それでは本編をどうぞ。
ー機動六課 管制室に向かうまでの廊下ー
小太郎とシャーリーが管制室へと走っていると、同じようにショウの通信を聞いたであろうラッキー達が走ってきた。
ラッキー「小太郎、シャーリー!」
小太郎「ラッキー、皆も!」
ラッキー「こっちの世界で救難信号が鳴るなんて、一体だれが組み込んだんだろーな?」
小太郎「大方、司令だったりして。いつもはテキトーなのに・・・」
ラッキー「だろうな。 それより小太郎はどうしてシャーリーと一緒に?」
小太郎「デバイスの簡易チェックを頼んでたんだ。」
ラッキー「デバイスの簡易チェック?」
小太郎「うん、貰ったばかりだけど、使っているうちに不具合が見つかっても嫌だし、だから簡易チェックを頼んでたんだ。」
スティンガー「確かに、戦闘中に不具合が出れば致命的なダメージを負うからな。正しい判断だと思うぞ。」
小太郎「ありがと、兄貴。 六課の皆はブラスター機能を組み込んで最初の戦闘だね。大丈夫かな?」
ラッキー「まさか、小太郎が司令とはやてに頼んで全員のデバイスにブラスター機能を組み込むように頼んでたなんてな。」
小太郎「うん、俺たちって基本的には全員で出撃してる訳じゃないでしょ?」
スパーダ「確かに。基本は5~6人で出撃してるね。」
小太郎「で、そうなると俺たちだけじゃフォローできない部分も出てくると思わない?」
ツルギ「確かに。次元世界って幾つあるのか分からないが、俺様たちだけじゃカバーできない部分も出てくるな。」
小太郎「だから、デバイスを製作してもらう際に一緒にお願いしてたんだよ。」
シャーリー「皆さん、ここです!」
先頭を走っていたシャーリーの声で気が付くと、どうやら目的地についていたらしい。ドアが開き全員が管制室に入ると、既になのは達前線メンバーも管制室にいた。
ー機動六課 管制室―
小太郎「ラプター、救難信号の発信元って特定できた?」
ラプター「はい、発信元は第61管理世界スプールスからです。」
その言葉を聞いたエリオとキャロが強く反応した。
スティンガー「スプールス・・・どんな世界なんだ?」
エリオ・キャロ「僕(私)たちが説明します。」と名乗り上げたのはエリオとキャロのライトニングフォワードの2人だった。
エリオ「第61管理世界スプールスは、自然が豊かな世界なんです。」
キャロ「豊かな自然のおかげで動物たちものびのびと暮らせる世界なんですよ。」
スパーダ「Wow!2人とも詳しいんだね。」
エリオ「僕たちは辺境自然保護隊の隊員なので。」
ラッキー「そうだったのか。確かに自分達が所属している組織の事は自分達が一番よく分かってるもんな。」
キャロ「豊かな自然を壊そうとするなんて、保護隊の隊員として許せません。 私たち、先に行きます!」
そう言うと、キャロはデバイスを展開し、足元にピンク色のミッド式魔法陣を展開させ、エリオと共に転移していった。
ー第61管理世界スプールスー
スプールスに転移したエリオとキャロの2人は、被害の状況を確認していった。
キャロ「ひどい・・・」
エリオ「確かに、これはひどいかも・・・」
その時2人の上司に当たる女性が木の陰から姿を現した。
女性「エリオ、キャロ!」
エリオ・キャロ「ミラさん!」2人はミラに駆け寄った。
エリオ「何があったんですか、ミラさん?」
ミラ「それが、突然変な機械生命体が現れて「キュウレンジャーを呼べ。さもなくばここを破壊する。」って言ってきたの。」
エリオ「ラッキーさんたちを?」
ミラ「知ってるの?」
キャロ「はい。彼らは、2ヶ月前にこの世界に来た民間協力者です。」
エリオ「機械生命体の目的はこの惑星を消滅させることです。それを防ぐために、僕たちに協力してくれているんです。」
その時キャロがとある方角を見て叫んだ。
キャロ「エリオ君!あれ見て!」
エリオ「あれは、モライマーズ!」
キャロ「とにかく、私はこのことを六課に知らせてくる!」
エリオ「お願い、キャロ!」
キャロ「任せて!」
そう言うと、キャロは六課の本部へと通信をつないだ。
キャロ「こちら、ライトニング4 本部応答願います。」
ー機動六課 管制室―
シャーリー「こちら、ロングアーチ1シャリオ キャロ、状況は?」
キャロ「だいぶひどいです。現状を送ります。」
キャロによって送られてきたスプールスの現状を見た六課のメンバー並びにキュウレンジャーは絶句してしまった。
シャーリー「確かに、これは酷いかも・・・」
ラッキー「ドン・アルマゲが復活したってことなのか?」
ショウ「理由はどうあれ、救難信号を受け取ったのだから救世主の出番だよね。キューレットで出撃メンバーを決めちゃうから、皆自分のチェンジキュータマを入れてね。」
そう言うと、ショウはどこから取り出したのか商店街の福引で使われるガラポンに似たアイテムを取り出し、自分のチェンジキュータマであるリュウキュータマをその中に入れていた。それを見たキュウレンジャーは・・・
キュウレンジャー(司令、いつの間に出したんだろう・・・)と全員が同じことを思っていた。
一方、いきなり出されたキューレットを見た機動六課のメンバーは・・・
機動六課(出撃メンバーがガラポンで決まるってアリなの!?)と驚愕していた。
そうこうしているうちに全員のチェンジキュータマが入ったことをを確認したショウが福引の要領でキューレットをまわすと中から6個のキュータマが出てきた。出てきた色は赤、オレンジ、緑、黄、紫、水色の6個のキュータマだった。
ラッキー「よっしゃ、ラッキー!!」
ハミィ「(゚∀゚)キタコレ!!」
スパーダ「グラッツェ。」
ショウ「ボクちんもだね。」
小太郎「やった。」
出撃するメンバーが決まったところでラプターが言った。
ラプター「皆さん、行き方分かってますか?」
小太郎「そっか、宇宙に行くわけじゃないから、ボイジャーだと行けないんだよね。」
ラプター「はい、ですが皆さんには魔法の力がありますので転移魔法で行けますよ。」
ラッキー「離れたところへ行くには転移魔法がピッタリって訳か。」
ラプター「はい。」
小太郎「ねえ、俺が使ってみてもいい?」と小太郎が尋ねたので、
ラッキー「ああ、良いぜ。」と答えたのはラッキーだった。
小太郎「シャーリーさん、転移魔法ってインストールされてるんだよね?」
シャーリー「うん、転移魔法発動って言った後に転移したい場所を言えば、発動するよ。」
小太郎「オッキュー。皆俺の周りに集まって。転移魔法で行くから。」
ラッキー「頼むぜ、小太郎。」
小太郎「任せて。」そう言うと小太郎は待機状態にしているポルトニアを取り出していった。
小太郎「ポルト、出番だよ。俺たちをスプールスまでお願いね。」
ポルト・ニア[任せて、お兄ちゃん。]
小太郎「転移魔法発動!座標は第61管理世界スプールスヘ!」
小太郎がそう言うと、足元に水色のベルカ式魔法陣が展開され、ラッキー達をスプールスへと転移させた。
いかがでしか?前書きで出動と六課の誰か2人が変身するって書きましたが、書けませんでした。ごめんなさい(´;ω;`)
次回は六課の誰か2人が変身するので、お楽しみに。
それでは次回の本編でお会いしましょう。