』を手に取る。

 

「あっそうだ。アーヴィンと霊夢、今回は弾幕ごっこでやれ……だってさ」

「誰から?」

 

HK416やUSPの動作確認をしながら魔理沙に問う。

 

「……あのスキマだぜ。」

「……だろうな。」

 

ガシャン。と初弾を装填する。

勿論、弾幕仕様だが。

 

「つまり今回のお相手さんは頭吹っ飛ばさなくても良い位には理性が働く訳だ……楽な仕事だ。」

 

理性が無い奴は頭ぶち抜かれないと止まんないからな。と続けながらある疑問が頭を掠める。

 

人里には、一応魔除け程度には結界が張ってある。

まぁ力ある妖怪とかには素通りできる代物だが、理性の無い下級妖怪は近付けないようなもので、同時に人体に対して有害な妖、魔力を孕んだ瘴気などを遮断する機能がある。(by紫さん)

しかし、今回は紅い霧によって人里に影響が出ている。

つまりは結界が作動、ないし役に立っていないのだ。

この結界を張ったのは紫さんとの事だが、あの完璧主義の紫さんがそんな例外(紅い霧)を許すか?

いや、即時対応して結界を組み直すだろう。それも紅い霧が人里に辿り着くまでに。

しかし、現に霧は人里を浸食している。

……招き入れた?何のために?

こんな非現実的な紅い霧だ。(幻想郷に非現実的も糞も無い訳だが)誰かが人ナらざるモノの仕業(異変)だと騒ぎ出すのは時間の問題だ。

……いずれ騒がれるなら遅いか早いか…なら早い方がいい。

ついでに博霊の巫女に…霊夢にサッサと泣きつかせるのが狙いだろう。

なら何故霊夢を異変解決に駆り出したがる?

今までの異変はどちらかと云えば殴り合い、殺し合いの類だったと聞く。

被害も大きく、酷い時など山一つ消し飛んだとか。

それを重く見た紫さんと……先代の博霊の巫女さんはこのスペルカードルールを設立。

幻想郷での殺し合いを一切封じた。

しかし反発するモノも多く、あまり根ざしていないのが現状だと、紫さんは笑ってたな。

 

今回の異変。

ルールとしてのスペルカード厳守の命。

人里の対応。

 

これらを鑑みて、一番考えられるのは。

 

「(……八百長かそれに準ずるなにか……だな。)」

『あら、其処まで見抜くなんて…流石ね?』

「っ!?」

 

内心の動揺を表には出さず、静かに、準備中の振りをしながら脳内に話し掛けてきた元凶に思念で語りかける。

 

『人の部屋と携帯と財布と頭の中は勝手に覗くな。って聞かなかったか?』

『あら失礼?育ちが良くないものですから』

 

悪びれもしない声色で謝るな。

 

『まぁいい……んで?どこまでシナリオでどっからアドリブなんだ?』

『貴方達が神社を出るまでがシナリオよ。…言って置きますが、霊夢には内密にお願いします。』

『だろうな……了解。最後に…首謀者の根城はどこにある?』

『……良いわ、教えてあげる。妖精の住まう霧の湖の畔、紅い時計塔のある建物を目指しなさい。名前は……『紅魔館』よ。』

『了解。んじゃ、また。』

 

と、脳内会話を打ち切る。

 

「魔理沙、紅い霧はどっから人里に入ってきたか聞いたか?」

「あぁ、北西側って言ってたな。」

「北西側か……霊夢、そういや最近依頼の最中に霧の湖近くで妙な建物を見たんだが……どう思う?」

「…………どんなのよ?」

 

ニヤリと笑いながら、告げる。

 

「真っ紅な館だよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~夕刻~

 

「ホントにあったんだぜ……」

「失敬な。嘘をついて何になる?」

 

俺達は今、霧の湖の周辺にいる。

つい先ほど「アタイったらサイキョーね!」とかほざく氷の妖精を出落ち狙撃で叩き落とした所。

少し歩くと、霧が徐々に紅く染まり始め、その紅い霧に劣らぬ紅色の館が見えてきた。

目的地、『紅魔館』である。

因みに、俺は魔力で身体を保護してある為、紅い霧の効果は受けない。

この3ヶ月、鬼教官霊夢に魔力(霊夢は霊力だが)の練り型を、魔理沙には魔力の使役方法を学んだ俺は、比較的初級に位置する『身体強化型』と『無機物付加型』の魔法を扱えるようになったのは余談だが。

 

「さて、此処までは順調。そろそろ別れようと思う。」

「「はぁ?」」

 

俺の提案に「アホかお前?」と言う風体で首を傾げる少女二人。

 

