Live版 WORKING!!   作:みずしろオルカ

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どうも、みずしろオルカです。

オリキャラは3人で、アルバイトしているμ'sメンバーは、4人です。
他の5人は別のバイトをしていたり、部活をしていたりしています。

スクールアイドル活動は行っていますが、この作品ではあまり描写しないかもしれません。

オリキャラ多いので、書き分けられるように頑張ります。


第2話 料理長補佐とフロアチーフ

 夕方からのアルバイト。

 両親からも許可が出て、学校側も申請を出したらあっという間に通ってしまった。

 

 そして、初出勤の日。

 なぜか東條先輩に校門で捕まり、初出勤となった。

 

 バイト先の人にどんな評価をされるのかが若干怖いな。

 

「この子が今日からキッチンに来てくれた原田玲央君やね。松岡さん面倒見たってね?」

 

「おう、了解だ。俺は松岡智成ってんだ、一応夕方帯のキッチン責任者ってことになってる。よろしくな」

 

「はい、原田玲央です。よろしくお願いします」

 

 大学生ぐらいだろうか?

 背は高めで、コックコートが様になってる。

 相当着てるから、馴染んでいるといった感じ。

 少したばこの匂いがするから、二十歳以上だろう。

 大学の二年以上かな?

 

「夕方帯のメンバーは俺と東條が各パートのリーダーで、キッチンは俺と原田がメインになる。ホールは東條含めて五人で、うち一人がキッチンとの兼任をしている」

 

「キッチンが少ないっすね」

 

「この前、一気に辞めちゃってなぁ。東條が探してくれなきゃ、俺休み無しになるところだ……」

 

 ああ、この人はいろいろ大変そうな人だ。

 遠い目で明後日の方向を見てる姿は、哀愁を背負っているようにも見える。

 

「それだけ松岡さんが頼りにされてるってことやん」

 

「料理長代理ってなぁ……本部へ出す新作コンペの試作押し付けられるしさぁ……姉妹店の店長との会合にもなぜか呼ばれるしさぁ……」

 

(ああ、苦労人だなこの人)

 

 一瞬でわかった。

 押しが弱いタイプの苦労人だこの人。

 

「ああ、キッチンの仕事は基本俺が教えることになる。それ以外の事は東條が教えるけど、俺に聞いてくれてもいい。ホールメンバーの紹介は会う度に近くにいる奴が紹介してくれると思うぞ」

 

 適当だ。

 ちょっと心配になった。

 

「へぇ、コイツが新しいキッチンスタッフ? なら、にこの部下ね」

 

「正確には俺の直属の研修になるんだがな?」

 

「にこっち、紹介するな。この子が新しいキッチンの玲央君。玲央君、この子がホールとキッチンを兼任している矢澤にこちゃん」

 

「え? この人って……」

 

「私を知ってるの? 音ノ木坂3年の矢澤にこ! ホールもキッチンもこなせる万能スタッフよ」

 

 三年だと!?

 バカな、学校で見た時は一年だと思ったんだけどな。

 思わず東條先輩と矢澤先輩を交互に見てしまう。

 

「先輩でしたか……」

 

「よくも目線下に向けてくれたわね!!」

 

 バレた。

 そりゃ、東條先輩と露骨に見比べれば仕方ないか……。

 

「どうどう、矢澤。新人に絡むな絡むな」

 

「にこは馬じゃないわよ!?」

 

「静かにしないと、ワシワシの刑やよ?」

 

 ピタッと矢澤先輩の勢いが止まる。

 どうやら、ワシワシの刑と言うモノは相当嫌なようだな。

 

「まっつおかさーん!!」

 

「ぐぼぉあ!?」

 

 視界から松岡さんが消えた。

 正確には飛びついて来た誰かを受け止めて、視界の外に追いやられた形になった。

 今すごい声出したぞ?

