とある戦線と来訪者達   作:T.I

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どうもー。
頑張って書きました、駄文ですけど(^_^;)
結構無理矢理な所があるので、理解して頂けると有難いです。
では、スタート!


第六話 力?

天使side

 

昼食を食べようと食堂に向かい、食券売り場に行くと、1人の少年が食券売り場の機械の目の前で頭を抱えていた。

自分は生徒会長であるが、人の行動に指図する権限などはない。しかし、公共の物の目の前で立ち尽くし、その場に居続けるのはあまり褒められた行動では無い、生徒会長として注意しよう。

 

「あなた、ここで何をしているの?」

「………なっ、天使⁉」

 

彼の顔は見たことが無い、新しく来た人なのね。

 

「……………あたしは天使ではないわ。」

 

前から天使と言われているが、なぜ天使と呼ばれているのだろう?

……あまり天使と呼ばれるのも悪くない、と思うが、やはり名前で読んでもらいたい。

 

(ゆりの言っていた通りだな、こちらが何もしなければ攻撃対象にはらないのか。)

 

彼から向けられる視線には、少し敵意を感じる。

彼が着ている制服を見ると、あの子達と同じ格好をしている。なら、あの人達を成仏させてあげる方法が分かるかもしれない。

 

「………あなたは何をしているの?」

 

もう1度聞いてみる。

 

「飯食おうと思ったら、金が無いことに気付いて…。」

 

少し恥ずかしそうな顔で言われた、面白い人ね。

 

「本当に何も持っていないの?」

 

音無はポケットを漁るってみる。

 

(何も入って……、あっ…食券か?何か紙も付いてるな。

『食券は倍返しでヨロシク。』

マジか……。)

 

ポケットから食券を見つけたと思ったら、メモを読んで落胆してる、やっぱり面白い人ね。

 

「じゃ、じゃあ邪魔したな。」

「…待って、一緒に食べない?」

 

(………………は?)

 

「…あぁ、分かった。」

 

(やべ、言っちゃった。)

 

「そう、じゃあ行きましょ。」

 

 

 

 

 

音無side

 

何故こうなった?

俺は戦線の最大の敵、天使…、もとい生徒会長と同じテーブルに座り、飯を食っている。

何故俺を誘ったのか、何の目的があるのか全く分からない。もしかしたら雑魚である俺から殺されていく……の…か?

今はまだ食事をしているだけで、いきなり殺られるんじゃ…。

 

………静かな食事が始まった。とっても気まずい。

 

ってか天s、生徒会長様は何食ってんだ?

えっ……と、見た目は麻婆豆腐っぽいんだけど……だけど、ね。

異様に赤い、赤すぎる。毒々しいレベルだ。それを淡々と無表情で食べている。

 

「……………どうしたの?」

 

天s、……やっぱ言い直すのやめよう。

天使が麻婆豆腐?を食べているスプーンを机に置き、俺に尋ねる。

「それって上手いのか?」

「ええ、うまいわ。」

 

……女の子が『うまい』って言っていいのか?

 

「あなたも食べる?」

「…いや、俺は辛いのは苦手なんだ。」

 

これは、マズい。

食べてはいけないオーラがぷんぷんしている。

 

「あなた、カレーは大丈夫なの?」

 

俺の目の前にある、俺の食事はカレー、しかも辛口だ。

 

「あの…だな、えっとな……カ、カレーだけは別なんだ、な⁉」

「………そう。」

 

とても不思議だ、という風に首を傾げていたが、なんとか納得してくれたようだ。

 

不自然な組み合わせの、不自然で静かな食事がまた始まった。

 

「………あなた。」

 

また天使が喋りかけてきた。

 

「あなたは何かやりたい事、欲しい物とかない?」

 

へぇ〜なるほど〜やりたい事、欲しい物ねぇ〜…………ブフォォオ‼

 

は?ラスボスさんが俺の願い叶えてくれんの⁉

何だよこれ⁇死亡フラグ立てたっけ?

 

落ち着け、俺。

罠……じゃ…無いのか?いや、罠ではないか。

いくら俺に素の戦闘力があったとしても、戦線の皆をまとめて相手にしている天使だ、俺なんか相手にもなるはずが無い。

今のは俺の勝手な推測だ、はずれてる可能性の方が高い。

でも、くれるっていうなら、何か貰っとくか。

 

(1番したい事って、そんなに悩むものなのかしら?)

 

天使が少し難しい顔をしている。……そうだ‼天使の嫌がる物を願ってみよう。

天使が嫌いな物………そんな物知るわけがない。

………俺達は天使と戦う、じゃあ力を貰えばいいんじゃないか?

普通は敵に塩を送るような真似はしないだろうけど、願ってみよう。

 

「力……かな。」

「…………そう。」

 

天使は黙り込んでしまった。

 

やっぱマズかったよな……。

 

(力……、これでいいのかしら?)

 

天使がポケットを漁る。

死なない世界だけど俺は死ぬ‼

 

「…………これ。」

 

天使はポケットからCDと、少し厚い本を取り出した。

 

(※物語の仕様です、突っ込まないで下さい。)

………CDと…本か。

俺が頼んだのは…力だったよな?

