エロゲー世界に神様転生したのに負け組じゃないの?   作:のぶほし

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原作ゲームでは主人公に監禁調教されるリットン記者が活躍?


第二章 総統選挙 中選挙区
第11話 匿名ネット記者エルの野望


 

――――総統選挙、第12週 小選挙区最終投票日後――――

 

「あー、あー、テステス……マイク良好。

 はじめまして。あたしの名前はリーザ・リットン。

 ガメリカ共和国に住むハイスクールスチューデントだ。

 夢は最も権威ある報道賞を受賞するレポーターになることだ」

 

彼女はいつか自伝を書く為に記録を残している。

今でも特ダネだろうが発表できいないのには理由がある。

 

「田舎学生のあたしがレポーターになりたいと思ったキッカケは、

 あたしの好きな東洋趣味のゲーム(東洋Project)に登場する天狗の職業が記者だからだ」

 

シューペアが前世の記憶を元に制作した東洋Projectは、

今や世界で最も有名なVR弾幕系シューティングだ。

シューペアは同人文化に寛容(無頓着)で多数の二次創作が作られており、

東洋趣味者の間で一大コンテンツとなっている。

 

とは言っても根幹技術だけは特許を取得し厳しく管理されており、

東洋ProjectのVR技術を利用したフライトシミュレーターは航空業界のみならず、

各国の空軍が宇宙戦闘機の飛行訓練装置として導入しているほどだ。

 

多くの航空機乗り(シューター)に遊ばれている東洋Projectの難易度は高い。

最高難易度のランキング上位者(ルナシュータ―)は、

全てが軍のエースパイロットだと言われているほどである。

 

「あたしはシューティングは苦手だが、東洋の音楽が好きで、そこからハマった口だ」

 

東洋趣味のキャラクタたちは様々な絵師に可愛らしく描かれて

ゲームはしらないけど音楽やキャラは好きという人も多いのが東洋趣味者の特徴である。

 

「あたしは天狗記者に憧れて流行りの報道(まとめ)サイトを始めた。

 今は学生だが、ネット上ではブルーバード大学卒のインテリ&イクメンで、

 ネットの闇を暴き真実のみを伝えるフリーの政治記者エルという架空の設定を用意した」

 

おりしもガメリカでは大統領選の予備選挙が始まっており名乗りを上げるチャンスだったのだ。

 

「しかし最初は意欲に反してサイトは不人気でアクセスは集まらなかった。

 あたしは根強く運営を続けて予備選挙が終わった頃、データ分析をしている際に気付いた」

 

リットンがフランク・ルーズを持ち上げる記事を書いた時だけ何故かアクセスが多いのだ。

ルーズ候補は二大政党の片翼の公認候補だが小太りのさえないオッサンである。

 

金銭に汚い実業家として知られ大々的なメディアキャンペーンで一躍有名になった。

何かと大言壮語で失言や炎上も多く、理知的な政治評論家からは批判も多い。

予備選挙を勝ち抜き党から大統領候補として選ばれたのが不思議なくらいだ。

 

「あたしは報道サイト(フェイクニュース)の方向性をルーズ絶賛に全振りした。

 ルーズ候補には会ったことさえないが、あたかも会ったことがあるように装った。

 ネットの真実(うわさ)をかき集めて独断と偏見で嘘と本当(ネットの闇)を見分けた結果。

 ルーズ候補が如何に誤解をうけており、実はどれだけ素晴らしい候補かとサイトで力説した」

 

「するとキャロットさんという慈善家がコンタクトをとってきて、

 あたしの記事に感動したと言って様々な支援(スポンサード)してくれるようになった。

 博識なキャロットさんはネットには出回ってない情報(ソース)を色々と提供してくれた」

 

キャロットという支援者は情報どころかルーズ候補のプライベート写真まで撮って送って来た。

 

「あたしの得意なインスタ蠅という写真加工技術を使えばアクセス数は瞬く間に急増した。

 勢いに乗ってサイトの運営を続けるだけで面白いように反響が増えた」

 

報道サイトにはルーズ信者が勝手に常駐し治安行為を始める。

批判コメントがあれば勝手に叩いたり通報してくる始末だった。

 

「ルーズ候補が過激な発言や失言をするたびにあたしのサイトは火消しで儲かった。

 ルーズ候補が女性蔑視の発言をすれば、いかに愛妻家であるかを説明した。

 金銭スキャンダルが起これば、そのお金が慈善事業に使われたと解説した。

 ソースとなる情報は支援者のキャロットさんが証拠の写真と共に送ってくれた。

 あたしはメディアが真実を恣意的に加工して世論を誘導していることを知った」

 

ルーズ候補は「CNNもBCCもNHKも偽ニュースばかり流している」と激怒し、

匿名記者のエルだけが「ネット社会の真実を見抜いている」と発言した。

いまやL(エル)といえば、名探偵記者ピューリッツァーの孫娘ドヌーヴに並ぶ

ガメリカ“三大ネット記者”の一人として知られている。

 

「あたしは特ダネと呼ばれる金の卵を産む鶏を発見したのだ!!

