宇宙の救世主と魔法少女 改稿版   作:如月スト

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アリスです。プロローグの後編をお届けします。

それでは本編をどうぞ。


プロローグ 後編

ーチキュウに着陸後ー

 

チキュウに降り立った一同は小太郎を先頭に彼の母が眠るお墓までの道を歩いていた。すると、近くにコンビニを見つけた小太郎は、全員を止めて言った。

 

小太郎「降りる前に言ったこと覚えてる?後2つだけ準備するものがあるって言ったと思うけど、その二つをここで買って行くから少しだけ待ってて。」

 

そう言うと小太郎はコンビニの中へと入っていき、中で買い物をしていく。それから10分後・・・

 

小太郎「お待たせ。」

 

そう言って出てきた小太郎の手には入っていったコンビニのものと思われるポリ袋が握られていた。

 

ラッキー「何を買ったんだ?」と尋ねたラッキーに対して小太郎は「お墓にかける為の水と焼香の為の線香だよ。」と答えた。

 

そこからさらに歩くこと30分・・・

 

小太郎「着いた。」

 

足を止めた小太郎に続くように全員の足が止まった。そこには宇宙共通文字で佐久間家の墓と書かれた墓石が立っていた。

 

ラッキー「ここが、小太郎のお袋さんのお墓か?」

 

小太郎「うん。」

 

一言答えた小太郎は、コンビニ袋に入れていた水を取り出して墓石にかけ、花立に水を入れ持ってきた花の包みをポーチに入れていたハサミで切り、花立に立てた。次に取り出した線香に火をつけようとしてマッチもライターも持っていないことを思い出した。

 

小太郎(そうだ、マッチもライターも危ないから持って行かないって決めてたんだった。)

 

後ろを振り向き仲間たちに声をかけた。

 

小太郎「ねえ、誰かロキュータマを持ってない?線香に火をつけようと思ったんだけど、マッチもライターも危ないから持って来なかったんだ。」

 

スティンガー「持って来てるぞ。」

 

小太郎の声に答えたのはスティンガーだった。

 

小太郎「ありがと、兄貴。ちょっとだけこれを持っててくれる?」

 

スティンガー「ああ。」

 

スティンガーの返事を聞いた小太郎は、自分が持っていた火のついていない線香をスティンガーに渡し代わりにスティンガーからロキュータマを受け取ると自分のセイザブラスターにセットした。

 

セイザブラスター<ロ キュータマ! セイ・ザ・アタック!>

 

小太郎はハッと言う掛け声とともに、セットしたキュータマを手前に倒して、火を起こさせそれをスティンガーが持つ線香に向けて発射した。火がついたことを確認した小太郎がスティンガーから線香を受け取り、手で扇いで火を消すと横向きに置いた。

 

ラッキー「小太郎、俺たちはどうすれば良いんだ?」

 

小太郎の作業を見ていたラッキーが尋ねた。

 

小太郎「手を合わせて目を閉じて。」

 

小太郎が答えると、ラッキー達も小太郎と同じように手を合わせて目を閉じた。

 

小太郎(お母さん、俺やったよ。チキュウを守ったよ。これから次の星に向けて旅立っちゃうけど、お母さんはいつでも俺の心の中に居てくれるんだよね。だから、泣かないよ。お母さんも心配しないで眠ってね。)

 

小太郎「良し。」

 

小太郎はそう言うと目を開けた。

 

ラッキー「終わったのか?小太郎。」と尋ねたラッキーに対して

 

小太郎「うん、ありがとう皆。」

 

霊園を出た一行は再び小太郎を先頭にして彼の叔父の家へと向かった。その途中、霊園に行くときには見なかった赤い宝石に気付き全員が足を止めた。

 

小太郎「なんだろう?この宝石お墓参りに行くときは無かったよね?」

 

ツルギ「ああ、俺様たちが最初に通った時は無かったはずだ。」

 

ラッキー「とすると、俺たちが通った後で誰かが落としたってことだよな?」

 

小太郎「ひとまずこれを交番に届けなきゃ。」

 

そう言って小太郎が宝石に触れたとき、宝石からまぶしい光が溢れてきた。

 

小太郎「うわ!なにこれ!眩しいよ。」

 

ラッキー「小太郎!」

 

ラッキーが叫ぶや否や全員で小太郎の手を握っていた。そうしているうちに宝石から発せられる光は段々強くなっていき、ついには全員の姿が宝石と共に消えた。彼らは一体どこへ行ったのだろうか?

 




読んでくださりありがとうございます。さて前話の後書きで言った通り、キュータマの紹介と解説をしていきます。

《キュータマ解説コーナー》
ロキュータマ・・・ロ座を司るキュータマ。主に火を起こす用途で使われる。

それでは次回の本編でお会いしましょう。
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