東方開心劇    作:チャリタク

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本作品は三部作構成となっております。
設定がハチャメチャです。
私には文章力なんぞ存在しません。
ご高覧の際にはご注意下さい。



第4話「活動開始」

午前9時。アパートの一室である302号室の玄関を叩いている人物は紛れもなく射命丸 文。今日から自転車バカを部下としてこき使う為、わざわざこうして赴いている。自分の家に来させても良いのだが、

「辿り着く前に日が暮れる」

という理由で断られてしまった。

まぁ仕方ないかと諦め、玄関を開けながら催促する。

 

 

「ほれほれ-、いつまで支度してるんですか。さっさと行きますよ-」

 

 

部屋の中では、胸をなでおろし安堵する自転車バカが居た。

 

 

「ログインと同時に玄関叩くの止めて下さいよ…心臓止まるかと思ったじゃないすか」

 

「九時に来いって行ったのは貴方でしょう?文句言わないの!」

 

「わ、分かりましたよ……で、今日は何を?」

 

「二つほど依頼を取って来ました、今日はそれを片付けて貰います」

 

「場所は?」

 

「二つとも妖怪の山です。さ、行きますよ。前回の失敗を踏まえて今日は”ゆっくり”飛んであげますから」

 

 

 

 

前回同様、UFOキャッチャーに捕まった景品のように抱えられて飛び上がったのだが、その代わりに高度が高かったのは言うまでも無いだろう。会話が出来るくらいの速度だったのが功を奏したのか、辛うじて気絶はしなかった。

暫く飛ぶと、前方に山が見えて来た。何処かと思い思考を巡らせようとしたが、ロープウェイが見えた。妖怪の山だ。そういやさっき言われたな。地面に降りて解放されると深呼吸をし、ようやく人心地ついた。

 

 

「さ、着きましたよ」

 

「あー怖かった。ったく、何もあんな高く上がる必要無かったでしょうに」

 

「あんなおいしい反応をするからですよ」

 

「畜生、何も言えねえ」

 

「そんなことより、あの人が最初の依頼者です。挨拶して下さい」

 

「あの人?」

 

 

文が指さした先に居た人物は、ウェーブのかかった外ハネが特徴的な青髪で、赤い珠がいくつも付いた数珠のようなアクセサリーでツーサイドアップにして、緑のキャスケットを被っている。 瞳の色は青色だ。服装は肩の部分にポケットが付いている水色の上着、そして裾に大量のポケットが付いた濃い青色のスカートを着用している。 靴は長靴のようなものを履いており胸元には紐で固定された鍵がついている。

二次創作では現代を遥かに凌駕する程の科学力を持つ妖怪、河城にとりだ。

 

 

「や、やぁ」

 

「初めまして、自転車バカって言います。新参者ですがどうぞよろしく」

 

「き、君が自転車バカなのか。そこの天狗様から話は聞いたよ。私は水中のエンジニアこと河城 にとり。にとりって呼んでくれ」

 

「天狗様って呼び方は原作と一緒なんだ……じゃあにとりさん、依頼ってのは?」

 

「それについては私から説明しましょう!」

 

「あ、どうぞどうぞ」

 

「なんだこのデジャヴ」

 

「結論から言うと、地霊殿の時とほぼ一緒です」

 

「てことは、えーっと……

妖怪の山に来る人間をもう少し増やしたい、その為には人里で宣伝する必要がある。でも何をどうやってやれば良いのか分からない。って理解で良いっすか?」

 

「…よく分かったな。その通りだよ、力を貸してくれないかい?」

 

「あ、今回はドラマでなくて結構です。今でも充分来てる方なのでね」

 

「うーん……ちょっと難しいな。もう少し話を聞かせて下さい」

 

「お、散歩ですか?良いですねぇ、そうしましょう!」

 

「いや、散歩するなんて一言も言ってませんけど……なんでそんな乗り気なの?」

 

「当然でしょう?貴方がここの地勢を覚えれば、次から借家に行かなくて済むじゃないですか」

 

「自分の為かよ!」

 

「清々しいくらいの本音だな」

 

「考えてみて下さいよ。どうしてボロ雑巾が如くこき使う部下を、いちいち家まで迎えに行かなきゃいけないんです?たかが人間の為に」

 

「高飛車なとこまで原作通りかよ……」

 

「諦めろ、自転車バカ。この人はこういう性格なんだ」

 

「他の幻想郷に行けば良かったなあ」

 

 

 

なんだかんだ言いつつも散策開始。思ったより広大だったから、にとりさん家と守谷神社に行く道しか覚えられなかった。

これを拳ひとつで吹き飛ばすとか鬼の腕力怖すぎだろ。

道中で話を聞いてるとアイデアが纏まったので、にとりさんに話す。

 

 

「雑誌かぁ、悪くはないけど……」

 

「何か問題が?」

 

「あいにくと文章書くのは苦手なんだよなぁ、しかも宣伝文句だろう?」

 

「まぁ、そうなりますね」

 

「それなら私にお任せを!得意分野ですから」

 

「おぉその手があったか!気づかなかった」

 

「悪いね、恩に着るよ」

 

「カメラの修理でお世話になってますから、これくらいお安いご用ですよ」

 

「じゃあタイトルは 月刊「にとり's工房」 で決まりだな」

 

「ひゅい?わ、私の名前を出すのか!?」

 

「監修は貴方にして頂くつもりですから」

 

「となると表紙はにとりさんが飾った方が良いですね。ねぇ文さん?」

 

「それもそうですね。まぁ細かい段取りは後でしましょう。我々はここで失礼します」

 

「ん?どこか行くんですか?」

 

「ええ、二人目の依頼人が待ってますので」

 

「……いまいち納得がいかないが、よろしく頼むな」

 

「任せて下さい!行きますよ、自転車バカさん」

 

「え、ちょっまっ 」

 

 

右手を掴み、心の準備もさせず文は強引に飛び立った。小さくなる断末魔と姿を眺め、にとりは疑問を口にした。

 

 

「……あいつその内死ぬんじゃないのか?」

 

 

 

 

 

 

「お待たせしました、二人目の依頼人でーす」

 

 

と呑気に言う文とは対象に、当の本人は地面に横たわっていた。安全装置の無いジェットコースターを身一つで味わったのだ、気絶してないだけでも褒めて欲しいくらいである。

出来ればもう少し休みたかったが、呼びかけが煩いので上半身だけ起き上がった。

 

 

「はぁ…はぁ…?誰の家ですか此処」

 

「私の自宅です」

 

「なんだ、文さんが依頼人だったんすね」

 

「はい、これからの時期に合わせて新聞の号外で何を出したものか迷ってましてね」

 

「…ファッション特集でもやったらどうです?」

 

「それは良いアイデアですね!どことなく投げやりなのが気になりますが」

 

「だって、ネタを考えるのは文さんの本職でしょう。俺みたいなのに助け求めてどーすんの」

 

「痛いとこついてきますね…確かにそうですが」

 

 

じっと睨む。罵倒されるわ物理的に振り回されるわの挙句がこれだ。何か腹立ってきた。

 

 

「いやぁ~、一人で考えるのって結構面倒くさくって」

 

「知るかそんなの!はたてでも頼ってろ!俺はもう帰る!」

 

「あ、最後にひとつだけ!」

 

「まだ何か?」

 

「見出しはどうしたら…」

 

「勝手に悩め!!」

 

「あやや~……ホントにログアウトしちゃった、少々やり過ぎましたかね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く。

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