Xenoblade2 (仮)   作:アドル・レンカ

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01話 500年マエノデキゴト

―全力疾走する自分の足からは地面を抉る激しい振動が伝わる・・・―

 

 

―目に映るものは、僅かに自分の背後からはバカにデカいアルス兵器が彼方此方にバカスカと砲撃を繰り返しており、その砲撃から"俺"と同じように数多の人たちが逃げ惑い、或いは撃たれたりして吹き飛び地に伏せる者たち―

 

 

―聞こえるのは炸裂する砲撃の音と逃げ惑う人々の悲鳴が木霊する―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―そしてこの身を抱き抱えるのは―――――紅い色と白の色の服に身を包んだ女性と白と黒の服に身を包み、その女性の手を引く男性だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然ですが、俺ことレックスはただいま全力疾走を強要させられている立場です

・・・うん、訳がわからん

 

たしか俺が生まれ、2年が経ったころからアルスの寿命か戦争なのか、理由は不明だが住む土地を追われ転々と各地を流れているんだよなぁ・・・理由聞いても教えてくれないし、何故か悲しそうに笑って何時も話を逸らされているんだけど

・・・で話は戻るが、各地を転々としホンの2年しか生きてない子供には難民生活はかなり厳しいものであり、各地を転々として定住地を求めアルスを練歩けばモンスターにエンカウントし戦うか逃げる。

そんな日が毎日続いて気が付けば俺や両親はかなり衰弱していた

そんな俺と両親はあるところを目指してリベラリタス島嶼群まで辿り着けたが、あと少しでそのあるところにたどり着くとこで不運なことに事故が起きる

モンスターに襲われた際に攻撃の余波をもろに受けてしまい崖から落ちてしまった

そして気が付けばどこかの戦争地区である

・・・で、周りの状況に理解できずにアワアワと立ち往生していると、ものの見事に巻き込まれてしまい命からがら、生き残るために疲れ切った身体で必死に逃げ出す

・・・正直に言うが

 

 

 

何 が 起 き た か マ ジ で わ か ら ん !!

 

 

 

 

別に死んだわけでもない

・・・いや、死んだら死んだでかなり物語的に不味いし俺としても不味い・・・

崖から落ちたのは覚えているが落ちて死んだという記憶はなく身体も少し汚れていて体力的に不味い状態なのは変わらないけど五体満足な状態で生きていた。

てか、2歳児が崖から落ちて五体満足に生きているのっておかしいか?

まぁ無事ならいいんだけど、それよりも・・・

 

「どうやって此処から還るんだよぉ・・・」

 

見えはしないが座り込んでいる地面からは断続的に振動が響いている為、何処かで大きなナニかがいるのはわかる

そして、聞こえてくるのは炸裂する砲撃の音と逃げ惑う人々の悲鳴

途方にくれるしかない

なんせ・・・今、自分が何処にいるのかがわかってしまった

 

「・・・よりによって紛争地帯、か」

 

そうとわかれば呑気に過ごしているわけにはいかない、急いで安全な場所まで逃げなければ・・・

でもどうやって?自分にとって此処はまったく土地勘のない場所であり、そして自分ただ一人

・・・家族もいなければ、知人もいない

 

「ものすごく不安です・・・」

 

精神が身体に引っ張られているので今もなお物凄く泣きそうになっております

・・・本当どうしたものか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後、あのままその場に留まるのは得策でないため歩いて移動したが、所詮子どものそれも2歳児の身体にそう求められるものはなく、それでも逃げなければ命は無い

だから衰弱しきった身体に鞭をうち、走り続ける

周りはいつの間にか木々が並び立ち、後ろから人が追い抜き逃げていき、先へ進む

あるいはー

 

「ーーギャァアア!?」

 

砲撃にさらされて木葉のように空に吹き飛び、地面に叩きつけられ絶命する

 

「ーーーい、いやぁぁああ!!」

 

「ッ!」

 

もしくは兵士に背後から襲いかかられる

 

「・・・ハァ・・・ハァ」

 

しかし、何故か自分には何もない

・・・正確には違うのたが、なんと言うか

砲撃が飛んできたと思ったら上空で他の弾丸にあたり軌道が逸れたり、後ろから襲いかかってきた兵士が砲撃に巻きこれたり・・・

 

「端、から、見たら、悪、運強、い2歳児、だな・・・ふぅ」

 

息も絶え絶えにそう言う

それに何時までもそうはーーーー

 

「ーあ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー先ずはじめに感じたのは身体中に走る激痛だった

次に感じたのは誰かに抱えられている暖かさと息遣い、上下に揺れながら前へ進む感覚だった

そしてーー

 

「ーーぅあ?」

 

「あ、気が付いた!?君大丈夫!!?」

 

「安否が気になるのはわかるが今は逃げることを‼」

 

