それでは本編をどうぞ。
ー機動六課 食堂ー
食堂ではすっかりお馴染みのメンバー達が話に花を咲かせていた。
なのは「8月か・・・今年も残り4ヶ月だね。」
はやて「そうやね〜。」
フェイト「今月は誕生日の人居ないのかな?」
なのは「誕生日よりも大事なことがあるよ。」
小太郎「終戦記念日だね・・・」
はやて「うん。今年は終戦から73年が経過してる。」
なのは「73年前の8月6日に広島に原爆が落とされてその3日後に長崎に原爆が落とされた・・・」
その時、食堂にラッキーがやって来た。
ラッキー「なのは、なんの話をしてるんだ?」
なのは「ラッキーさん。今月は平和月間だなって話をしてたんです。」
ラッキー「平和月間?何だそれ?」
小太郎「今年は戦争が終わって73年経ってるんだ。8月6日に広島に原爆が落とされてその3日後に長崎に原爆が落とされたんだ。」
フェイト「そして、その6日後に日本は降伏宣言を受け入れて戦争が終わった。」
ラッキー「そんな歴史があったんだな・・・」
はやて「うん。今でこそ平和だけど、昔は食べ物も無かったんやよ。」
ラッキー「そーなのか?」
はやて「うん。今では当たり前に買えるものも昔は買えなかったからね。」
小太郎「それから、平和を願って鶴を折る風習もあるよね。」
ラッキー「平和を願って鶴を折る?鶴って折れるのか?」
フェイト「原爆の後で白血病を発症した女の子が回復を願って鶴を折っていたんだ。それも1羽や2羽じゃなくて1,000羽。」
ラッキー「1,000羽!?鶴ってそんなに折れるものなのか?」
小太郎「うん。1羽ずつ折ってそれを糸で繋げるんだよ。」
ラッキー「1本の糸で1,000羽繋げるのか?」
フェイト「1本の糸で繋げられるのは40羽が限界だから、何本も作って最後にリボンで纏めるんだよ。」
ラッキー「大変な作業なんだな。 そうだ、今から皆で折らないか鶴を。」
なのは「私も話していたら何だか折りたくなっちゃったな。」
小太郎「そうだね。皆を呼んで1,000羽折ろうよ。」
はやて「小太郎君、ナイスアイデアや!」
小太郎の提案にはやてが賛同したことでラッキーがブラスターで全員を呼び出し、なのはが1,000羽鶴の話を聞かせた。 その話を聞いた一同も折りたいと賛同し、小太郎達による折り紙講座が始まった。
折り紙講座が始まって数時間後・・・全員が協力したこともありどうにか鶴を1,000羽折り終えたラッキー達は、スティンガーと小太郎に後を託して食堂を去っていった。
食堂に残った小太郎とスティンガーは、先ほどなのは達が折った1,000羽鶴を纏める作業に取り掛かった。
スティンガー「さて、俺たちは皆が折った1,000羽鶴を纏めなければならないが、鶴を通す前にやるべき作業はあるか?」
小太郎「うん。いきなり鶴を入れちゃうと落ちちゃうから一番下にビーズを入れてね。そうすれば鶴が落ちないから。」
スティンガー「ビーズを入れればいいんだな?」
小太郎「うん。一番下と40羽入れ終わった一番上の2つ分だよ。」
スティンガー「2つ入れればいいんだな?」
小太郎「うん。」
スティンガー「鶴の羽はどうするんだ?」
小太郎「羽と羽の間に鶴を入れて重ねて。この作業を40羽分繰り返すんだよ。」
スティンガー「40羽分・・・長くなりそうだな。適度に休憩を挟みながら作業していくとしよう。」
小太郎「賛成。」
それから小太郎とスティンガーは、ところどころで休憩を挟みつつ、40羽の鶴を糸に通し終えた。
小太郎「まずは1本できたね。」
スティンガー「ああ。」
小太郎「この調子で1,000羽繋げていこうよ。」
スティンガー「だな。」
その後も数羽繋げては休憩を繰り返して数時間後・・・漸く全ての鶴が繋がった。
スティンガー「やっと全部の鶴を繋げられたな。」
小太郎「だね。後は繋げた鶴をリボンで纏めれば完成だよ。」
スティンガー「いきなり纏めても良いのか?」
小太郎「40羽通した糸が25本だからね・・・いきなりは難しいと思うから最初に固結びを2回して、大きいビーズで纏めてリングを結んでからの方がいいかな。」
スティンガー「その方が懸命か・・・分かった。」
それから2人は固結びをし、リングを結び、リボンで纏めた。
小太郎「完成!」
スティンガー「結構かかったな。」
小太郎「うん。」
その時なのはが食堂へと通りかかった。
なのは「完成したんだ。」
スティンガー「ああ。」
小太郎「なのはさん、フックか何かない?」
なのは「フックか・・・何処かに飾りたいってことだよね?」
小太郎「うん。」
なのは「探してくるからちょっと待っててね。」というとなのはは、今来た道を引き返してフックを探しに行った。
それから数十分後・・・小さめのフックを持ったなのはが戻ってきた。
なのは「お待たせ。見つかったよ。」
小太郎「ありがとう。どこに飾ろう?」
なのは「ロビーはどうかな?」
小太郎「皆が通るロビーに飾って平和への関心や意識を持ってもらうためだね?」
なのは「うん。」
小太郎「良いと思う。」
スティンガー「俺も賛成だ。」
なのは「じゃあ、ロビーに飾るよ。」
なのはの一言で千羽鶴はロビーに飾られ、飾られた千羽鶴を見てなのはが言った。
なのは「こうして見ると本当に千羽折ったんだって実感するね。」
小太郎「皆の協力のおかげだね。」
スティンガー「同時に折り方を教えてくれた小太郎たちのおかげでもあるな。」
小太郎「そう言ってくれると僕たちも教えた甲斐があるよ。」
なのは「はい。皆さんが協力してくれたおかげで千羽折ることが出来ました。」
その時はやて達がロビーの方へとやってきた。
はやて「完成したんやね、千羽鶴。」
ハミィ「すごい。これ2人で全部繋げたの?」
スティンガー「1本の糸では40羽が限界なんだそうだ。そこで40羽繋いだものを25本作ってそれをまとめた形だな。」
スパーダ「40羽!?大変だったんじゃない?」
小太郎「時々休憩を挟みながら繋げたから大丈夫。」
ラッキー「そっか。ありがとーな!小太郎、スティンガー。」
ナーガ「完成した鶴を飾る場所としてロビーを選んだのか?」
なのは「はい。皆さんに平和への関心と意識を持ってもらいたいなと思いまして。」
ナーガ「なるほど。確かに良いアイデアだ。」
はやて「ここならみんなの目にも留まるしね。なのはちゃん、グッジョブや!」
なのは「にゃはは、ありがとうはやてちゃん。」
はやての賞賛を得たことで千羽鶴の居場所は隊舎のロビーで確定した。
はやて「なんやろう。千羽鶴を見てると平和になったんだって実感する。」
フェイト「うん。」
なのは「これからも平和な日々を守っていきたいね。」
ラッキー「その為にもジャークマターを倒して平和な世界を取り戻そうぜ。」
スパーダ「だね。1日でも早くこの世界を平和にしなくちゃね。」
なのは達の話を聞いて千羽鶴を見て居たラッキー達は、改めてこの世界に平和を取り戻して見せると誓うのだった。
いかがでしたか?前書きでも書きましたが、今回のお話は平和月間にちなんで書かせていただきました。
それでは次回の本編でお会いしましょう。