 ……っと、すまない。少し冷静になろう」

 

「やがてフランク・ルーズは選挙を勝ち抜き、いまや共和国大統領となった。

 USJの田舎娘が作った報道サイトがガメリカ最高の権力者を生み出したのだ。

 これぞまさに知られざるガメリカンドリームだ。

 自伝を発表した後には映画化されてもいいくらいだ」

 

大統領選挙を通してリットンは政治記者としての報道の使命に目覚めたのだ。

天狗たちが幻想の世界で特ダネを求めて自作自演を繰り返す気持ちが分かった。

 

百対一のマーフィー法則と呼ばれるものがある。

一万人の無言読者(サイレントマジョリティ)より、百人の支持者(ファン)の影響力の方が強い。

一人の記者の記事(ペン)が、一万人の支持者を集めれば、百万人の有権者を動かすだろう――。

 

エルには各大手新聞社からスカウトの誘いが何度もメールで来た。

ルーズ大統領はマイクパフォーマンスかもしれないが、

演説でエルにホワイトハウス報道官になって欲しいと発言した。

 

しかし今は明かせない特ダネを掴み調査中であり、

諜報機関に命を狙われる危険もあるので正体は明かせないと断った。

 

この発言によりガメリカ三大ネット記者の最後の一人、

匿名密告掲示板「ウィキリークス」の運営者エラルド=コイルの正体も

実はL(エル)ではないかとまことしやかに噂されている始末だ。

 

リットンはエラルド=コイルを名乗る人物から

「Lは死神(リューク)黒革の手帳(DEATH NOTE)を知っているか」という暗号通信を受けたことがある。

死神やデスノートなど知らないと伝えたらそれっきりだ。

 

エラルド=コイルがコンタクトをとって来た暗号通信の経路を調べ辿り着いのが、

遺産協会<アーネンエルベ>と呼ばれる闇ネット(ダークウェブ)の片隅だった。

それからは妄想(トンデモ)論者の集まり遺産協会(アーネンエルベ)からも情報(ソース)を時々集めている。

 

 

「大統領選挙が終わり日常に戻ったあたしは承認欲求(いいね!)に飢えていた。

 エルではないリーザ・リットンは、あくまでUSJの田舎の女子学生だからだ」

 

「あたしが次に目を付けたのが欧州星海域(ヨーロッパ)だった。

 おりしもキャロルさんは姉が女たらしのダメ男に騙されて洗脳されたとか何とかで

 急遽実家の仕事を引き継ぐために忙しくなって連絡が殆ど来なくなった」

 

「大統領選挙を通じて親には内緒の資金も増えた。

 リットンことエルは多額の仮想暗号通貨EroCoinを所有している。

 闇業者ブルーペット商会にサイト制作を依頼して完成したのが、

 欧州星海域(ヨーロッパ)大人向け政治情報誌(アダルトサイト)『大海賊』(でらべっぴん)だ」

 

リーザ・リットンは10代だが、エルは20代の既婚者なのだ何一つ問題は無い。

 

大統領選挙の際は「政治的に正しい言葉遣い」(ポリティカルコネクト)に注意しながらサイトを運営していた。

「日帝死ね」などの政治的に正しい発言はポリコレ賞と呼ばれる流行語大賞で評価されるからだ。

 

自由の国ガメリカは正義執行の為の武器の所有が認められており、

銃器と同じくポリコレ棍棒という名前の凶器を振り回す輩が多い。

実際に銃器乱射事件のように棍棒で殴られて死んだ人間も数多くいるのだ。

 

とにかく「大海賊」(でらべっぴん)大人向け芸能情報誌(アダルトサイト)なので、

多少はガメリカのポリコレに反する過激な発言もあるかもしれない。

これは文化の違いというヤツなので寛大な心で多めに見て欲しいとリットンは思っている。

 

