宇宙の救世主と魔法少女 改稿版   作:如月スト

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アリスです。バレンタイン個別編 今回はスパーダ&はやてです。

それでは、本編をどうぞ。


番外編 2話 バレンタイン個別編 スパーダ&はやて

ー機動六課隊員寮 廊下ー

 

小太郎からのバレンタインプレゼントを受け取り、ラッキー達と別れたスパーダははやての部屋へと向かっていた。

 

スパーダ「ここだね。」スパーダは、ドアの前で立ち止まり、服装が乱れていないか近くにあった鏡でチェックして、乱れていないことを確認すると入室を求めるブザーを鳴らした。少しして中から「どうぞ。」と返事が返ってきたのでスパーダは、部屋の中へと入る。

 

スパーダ「お待たせ。」

 

はやて「気にしてへんよ。」ふとスパーダは、机の上にラッピングされたクッキーがあることに気づきはやてに尋ねた。

 

スパーダ「はやてちゃん、あのクッキーは誰からなの?」

 

はやて「小太郎くんからや。」

 

スパーダ「小太郎から?」

 

はやて「うん、スパーダさんたちだけやなくこの世界に来てからは私たちにもお世話になってるからそのお礼にって作ってたみたいやよ。シグナムは、ガトーショコラを作るのにキッチンに入ってたみたいでその時に1枚だけ味見させてもらったそうで、知っとったみたいやけど。」

 

スパーダ「そうなんだ。」

 

はやて「私からもバレンタインチョコがあるんよ。良かったら、受け取ってもらえると嬉しいな。」

 

スパーダ「僕のために?もちろん喜んで受け取るよ。」

 

はやて「ホンマに?良かった。」そう言ってはやてはラッピングした袋をスパーダに手渡した。

 

スパーダ「これ、カップケーキかい?」

 

はやて「うん。」

 

スパーダ「グラッツェ!後で部屋に戻った時に頂くね。」

 

はやて「スパーダさんの口に合うとええんやけど・・・」

 

スパーダ「もしかして、相当悩んだ?」

 

はやて「うん、みっともないお菓子は渡せへんと思ってハミィちゃんと2人で悩みに悩んで決まったお菓子なんよ。」

 

スパーダ「僕としては、どんなものでも嬉しいけどね。」

 

はやて「まあ、悩んだ甲斐もあって自分でも納得のいくお菓子が出来たから、そこは感謝しとるよ。」

 

スパーダ「そうなんだ。じゃあ、楽しみにしていようかな。」

 

はやて「楽しみついでに私は来月のホワイトデーもやな。」

 

スパーダ「ホワイトデー?」

 

はやて「うん、今日のお返しでスパーダさんから私にお菓子のプレゼントをしてもらうことやよ。」

 

スパーダ「それに加えて小太郎へのお返しもって訳だね?」

 

はやて「うん、正解。 小太郎くんて好き嫌いあるんかな?」

 

スパーダ「うーん、基本的には好き嫌いをなくしてもらうように、食事も工夫してるから好き嫌いは無いかな。」

 

はやて「さすが、スパーダさん。」

 

スパーダ「小太郎へのお返しのお菓子は僕たちみんなで考えてみようよ。」

 

はやて「そうやね。もらったのは私達だけやないやろうし、小太郎君へのお返しは私たち全員の共通プレゼントってことで。」

 

スパーダ「だね。」

 

はやて「っといかんもうこんな時間かはよ寝な。」

 

はやての言葉にスパーダもはやての部屋の壁に掛けられた時計を見る。

 

スパーダ「Wow!明日の仕込みがまだ少しだけ残ってるからそれをやりきらなきゃ。ボンニュイはやてちゃん。」

 

はやて「スパーダさんもお休みなさい。」

 

その言葉を聞くとスパーダは、はやての部屋を後にした。

 

スパーダ「小太郎へのお返しのお菓子は皆で作るから、近いうちに皆を集めて何を作るか考えなきゃね。」

 

そう言うと、スパーダはやりかけだった朝食の仕込みを終わらせるためにキッチンへと歩いて行った。




何とか書けました。実はこの番外編は台本を書かないで書いているので1話考えるだけでも大変なのですが、皆さんの応援や、感想が私の書く気力になっているのでこれからも応援や感想お待ちしてます。

それでは次回の本編でお会いしましょう。

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