古代神殿エリア
ヒロ「此所が古代神殿エリア……」
到着したヒロはアキレスD9になりながら周りを見る中で玉藻はマップを展開して顔を顰める。
玉藻「うわぁ……これはマジでヤバイですねぇ。もうほとんど真っ赤ですよ」
モードレッド「ゲッ、こんなにも赤くなってんのかよ」
横から見たモードレッドは状況にうげぇと漏らす。
速く動いた方が良いと誰もが頷いてそれぞれネロと玉藻を中心の2組に分かれて動き出す。
☆
タマモキャット「と言う訳でオリジナルと同じですワン」
玉藻「むぅ、何故キャットと一緒なのですか。私はご主人様と一緒が良かったですのに」
リリィ「ま、まあまあ;」
ヒロインX「ジャンケンによる公平な結果なのとレガリアを持つ者で分かれた方が良いと言うあなたのマスター自身の意見ですからね」
モードレッド「後で合流するんだしその時に甘えれば良いんじゃねえか?」
不満そうな玉藻をリリィは宥め、ヒロインXとモードレッドが攻性プログラムを撃破しつつアグレッサーを攻撃しながらそう言う。
玉藻「ええ、勿論そうしますとも!その為にもまずはこいつらを片付けてます!」
そう言って玉藻も気合を入れて攻性プログラムやアグレッサーへと攻撃を仕掛ける。
タマモキャット「オリジナルには負けてられない。なぜならそれがキャットだから!」
それにタマモキャットも勢いよく粉砕していく。
玉藻「むむ、やりますね。ならこちらも負けてはいられませんよ!」
タマモキャット「ならオリジナル。勝負するか?どっちが多くのエネミーを破壊できるかで」
玉藻「望むところです!」
そう言って2人はペースを上げて撃破して行く。
モードレッド「テンション上げてるな…」
ヒロインX「やる気があるだけ良いかと」
リリィ「ですね」
それに3人も続いて行く。
☆
一方のアキレスD9達の方では…
アキレスD9「はあ!」
ネロ「たあっ!」
スドォォォォン!ガシャァァァン!
こちらも順調に撃退しており、少し離れた場所でアルトリアDの振るう斬撃と突きで大幅に減って行くのにネロは舌を巻く。
ネロ「むぅ、凄いな……」
思音『うん。流石騎士王……とんでもない強さだね』
マリー「ホント凄いわよね~だから負けられないわ」
アルテラ「マスターのサーヴァントメンツでモードレッドに続く主力ともいえる…私も負けてないが」
その活躍にネロも感嘆し、思音も改めてその強さに驚くとガラスの馬に乗ったマリーが魔力弾を放ちながら通り過ぎ、アルテラも剣を振るいながらそう付け加える。
思音『へ~、そうなんだ……!』
ネロ「! この気配は……皆来るぞ!」
感嘆してから何かに気づく思音の後にネロがそう言うと前方から威圧する様なプレッシャーが向かって来る。
誰もが前方からのプレッシャーに前を見る。
するとマントを羽織った大男が堂々と歩いて来る。
アキレスD9「あの人が…」
ネロ「アレキサンダー大王……いや、征服王イスカンダル!」
イスカンダル「ふはははははは!見事、見事!我が重装歩兵の悉くを打ち倒してよくぞここまで参った!褒めてつかわす!」
構えるアキレスD9やネロ達を見てイスカンダルは腕をバッと広げてから笑って称賛の言葉をかける。
イスカンダル「しかし、まっこと予想外よ!余の軍勢とこうまで戦えるサーヴァントとマスターがいようとはなぁ!そしてそこにいるのが噂の異世界のアルテラか!」
そう言ってメンバーを見渡してからアルテラへと目を向けて言う。
ネロ「むぅ、やはり凄い気迫を感じる。……何故あの可愛い少年がこうにまで成長したのか余には理解できん!」
思音『うん、あれはホントにね……』
マリー「人間の不思議よね~」
イスカンダル「?」
ぽろりと思わずそう零したネロのに何を言っておるのだ?と首を傾げるイスカンダルだったがネロは気を取り直す様にコホンと咳払いする。