「ヨーロッパ星海域といえば、まずはエイリス帝国だろう。

 しかしエイリスは芸能記者(パパラッチ)に厳しく塩対応だ。

 前女王エリザの退位のキッカケとなった不倫疑惑をスクープした芸能記者は交通事故で死んだ。

 もしも新女王セーラや妹のマリー王女の特ダネを得られれば一躍有名となれるだろうが、

 エイリス帝国の諜報機関の恐ろしさは007の映画『スパイ大作戦』でよく知っている。

 嘘から得た真で本当に命を狙われてしまってはシャレにもならない。

 覆面記者のL(エル)とは違って、リーザ・リットンはか弱い少女なのだから……」

 

人類統合組織(ソビエト)を名乗る共有主義者による革命騒ぎのロシアン王国もノーサンキューだ。

 ソビエトの実像は神秘のベールに包まれており、多くの戦場記者が内乱中の現地に入っている。

 未だに特ダネのスクープを入手し、生きて帰って来た人間が一人もいないのだ」

 

ダークウェブ界隈の深層で、情報を集めると遺産協会-アーネンエルベ-では、

ソビエトの最高委員会について、指導者はターニャという名前の金髪幼女だとか

同志を超能力者や催眠術で洗脳してるとか、幹部に眼鏡美女いるとか、

ターニャは転生者だとかトンデモ論が蔓延していた。

あまりにもバカバカしすぎて嘘と本当(ネットの闇)を見分ける必要もない。全てデタラメだ。

 

噂に過ぎないかもしれないが「秘密警察ゲーペ」が実在したらと考えると、

恐ろしくなってリットンはソビエトにクビをツッコムのは避けることにした。

 

「ヨーロッパでは宇宙宗教の中でも警告派(アラーム)過激派組織(アルカイダ)が暴れている。

 あたしは正統美少女派(プロテスタント)だが、宇宙宗教(エロリスト)の宗派は無数にあり、

 統一宇宙史を通しても宗派の違いによる嫁論争は絶えないのは説明するまでもない」

 

例えば最大宗派の聖女派(カトリック)でさえ、

聖女(ヒロイン)の定義で嫁論争を繰り返し複数の派閥に枝分かれ細分化している。

例えば清純派(ピューリタン)の中でも処女厨と呼ばれる純潔派(ユニコーン)などがそうだ。

政治に関わる芸能記者たるもの宗教を避けることはできないが好んで火中の栗を拾う必要はない。

 

前世界大戦では宗教戦争で性地エロサレムが核の炎に包まれ、

性的テーマパーク(水龍敬ランド)やヌーディストビーチといった人類の文化(エロ)遺産が失われたのだ。

俺TUEEEEで何をするか分からない過激派組織(アルカイダ)を敵に回すなど恐ろしいことはできない。

俺の嫁(宗教)問題というのは安易に手を出すのは危険なネタなのだ。

 

「あたしヨーロッパの大人向け政治情報誌(アダルトサイト)を地道に運営しているときに、

 キャロルさんから紹介されたのが新たな支援者(スポンサー)のロックマン氏だ。

 ロックマン氏からの依頼はファンシズムを煽って欲しいということだった。

 彼女はアイドル(戦争)が大好きなのでファンシズム運動が燃え広がって欲しいと言っていた」

 

「どうして『アダルトサイトにアイドルファンの支援者が?』と疑問に思った。

 L(エル)は政治記者であって、芸能記者ではないのだ。

 調べてみるとガメリカでは考えられないが、

 ファンシズムの席巻する欧州では芸能と政治は≒ということだった」

 

リットンはまずファンシズム発祥の地で、

空前の巨乳ブーム盛り上がるイタリン共和帝国に目を付けた。

 

「正直なところイタリンのファンシズムは、さほど面白くなかった。

 アレはおっぱいが大好きなの子豚たちのお祭り騒ぎだ」

 

政治記者としてボーカル(政策)を比較しようと思って

イタリンの政策討論番組を覗けば、

胸が大きい(巨乳派)か小さいか(貧乳派)が相争って

最後はオッパイに貴賎なしという言葉で閉められるお約束の展開。

張りか柔らかさか終わらぬ美乳論争会が24時間テレビで延々と続き。

至高のおわん党と究極のおもち党が党首討論を繰り広げる。

 

ダンス(手腕)もボーカル(政策)に引きずられて、

ダンス番組は実際の胸部の強調の仕方などの論評になる。

ダンス衣装の評価も胸をどのように魅せるかどうかだ。

結果が黒ビキニ党なんだから豚どもは頭がおかしいのだろう。

 

