お家に帰ろう   作:睡眠人間

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自由過ぎるのも考えもの

松陽に褒められたとはいえ、バカどもに何も言われないのは腹立つ。でも自分からどう? とか聞くのは負けた気がするから絶対に言いたくない。

その日以来、簪は大体つけるようにしたし、あれだけ大事にしまっていた白群(びゃくぐん)色の着物もちょくちょく着る。

 

今日だってそうだ。支度を済ませ、ヅラと朝餉の準備に取り掛かる。汚れないよう前掛けを着て、ますます冷え込んできただの雪が降るかもなんだの会話をするが、そこに着物のきの字も出てきやしない。

 

「ところで雪子、あれから菓子作りはどうなったのだ?」

「結構いいとこまで来てるかな。なに、ヅラは甘いもんに興味ないんじゃなかったの?」

「それは銀時の不摂生が嫌いだからだ。適度に食す分には無関心というほどでもない」

 

ああ、たしかに。あいつお年玉全部すったからね。バカだよね。

甘味に飢える銀時は、度々試作品に手を出そうとするがなんか嫌だから私が食べている。ヅラと高杉には、まあ美味くできたかもってやつを食わせたりした。

いやほら、他人の意見も大事だからね。食べ過ぎて味わかんない時あるから。うん。

 

「先生は言っていた。雪子が作ったものなら何だって喜んで食べると。意地になる必要はないんじゃないのか」

「やだよ。お粗末なもの食べさせたくないし」

「粗末ではなかろう。ちゃんと美味しかった」

 

かたっと音を立てて桶の蓋を閉めると一呼吸入れる。

 

「ふーん、まあね? 私の手にかかればチョロいもんよ」

「では今度は食べさせるのか?」

「それはまだ」

 

経験は浅いしもっと練習を積むべきだろう。理想は高く、目指すは極上の味。まではいかずとも、満足できるものを食べて欲しい。

 

「甘いな、雪子」

 

飯を握る合間、そんなことをこぼす。

どういうことだろうと視線で続きを促した。

 

「つまり、それだけ先生や銀時に喜んでもらいたいのだろう」

「は? いやいや、松陽はわかるけどどしてそこにバカが出てくんの」

「あやつにも食べさせていないらしいな。待てが長い分、それだけ感激も増すんじゃないのか」

「なにそれどこの遊女テク? 銀時って犬だったっけ」

「似たようなものだろう。主人(雪子)に噛み付く番犬(バカ)だ」

「なるほど。そこに下僕ってのも付け足しといて」

 

旅路で購入した、新たな洗剤を使い汚れを落とす。すげえあわあわしてる。これも天人が襲来した結果の一つなようだ。なんとも便利なものである。

 

「あ、そうだ。近々俺と高杉、先生は出かけるからな」

「そ。わかった」

 

あれから私も旅行には行ったし、触発されるのも無理はない。帰ってくるなりずっと話し続けてるからね。鬱陶しがられてるけど。古来より女子はおしゃべり好きなのだ。

にしてもハブられてやんのー。布団に丸まっているであろう銀時をせせら笑う。

 

「何か買い物?」

「まあそんなところだな」

「じゃ面白そーなの適当に買ってきてよ。あと、旅日記とか書いてみたら」

「ふむ。考えておこう」

 

お湯を淹れれば、今日の朝ごはんは完成した。

前掛けを外し、安定の寝坊バカを起こす計画を立てる。どうしてやろうか。鍋をおたまでカンカン鳴らしてやってもいいんだけど、この前やったしなー。新しい風を吹き込みたいところ。

考え込んでいれば、ヅラがちらちら視線を寄越しながら言う。

 

「雪子、好きな色はあるか」

「なんで急に。気持ち悪いんだけど」

 

特にその動きが。正直に言ってやると大層ご立腹になる。

 

「聞いただけなのに理不尽だぞ。……別に色でなくとも、模様とかでも構わない」

「そうだなー。花柄は好きかもね」

「ああ、その着物も桜が散りばめられているな」

「……そーだけど?」

「なに、綺麗だと思っただけだ。その着物が」

 

言うだけ言って、さっさと居間に向かっていった。少しぼうっとしていたからか私を呼ぶ声がする。

……松陽とヅラの為に美味しいものでも作ってやろうかな。味見はバカどもにでも任せてみよう。

 

 

ーーー

 

 

冬本番の寒さがやって来た。

この時期は家事が辛い。雑巾を洗うにも食器を洗うにも、料理するにも水が相当冷たいからな。指先が死んでいくんだもの、世の中のお母さんは本当に大変。

 

「うー、寒っ」

 

火鉢とこたつを置いているとはいえつけたばっかりで空気は寒い。こたつに入ると足先が何かを蹴った。またか、ともう一回蹴飛ばす。

 

