DIGIMONSTORY CYBERSLEUTH ーMY REQUIEMー   作:ユキユキさん

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他の話は思い付いているんだけど、文字として書きおこせない状況に苦しんでいます。これがスランプか?

とりあえず、刺激になればとこの話を不定期投稿していきます。


第1話 ~俺は…

ー雪広ー

 

俺の名は佐藤雪広、高3の強面ナイスガイだ。…突然の告白になるのだが、俺は転生者と呼ばれる存在らしい。数年前にそのことを思い出したんだ、…何がきっかけだったかは思い出せないんだけどな。

 

…とにかく俺は転生者なのである、前世…は事故死だったと思う。やっぱり覚えていないのだが、転生特典があった…筈。え~と、…確か一度だけ自身のピンチを回避出来るってことと、未知なる存在に好かれるってことだったような? …ピンチってなんやねん! 未知なる存在ってなんやねん…ってところだろうか。まぁ俺は転生者で第2の人生を謳歌しているってことだ、…この世界がどんなところか分からんのだけど。

 

────────────────────

 

ーYUKKIー

 

…でそんな俺は今、YUKKIのハンドルネームでチャット中。この世界ってば、デジタルな分野に特化しているみたいなんだよ。まぁ俺の場合、そっちの方はからきしなんで説明はしないけど。…とりあえずデジタルが凄い! とだけ覚えておいてくれ。追々、そのことが分かるだろうさ。

 

 

 

 

 

 

そういうことでチャット中なわけなのだが…、

 

「みんな『デジモン』って知ってる?」

 

というチャット仲間のアッキーノ、彼女の発言を聞いてこの世界がどんな世界なのかを思い出した。…そうだ、この世界はデジモンの世界だ。どのデジモン世界なのかは知らんけどデジモン世界、じゃあ未知の存在ってデジモンなのか?

 

…そんな感じで物思いに更けつつも、チャット仲間がデジモンの話題にて盛り上がっているのをスルーするわけにはイカン!

 

「デジモン、パネェw」

 

何ともショボい発言をする自分自身にガッカリする、バカなアッキーノと同じ感じがヤバイ…。

 

 

 

 

 

 

仲間と盛り上がっている最中に異変が起きた。EDENの公式マスコットであるナビットくんが乱入してきたのだ、…ノコギリで穴を開けてという無茶苦茶な方法で。…その正体はナビットくんの姿を使ったハッカーのようで、プレゼントがあるから明日来いとか。…EDENに行くことなんか数える程度しかない、…どうしたものかと考えていたら数人の仲間が逃げ去ってしまった。

 

残っているのはアッキーノ、AI◎BA、ブルーボックス、俺の4人。最終的に、AI◎BAが一緒に行こうと言ってきたので行くことに決めた。その後はいつも通りのおしゃべりをして、EDENにて会う約束を交わしてからお開きとなった。

 

────────────────────

 

ー雪広ー

 

久々の電脳空間、俺は自身のアバターでEDENを飛ぶ。そして辿り着いたのが待ち合わせの場所であるEDENエントランス…、約束の時間よりも早く来てしまった。アッキーノにブルーボックス、AI◎BAは来ているかね? …と言っても、3人とチャット以外で会うのは初めて。お互いのアバターは知らないわけで、…どうしたものかな?

 

とりあえず、それっぽい奴がいるかどうか見てみるとしよう。アバターは知らんけどチャットキャラは知っている、チャットキャラっぽい奴を探してみよう。俺の場合、アバターとチャットキャラはどことなく似ている。俺のアバターは俺そのもの、長目の黒髪に所々白いメッシュが入っている。まゆは短くツリ目で所謂強面ヤンキー、派手なYシャツと黒パンツを着こなす長身である。

 

チャットキャラがそれに似せたもので、全身真っ黒の目付きが悪いヤマアラシ。ハリネズミではないってところがミソ、…少々マニアックだろう? 俺そのもののアバターにチャットキャラのヤマアラシ、…どことなく似ているだろう? そんなわけで、俺と同じようにアバターとチャットキャラが似ている可能性がある。その線を中心に人探しでもしてみますか、その他情報収集も兼ねてな。最初に言ったけど、デジタルな世界はあまり得意じゃないんだよ。…用語とかも分からんし、だけど知っておいて損はないと思う。分からんと思うけど、…一応情報収集時に入手した用語を頭に入れておこう。

 

 

 

 

 

 

人探しも兼ねてEDENエントランスを彷徨う俺、見た目ヤンキーだから避けられるが気にしない。そんな中でも話を聞いてくれる人もいるしね、リアルとアバターは違うと理解している人なんだろう。…にしても、なかなかそれっぽい奴いねぇな。そろそろ約束の時間になると思うんだが…、そう思っていると俺の前にいつの間にか人が立っており…、

 

「人違いだったらアレなんですけど…、YUKKIさんですよね?」

 

と問い掛けてくるではないか。

 

目の前に立つ人、…少女をマジマジと見てみる。赤髪のサイドテールはいいとして、それを留めているのはゴーグル? 青い目の人懐っこい顔をしており、黒と黄を中心とした半袖Tシャツにミニスカート。片手にグローブ、そんでニーソックス。個性的ではあるが似合っている、一言で言えば美少女。

 

そんな美少女が俺に向かってYUKKIか? と問い掛けてきた事実。目の前の美少女から思い浮かべることが出来るのは、……アイツか? 思い浮かべたチャット仲間、その名は…、

 

「チャットのことを言っているのであれば、俺がYUKKIで間違いない。…逆に聞くがキミは、…AI◎BAちゃんだったりするのかな?」

 

そう返した途端、彼女は目を輝かせてから俺に抱き付いてきた。

 

