それでは、本編をどうぞ。
いよいよ、迎えたバレンタイン当日。なのは達は、前日決めたとおりに夕食の前にそれぞれが渡すプレゼントをバトルオリオンシップに取りに行き、スパーダの夕食を舌鼓を打ちながら食べ終えた。食事が終わったことで解散しようとしていたラッキー達は、小太郎に呼び止められた。
小太郎「ちょっと待って。」
ラッキー「どうした、小太郎?」
小太郎「今日は何の日か知ってる?」
ラッキー「今日?特に何も無いような・・・」
小太郎「違うよ。女の子にとっては大事な日なんだ。」
スパーダ「女の子にとって大事な日?」
小太郎「うん。 今日はバレンタインなんだ。」
ラッキー「バレンタイン?」
ハミィ「私も昨日小太郎から聞いてね。女の子が好きな男の子にチョコや花なんかを送るんだって。」
ラッキー「へー、そーなのか。」
小太郎「うん。だから、なのはさん達のお菓子をラッキー達に受け取ってほしいんだ。モチロン2人きりの時にね。」
その言葉を聞いて、なのは達は顔を赤くした。
小太郎「その前に、僕から皆にバレンタインプレゼントだよ。」
そう言うと、小太郎は後ろに隠していたラッピングした袋をテーブルに置いた。
ラッキー「これ、小太郎が作ったのか?」
小太郎「まあね。僕も普段から皆にはお世話になってるからね、感謝の気持ちを込めてみたんだ。」
ラッキー「小太郎・・・」
小太郎「ラプターたちの分は別にあるからね。」
ラプター「私たちの分まで?」
小太郎「もちろん!皆大事な仲間だから。後で渡すね。」
ラプター「ありがとうございます。」
小太郎「皆、いつもありがと。」
ラッキー「俺たちの方こそ、チキュウの事色々教えてくれてサンキューな。」
スパーダ「あれ、スティンガーの分は?」
小太郎「兄貴の分は別に作ったんだ。兄貴は甘いもの苦手でしょ?だから兄貴には甘さ控えめのスコーンを作ったんだ。」
スティンガー「俺の好みを覚えてくれていたのか?」
小太郎「当たり前だよ。兄貴のことを見てるのはチャンプだけじゃないんだからね。」
チャンプ「相棒、小太郎に1本取られたな。」
ラッキー「確かに。小太郎でなきゃ、甘いものが苦手だなんて分からねーもんな。」
スティンガー「小太郎、ありがとな。」
小太郎「どういたしまして。 ラプターたちの分はお花だよ。」
ラプター「物が食べられない私たちのことを考えてくれたんですね。」
小太郎「うん。」
ラッキー「やるな、小太郎。」
小太郎「ありがとう。さて、僕からは以上だよ。後は、なのはさん達のプレゼントを受け取ってね。」
小太郎が言い終わると、なのはたちが一斉にラッキーたちの元へとやって来た。
なのは「ラッキーさん。」
フェイト「スティンガー。」
はやて「スパーダさん。」
シグナム「ツルギ。」
ハミィ「ナーガ。」
なのは・フェイト・はやて・シグナム・ハミィ「後で、寮の部屋に来て。」
ラッキー・スティンガー・スパーダ・ツルギ・ナーガ「分かった。」
告白まで書けませんでした。次のお話からしばらくバレンタイン個別編が始まります。
それでは、次回の本編でお会いしましょう。