 

「これって何なんだ?」

「部屋に戻って使ってみて。」

 

無表情だが、少し真剣そうな顔をしているので、素直に受け取る事にした。

まぁ、攻撃されるよりはマシだな、これで逃げてそうだし。嘘だとしても別に期待してなかったしな。

 

「じゃあ俺はこれで。」

 

俺は、話が終わったようなので、急いでその場を離れるために立ち上がる。立ち上がった瞬間、椅子がガタン、と大きな音をして倒れたが気にする余裕などない。

7割方しかカレーを食えなかったのが心残りだが、これ以上天使と一緒に居ると気が気でない。

 

「そう、じゃあまたね。」

 

と、少し名残惜しそうにいった。

もうごめんだ、と言おうと思ったが、天使が見逃してくれるのならとにかく逃げよう、と早足にその場を立ち去った。

背中には、カレーを食べた以外に沢山汗をかいていた。

 

(あれ、役に立つといいわね。

……そそっかしくて、とても面白い人ね。またお喋りしたいわ。)

 

天使、立華奏は可笑しそうに笑った。

 

 

 

 

 

あー、怖かった。

正直カレーはどうでも良かったな。うん、怖すぎ天使。

俺は只今自分だけの城、つまり学生寮の自分の部屋のベッドに寝転がっている。誰かと相部屋もいいと思うが、やっぱり部屋ぐらいでは1人で落ち着きたいり…………実は2人用の部屋なので、とっても虚しい気分になる。

まぁ、ここまで来るのにはとても時間がかかった。何も考えずに男子寮に入り、自分の部屋の場所を知らないのに気づき(恥ずかしかった)、わざわざ遠い職員室に行って部屋の確認してもらい、ここまで戻ってきたのだ。

 

……で、これは一体何なんだ?

 

天使から貰ったCDと本を寝転びながら持ち上げてみる。

CDか、パソコンに入れてみようか。俺はノロノロと立ち上がる。

1人に1つはパソコンを支給されているようだ。部屋が部屋やので机も2つあるが、ノートパソコンが1つある。

ディスクをセットし、読み込みを開始する。

その間に本を見る、表紙は真っ白で、黒い字で

 

Angelplayer………か。

 

説明書をざっと見たがどうやら自分に好きな能力を作成する事ができるらしい。天使ってド○えもんか何かなのか?

そんな事をぼーっと考えていると、読み込みが終了した。

 

頑張って何か作るか。

 

 

 

 

 

……………出来た。

 

作った能力は『魔法』それに自分の武器も作った。名前だけでは結構メルヘンだがそれなりの火力はあるみたいだ、それゆえ結構弱点も多い。

 

ってか作ったけど、どうすんだ?

 

ノリで一気に作ってしまったけど、使う時があるのかな?やっぱり天使と戦う時なのかな…。

ノリで頑張って作ってしまったので、パソコンを昼過ぎから触り、もう夜になってしまった。

 

眠い……。

 

パソコンに座る時と同じようにノロノロとベッドに寝転ぶ。

今日は色々とありすぎた、変な物まで貰って、中2病確定の能力まで作ってしまった。

きっと疲れているんだ、寝て目が覚めたら何もかも元通りだ。

 

〜〜♪〜〜〜♪♪

携帯電話の音が鳴る。

本部を出る前にゆりに貰ったスマホ型の携帯電話だ。

やはり戦線や戦うイメージのあるこの組織では普通無線機などを想像するが、なぜ携帯何だ?と聞くと

 

「こっちの方が便利でいいじゃない?」

だそうだ。

 

「音無さん。」

 

電話に出ると、あまり感情のこもっていない声が聞こえた。

 

「遊佐か?」

「はい、そうです。

ゆりっぺさんから伝言です。

『部屋から絶対にでるな。』だそうです。」

「は?いきなり何を言ってるんだ?」

「申し訳ありませんが、ゆりっぺさんの命令でお伝えする事はできません。部屋に居て下さい。」

 

電話は一方的に切られてしまった。

 

何が起こってんだよ。

 

仲間になった筈なのに、除け者にされているのではないか?と少しイライラしてくる。外に出てみようか?

 

パンッ‼

本物は今まで聞いたことがないが、銃の発砲音のような音が響いた。

 

……⁉

 

1つの銃声が響くと、続けて乱れるようにパン‼という音が聞こえてくる。

確実に今、何かが起こっている。発砲音がしたし、戦っている、天使と?それなら戦線の1員である俺にも知る権利ぐらいある筈だ。

 

ゆり、悪いな。

 

心の中でゆりに謝りながら、遊佐から指示を無視して、外に出るためにドアに手を掛け……。

 

あ、開かない⁉

 

クソッ、死んだ世界戦線め。人の部屋まで改造っていいのか?

地面にドカッ!と座り、戦線へ悪態をつきながら、何か外へ出る方法は…と考える。

 

……魔法。

 

魔法があった。折角貰った物だし、使ってやる。

 

発砲音がした方向は、確かグラウンドの方だったはず。

 

俺は立ち上がると、なぜか頭にインプットされている魔法の詠唱を開始する。

 

「………テレポ‼」

 

詠唱の後、始動語を唱える。次の瞬間、俺はグラウンドに立っていた。

 

 

 

 

 

 

 




設定は、この編が終わったら書く予定です。
次はアクションシーンになります。頑張ってアクションシーンっぽいくしてみます(^^;;
感想や、書き方変えろよ、などの意見を募集しております。
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