「…YUKKIさん! …私のYUKKIさんが目の前に!!」

 

そんなことを言いながらギュッ! と。この反応から見て、彼女はチャット仲間のAI◎BAで間違いないだろう。…がこの状況はあまり良くない、美少女に抱き付かれるというのは役得であるのだけど他者から見たらなぁ~…。ヤンキーが美少女にちょっかいを出していると受け取られかねない、しかも彼女は俺のことを私の…とかって。俺は俺のモノだ、そのことについても話さないとダメだな。

 

 

 

 

 

 

何とか彼女を引き剥がし、とりあえず自己紹介。やはり彼女はAI◎BA、本名は相羽アミというらしい。高2で只今休学中とのことだが、…サボリなのでは? と思ったがそれを指摘することはない。俺も似たようなもんだしな、…現在進行形の不登校であるのだから。不登校と言っても自由登校なんだけどね、後は大学に行くだけなのだよ俺は。

 

…で何故に俺へと抱き付いたのか? ついでに私のとはどういうことなのかと聞いてみれば、ニコニコ笑顔で少しだけ恥ずかしそうに…、

 

「だってYUKKIさん、私に色々構ってくれるし優しいし。最後までおしゃべりに付き合ってくれるし、…どう考えてもYUKKIさんは私の相棒であり私のYUKKIさんであると言えるでしょ! …他にも色々と理由があるけどさ。」

 

…最終的にモジモジし始めた。まぁ嬉しくはある、しかしそれはチャットの中でありYUKKIとして接したわけで。リアルな俺とは違う…と思うんだけど、とぼそりと呟けば…、

 

「どうして? YUKKIさんは雪広さんなんでしょ? …同じ人だよ?」

 

キョトンとした顔で俺を見てきたわけで、…この娘は何というかとても良い娘みたいだね。

 

…良い娘すぎるような気がする、…所謂危なっかしいと言える。そう思った俺は、密かに彼女を守ってあげようと決意した。…美少女だし可愛いし、仲間…友達であるし。そう思ってもいいよね? …下心がないとは言えんけど。…だって美少女だよ? 誰だって多少の下心は持つでしょ。

 

 

 

 

 

 

このEDENで会う約束をしたが、アッキーノとブルーボックスらしき人物を見付けられない。さて…どうするか、考える俺の隣にはAI◎BAことアミちゃんがいる。妙に距離が近いし、俺の横顔? を見てニコニコしている。正直…集中出来んのだけど、…どうしたものか。ある程度は見て回ったこのEDENエントランスに二人はいない、そう断言しても良さげだ。

 

そんな感じで考えている俺に対し、隣にいるアミちゃんが、

 

「えへへ♪ 何かデートみたいだね、雪先輩! まだまだ時間があるし、他のエリアにも行ってみようよ!」

 

と然り気無く腕に絡み付いてせがんでくる。…デートか、良い響きだ。この俺ユキさんはこんな見た目の為にモテない、粗暴でイケイケな男達にはモテるのだが。…そんな女っ気のない俺にデートみたいとかって、…惚れてまうやろぉぉぉぉぉっ!! って感じだ。

 

まぁデートみたいなのはいいんだけれど、気になることが一つだけ。

 

「…時間? …約束の時間にもうなる筈だが。」

 

アミちゃんがまだまだ時間があるとかって、…俺は時間を確認してだな。

 

「約束の時間には、まだまだ一時間以上あるよ?」

 

…え? ……確認してみると、確かに一時間以上は余裕がある。…ということは、俺ん家の時計がイカれているってことになるな。…マジか、…俺ってば馬鹿じゃん。つーかアミちゃん、分かってて早く来たの?

 

 

 

 

 

 

時間がまだあるってことで、他のエリア…EDENコミュニティエリアへと来てみた。俺はあまりEDENには詳しくない、だから当然アミちゃんが案内をしてくれる。ありがたいことだけど、互いに初顔合わせなのに距離がマジで近い。まぁいいんだけどね、…役得であるし。

 

…で、アミちゃんの案内で来たこの場所。EDENコミュニティエリアは静かで落ち着く、何でもアミちゃんのお気に入りのエリアみたいだ。アミちゃんは嬉しそうな顔で俺を案内してくれる、…本当にデートみたいだ。そんな感じで仲良く歩き回っていると、

 

ピピピピピ…ッ!!

 

デジヴァイスのトーク機能に着信が…、一体誰からだろうか?

 

「…誰かな? この空気が読めない着信相手は。」

 

アミちゃんの方にも着信か、…二人同時にってところがアレだな。…タイミングが良すぎるんだけど、…とにかく相手はっと。

 

確認してみると、

 

「「!!?」」

 

出てきたのはナビットくん。反応を見る限り、アミちゃんも俺と同じでナビットくんからのようだ。

 

『やあ、ぼくだよ! ナビットくんだよ!』

 

見れば分かる、…というか何故か怒っている。ナビットくん曰く遅いとのこと、…遅いと言われてもナビットくんから場所も時間も指定されていないんだけど。まぁそれを言ってハッキングされたらアレだから黙っているけど、…アミちゃんもそんな感じかな? 顔を見る限り。とにかく、ナビットくんがクーロンのガラクタ公園へ急いで来いと言ってきた。既にアッキーノとブルーボックスは公園へ着いているらしい、…俺達との約束は? …と思ってしまうのは仕方のないことだろう。

 

急かされてしまった俺達だが…、

 

「ま、いっか! …慌てないでのんびり行こうよ! ついでに行き方が分からないから情報収集も兼ねて、EDENデートを再開させよう!」

 

そう言ってアミちゃんが俺の腕に絡み付いてくる。…あの二人が気になるけど、まぁいいか。行き先のURLを入手せにゃならんしな、うん。




何もかもが未定。
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