「大体、こんな一塊で行動してたら広範囲砲撃や魔法なんかで一撃だ。だから戦力を正面から足音鳴らして暴れる陽動と裏から侵入して後ろから寝首を切り裂く隠密に分ける。つか隠密は俺がやる。」

 

余りに(?)横暴な結論に突っかかってきたのは魔理沙。

 

「待てよ、私だって隠密やりt」

「阿呆。お前のスペルカードのどこが隠密向きだ?恋符「マスタースパーク」なんてあんな大鑑巨砲主義の極みのどこが隠密向きなのか説明して貰おうか?」

「え……うぅ……」

 

罰が悪そうに帽子をひっつかみ下げる魔理沙。

 

「はいはい、大体隠密なんて良いことねぇよ?静かに行動、静かに無力化、静かに隠蔽。静かに、静かに。正直面倒ったらない。」

 

帽子越しに頭に手を当て、撫でる。

 

「そんな裏方より派手に動いた方が気持ち良いに決まってる……お前にはそれが出来るんだ。暴れて来い。」

「うっさい!……解ったよ。」

 

撫でた手を弾かれ先に進む魔理沙。

そしてさっきからジト目で此方を睨む霊夢。

 

「……恋人ごっこなr」

「俺はロリコンじゃねぇ。」

 

来るであろう台詞に否定を被せる。

あれだ。頭撫でたのは兄妹愛にも似たような……少なからず恋愛では無い。

大体俺は現在22歳で霊夢達は15歳だ。年齢が違いすぎる。

 

「さて、んじゃ霊夢達は正面から。派手に暴れちゃってくれ。俺はそれをよそに適当に忍び込む。」

「はいはい、別行動は良いけど勝手に捕まんないでね?助けないから。」

「誰に言ってんだ。お前こそ簡単に落ちるなよ?」

『ハッ!』

 

互いに互いの台詞を鼻で笑いながら拳を合わせ、俺達は別れた。

 

~青年侵入中~

 

 

 

魔理沙と霊夢から別れて数分後、陽動部隊の奏でる騒音をよそに、俺は侵入を果たしていた。

 

「……内部に侵入成功。後は今回の異変元凶の探索、説得と道中遭遇してしまった敵勢力の排除……だな。」

 

自らの行動を確認後、場所を見定める。

侵入経路と照らし合わせた結果、一階西通路と仮名。

紅魔館は南向きの約五階建て。

地下施設は後回しにして、主の御座する間は。

 

「大体……五階北側か南側だな。」

 

自らの行動指針を立てる。

無闇やたらに探し回ったら敵に見つかる可能性は高い。

此処は紅魔の住まう館。下手に藪をつついて蛇どころか悪魔が出てくるような場所だ。

極力、動き回る愚は避けるべきだろう。

 

「さて……行きますか。」

 

幻想郷で発現した能力、「気配を操る程度の能力」を使用。ある程度まで自らの気配を断ち、行動を開始した。

数十分後。交戦を避けながら進んで行くと。

 

「(敵勢力発見……敵は二人、武装は長剣一本しか見えないが……補助(サブ)の短刀くらいは持ってると思った方がいいな……)」

 

角の突き当たりに通路を警護する、虫の様な羽を生やし、人としては二回り程小さく、武装した女性が二人いた。

迂回ルートは無し。交戦は不可避。

練度は……あまり無さそうに見える。

 

 

「……USP(ハンドガン)だけで済みそうだ。」

 

HK416をスリング伝いに背中に背負い込み、腰のホルスターからハンドガンを引き抜き、静かに消音装置をはめ込む。

動作確認をしながら隙を窺っていると。

 

「貴方達、しっかり警護しなさい。不意打ちに対処出来ないわよ?」

「あっメイド長様!お疲れ様です!」

 

死角に通路があったのか、すっと第三者が現れた。

 

「っ!(第三者確認…装備は……視認出来ないが近接戦闘においてかなりの手練れと判断…先の二人と纏めてやるには些か以上に不利だな……)」

 

出来ればどこかに移動してくれれば助かるが…

 

「メイド長様、戦況把握は終わりましたか?」

「えぇ、現在侵入者は二人。パチュリー様がお相手されています。私はこのままお嬢様の警護に戻りますから、ここの警護を御願いします。」

「「はい!」」

「それと……この先の通路の窓が一枚、割れていましたが何か心辺りは?」

「いえ、特にありませんが…」

「……分かりました、では引き続き警護を。」

「「ハイ!!」」

 

そう言葉を交わした後、メイド長とやらは奥の通路を歩いていった。

数分後。

 