「いてっ」

「こたつで寝んなって何回言わせりゃ気が済むんだよ」

「バカヤローこれが冬の風物詩なんだよ。これをせずしてわかったような口きいてんじゃねぇ。お前もこたつの魔力に逆らえなくなるがいい」

「勝手に風物詩にすんなし。こんなのに居つかれちゃこたつが可哀想だな」

 

布団から抜き出た白頭。毎年のことだ、こうして銀時がこたつと離れないのは。ずっと寒い寒いと呟くから、私の中で悪戯心がむくりと騒ぐ。

 

「そっか寒いのかー。なら慣れれば問題ないんじゃない?」

「あってめ、何すんだよ寒ィだろーが!」

 

布団を上げれば熱気が空中に溶ける。もはや本来の機能を無くしたこたつ。銀時は恨めしげな視線を向けた。

 

「嫌がらせはやめてくんない。俺風邪引くよ? 天パ菌うつすよ?」

「望むところだ。天パ菌は御免だけど、風邪引いたら私が真心込めて看病してあげる」

 

さっと青い顔する銀時。何を想像したんだか。

そうだ、近所のおばあちゃんから聞いたんだけど、風邪にはネギがいいらしいね。一応ネギ買っとこうかな。

私も寒くなってきたから布団から手を離した。うむ、あったかい。

 

やっぱりこっちが風物詩って感じだよね。

机の上にあったみかん一個を一口で頬張る。

 

温ぬくくなっていく空間に、自然と気も緩んでゆく。煎れさせたお茶を飲めば尚更だ。ちっとばかり味を指摘したいけどな。

 

「暇だなー」

 

あの三人はもう出発した。聞いた旅行期間から、それほど大した旅でもない。近くのより栄える街に泊りがけで出かける、といった具合だろう。

前のように悲惨なことにはさせないと決心した私は、とにかく毎日毎日をきちんと過ごす事にする。寒いけど頑張る。が、暇なものは暇なのだ。

 

「暇すぎ、ねェ銀時ー。面白い事してー」

「てめーでやれよ」

「あーつまんなーい。面白くないんならずっと外にいればいいのに。体張りなさいよ」

 

気温は低い。障子の向こうに広がるだろう身を切るような寒さを想像し、銀時は嫌そうに顔を歪めた。

 

「そんなに退屈してんならどっか外にでも行けばいいだろ」

「お、そーじゃん。じゃあ行ってくるわー」

「えっ、本気なの? つかどこ行くつもり?」

 

んー、高杉とヅラが在籍してた講武館はどうかな。不満は溜まってるだろうしちょっかいかけにさ。たとえあそこが名門だろうと、剣の腕はくそみてェなもんだったし、私一人でも負けないだろう。

 

支度しようかなと立ち上がりかけ、たたらを踏む。袖口を掴まれたからだ。

 

「なに。離せや」

「厄介事持ってくるつもりだろーが」

「私にとっては、その場で炎上させて慌てふためく姿が面白いんだよ」

 

だからこっち(松下村塾)は大丈夫だと。お前には関係ないと言外に仄めかす。趣味悪いのは自覚してる。でも楽しいからしょうがない。

ばっと振り払い今度こそ歩くその背中に、やけっぱちな声が投げられる。

 

「あーあ、俺道場で稽古しようかと思ってんだけどなー」

 

ぴくっと反応する。脳内でくそザコの蟻がわらわらと群れる光景と天秤に掛けて、バカがムカつく顔して皿に鎮座する。あっけなく放り出された蟻たちがなんだか可哀想だった。

 

 

しん、と水を打ったような静けさに体を震わせた。二人しかいない道場はいつもと違ってもの寂しい。笑い声で賑わすガキどもはいないし、その輪の中心で騒ぐメンバーは足りない。当たり前だが、そっと見守る先生も消えている。

 

両手で構える銀時。相変わらず生気のない目は、一挙手一投足を映そうとわずかにも揺らがない。

対し、一見力を抜いている私は、後方を向いた竹刀と握った拳でいつでも迎撃できるよう意識を張り詰める。

 

どちらからともなく口角を上げると、同時に駆けた。

 

「もう、無理だ……」

 

散々打ち合い疲労困憊した私達は、荒い呼吸を繰り返しながら床に倒れる。

へし曲げられた竹刀が鍔迫り合いの威力を物語っていた。だいぶ使われて寿命がきてたようで、途中でめっきり折れた。それが数本投げ出されている。さすがに床に穴は開けたくなかったから気をつけてたんだけど、所々へこんだ部分が視界に映った。

 

「さっきので、何勝何敗?」

「わかんねェよ。高杉じゃ、ねーんだから」

 

それもそうだな。

そんな言葉は音を伴わず、ただの吐息となった。動きづらい胴を外す。ほんとは小手や面もつけるべきなんだけど、暑苦しいから嫌。胴はせめての譲歩だ。

 

