それでは、本編をどうぞ。
ラッキー達がはやて達に協力することになり早1ヶ月・・・その間にはやて達は、部隊の再始動の為に大忙しであった。それぞれの場所に散ってしまった六課の面々に声を掛け、出向が必要なメンバーは、必要な書類を揃えて提出し、部隊の運営を見守る後見人には、カリム,クロノ,リンディが再度付いてくれることになった。そしてついに今日、新生機動六課が発足する。
はやては、部隊の隊長室で自分にあてがわれた机を指でなぞり、リインも自分のサイズに合った机と椅子に座って感傷に浸っていた。すると来客を告げるブザーが鳴りはやてが返事をすると、なのは達と一緒にラッキー達が入ってきた。
ラッキー「制服の着方ってこうで合ってるか?」
はやて「うん、バッチリや。」
ラッキー達の服装は今まで着用していたキュウレンジャージャケットではなく、管理局地上部隊の証である茶色い陸士制服を着用していた。 チャンプに至ってはキュウレンジャージャケット着用時と同様に肩にかけているだけであるが・・・
ラッキー「キュウレンジャージャケットなら毎日着てるから着慣れてるけど、他所の組織の制服は初めてだから、着るのに手間取っちまった。」
スティンガー「俺も、サソリの尾の関係で着るのに手間取ってしまった。」
はやて「まあ、しゃあないよ。」
なのは「でも、皆1回教えたらすぐに着方を覚えてくれたよね。」
フェイト「うん、皆制服のサイズは大丈夫?」
ラッキー「ああ、バッチリだぜ。」
フェイト「さて、そろそろ・・・」とフェイトが姿勢を正すとラッキー達も姿勢を正して機動六課への出向挨拶をラッキー達は機動六課に協力していく旨の挨拶をした。 そこへ、また来客を告げるブザーが鳴り入って来たのは、前の機動六課でもはやての副官をしていた青年グリフィスだった。
グリフィス「皆さん、勢ぞろいですね。」
はやて「グリフィス君、今回もよろしゅうな。」
グリフィス「はい、協力者の皆さんも宜しくお願いします。」
ラッキー「ああ、宜しくな。」
グリフィス「あ、報告します。新生機動六課フォワード4名をはじめスタッフ一同揃いました。今はロビーに集合、待機させています。」
はやて「うん、了解や。ほんなら皆、部隊の皆にご挨拶や。」
ラッキー「これから一緒にやっていく仲間たちに挨拶って訳か。どんな奴らがいるんだろうな。」
ハミィ「うん。」
話をしながらロビーへ行くと、グリフィスの言葉通りフォワードをはじめ機動六課のスタッフが勢ぞろいしていた。
はやて「時間になったので始めさせてもらいます。皆さんお久しぶりです、機動六課課長そしてこの本部隊舎の総部隊長 八神はやてです。一年前に解散したばかりなのに、また再結成となってしまいましたが、皆さんの力を借りて今回の事態に立ち向かっていきたいと思います。あまり長い挨拶は嫌われるんで、以上八神はやてでした。」
その後も挨拶が進み、発足式が終わった。
なのは「フォワードの皆、久しぶり。」
スバル・ティアナ・エリオ・キャロ「お久しぶりです、なのはさん。」
なのは「ティアナは、フェイト執務官の補佐官として、スバルは特別救助隊でそれぞれ頑張ってるみたいだね。」
スバル・ティアナ「ありがとうございます。」
なのは「さてと、今から訓練に入りたいんだけど、良いかな?」
スバル・ティアナ・エリオ・キャロ「はい。」
なのは「それから、皆に紹介したい人たちがいるから、訓練を始める前に紹介するね。」
スバル「じゃあ、着替えたら前回と同じように訓練場で良いですか?」
なのは「うん。」
スバル「分かりました、皆行こう。」
なのは「待ってるからね。さてと、皆さんお待たせしました。更衣室へ案内しますね。」
ラッキー「ああ、頼むぜ。それから、俺たちの事は公式の場以外では呼び捨てで呼んでくれないか?普段からさん付けで呼ばれることに慣れてないから返事に困っちまうし、敬語も無しで頼む。これから一緒にやっていく仲間なんだしな。」
なのは「分かった。皆の事も公式の場以外では、呼び捨てでバランスさんたちと、小太郎君に関してはこのままでいくね。」
そこからなのはは、更衣室へと移動しながら六課の隊舎を案内していった。
なのは「ここが更衣室だよ。男女別で別れてるから、着替えたらまたここに集合してもらって良いかな?訓練場まで案内するから。」
ラッキー「ああ、ありがとな。」
なのは「それじゃ、待ってるね。」
10分後・・・着替えを終えたラッキー達が再度集合したことでなのはは、再び六課の隊舎を案内しながら、訓練場へと向かった。
ー機動六課 訓練場ー
なのは「ここが訓練場だよ。今は何もない海辺だけど、端末を操作することで色々なステージに変化させることが出来るんだ。」
ラッキー「へーすげーな。」
なのは「後で皆の実力を見させてもらうね。 はーい、集合!」
フォワード「はい。」