「行動、開始。」

 

ハンドガンを準備。

通路は一直線。敵との距離、約10m。敵は長剣一本の武装だが魔力による飛び道具はアリと考えるべき。

それらを全て踏まえた攻略法は。

 

速攻。

 

先ずは、能力で気配を最大限に消し、半身を出しながら右手でUSPを構える。

照準を定めきると同時にトリガーを引いた。

ボキュン!とサイレンサー特有のくぐもった音を響かせ、魔理沙と霊夢監修の『弾幕決闘』特有の弾が射出される。

USPから放たれたソレは亜音速を持って標的を射抜く。

 

「っ!敵しゅっ!?」

 

一人目の妖精は言葉半ばに頭を撃ち抜かれ沈黙。

 

「ヨナ!?くっ……!」

「(……一人沈黙…)」

 

もう一人に照準を合わせ……トリガーを引く。

 

「くっ………!?」

 

がきぃん!と甲高い音が一つ。

 

「(……っ弾いた!?)」

 

なんと西洋剣の幅広い剣幅を盾にして弾きやがった。

一応亜音速だぜ?あの弾。

…………なら。

 

「(……ヤッパ得意分野でしょ?)」

 

廊下の角を飛び出し、魔力で強化した脚力で走りながらUSPを乱射。

敵さんの西洋剣の役割を防御に固定させる。

 

「くっ…のぉ……!」

 

ガンガンガンガン!とわざと同じ箇所に弾を撃ち込み防御をし易くする。

そう。同じ型で防御し易いように。

 

距離を5m内に縮めた。

右手でUSPの照準を替えながら左手でナイフを抜刀。

ーーーーーー今だ。

 

ボキュン!

 

「うぐっ…ぁあ!」

 

俺は妖精の剣の柄を撃ち抜く。

剣の柄を握る右手。その指を狙い撃ったのだ。

当然、支えている左手に関係無く剣を取り落とす。

 

スピードを殺さず、相手の左側をすり抜けながら。

 

一閃。

 

「なっ……!?」

「安心せい……峰打ち(弾幕仕様)じゃ。」

 

……言ってみたかったんだ。この台詞。

言った通り、弾幕仕様の魔力で刀身を覆ってある為切れないが弾幕効果でヒット判定。一時的に行動不能になるのだ。

 

その為、彼女等は麻痺麻酔のように動かなくなるのだが。

さて、ここで疑問が一つ。

彼女等妖精メイド達は、武装しているのだが、その武装は彼女等の身の丈程の西洋剣。更に西洋鎧を着こんでいる。

当然、そんなモノを着込んでいれば転けたりすれば音が激しく立つ訳で。

 

「っ!しまっ……!」

 

ガラァンッ!ガラン!ガラン……。

 

「……やっちまった……」

 

即座にUSPとナイフを仕舞い、HK416を構える。

それと同時に後ろからドタバタと嫌な音が近付いて来た。

 

「チッ!聞きつけんの早すぎだっての……!」

 

幸い、奥からの増援は感じない。

一応能力で索敵……よし、後方からしか増援はこないな。

俺は脱兎のごとく走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うのぉぉおおぉぉぉぁぁああああ!!」

 

俺は今、背中に迫り来る恐怖に押されながら逃げている。

 

「待て!」

「逃がすな!!」

「撃ちまくれ!!!」

「止めて下さいお願いしますから~!!」

 

そう、迫り来る恐怖とは、妖精メイド達が繰り出した弾幕の弾。

……恐怖じゃなくね?

と思われる方も多いだろう。

しかし、想像して欲しい。

大の大人(ボクサーレベルの)の本気のグーパンチと同等の威力を持つ弾が、正に壁のように迫り来るその様を。

一発一発は耐えられる威力だが、一度当たれば連鎖的に10発位は当たるその壁は俺を押し潰さんと迫り来る。

…魔理沙、ゴメン。カッコいい隠密を見せられなくて。

 

「くっそ……なら!」

 

左手に魔力を込め、あるモノを作り出す。

HK416?とっくにスリング越しに背中だ。

今は右手に消音装置を外したUSPを構えている。

そして、目の前の曲がり角を曲がり際、左手に生み出した四角い物体を貼り付ける。

そのまま後方に注意しながら走る。 

 

「待てや人間!」

「二人もやっておいて逃げ切れると思うなよ!!」

 

角を曲がれなかった弾幕弾が、廊下の壁に激突。

そして、一拍遅れて妖精メイド達も角を曲がる。

……よし。

 

「……fire。」

 