汗びっしょりで気持ち悪い。立ち上がって戸を開けると、新鮮で冷たい風が首筋を撫でて行く。

 

「私、剣の扱い上手くなったでしょ」

「まだまだに決まってんだろ。ぶち壊しが得意なのは認めてやる」

 

そうは言われるけど、剣の腕はほぼ互角なんじゃないかと思う。加えて怪力の持ち主だしもう敵なしなんじゃない? 松陽を除けば。

銀時とそうなら、高杉やヅラだってちょうどいい具合だろう。

用意しておいた手ぬぐいで汗を拭き、水で喉を潤す。寝っ転がったままの銀時が「水くれー」と言ってきた。

 

「しょうがないなぁ」

 

すぐ横に座って、なみなみに注がれた湯呑みを口元にやる。銀時が疑惑の目をしたがもう遅い。かなり斜めに傾けると、最初は一生懸命飲んでいたけどゴボッとむせ、飲みきれなかった液体が顎やら頰を伝い、剣道着を濡らした。

 

「げほっ、てめ、何すっ……」

「水欲しいんでしょ? あげるよ。鼻から入れてやろうか」

「やめろ、あっ、すげェ痛いコレ! マジで痛いやつコレェ!」

 

痛みにもがく銀時をひとしきりゲラゲラ笑ってすっきりしたあと、一緒に床を拭き、使い物にならなくなった棒を始末する。

あー面白かった。今度高杉にもやってやろうかな。あの澄まし顔崩してやりたいし。後に本当に実行して数日口をきかなくなったが、そんなのしょっちゅうであんまし気にしなかった。松陽に拳骨食らわされたけど、まあ楽しかったので良しとする。

 

 

ーーー

 

 

「くそ寒ィ……んでこんな雪降ってんのに外に出ないといけないわけ? 頭おかしいよ」

「仕方ねーだろうが。俺だってこたつでゴロゴロしてーわ」

「あーあ、何当たり前のこと言ってんだか。もっとひねったこと言えよつまんね」

「最近当たり強くない? もっと優しくしてくんない?」

 

雪女かよ、と銀時は白い息をつく。ほう、だーれが雪女って?

剥き出しの首に手を当ててやると、奇声を上げて飛び退いた。

 

「何しやがんだよ!」

「つい」

 

ニシッと笑ってやると、銀時は更に機嫌を悪くした。

 

「そういや銀時はどして松陽達について行かなかったの? ハブられた?」

「違げーわ。普通に行かなくていいと思ったんですー」

「だからそれはどうしてなのさ」

「そりゃあ……」

 

言葉を切ると舌打ちし、忌々しげに白を落っことす空を仰ぐ。

 

「いくら怪力女だろうと一人で雪かきすんのはつらいだろーが。残ってやってんだよ感謝しろ」

「んでそんなに嫌そうな顔なわけ。してくれってこっちは頼んでねーし」

「松陽に言われちゃ仕方ねェだろ」

「それならしょうがないな」

 

ありがとう松陽、気にしてくれて。でもはっきり言って今までこいつが役立ったことってないと思うの。特に腕力に関しては。

しかしまあ、猫の手でも借りたかったところだからな。こき使ってやるとするか。

 

道具を使って雪をかき集めていく。毎年の降雪はそれほど大した量じゃなかったんだが、今年はやけに多い。無言で作業すること数時間、キリのいいところまで終わったので休憩する。

 

作業中はそう意識もしていなかったけど、汗すっごいな。すんと臭って顔を顰めた。うわやだ、お風呂入りたい。くそ寒いのにわざわざ縁側に座る。部屋ん中汚したくないからね。

 

「雪かきは好きじゃないけど、雪自体は好きなんだよね」

 

勢いも収まってきて、しんしんと降る光景を眺めつつそんな事を言えば、テキトーな相槌が返ってくる。

 

「ほら、私の名前とかぶってんじゃん?」

「そーだな。……なんかこの辺り雪なんだって思うとキモチ悪い」

「奇遇だね。私もこの辺り銀世界なんだって思うと吐きそう」

 

あれ、そういや拾われた日に雪降ってたから雪子って安易な名前の由来、言ってなかったっけ。

ふと数年前の記憶を思い出した。

まだ二人だけだった頃、新たな悪ガキが増えたときの話だ。

 

「お前の名前ね、候補は夕暮れ太郎とかだったんだよ」

「えっ何その最悪過ぎる名前。危ねえ、銀時でよかったわ」

「………そう」

「急に声色変えるのやめて。お前だったんか、まさかのネーミングセンスお前だっかんか!?」

「なんだよ、別に良い名前じゃないの」

 

今思うと少しズレてる気がする。それも自覚するのも成長というものか。

 