「そもそもファンシズムというのは政治なんて誰がやっても一緒だから

 皆で可愛いアイドル(美少女動物園)の中から最高の一人(一等賞)を選ぼうという乱暴な考え方だ。

 結果的にビジュアル(見た目)重視になるのは当然の帰結だ。

 見た目に惑わされず政策と実行力でルーズ大統領を選んだガメリカ人があたしは誇らしい」

 

すでに総帥(ドゥーチェ)を決めるイタリン選挙は、

UEFA杯「欧州星海域(ヨーロッパ)アイドルアカデミー大賞」を受賞し、

元祖アイドルマスターとなったムッチリーニ・ベニスの一強状態。

民放の巨乳お天気キャスターからアイドルに転進し、

今や最大与党「黒ビキニ党」の党首である彼女を止められる者はいない。

今さら豚の為にムッチリーニを持ち上げてもリットンに何のメリットも無い。

 

そんなときイタリンのファンシズム運動をモデルにした総統選挙(アイドルアルティメット)が、

旧ドクツ帝国、今は敗戦国のオジャルマル共和国で開催されることが決まった。

 

「あたしの記者としての嗅覚が再び金の卵を産む鶏(特ダネ)を嗅ぎつけた。

 総統選挙を制覇する候補者は現時点では誰にも分からない。

 外国籍の候補者の参政権も認められ、外資も入って芸能事務所(政党団体)が乱立し群雄割拠だ」

 

ファンシズムの選挙だから当然ビジュアルが最も重視されるが、

職人気質のドクツ人は細かいところに五月蠅く

ボーカルやダンスの多様性は大雑把なイタリンとは比べものにならない。

 

「あたしはファンシズムの元祖はイタリンだとしても、

 ファンシズムの最先端はドクツで間違いないと確信した」

 

リットンは 大海賊(でらべっぴん)総統選挙(アイドルアルティメット)特集を組んだ。

一般的な芸能情報サイト(アダルトサイト)と差別化するため徹底的な数値化と格付けに拘った。

 

「あたしが報道サイト(フェイクニュース)の運営者として学んだことは、

 人類という生き物は数学は苦手だが、単純な計算と数値と格付けが大好きということだ」

 

ヨーロッパ人の高尚な知識人は歴史と伝統を誇り何よりも遠回しな表現を好む。

例えばオフランス人のワイン紹介サイトを眺めると、

専門のワイン用語辞典を必要とするような様々な表現を並びたててワインを論評する。

 

自由の国であり何より挑戦心を好む新興国ガメリカ人は違う。

ワインの美味しさをズバッと数値化し、分かり易く点数付けして、格付けした本を毎年出版した。

今や結果として世界で最も影響力のあるワイン評論家はガメリカ人なのだ。

 

アイドルの総合的な魅力を数値化したのがイメージレベルだ。

今やアイドルの強さイメージレベルで表現することは業界全体に広まっている。

L(エル)といえばガメリカでは政治記者だが、ヨーロッパでは権威ある芸能評論家だ。

 

リットンはムッチーニをLv14の目安としてイメージレベルは15段階に設定した。

 

【Lによるアイドルのイメージレベル分類】

 

Lv1 素人レベル

Lv2 半人前アイドル

Lv3 無名アイドル

Lv4 一部で人気のアイドル

Lv5 気になるアイドル

Lv6 要注目アイドル

Lv7 噂のアイドル

Lv8 話題のアイドル

Lv9 ブレイクアイドル

Lv10 人気アイドル

Lv11 大人気アイドル

Lv12 スーパーアイドル

Lv13 カリスマアイドル

Lv14 国民的アイドル

Lv15 歴史的アイドル

 

目安としてLv1~3が泡沫候補で小選挙区を勝ち抜くのは不可能と断定。

Lv4~6は小選挙区(Cランク)はともかく中選挙区(Bランク)を勝ち抜くのは困難。

Lv7~8が中選挙区(Bランク)で当選可能なレベルで、芸能界で自他共に認める存在は此処からだろう。

Lv9以上が大選挙区(Aランク)を勝ち抜きトップアイドルと呼ばれる存在になれるだろう。

総統選挙(アイドルアルティメット)はLv10以上の候補者の祭典と予想される。

 

小選挙区は最終投票が終わり、万人規模の半端な候補者は淘汰された。

小選挙区の候補は殆どが一攫千金狙いなのだ。

もし小選挙区に当選し、大手芸能事務所に移籍できれば移籍金が手に入る。

選挙期間中の芸能事務所(政党団体)の移籍は自由に認められているので、

候補者の引き抜きは今後増えるだろう。

大手芸能事務所は候補者が落選しても他所から引っ張ってくることが可能だ。

 