パチンと左手の指を鳴らす。

すると先程仕掛けた四角い物体が爆発し当たりに弾幕弾を撒き散らした。

 

『きゃあぁ!』

「弾幕弾特製即席爆弾だ。悪くおもうなよ?」

 

接地面から180度円形に広がったそれは追撃部隊を壊滅状態に追いやった。

 

「ふぅ……コレで一時の安寧を得られた訳だが。」

 

追撃部隊の全滅を確認しながら呟く。

多分、隠密班である俺の事はバレて居るだろう。その証拠に。

 

「…全く、貴方達の性で掃除が進まないじゃない。」

 

カツン。と新手の足音が木霊した。

 

「……そういうんなら、サッサとこの紅い霧を閉まって貰いたいんだがねぇ……お嬢さん?」

 

後ろに振り返りながら銃を向ける。

自身から約10M程離れた廊下には、メイドが立っていた。

しかも人間の。

 

「…私が出してる訳じゃないんだから無茶言わないでよ。あと、ハンドガンなんて向けられてはおちおち話も出来やしない。」

 

……銃を知っている?

この幻想郷に近代兵器は無い筈……なら。

俺は片手で持っていたUSPを両手持ちにする。

 

「……寧ろコレを知っているなら余計に下げられなくなった訳だが。」

「…はぁ、知ってるわよ。私も御世話になってた時期もあったし……」

 

『ねぇ?外来人さん?』

 

内心で舌を打つ。

詰まる所、彼女には知られてしまっているのだ。

俺が銃器を使わなきゃ弾幕弾を放てない事を。

そして、銃の特性としての『トリガーから着弾までの差異は無いに等しい』事を。

……霊夢監修の元、それなりに減速してあるが、それを抜きにしても、俺の弾幕弾は速いらしい。

春先に来た自称幻想郷最速天狗娘がひぃひぃ言う位に。

……物理的にだからな?

 

まぁ何が不利かと言われれば『銃口から逃れる限り、被弾は有り得ない』のと『弾幕弾を放つには銃を相手に向けなければならない』と言う事。

コレは結構デカい。わざわざスペルカード発動時みたいに「撃ちますよ~?」と言っているのがバレたのだ。

 

「う~ん……此処は同郷のよしみと言う事で見逃しては貰えないかな?」

「貴方が回れ右してくれるなら。」

 

言葉での和解は不可。

なら解決策は一つ。

物理交渉!!

 

俺はUSPのトリガーを弾切れまで引いた。

 

パンパンパンパン!!と軽快な火薬音がする。

そして俺は驚愕の事実を目にした。

 

「ナイフで……切った?」

「……ふぅ、やれるとは思いましたが、やりきれるとは思いませんでしたわ……」

 

なんと目の前のメイド、どっからとも無く取り出したナイフ二本で四発の拳銃弾を叩き落としたのだ。

………ナイフ、ねぇ……

 

俺は手に持っているUSPを無造作に放り捨てる。

 

「あら……武装解除?もう降参?」

 

そしてHK416も捨て、胸元に装着した少し大きめのナイフを右手で掴み、鞘から引き抜く。

 

「…なぁ、ナイフ戦でもどうだ?」

「……なによ、いきなり。」

 

更に左手で腰から中型のナイフを引き抜き、右手を順手、左手を逆手にナイフを構える。

 

「いやぁ……ナイフ捌きには自信がおありと見て。俺も自信あるんだな。コレが。」

「へぇ……詰まりはどちらがナイフ捌きが上か、はっきりさせようと?」

 

メイドは先程出したナイフを弄びながらも黒い笑顔で問う。

 

「そう…能力無し、魔法なし、ナイフオンリーの格闘戦……好きだろ?そういうの。」

 

首を傾げながら此方も黒い笑顔で応える。

するととうとうクスクスと笑いだした。

 

「ウフフ……確か貴方も弾幕ごっこ以外の戦闘を禁止されてるんじゃなくて?」

「あれ?そうだっけ?お前もじゃないのか?」

「あら?そうだったかしら?覚えてないわ。」

 

メイドさん。もうやる気満々。

弄んでいたナイフを少し高めに放って両手で掴み直す。

 

「ルールは対象の降参、または戦闘不能かその一歩手前まで。能力、魔力ブーストも無し……でOK?」

「OKよ……そう言えば、まだ名乗って無かったわね。私の名は十六夜咲夜(いざよい さくや)。此処、紅魔館のメイド長をやっているわ。」

「アーヴィン・ギルベルト。今は博霊神社の居候だ。報酬さえあれば警護強襲潜入狙撃何でもござれの傭兵だ。」

「……it's?」

『show time!』

 