「あー、私名字欲しいかも」

 

自分でつけちゃっていいのかな、こういうの。でも親とかわからんし、引き継ぐものもないからなぁ。

唐突な思いつきは私にはよくあることだ。もはや独り言にも近かったんだけど、銀時はまたテキトーな返事をした。

 

「どーして急に」

「だって私は吉田松陽ですーとか、言ってみたいじゃん。雪子って名前だけ、なんかしょぼい」

「そうかァ?」

「そーだよ。お前だって銀時だけじゃん。しょぼいじゃん」

「んでてめーにしょぼしょぼ言われないといけねーんだ」

 

うーん、どんなのがいいかな。考えたところで名乗る機会とかほとんど無いけどね。ご近所さんには吉田先生んとこの雪子ちゃんで通ってるから。銀時も然り。

 

「せっかくだから松陽に因んだのがいいな。吉田……吉川、吉本、吉……。田? 田中、た……」

 

ぶつぶつ単語を口中に転がしては、気に入らないと飲み込む。それを何度か繰り返すうち、隣からぶえっくしょいとわざとらしいほど大きなくしゃみが。

 

「あ、寒い? 雪かき再開する?」

「普通そこはあったまろうって言うとこだよな」

「へーそうなんだ知らなかったなー」

 

雪かきって結構あったまるけどね。それ以上に汗はかくし大変だから嫌ってだけで。

ざくざく歩いて松下村塾の敷地から少し離れる。ご近所さんもまだここまで手が回っておらず、新雪が降り積もっていた。

後ろから遅れてついてくる足音に、少し安心した自分。振り返れば、仏頂面の銀時が鼻元を赤くして立っている。先を歩く私の後を追うように、足跡を辿って進んだんだろう。

 

「どこ行くんだオメー」

「ちょっとそこまで。何もしないなんてつまんないでしょ。しばらくしたら帰ってくるから」

「雪かきすんだろ」

「あらかた終わったじゃん。どうせ再開すんのはこの後だよ」

 

というか、自ら言い出すなんてどうしちゃったんだろう。頭がやられたか。いやそれは元からか。じゃあ風邪気味なのかもしれない。

頭を空振るだけの心配事は、白い吐息と共にほわほわと消え入る。

 

「ね、雪合戦しよっか」

「はあ? 嫌に決まってんじゃん、寒い」

「いいじゃない、楽しいよ」

 

なんか、今日のお前変だ。

 

一瞬かち合った目が、どことなく奇妙なやりとりを指摘する。自分にとっては普段とそう変わりもしないと思っていたんだけど、銀時からするとそうじゃないみたいだ。

考えれば考えるほど遠のいていく気がして、伝えようとする目線から逃れるようにしゃがんだ。

無言で雪をかき集める。言い出したら止まらないとわかっているから、銀時もいやいや背を向けて同じ事をした。ある程度積めば壁に成る。

 

「石入れてやろーか」

「好きにしたら?」

 

ぎゅっぎゅと力を込めて握ると、固まって氷の塊となる。あー、手ェ冷たい。

これ本気で当てたらどうなっかな。試しにそこの木の幹にブン投げてみると、まん丸の穴を開けて飛んでった。

 

「今そっちからデケェ音聞こえたんだけど」

「ああ、なんてことないよ。木ィ貫通した」

「……」

 

銀時はぎぎぎ、と錆びついたように此方に顔を向けた。冷や汗を流し、目でやめようぜと真摯に訴えてくる。

だから私は鼻歌を歌い、雪玉ならぬ雪弾作成を続行した。

 

「大丈夫だよー人間ってわりと丈夫だからねー」

「雪子の腕力が異常なんだよ!」

 

そう言うこいつも雪玉に石ころ入れてんだから、油断ならないし面白い。くすくす笑うと、また何か言いたげな視線だ。

 

「何、お前弱ってんの」

「え?」

 

はて、と首を傾げた。弱ってる? 私が?

絶対にないと断言する。てか万一そうなったとしても、見せたくないという意地もあるからだ。

 

「……それを言うなら、お前じゃないの」

 

なんだか心に棘がちくちくっと刺さったみたいで気持ち悪い。

標的を代える。幸い、今の顔は赤いしふらふらしてるし、風邪を引き始めてる可能性もありそうだったからね。

 

「……俺絶対熱あるわ、だから帰ろうぜ」

「やっぱ嘘。平気みたいだね。さっ、始めよっか」

 

それでもここまでやったんだから、と雪合戦を開始しようとする。大丈夫だよ、お前が避ければいいんだから。

狙いを定め瞳をきらんと輝かせる。にやりと悪い顔を浮かべて追いかけると、銀時は絶叫して逃げ出した。




振り回しまくる雪子と振り回されまくる銀さんの話でした。
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