 

「星空! 危ないから飛びついて来るなっていつも言ってるだろうが!」

 

「もうすぐ休憩だから、松岡さんの賄いが食べたいにゃー」

 

「話を聞け! 後、首キまってるから……」

 

 背の高い松岡さんと小柄な星空とかいう人。

 そんな体格差で首にぶら下がると、苦しいだろうなぁ。

 星空さんの腕をタップしてるが、その腕が解かれる気配はない。

 

「あ、紹介するな。松岡さんにジャレ付いてるのが、星空凛ちゃんや。凛ちゃーん、新人さん紹介するから降りてきてな」

 

「はーい!」

 

 あれはジャレ付いているというのだろうか?

 松岡さん、顔色が紫になってたけど……。

 

「凛は、星空凛。ホールメンバーの一人にゃ~」

 

「凛ちゃん、この子はウチの高校の2年で原田玲央君。キッチンに入るメンバーやね」

 

「という事は、松岡さんの負担が減るんだね。ちょっと頑張りすぎてたから心配してたんだにゃ」

 

 その心配していた相手の首を的確な角度でキメていたんだが……。

 解放された松岡さんが壁に手をついてゼーゼー言ってる。

 なんだろうな、料理長代理なんてすごい立場なのに威厳が無い人だなぁ。

 

「原田玲央です。えっと……初めまして、よろしくお願いします」

 

「凛もそんなに長く働いているわけじゃないから、敬語とか別にいいよ。同期だと思ってよろしくにゃ~」

 

 バンバンと笑いながら肩を叩く星空さん。

 気軽に話しかけられそうな人だ。

 

「後は、ことりちゃんと佐藤君が居るんやけど、今日は休みやから後日改めてやな」

 

「わかりました」

 

「ほな……、松岡さん大丈夫?」

 

「少し……待って……息、整えるから……」

 

「情けないわね~、シャンとしなさいよ」

 

 まだ、ゼーゼーと呼吸を整えている松岡さんと、追い打ちをかけている矢澤先輩。

 ここまでの印象で、女性陣に男性陣が押されているイメージ。

 

 男女の仲が悪い職場よりは断然良いが、もしかして苦労するのか俺?

 

 

********************

 

 

「最初は皿洗いが基本の仕事になる。料理の方は客の少ない時間や賄い飯作る時に徐々に教えていくから」

 

「分かりました」

 

 案内されたのは、食器が山積みの洗い場。

 比喩などではなく、本当に山積みなのが恐ろしい。

 

「食べ残し等はホール側で処理してくれる。皿に付いたソース等は洗い場の水に漬ける前に、このシャワーで流してな」

 

 庭に水を撒くためのシャワーノズルが設置されていた。

 これで、皿に付いたソースや調味料を流し落とすのだろう。

 

「溜め水が汚れてきたら、水を抜いてこっちのシンクで洗ってね」

 

 シンクが二つ並んでいて、片方には水が溜められていて、片方は何も無い。

 確かに、ソースとかが乾くと落とすのも大変だから水に漬けておくのが正解かな?

 

「矢澤ー! 原田を洗い場に入れておくから、気付いたらフォロー宜しくな」

 

「何かあると、にこに頼むのやめなさいよ!」

 

「……今月のフェア。後、三日ぐらいだったかな?」

 

「グッ……」

 

「確か、アイドルのDVDの発売日が重なってるんだよな?」

 

 仲良いなぁ。

 アイドルのDVDとか、趣味なのかな?

 今月のフェアって確か、丼物だったかな。

 食費削ってるのかな?

 

「にこの弱みで脅すのやめなさいよね!」

 

「だったら、休日にアイドルのライブに行くために俺の車当てにするの控えろよ」

 

 プライベートでも仲良いのか。

 付き合ってたりするのかな?