こうして、メイド長とのナイフ決戦が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全く……帰ってきたらスキマの刑ね。」

 

しっかり紫さんに見られていたのはまたの話。





此処でやってなかった主人公説明。

アーヴィン・ギルベルト

22歳 男性

身長:175cm
体重:70kg


髪形:銀のショートカットだが項辺りの髪は腰まで伸ばしており、それを三つ編みにしている。(彼の実夫婦の母親の髪形を真似ている。)

容姿:正直軍事に携わって居るとは思えないほど端正。若干細身で、体脂肪率5%以内と全身筋肉。

性格:切り換えが凄まじく、順応性が高い事を抜かせば普通のオッサンのような性格をしている。仕事終わりにタバコを吸う癖があり、酒は割と苦手。戦闘の好みは遠~中距離の弾幕戦より近接距離の格闘戦が好み。

服装:黒い軍事メーカーのパーカーにタクティカルベストを上から着込む。ズボンは茶のカーゴパンツ。靴はブーツ。
そして胸に両親(事件前)の写真の入ったペンダントをしている。

経歴
・生まれはドイツで、生後間もなく両親を銀行強盗事件による流れ弾により亡くす。その時、現在の養父であるアドルフ・ギルベルトに拾われる。
物心ついた頃から養父に懇願。軍事に関する様々な知識を学び16歳にて父の伝で民間軍事企業に就職。
(本人曰わく「サッサと恩返し(親孝行)がしたかった」)
今は日本へ要人探索、護衛を任命され、仲間と共に任務についた。しかし、仲間が失態をし、追われる羽目になる。
三日三晩逃げ続け、限界を感じとある廃屋に身を隠しながら仮眠をとったら幻想入りする羽目に。


武装
・アサルトライフル『HK416』
付与パーツ
ダットサイト、アングルフォアグリップ、サプレッサー(着脱式)、一点スリング

・ハンドガン『USP』
付与パーツ
サプレッサー(着脱式)

・ナイフ
大型×1 小型折り畳み式×2

・幻想郷での能力
『気配を操る程度の能力』
その名の通り自らの気配の増減から、自身の身体の中の魔力、霊力などの感知、相手の気配探知と使用する機会は多い。

・彼の魔力変換力は他の追随を許さない程の効率を秘めており、魔理沙と霊夢に魔力の所謂『練り方』と『扱い方』を教えて貰った為、体内の自己完結型の魔法(身体強化等)や無機物付加型の魔法(銃弾の『弾幕』仕様弾への変換)を扱える。

・能力による魔力の操作、それによる身体能力の向上と遠視。

・弾幕決闘では上記の身体強化に事前に魔力で作った弾幕専用弾を採用した自前の武装で戦う。しかし飛べず地面を走り回るしかない唯一にして最大の欠陥(弾幕シューターとしての)を持つ。
(遠~中距離戦闘はHK416、近接戦闘はUSPと弾幕用魔力を纏わせたナイフを使う)

・弾幕の性質

威力……弾幕単発の威力。コレが高め対低めだと高めの弾幕が一方的に打ち勝てる。

速射性…弾幕の同時、連射性能。
(まぁ所詮アサルトライフル&ハンドガンなので同時発射は無理なのだが)

弾速…弾幕の弾の速さ。


アサルトライフル(HK416)の弾幕性質
・連射性……高め
・威力…………低め
・弾速…………最速
・連射性能
同時発射数……1発
最大連射数……31発(1マガジン30+チェンバー内に一発)
連射速度(フルオート時)…………秒間約11発

ハンドガン(USP)の弾幕性質
・速射性……低め
・威力…………中間
・弾速…………高め
・連射性能
同時発射数……1発
最大連射数……16発(1マガジンに15発とチェンバー内に1発)


ナイフ(大型)の弾幕性質
(ナイフの場合、弾幕の撃つのではなく、弾幕判定の魔力をナイフの刀身に纏わせる)
・速射性……高め
・威力…………最高域
・弾速(振る速度)……高め
*間合いはたかだかナイフなので超近接(約2m)が限界。

弾幕弾特製即席爆弾「クレイモア・4」
・魔力属性を「爆発」に設定した魔力塊を精製しその周りに弾幕弾を貼り付ける、そして任意の場所に貼り付け精製者の音声と動作の起爆入力により起爆すると接地面から180度円形に弾幕弾をバラまく。C4(遠隔起爆)とクレイモア(弾幕弾射出)を組み合わせた様な装備。

速射性……最悪
威力…………中間
弾速…………中間
同時発射数……30発



批判、好評受け付けます。
しかし批判されると作者が凹みます。
orz
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