なのは「訓練に入る前に皆に紹介するね。この人たちは民間協力者の・・・」
ラッキー「ラッキーだ、宜しくな。」
スティンガー「スティンガーだ、宜しく頼む。」
ガル「ガルだガル、宜しく頼むけぇ。」
ナーガ「ナーガ・レイだ、シクヨロ。」
ハミィ「私はハミィ、宜しくね。」
スパーダ「僕はスパーダ、宜しくね。こう見えてコックだから、皆の食事についても僕にお任せ。」
小太郎「僕は佐久間 小太郎、宜しくね。」
ツルギ「俺様は、鳳ツルギだ宜しくな。」
なのは「じゃあ、皆も自己紹介してね。スバルから。」
スバル「はい。スバル・ナカジマです。宜しく願いします。」
ティアナ「ティアナ・ランスターです。」
エリオ「エリオ・モンディアルです。」
キャロ「キャロ・ル・ルシエです。そして、この子は私の竜のフリードです。」
フリード「キュクルー。」
ラッキー「ドラゴンか、司令みたいだな。」
キャロ「司令さんですか?」
ラッキー「ああ。」
なのは「皆の訓練の後で彼らの実力を見させてもらおう。」
フォワード「はい。」
眼鏡をかけた女性「なのはさ~ん。」
なのは「シャーリー!」
シャーリー「スバルたちも久しぶりだね、デバイス達の調子はどう?」
スバル「大丈夫です。むしろ、一番最初に貰った時よりも今の方がすっかり馴染んでます。」
シャーリー「そう、それは良かった。 協力者の皆さんは初めましてですよね?機動六課通信主任兼メカニックマイスターのシャリオ・フィニーノ士長です。皆からはシャーリーと呼ばれているので皆さんも良ければそう呼んでください。皆さんのデバイスの開発や調整、有事の際はオペレートを担当するので宜しくお願いします。」
ラッキー「ああ、宜しく頼むぜ。」
シャーリー「もちろん、皆のデバイスの調整も引き続き担当するからね。」
フォワード「ありがとうございます。」
なのは「じゃあ、紹介も終わったところで、訓練に入ろうか。シャーリー?」
シャーリー「は~い、機動六課自慢の訓練スペース。なのはさん完全監修の陸戦用空間シミュレーター、ステージセット。」
シャーリーは空中に展開したホロキーボードを操作して最後に現れたモニターをタップする。すると、何もなかった海辺にビルの群れが出現した。
ラッキー「おー、すげー!オリオンシップのトレーニングルームとは大違いだな。」
なのは「そうなの?」
ラッキー「ああ、オリオンシップのトレーニングルームは何も変わらないから、景色が変わるなんて新鮮なんだ。」
なのは「そうなんだ、行ってみたいな。」
ラッキー「今度オリオンシップの画像を見せてやるよ。」
なのは「ホントに?」
ラッキー「ああ。」
なのは「さてと、皆聞こえる?」
フォワード「はい。」
なのは「私たちの主な仕事は特定捜索ロストロギアの保守管理と新しく任務が追加されて、惑星破壊者の殲滅。その為に私たちが戦うことになる相手はこれ。」
説明をしながらターゲットを出していく。ターゲットとして出されたのは、ガジェットやジャークマターの戦闘員であるインダベーたちだ。
なのは「ガジェットについては説明しなくても分かるよね。だけど、新しく出した敵については、ラッキーさんたちの方が詳しいから、代表してラッキーさんに説明してもらうね。」
ラッキー「確かに、こいつらに関しては、俺たちの方が専門家だもんな。今お前達の前に出ている敵は宇宙幕府ジャークマターの戦闘員であるインダベーだ。こいつらは遠距離だろうと近距離だろうと関係なく攻撃してくるからな。」
なのは「だそうなので、どうすれば良いか素早く考えて、素早く動く。 では、第1回模擬戦訓練。ミッション目的逃走もしくは攻撃してくるターゲットの破壊もしくは捕獲並びに殲滅。目標時間30分以内。」
なのは・シャーリー「スタート!」の合図と共に新生機動六課の訓練が始まった。
制服の着方に関して、補足説明をさせてもらいます。 ラッキー、バランスは通常の着用方法で着用し(バランスに至っては中のYシャツも込み キュウレンジャー本編で着用していた宇宙竜宮城の執事服が管理局の制服になっただけだと認識してください。)、スティンガーはサソリの尾が出るように着用しており、ガルは制服のジャケットだけ着用し、下のズボンをはかずに元々はいていたズボンを着用しており、ナーガとハミィはラッキー達同様通常の着用方法で着用しているが、制服のジャケットの下にそれぞれ防寒着として冬用のセーターを着用しており、スパーダ(に関してはトレードマークのハンチング帽もかぶっている。)と小太郎もラッキー同様通常の着用方法で制服を着用しており、ショウは制服のサイズが合わなかった為にキュウレンジャーとしての服装のままで、ツルギに関しては、制服のジャケットを着用せず、臙脂色のロングコートを着用しているというスタイルです。
ややこしいと思いますが、宜しくお願いします。
それでは次回の本編でお会いしましょう。