「支援者のロックマン氏はアイドル(戦争)が大好きなので、

 できればロック(好戦的)ボーカル(政策)の候補を評価して欲しいと頼まれている」

 

例えば弱小事務所1116プロのヴィスベルという候補者は、

小選挙区では若干ながら当選の可能性があった。

元傭兵の彼女は体験を元に前大戦の悲惨さを訴える曲を歌っていたので、

エルがサイトでこき下ろした結果落選した。

 

828プロのハニーの玩具ハンナ・ケッテンクラートも

アカハニPの力量もあってか小選挙区は当選できる力があった。

しかしとあるオーディションの審査員から質問に対して

士官学校の学生であることを伝えた上で、

国防軍は必要だが意味の無い侵略戦争は良くないと言って落選した。

これはリットンの預かり知らぬところでロックマン氏が審査員に手をまわしてるからだ。

 

エルの芸能コラム記事「ロック(好戦論)でなければ落選?」が見事に証明(マッチポンプ)された。

また議員選挙とは違って若いアイドル候補者が多く残っているのも特徴だ。

その証拠に永遠の17歳を自称したクリオネちゃんという候補者がひっそりと落選している。

 

「総統選挙はこれからが本番だ」

 

リットンは小選挙区の結果を元に残った千人ほど候補者を採点していく……格付けは大切だ。

全国区は大選挙区からなので、中選挙区は小選挙区と同じくエリアの選択制だ。

大手の芸能事務所(政党団体)であれば候補者は各エリアに分散させるのが普通だ。

また有力候補のいるエリアを避けるのも職業選挙参謀(プロデューサー)の手腕の見せ所だろう。

 

中選挙区(Bランク)は16エリアで各選挙区の当選者は最大で上位四人のみ、

芸能人枠や敗者復活なども含めて大選挙区は百人未満の候補者で争う予定となっている。

となればLv8以上の候補がいる激戦区(エリア)はであれば避けたいところだろう。

 

芸能事務所(政党団体)が公的でもないランキングサイトに注目するのはそのためだ。

 

「ふふふ……あたしがルーズ候補を大統領にしたときと同じように、アイドル総統を選んでやる」

 

リーザ・リットンはUSJの片田舎で万能感に酔い痴れる。

大国間のパワーゲームの舞台である総統選挙(アイドルアルティメット)の行く末を決めるのは、

有権者ではなく、ガメリカ人のL(エル)なのだという傲慢な考えに支配されていた。

 




三大ネット記者 全員がガメリカ人と推測されている

L(エル) ガメリカの新鋭匿名政治記者でヨーロッパでは権威ある芸能評論家。
     今やエルによる数値化はLP(エルポイント)と呼ばれ重視されている。
     正体はUSJの田舎学生リーザ・リットン。(*原作の記者)

ドヌーヴ 最も権威ある報道賞の由来となった人物、
     名探偵記者ドヌーブ・ピューリツァーの孫娘
     ドヌーブ・ドーリトル。(*原作ゲームの汎用提督)

エラルド=コイル 匿名密告掲示板「ウィキリークス」の運営者
         EroCoinを大量に保有 闇サイトの帝王
     何故か黒革の手帳を知っている?(*正体不明) 

正体不明の支援者たち 原作ゲームに登場(若草会の四人娘)

キャロットさん 「キャロル・キリング」
 軍事産業に詳しい。ルーズ大統領と親しい。女たらしのダメ男に騙された姉がいる、

ロックマン氏 「ハンナ・ロック」
 キャロットさんの知り合いで世界中の資源に詳しく、世界情勢の動向を気にしている。
 アイドル好きと偽ってヨーロッパで好戦的な政策が広がるよう煽っている。

『大海賊』と『でらべっぴん』は休刊した芸能雑誌が元ネタ。
えろかみ大帝国とは「宇宙企画」繋がり。

欧州星海域の政治を語るなら宗教問題は避けて通れない。
宗教問題は俺の嫁戦争のパロディで実際の宗教とは当然関係ありません。

警告派はヒロインの偶像崇拝を禁止しています。
正統派はメインヒロインにこだわる宗派です。
正統美少女派は、正統派の中の一つです。
聖女派はヒロインの定義により分裂しています。

日本帝国の宇宙神道という宗教は、
八百万の神々が、それぞれの身近なアイドルを大切にしようという
かなり緩い教えです。ただし日本帝国には新興宗教も多いです。
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