バカとテストとましろ色シンフォニー(凍結) 作:あんこ入りチョコ
新吾サイド
あの事件から2日後。僕は今、アキ兄達が入院している病院の先生から、アキ兄と刹那の様子についての話を聞いている
先生「瓜生明久君と如月刹那さんの様子ですが、瓜生君は意識不明、如月さんは意識は戻りましたが、視力の回復はおそらく無理でしょう」
想像よりもきつい結果で少し不安だ
「…そうですか。ありがとうございます」
先生「とりあえず、意識と体調が回復するまで入院はしてもらうことにするよ。君たちは安心して学校に行きなさい」
「…わかりました」
先生はこういったけどやっぱり不安だ。
翌日の朝食
皆「…」
…すごく気まずいぞ。あの事件が起きてから毎日これだ。アキ兄達が入院してずっとこの調子だ。
「と…とりあえずさ、皆食べよう」
皆「…いただきます」
どうしよう…ほんとどうしよう。これじゃあ何時までたっても立ち直れない
「皆…今日は皆だけで学校に行ってくれないかな。僕はアキ兄達のそばに居たいからさ」
皆「なら…私達だって行きたい」
「だめだ。皆は普通に学校に行かないと」
皆「…分かった」
「ありがとう」
僕はアキ兄のそばに居たいから。何かあってからじゃ遅いから
~病院~
「アキ兄…早く目を覚ましてよ…皆の笑顔がなくなっちゃったんだ。僕の力じゃどうにもできないから…早く戻ってきて、いつもみたいに当たり前の生活をしようよ!」
刹那「新吾…」
「刹那…起きてたんだ。ごめん、迷惑だった?」
刹那「そんなことない。新吾の気持ちがはっきり分かった。明久…早く目を覚まして…」
「アキ兄…アキ兄が目を覚まさないから、笑顔が消えてるんだよ?涙が…悲しい顔が増えてるんだよ?皆泣いてるんだよ?だから…早く目を覚まして!」
明久サイド
~明久の意識の中~
…あれ?どこだろう…ここは、どこかから新吾の声が聞こえる…なのに、一面真っ暗だ。
何でこんなところにいるんだろう…たしか…FFF団に攻撃されて…あれ?その後どうなったんだっけ。
…後ろに誰か立っている。こんなところに、誰だろう。
???「久しぶりね瓜生明久君」
「…紫さん。どうしてこんなところにいるんだい?」
紫「実は貴方に、言いたい事があってきたの」
「…言いたいこと?なんだいそれは」
何だろう…嫌な予感しかしない
紫「幻想郷に、博麗霊夢たちを返してもらうわ」
…え?
「…どういうことだ?霊夢たちを返して?霊夢たちはこの世界の人じゃないか。それを返せって、どういうことだよ」
紫「霊夢たちは元々幻想郷にいたの。でも、最後の異変を解決したときに事件が起きた。その事件によって霊夢たちはこの世界に飛ばされ、幻想郷にいたときの記憶を失っている、と言う訳よ。」
「…霊夢たちはどう言ったんだよ」
紫「記憶を戻して、質問したら、戻りたいの一言だったわ」
「…霊夢たちが決めたことなら仕方ない。でも、またあえますか?」
紫「貴方と霊夢たちが望むなら…」
紫さんがそういった後に、僕の意識は闇へと沈んだ
新吾サイド
明久「…ここは?」
「アキ兄!目が覚めたんだね!」
やっと…やっと戻ってきてくれた。
明久「今何時だい?」
「今は…病院が閉まる直前だよ。僕はもう帰るから、明日になって改めてくるね。と言っても、夕方になると思うけどね。じゃあね」
明久「おやすみ。新吾…」
「うん。おやすみ」
そういって、僕は病室を後にした