艦これにスターデストロイヤーが来た   作:S300

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遅くなってすみません!
ただでさえ駄文なのに遅くなってはいけませんね・・・。
(今回は前回の直後から始まるので前話を見てからこちらを見ると良いと思います。)


Ⅱ火力測定

---------舞鶴鎮守府 提督執務室

 

うん?ちょっと待てよ。

提督はとてつもない違和感を感じた。

「なんだこの装備達、SFからもってきたみたいだな。」

「そうですか?わたしはSFというものが何かを知らないので・・・。」

「SFを知らないのか?」

「ええ、この星に来てまだ間もないのでそういう事はちょっと。」

「そうなのか。しかし日本語はペラペラだな。よその星ともなると言葉も違うだろうに。」

「私は普通にしゃべっているだけなんですがね。」

「まあ話を戻そう、SFというのはサイエンスフィクションの略で科学的な空想に基づいたフィクションのことだ。」

「そういうことですか。また一つ賢くなりました。」

「うん、まあ遠いところから来たんだ、化学が進んでいても不思議じゃない。」

「まあここよりは進んでいるでしょうね。」

SFのような話を自分が引き起こしているのにその本人はSFという単語を知らないとは少し面白い。

「これからの予定だが君の装備の火力測定を演習室でやった後、帰って来たほかのメンバーと夕食会を食堂で行う予定ということでいいか?」

「分かりました。しかし今回の火力測定では『私が対艦戦闘でよく使う装備』のみとしてよいでしょうか。」

「疲れているだろうからな。」

「ええ、申し訳ありません。」

「それじゃあ移動しようか。」

 

----------数分後 演習室前

 

移動してきた私たちの前に大きな鉄扉があった。初霜は一度だけここに来たことがある。その前で提督は言った。

「ここが演習する場になっているんだ。」

「ここが?」

彼女が疑問に思うのも無理はない。私だって頭の中が疑問符だった。

そういえば私執務室入ってから全然発言してない。それどころかここに移動してくる途中も会話ができていないかった。

「あの、提督。」

初霜は口を開いた

「どうしたんだ初霜。」

「わたしが来る意味ってあったんでしょうか。」

「忘れたのか?火力測定はほかの艦との演習形式で命中率などを測るんだ。相手になる艦が必要だろ。」

「わたしがやるんですか。」

どこから来たかよくわからない相手と戦闘するのはきつそうだ。

「そういうことだ。」

提督はRoarに向き直った。

「話を戻そう。この中にはこの世界と全く同じいわゆる並行世界がある。まあ演習向けに時間帯と天候は変えられるようになってるがな。」

「そういうことですか。」

「わかってくれたなら始めようか。」

それだけの説明で納得するってどういうことなのだろうか。初霜は同じ説明を数分かけてしてもらっていた自分を思い出した。

そう言って提督は扉の横にある操作盤を少し操作した後、その下にある「開」ボタンを押した。

その奥には大きな海が広がっていた。

「これはすごい。」

Roarもこれには驚いたようだ。

「だろ、この設備のおかげでいつでも演習ができるし、あってはならないことだが鎮守府が攻め込まれたときはシェルターになる。」

鎮守府が敵に攻め込まれたら・・・。まああり得ないだろう。

「じゃあ始めようか、そこの建物が艤装置き場だ、自分のを取って来てくれ。」

「はい。」

「はいっ。」

返事も若干差がある、見た目は似ているのに、この差は何で起きるんだろうな。

走っていく初霜とそれをやや速足で追うRoarを見ながら提督は思った。

 

----------演習空間内 艤装置き場

 

「Roarさんってなんでここに来たんですか。」

前から思っていた疑問を初霜は聞いてみた。

「覚えていません。」

「覚えて・・・ないんですか?」

「はい、私が覚えているのは惰性で動いていた自分を急停止させたところからです。どこから来たか、自分が何のために開発されたのかなどは覚えていますがここまでの移動はあまり覚えていません。」

「どこから来たんですか。」

初霜はRoarと話してみたかった。

「遠いところです。宇宙の果てではありませんが。」

「そうなんですか。」

そこまで話したところで二人がほぼ同時に自分の艤装を見つけた。

「これですね。」

「あったあったこれです。」

 

----------演習空間内 波止場

 

