艦隊これくしょん ~誰の為に海へ出る~   作:土居内司令官(陸自ヲタ)

5 / 5
File:04

「それで、貴女達はこの世界の艦娘ではないと?」

 第201航空艦隊旗艦の加賀が問うと、金髪サイドポニーの艦娘が頷いた。

「Yeah. 正直な事を言うと、燃料と弾薬が欠乏し始めてね」

「まぁ、それだけの戦力に補給無しでは、2週間も持たないでしょう」

 加賀が視線をずらせば、そこには大量の見覚えの無い艦娘達、上空には見た事の無い飛行機の群れ。

 

 

 

 その頃――

「敵機直上! Hard starboard!」

「Fuck off!」

 12.7cm単装高角砲MK12や28mm単装機関砲MK2が唸り、たこ焼き型艦爆を撃ち落とす。

「こちら第12航空戦隊、旗艦ワスプ! 敵の激しい航空攻撃を受けている! 至急応援を求む!」

 

 

 

 その応援要請は、加賀の耳にも入っていた。

「こちら第21航空戦隊、旗艦加賀。そちらの位置は?」

〔現在地点、グリッドKM-2189! お願い、早く!〕

 しかし、加賀が苦い顔をする。

「KM-2189……全速前進でも6時間は掛かるわ」

「それだったら、私達に任せてくれない?」

 すると、金髪サイドポニーの女性が自分の胸を叩いた。それに伴い、巨大な胸部装甲が揺れる。

「ただし、conditionがあるわ」

「条件?」

「補給物資の定期的輸送、それと貴女達の上官とのダイレクトラインの敷設」

「……横須賀に話をつけておきます」

「Thanks! SLCMを持っているのは出発よ! Make a sortie!」

 金髪サイドポニーの言葉に、幾人かの艦娘が動き出した。

「やれやれ」

「深海棲艦を石器時代に戻してやるか!」

「チャイナボカン舐めるなよ」

「大王の名を見せてやる!」

「D級の素晴らしさを思い知らせる時間がやってまいりました」

 

 そして、ガダルカナル飛行場から次々と戦闘機が出撃していく。

 計54機の3種類の戦闘機は、双発噴式・双外反角付垂直尾翼という共通の設計であった。

〔全機、スーパークルーズで向かう!〕

『コピー!』

 戦闘機達――F-22A ラプター、Su-57 PAKFA、殲-20A ファイアーファング――は編隊を組み、超音速で飛んでいった。

 

 

 

 ワスプ目掛け、たこ焼き型艦爆が急降下する。

「くっ!」

 28mm単装機関砲MK2が唸るも、たこ焼き型艦爆の勢いは止まらない。

「Hard port!」

 ワスプが左へ転舵し、投下された250ポンド爆弾をかわす。しかし、その判断は罠だった。

 目の前に雷跡、しかも自分目掛けてやってくる。

 

 

 

〔レーダーコンタクト! ゴーストアイ、やっていいのか?〕

〔ゴーストアイから全ユニット、交戦を許可する。繰り返す、交戦を許可する〕

〔了解、マスターアームオン!〕

〔待ってました!〕

〔FOX3!〕

 次々と兵器倉が開き、ミサイルが放たれていった。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。