「あ、ごめんなさい。君、少しだけ我慢してお願い!!」

 

――映ったのは紅い色と白の色の服に身を包んだ女性と白と黒の服に身を包み、その女性の手を引く男性だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後、俺を抱えながら二人は兵士達から森の奥に逃げ込み洞窟の中に隠れた

逃げている時に聞いてみたがあの兵士やアルス兵器は法王庁―アーケディアらしく突如イーラに攻めてきたらしく、二人はそこから逃げている途中らしい

で、その途中で砲撃に巻き込まれ吹き飛んだ俺は運よく二人の近くに来たらしく、二人は二人でアーケディアの砲撃に遭いそうになっていたが俺が吹き飛んできて巻き込んだ結果幸運にも当たらずに済んだらしい

 

「―それに、目の前で小さな子供がただ一人でいるのにそれを見ない振りして逃げるなんてできないしね?」

 

「・・・ああ」

 

という理由で俺を抱えて逃げていたらしい

男の人は少し苦笑いしていたが特に敵意みたいなものはなかった

それどころか、

 

「どのような出会い方でどんな形であっても俺たちは助けられた。だからありがとう」

 

と、そういいながら頭をなでてくれた・・・少しうれしかったけど

そして俺の傷具合はというと・・・不思議なことに打撲と擦り傷だけらしい

幸運にも、こんだけで済んでよかった

それはそうとしてずっと気になっていたんだが、この二人どこかで見た覚えがあるというか・・・

なんというか、頭の隅で引っかかったような気がして仕方が―

 

「ところでボクの名前は?」

 

「え?」

 

「あ、わたしラウラって言うの。よろしくね?こっちの彼は私のブレイドで」

 

「シンだ」

 

「ラウラさんとシンさん・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」

 

・・・頭が真っ白になるのはこういうことなのだろうか

目の前にいる二人から名前を聞かされ、それをオウム返しに言った所でようやく二人の正体が、二人が一体誰なのか理解した、理解せざるおえないよ

よりによってこの二人でしかも此処・・・間違いなく過去だ

なんせラウラさんが生きてるんだもん、そりゃ過去だわ。それも500年ほどの大昔だよぉ

 

「・・・こっちまで来たのか、ラウラ移動しよう」

 

「・・・ええ、そうね。えっと」

 

と、そこで外の音が大きくなってきた事に気が付き、又、目の前の彼女―ラウラさんが俺を呼ぼうとしてってまだ名前言ってねぇ!?

やべぇ、率直に言ったとしてもラウラさんはまだ良いとしてもシンがアカン

元の時代に戻ったとしてシンは主要キャラの一人だ、もし覚えていたらマズイ予感が・・・

えぇっと、なんて言えば・・・あ

 

「え、えっとシュ、シュルク。シュルクです!!」

 

「そっか、シュルク君か」

 

「は、はぃ」

 

・・・や、やっちまった感が拭えない

咄嗟に出た名前がよりによって前作でゼノブレの主人公と同じだなんて

狙ったわけでないけど良いのがない・・・

 

「んじゃ、シュルク君ちょっとごめんね」

 

「え、わぁ!?」

 

抱きかかえられた。

あ、いいにおい・・・ッハ!?

 

「今から又逃げるからしっかり私につかまっててね?」

 

「・・・はい」

 

と、とりあえず落ちないようにつかまっておこう・・・

というか一瞬トリップしてしまったがバレてないよな?

 

「こっちだラウラ」

 

「うん、今いく!」

 

さてこの先どうなるやら・・・

て言うかどうしたら還れるんだ俺?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして3人で逃げ続けて数時間後・・・

ソレは、唐突にやってきた―

 

平原に出て後ろから追って来たアーケディアのアルス兵器の砲撃にさらされ―

 

一人は生き残り、二人は重傷を負って二手になり―

 

命からがらに洞窟に逃げ込み―

 

でも致命傷で負っていた二人に時間はなく―

 

彼女は自分の死を確信しブレイドとのつながりがなくなってしまうことを嘆き―

 

ドライバーの言葉を聞いたブレイドはドライバーとのつながりを保つため彼女の心臓を自分に取り込みマンイーターとして生き延びる方法を選ぶ―

 

傷だらけの子供は辿り着き―

 

ブレイドはその子供に彼女を託し―

 

修羅となる―

 

仇を討ったブレイドが洞窟に戻れば彼女の姿はあり、しかし子供の姿はなかった―

 

ただ、点々と残る血の跡が標として残り、道を作る―

 

彼女の遺体を担いだ彼がその標を辿った先は雲海に続く崖―

 

靴の跡をした血の跡が崖へ続き、消えていた―

 

それを見た彼は泣き叫んだ―




補足:今回オリ主が過去に一時的に時空転移したのはアルヴィースと接触していた為起きたという好都合な理由です(なにがw)
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