宇宙の救世主と魔法少女 改稿版   作:如月スト

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アリスです。

それでは後編をどうぞ。


4話 歓迎会 中編1

ー訓練場入り口ー

 

飛んで戻って来たラッキー達になのは達はもしかしたら、魔力があるのでは?と思いながら、説明してもらうためにラッキー達の近くまで歩いて行った。

 

なのは「お疲れさま。飛んでたように見えたけど、あれは何なの?」

 

ラッキー「あれは、キュータマの力でジャンプ力を上げてたんだ。」

 

機動六課「キュータマ?」

 

ラッキー「ああ、小太郎見せてやってくれ。」

 

小太郎「うん。」そう言うと、小太郎はセットしたままのウサギキュータマを外して言った。

 

小太郎「このキュータマの力を使ったんだよ。やみくもに歩き回るより手っ取り早いと思って。」

 

なのは「へー、このキュータマの力で?他にはどんなのがあるの?」

 

ラッキー「それも含めて全部説明したいから食堂に全員を集めてくれないか?」

 

なのは「全員ってバックヤードのスタッフも?」

 

ラッキー「いや、前線メンバーと後方支援のメンバーだけでいい。」そう言うと、ラッキーは左腕に巻かれたセイザブラスターに呼びかけた。

 

ラッキー「バランス、チャンプ、ラプター、司令 食堂に集まってくれないか?俺たちの事を説明したいから。」すると、4人から「オッキュー。」という返事が返って来た。

 

スバル「他にも仲間がいるんですか?」と尋ねたスバルに対して、

 

なのは「うん、居るよ。全員で12人。」と答えたのは、なのはだった。

 

フォワード「そんなにいるんですか!?」とフォワードたちも驚いている。

 

スパーダ「最初は、スティンガー、チャンプ、ハミィちゃん、僕の4人だけだったんだけど、ラッキーに出会ったことで残りの5人が全員見つかって、さらに小太郎とツルギそして元々戦っていた司令を合わせたら、12人に増えたんだ。」

 

スバル「そうなんですね。」

 

小太郎「それからもう1つ重大発表があるんだけど、それは皆がいるときに食堂でするね。」

 

ラッキー「だな。着替えたら、更衣室の前で待ってるから食堂まで案内してもらって良いか?」

 

なのは「うん。」

 

その一言を最後に実力試験は終わり、一同は更衣室へと向かった。

 

ー六課隊舎 女子更衣室ー

 

スバル「重大発表って何なのかな?」

 

ティアナ「分からないわ。」

 

キャロ「私たちもビックリすることですか?」

 

ハミィ「うん、これを聞いたら、ちょっとどころの騒ぎじゃないよ。」

 

スバル「へーちょっと楽しみだね。」

 

キャロ「はい。」

 

その時、着替えのために外していたハミィのセイザブラスターに通信が入った。

 

ラッキー「ハミィ、今いいか?」

 

ハミィ「ラッキー、どうしたの?」

 

ラッキー「さっきエリオから聞いたんだが、食堂で俺たちの歓迎会を開いてくれるそうだ。そこで、お礼の意味を込めて、久しぶりに歌わねーか?」

 

ハミィ「歌って潜入捜査の時の?」

 

ラッキー「そう、既にナーガにも話をしたんだ。そしたら、良いアイデアだってナーガも賛成してくれてな。」

 

ハミィ「なるほど、でも衣装はどうするの?」

 

スティンガー「それなら、俺が持ってるが。」と今度はスティンガーの声が聞こえた。

 

ハミィ「持ってるの?(゚∀゚)キタコレ!!1日限りのQQQ(トリプル・キュー)再結成ね!」

 

小太郎「俺も聞きた~い。」と今度は小太郎の声が聞こえてきた。

 

小太郎「俺兄貴と皆の衣装作った後は、ずっとオリオンシップにいたからハミィ達の歌聞いてないんだよね。あ、そうだ俺も歌っちゃおうかな。」

 

ラッキー「お、小太郎も歌うか?」

 

小太郎「うん、ついでに俺が司会やってもいい?」

 

ラッキー「ああ、良いぜ。」

 

小太郎「やった、ありがと。」

 

その言葉を最後に小太郎の声は聞こえなくなった。

 

ハミィ「そうなると準備がいるよね?」

 

ラッキー「だな。とりあえず食堂まで案内してもらう道すがらで考えよう。じゃあ、後でな。」

 

その声を最後にラッキーからの通信は切れた。それと同時に着替え終わったスバルから声をかけられる。

 

スバル「ハミィさん、何の話だったんですか?」

 

ハミィ「ん、内緒。」

 

そうこうしているうちにハミィも着替え終わり、更衣室から出て行くとすでに着替えを終えていたラッキー達にだけ聞こえるようにひそひそ声で話し始める。

 

ハミィ「段取りはどうする?」

 

ラッキー「ひとまずは普通に食事をして、皆がスパーダの料理に夢中になってる隙にこっそり抜け出して歌うという手筈で行こうと思うんだが、どーだこのプラン?」

 

小太郎「俺が司会をやるってことも忘れないでよ。」

 

ラッキー「そうだったな、小太郎頼むぜ。」

 

小太郎「ラッキーがシシ座の王様だってことも言うんだよね?だったらさ、あれもやろうよ。」

 

ラッキー「おいおい、やめてくれよ。皆は家来じゃ・・・」

 

小太郎「やらなきゃダメ。」

 

ラッキー「う・・・分かった。スパーダ料理の腕は任せていいか?」

 

スパーダ「Oui.お任せあれ王様。」

 

ラッキー「だからやめてくれよ・・・」

 

スパーダ「普段は止める立場だけど、今回は僕も乗らせてもらうよ。」

 

ラッキー「仕方ねーか。」

 

そうこうしているうちに食堂に到着した。

 

スパーダ「ここが食堂?」

 

なのは「うん、訓練の後はみんなここで食事をとるんだ。 さっき指示された通り、前線と後方支援のメンバー並びに皆がこれからお世話になる人たちを呼んでおいたよ。」

 

スパーダ「腕の振るいがいがありそうだね。」

 

その時、スバルのお腹が盛大に鳴った。

 

スバル「あはは、動きっぱなしでお腹が空いちゃった。」

 

ラッキー「確かに、俺たちも腹が減ったな。スパーダ早いとこ飯にしてくれ。」

 

スパーダ「Oui.腕によりをかけて作るから、1時間くらい待ってくれるかな?」

 

それからキッチリ1時間後・・・

 

スパーダ「お待たせ皆。完成したからテーブルまで運んでくれるかな?」

 

この時スバルたちはラッキーからスパーダの扱いについて注意を受けていた。

 

ラッキー「スパーダは、オリオンシップでもみんなの食事の用意を一手に引き受けてたんだ。だから、キッチンでは誰もスパーダに逆らってはいけないという暗黙のルールがある。逆らったら何があるか分からねーからな。だから、キッチンではこの一言だけが許される。「Oui.シェフ。」この一言が無ければ、最悪飯抜きになることもあるからな。」

 

なのは「さすがにそれはイヤかも・・・」

 

ラッキー「だろ、だからスパーダからなにか頼まれたらすべて引き受けること。」

 

その言葉通りなのは達は、スパーダが作った料理を手分けしてすべてテーブルへと運んでいき、食事へとありつくのだった。




いかがでしたか?

それでは、次回の本編でお会いしましょう。

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