ネロ「征服王イスカンダル、未明領域に行くためにもお主を倒させてもらうぞ!」
イスカンダル「ほう、自信と誇りにかけた宣言ではないか。まさに戦場に咲く薔薇の如しよ。認めよう。貴様は確かに英雄である。であればこそ、その歩みに一切の戸惑いなく、更なる窮地にも揺るがずに在れ。我が蹂躙を前にしてもその言葉、翻すのでないぞ!」
切っ先を向けて啖呵を切るネロにイスカンダルは笑って言う。
アキレスD9「流石は征服王。その体から発されるのは凄いですね」
思音『そうだね。でもそんなの関係ない!』
それにそう述べたアキレスD9は思音のにですねと頷いて構える。
アキレスD9「僕は大空ヒロ!今はブレイブヒーローアキレスD9!征服王イスカンダル!立ちふさがるあなたを突破させて貰います!」
ネロ「行くぞヒロ!」
イスカンダル「来い!皇帝ネロと異世界の英雄アキレスよ!」
その言葉と共にネロとアキレスD9はイスカンダルへと駆け出す。
そんなイスカンダルにアルトリアDは一言…
アルトリアD「マスターのにD9を付け忘れるなバカ征服王」
そんな言葉を背にネロが斬りかかるとイスカンダルは剣を取り出して防いで弾き飛ばした後にアキレスD9の剣撃をことごとく防いで行く。
イスカンダル「はっはっはっ!どうしたどうした!」
アキレスD9「まだまだ!」
軽く攻撃をいなすイスカンダルにアキレスD9はソードビットを放つ。
それに並ぶようにネロも駆け出す。
ネロ「
イスカンダルがソードビットを弾き飛ばした所にネロが懐に飛び込んでゼロ距離から斬撃を浴びせ、そこに接近したアキレスD9がイスカンダルの胸元に蹴りを叩き込む。
イスカンダル「ぬう!?」
思音『今だセイバー!』
ネロ「うむ!|喝采は万雷の如く⦅パリテーヌ・ブラウセルン》!!」
スドォォォォン!!
追い打ちとネロはさらに斬撃を叩き込み、イスカンダルを吹き飛ばして土埃を起こす。
マリー「さらに入ったわ!」
アルトリアD「いや、まだだ」
その言葉と共に煙が収まるとまだ立って笑みを浮かばせているイスカンダルがいた。
イスカンダル「くははは!なかなかやるではないか!」
アキレスD9「やはりトップサーヴァントだけに一筋縄では行きませんね!」
ネロ「そうだな。勝てない相手ではない!このまま行くぞ!」
アキレスD9「はい!」
笑うイスカンダルへとアキレスD9とネロは駆け出し、再び剣と剣のぶつかり合いを始める。
下手な手助けは逆に邪魔になると考えてアルトリアD達は攻性プログラムの相手をする。
思音『! 皆、もう一人サーヴァントが接近してくる!』
アキレスD9「え!?」
すると思音が気づいて言い、アキレスD9も驚いていると今いる空間に1人のサーヴァントが現れた。
そのサーヴァントはヒロ達には見慣れている存在であった。
マリー「あら?ジャンヌじゃない。もう来たの?」
アルトリアD「いや…奴は我々が知るジャンヌではなく、月のジャンヌだな」
月ジャンヌ「苦戦しているようですねイスカンダル。援護しましょうか?」
イスカンダル「む、ジャンヌ・ダルクか。ならあのエネミーたちと戦っている者達の相手を頼む。余はあの二人の相手をせぬといけないからな」
それに呟くマリーの後にアルトリアDが否定する。
月のジャンヌはイスカンダルへとそう声をかけて、頼まれた事に分かりましたと答えてアルトリアDに手に持っていた旗を振り下ろす。
振るわれた旗にアルトリアDはエクスカリバーで受け止める。
ガキン!
アルトリアD「問おう。貴様もまた月のアルテラに負けて協力しているのか?」
月ジャンヌ「そうではありません。私は唯ルーラーとして彼女を見定めているのです」
鍔迫り合いの状態で質問をするアルトリアDに月ジャンヌはそう返す。
アルトリアD「見定めているだと?」
月ジャンヌ「ええ!」
ガキィン!
