そしてまた今週末にカルデア職員とサーヴァントらが旅行に行くという大イベントが待ち構えていた…!
しかし、その大イベント参加を拒否するジャンヌ・ダルク・オルタ。
一方で一緒に行きたがるマスター。果てどうなるか。
朝がやってきた。っとそう感じさせてくれる小鳥達の囀りが聞こえてくる…。
カーテンの隙間から一筋の光が入り、顔を照らせてくる。
それは他が単に眩しいという訳ではなく、何処か温かさを感じさせる様なものである。
瞼を開き、開眼する。そして、いつものように言う。
今日も素晴らしい朝がやってきたーーーーーっと…。
「そんな幻想的な朝はやってこない…か」
っと一人男はそう言った。男は分かっていたのだ。そんな気持ちの良い朝はこの人理継続保障機関
まず太陽の光についてだが、この部屋は地下にある為太陽の光は無い。
そして小鳥達の囀りだが、当然地下にいる為小鳥達はいない。
そう。この施設にいる限り、いつまでも人工光に顔面を照らされあまりの眩しさに起こされるか或いはうるさい英霊共によるかである。
「……着替えるか」
男がそう言い服を脱ごうとした瞬間、勢い良く何者かがこの部屋のドアを開いた。
そう…この何者かがこの男の毎朝をぶち壊しているのだ。
「はぁ…モードレッド、勝手に人の部屋に入ってくんなといつも言ってんだろうが」
「別に良いだろうが、減るもんじゃねぇし」
「そういう問題じゃ…あー、もういいや」
「んだよ?朝っぱらから機嫌悪りぃなマスターは」
「機嫌悪くしてんのはお前だかんな?」
「なッ⁉︎オレが何したってんだ!」
「…はぁ、自覚が無いというだけで腹が立ってきた。つーか着替えたいんだけど…」
「え?あ、わ、悪い!直ぐに出る‼︎‼︎」
ガタン
ー数分後ー
「お、マスター。やっと来たか」
「わざわざ待ってたのかよ…」
「ったりめぇだろ!オレはマスターと話がしてぇから毎朝来てやったんだからよ」
「え、そうなの?そんな下らん事で毎朝来てたの?」
「くだらないとはなんだ、くだらないとは」
「いやだって下らないでしょ?なんで朝限定に話し掛けて来る訳?しかも早朝に。10時ぐらいに来いよ」
「な…お、お前ぇ‼︎オレが起こしに来てやってんのになんだよ、その言い草は⁉︎」
「いや、頼んだ覚えないし…」
っとモードレッドの毎朝起こしサービスに愚痴っていたら、モードレッドは頰を膨らませて「……もう知らん!」と怒ってどこか行ってしまった。
「…行っちゃった。毎朝起こしてくれて有難うって言うつもりだったのに」
この男もいつからかこの毎朝起こしサービスを良しとしていたのだ。
最初こそ本当に迷惑と思っていたが、これが毎日続く度に迷惑から有り難迷惑と変化したのだ。
「(今日中…って訳にはいかんか。明日ぐらいに誤っておこう)」
そう思いつつ、男はある場所へ向かった。
「邪ンヌ?起きてるか?」
「マスター…何のようですか?」
っと如何にも眠たそうに、そして如何にも機嫌悪そうな顔で彼女は自分のマスターの呼び掛けにより現れた。
「あー、ごめん。やっぱ寝てたか?」
「寝てたわよ…」
っと男の問い掛けに答える彼女。
「んで、用件は?」
っと彼女は男に問い掛けた。
眠たそうにしても、機嫌悪そうにしても何だかんだ言って話を聞こうとする彼女は優しいなっと男は思った。
「あー、用件ね。用件は…あ、そうそう。今週末にサーヴァントと職員連れて旅行行くらしいんだが、邪ンヌはどうする?」
「はぁ?そんな行事、行く訳ないでしょ?」
「うん、だろうね。お前ならそう言うと思った」
「なら、何で聞いたのよ…」
っと行かないと即答した彼女。男もそう答えると分かっていた上で問い掛けたらしい。しかし、男はそんな行事参加を快く思ってない彼女を行かせる秘策を用意したこのような不気味な笑みを浮かべた。
「そっかー。残念だなー。邪ンヌと行きたかったのになー。あぁ実に残念だ」
「?」
「邪ンヌの為に色々プラン考えてきたのに…。でも、邪ンヌが行かないって言うんだから仕方ないか…」
っと男は誰でも見たら分かるような落ち込む素振り見せた。
普通なら直ぐに嘘だと分かりスルーするはずだが…
「……分かったわよ。行けばいいんでしょ」
そう、彼女だけは違う。彼女はとてつもなくちょろいのだ。
そうこの男はジャンヌ・ダルク・オルタという何ともちょろい性格を利用して旅行に行かせようとしたのだ。
そして案の定、彼女は行くと言ってしまったのである。
「本当に!?いやー嬉しいなぁ。これで邪ンヌと『一緒に』行ける!」
「……は?」
「ん?あー、ごめん言い忘れてた。この旅行、ペア組んで行く方式だから」
「なっ!?き、聞いてないわよ、そんなの!?」
「うん、だから言い忘れたってば」
「ちょ!あんたッ!ふっざけんじゃないわよ!?誰があんたと一緒に行きますか!?」
「苦しい…苦しいから離して邪ンヌぅグホォッ!?」
「あなたとは絶対に行きませんからね!」
「え!?ちょっそれは酷いよ、邪ンヌ!?」
「クッ!?」
「待ってくれーー!邪ンヌぅー!」
「は、離しなさい!この変態!」
っと男が一緒に行く事を言った途端彼女は行く事を強く反対した。
男はそれに対抗するように諦めまいと彼女をその場に留ませる。
しかし、男は嫌がる彼女を見て彼女を離した。
「どうしても行ってくれないのか…?」
「えぇ、行きません」
「本当に行ってくれないの?」
「…はい」
「……そっか」
男は二度同じ問い掛けそれでも尚彼女の返事が変わらなかった事を確認した。
「そっかー、邪ンヌ行ってくれないのか~。まぁ、でも仕方がないか!邪ンヌがこういう行事嫌いなの知ってたし、ちょっと駄目元で言ってみただけだし」
「……」
「仕方がない、仕方がない!嫌いなもんはしょうがない、今回も諦めるとするか!」
「またな邪ンヌ!」
っと別れを告げて男は来た道を帰って行った。彼女は帰る男の背中を少しだけ見て部屋の中へと入って行った。
「……」
「(あいつ…何であそこまで私と行きたがるのよ…)」
彼女には分からなかった。何故、あそこまで自分と一緒に行きたがるのかを。
自分と一緒にいれば、周りの奴
「何も…何も分からない」
どうもママライヤです。
結構前にニュースで今年の冬は去年よりも寒くなるでしょうと言いつつ、僕の住む所は去年と変わらずの寒さです。
今回!初投稿です!自分の作品をこういうのに出すのも初めてで書いてて緊張しました(笑)
まだ誤字脱字などが沢山ある未熟者ですが、未熟者なりに頑張って行きたいと思っています。
読んで頂き有難う御座いました。次回も宜しくお願いします。