「じゃあ始めようか。」

提督の言葉で初霜は海に降りた。艦娘は艤装を付けていれば水に浮くことが出来る。初霜は水に浮くことが好きだった。

「Roarもいったらどうだ。」

まさか水が苦手なのだろうか。艦娘に限ってそれはないと思うがRoarは想定外が多すぎる。

「すみません。ふつうの出撃と同じようにやればいいんですよね。」

「あ、ああ。」

「じゃあ。」

そういうと同時にRoarは音もなく浮かび上がった。初霜は二回目だが提督がみるのは初めてだ。

「浮かぶのか、まあ元が宇宙で戦ってたんだから当然だな。」

あれ、あまり驚いてない。そういえば提督が慌てたりする所を私は見たことがない。

「よし、どちらかが大破したら演習終了だ。それじゃあはじめ!」

初霜はすぐに対空射撃を始めた。何発かは当たったようだが他は外れてしまった。

少し落胆しながら次弾装填を急いでいると空から緑色の光線が弾幕のごとく襲いかかってきた。Roarのターボレーザー砲塔六十基の内のいくつかが火を噴いたのだ回避する間もなく着弾した。その一発だけで初霜は行動不能に陥ってしまった。

「やめっ。」

提督の声が響く。

するとすぐにRoarがこちらにやって来た。

「すみません、やり過ぎました。」

やり過ぎたと言ってはいるが疲労感は全くなさそうだ。

「陸まで行けますか。」

Roarが聞いた。

「はい、その程度なら。」

「初霜、大丈夫か。」

提督が声をかけて来た。

「ええ、何とか。」

「ここで受けた損傷はここを出れば元に戻る。」

「あ、そうそう理論上は消費した資材も元に戻るから補給はなしな。」

「そんなあ~。」

「夕食が近いからいいだろ。」

二人がそこまで話したとき横から声がした。

「あのーそろそろ戻りませんか?」

「そうだな、艤装置き場に艤装おいてきてくれ。」

「了解です。初霜さんのも持っていきますよ。」

「ありがとうございます。」

Roarが行った後、二人は会話を再開した。

「どうだった。」

「よける暇が全くありませんでした。」

「そうだろうな、あいつから雨のように光弾(たま)が降っていた。」

「そうだったんですか。」

「よく考えたらお前は初損傷じゃないかな。」

「そうですね、演習の時も暁さんがなんか自滅してましたし。」

初霜の演習の時は暁がなぜか自分の発射した魚雷の前にいったのだ。

「戻りました。」

「お、Roarか。」

「はい、そろそろ出ましょう。」

「そうだな。」

 

----------数分後 提督執務室

 

「まだ時間があるからここでの生活の話をしよう。」

提督が言った。

「ここでは非番の時以外は六時起床、就寝時間は自由だ。

二人一部屋にしている。お前のルームメートは初霜だ。

後、洗濯して欲しいもの、普段だと制服とかだな、そういうのがあったら風呂の脱衣所にあるかごに入れておけ、洗濯されて戻って来る。

その風呂は各自暇な時間にはいってくれ。」

「質問はあるか?」

「いいえ。」

「よし、ここで渡すことが出来るのは寝間着と替えの制服と必要最低限の生活用品、工廠に頼めば自分の艦だった頃の模型をくれる。」

「ほかに欲しいものがあったら酒保に買いに行ってくれ。」

「はい。」

「初霜、Roarを部屋に案内してやってくれ。」

「はいっ。」

 

----------廊下

 

初霜がRoarを連れていく途中は彼女はRoarとの会話を試みた。

「よかったら、ここの中についてご説明しましょうか?」

「ええ、お願いします。」

良かった、何とか会話の糸口をつかんだ。

「この鎮守府は本館、工廠、艤装置き場、戦艦寮、巡洋艦寮、駆逐艦寮、潜水艦寮があります。私たちが向かっているのは駆逐艦寮です。」

Roarの艦種を何にするかは提督も悩んだらしい、戦艦級の装備をしているが、容姿を見ればそれは駆逐艦、さらに初霜にルームメートを探せると言ってしまっていたのでとりあえず駆逐艦に振り分けたのだ。

「よろしくお願いします。」

Roarが言った。

何を考えているのかよくわからない人だけど上手くやっていけそうだ。

初霜はそう思った。




いかがでしょうか?
初めての戦闘描写でしたがかなり一方的なものになってしまいました。
そりゃあスターデストロイヤーと駆逐艦が戦ったらそうなりますよね。
しばらくしたら三話も出します。(今月中には出したい。)
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