 いや、あれは付き合っているというか……。

 

「アンタ、希やことりや凛には優しいクセに、私にはなんで扱いが雑なのよ!」

 

「胸に手を当てて考えてみやがれナンバーワン問題児。仕事が完璧だからって悪戯が許されると思わないことだ」

 

「女の子に胸とか、セクハラじゃない!」

 

「うるせぇ、揚げ足どころか、揚げてもいない足を取るんじゃねえよ」

 

 言葉でど突き合ってるのか。

 気心の知れた友人同士の様な不思議な関係に見える。

 

「仲ええやろ? 男女の友情って感じで見てて微笑ましいんよ」

 

「いつの間に背後に立ってるんですか」

 

「ちょっと冷蔵室に用があってな」

 

 そう言った東條先輩の手には小鉢が沢山乗っているお盆がのっていた。

 ある程度作っておいて、保存しておくのか。

 小鉢の様な小さい料理は特に大量に作って盛り付けておくと便利なのだろう。

 

「付き合ってるわけじゃないんですか?」

 

「あれは恋愛やのうて、友愛の方やな。二人とも苦労人で面倒見のいい人たちだから、気が合うんやろうね」

 

 珍しい関係だと思う。

 ああやって、言い合っていても大丈夫だという確信があるから、遠慮なく喋れるんだろうな。

 

「あ、洗い物はスポンジで汚れをある程度落としたら、そこの食器洗い機にセットしてな」

 

「おお、なるほど、了解っす」

 

 ホール専門の東條先輩に教えられてしまった。

 それでいいのだろうか? キッチン専門の松岡さんと、ホール・キッチン兼任の矢澤先輩。

 

「あ、松岡さん。凛ちゃん休憩そろそろやから、賄い宜しくな~」

 

「ん? もうか、原田。ラーメン作るからちょっと見ておけ」

 

 そう言って、厨房に歩いていく。

 急いで行かないと!

 

「メンマとかチャーシューとかトッピングの具材は冷蔵庫に入ってる。スープは出来合いの缶詰に入っているからこの計量お玉で一杯。後は冷蔵庫に入ってるスープの素を温めて混ぜるんだ」

 

 ポンポンと手順を話していく松岡さん。

 話しながらも手を止めずに作業をこなしていく。

 かなり手際がいい。

 

「麺はこの専用の鍋があるからそこに麺を入れて、タイマーをかけて茹でるんだ」

 

「味ごとにトッピングの具材は変わりますか?」

 

「ああ、後で一覧作って渡すよ。今日は味噌で作るから見てるといい」

 

 そういうと麺を湯で始め、具材を刻み始める。

 深めのフライパンで野菜を炒めて、味付けに味噌のベースソースで味を付けていく。

 

「この辺りは、星空用のカスタムだから覚えなくてもいいぞ。あいつ、今日妙に元気だったから期限ギリのチャーシュー追加するか」

 

「あ、好きにカスタムしていいんですね」

 

「賄いはな。後、基本的に常識に則った使い方がルールだ。今のチャーシュー追加も、タッパーに書かれてる期限がギリギリだから早く消費するって目的だしな」

 

 なるほど、そういう風に考えるんだな。

 タッパーとかに期限が書いてあるんだ。

 

「タッパーに書く期限とかは後で教えるけど、中身が切れたらすぐに報告してくれ。仕入れの方法も簡単なのを教えるからな」

 

 料理長代理って役職だし、いろんな仕事こなしているな。

 手際もいいし、どこに何があるかを完璧に把握してる動きだ。

 

「まっつおかさーん! 休憩入るから賄い頂戴にゃ~」

 

「ほい、ジャストタイミングっと、野菜たっぷり味噌チャーシュー麺だ」

 

「わぁ~、松岡さんのラーメン、お店で出すのよりおいしいから大好きにゃー!」

 

 星空さん、ラーメンを受け取るとパタパタと休憩室へ向かっていった。

 本当に嬉しそうだったけど、ラーメン好きなのかな?

 

「ま、そんな一度に詰め込まないから安心しろ。何度か一緒に仕事して、少しずつ慣らしていくから」

 

「ありがとうございます。助かります」

 

 さて、今日居ない他のメンバーとも仲良くできるかな……。

 仕事、がんばろう。




予約投稿と言うモノを試してみましたが、うまく投稿できているでしょうか?

最近はアニメも見れてなくて、いくつか目を付けた作品もHDDで眠っています。

あ、弟に勧められた『鬼灯の冷徹』がめちゃ面白かったです。

BLEACH系の作品も考えているのですが、単行本揃え直すのに時間がかかってます。
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