そのまま離れた後に再びぶつけ合わせる。
アルトリアD「見定めてどうする?障害になるならば排除するのか?」
月ジャンヌ「それはまだわかりません。ですが今はそのためにも貴女達を倒します!」
返された言葉にアルトリアDは愉快そうに笑う。
アルトリアD「ふっ、面白い。裁定者の力、私に見せてみろ!」
その言葉と共に月ジャンヌとアルトリアDは強くぶつかり合う。
アルテラ「どちらもぶつかり合いを始めたな」
マリー「どちらも強敵ね…私達はアグレッサーを倒すのに集中する?」
それを見て言うアルテラにマリーがそう提案してアルテラもその方が良いだろうと頷く。
アキレスD9「おっと!」
ネロ「クッ!」
イスカンダル「フハハハハ!どうしたどうした!こんなものか薔薇の皇帝と異世界の英雄よ!」
攻撃を避ける2人にイスカンダルはそう言う。
アキレスD9→レギウディア「勇気転身!ブレイブヒーローレギウディア!」
それにアキレスD9はレギウディアに変わり、負担が減っているのを感じながらレギウディアはイスカンダルへと強烈なパンチを叩き込む。
ドゴーン!!
イスカンダル「ごほっ!?」
ネロ「おお、凄い威力だ!」
思音『ヒロ君!身体の方は大丈夫!?』
レギウディア「はい!大丈夫です!」
パンチされた所を抑えて後ずさるイスカンダルを見てそう言うネロの後に聞く思音へレギウディアは元気よく答える。
イスカンダル「くくく!さっきのなかなか気合の入ったパンチであった。ならばこちらも拳で答えるのみよ!」
そう言って剣を仕舞うと共にパンチを繰り出すイスカンダルにレギウディアもパンチで迎え撃った後、パンチのラッシュをお互いに繰り出して相殺しあう。
ズドォン!ズドォン!ズドズドォン!
思音『す、凄い殴り合いだ……。パンチをぶつけ合って衝撃波が出ている!?』
ネロ「むぅ、これは流石に余には真似できぬな」
そのぶつかり合いに起こる衝撃に思音は驚き、ネロも呻きながら距離を取ってアルテラ達と合流する。
イスカンダル「ぬぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
レギウディア「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
アルトリアD「あっちも白熱してるみたいだな」
月ジャンヌ「そのようですねっ!」
ガキィン!
そんな2人のパンチのぶつかり合いを横目にアルトリアDと月ジャンヌは斬り合いを続ける。
アルトリアD「しかし貴様は髪を纏めてるのだな。それと露出も少ないのだな」
月ジャンヌ「?どういう意味でしょうかそれは。まるで別の私を知っているようですね」
そう呟くアルトリアDに月ジャンヌは聞く。
アルトリアD「まあな。我々の方にもアルテラと同様に貴様がいるのでな…服と髪をおろしてはいるが…」
月ジャンヌ「成程、それと戦闘中に話す余裕があるとは……流石騎士王と言ったところですか」
そう言うアルトリアDに月ジャンヌはそう返す。
アルトリアD「主の周りがそう言うのがいるから自然にな」
月ジャンヌ「そうですか。良いマスターですねあの少年は」
ぶつかり合いながらそう返すアルトリアDに月ジャンヌはイスカンダルとぶつかりあっているレギウディアを見てそう評価する。
アルトリアD「ああ、だからこそ私は私として、マスターと共に戦う」
月ジャンヌ「そうですか。ではそれに答えましょう!」
ガキィン!
強く弾きあった後にアルトリアDと月のジャンヌはお互いに距離を取る。
アルトリアD「改めて行くぞ。月の裁定者よ!」
月ジャンヌ「こちらも行きます。黒く青き騎士王! 」
そう言って剣と槍が再びぶつかり合う。
☆
一方でモードレッド達の方では……
ズババババババババババババ!
モードレッド「っ!」
ギルガメッシュ「ふははは!」
順調に進んでいたモードレッド達だったが、そんなメンバーの前に英雄王ギルガメッシュが現れて苦戦していた。
モードレッド「くそ、いきなりだろ」
タマモキャット「確かに、登場不意打ち過ぎわろえない」
玉藻「ってそんな事言ってる場合ではありません!これは少々マズイですよ……」
飛んで来るのを避けながら顔を顰めるモードレッドの隣でそう言うタマモキャットに玉藻が叫ぶ。
ギルガメッシュ「おい!そこの赤きセイバー」
モードレッド「ん?オレの事か?」
するとギルガメッシュは突如攻撃を止めてモードレッドに声をかける。
それに避ける為に走っていたモードレッド達も足を止めてギルガメッシュを見る。
ギルガメッシュ「ああ、そうだ。貴様だ雑種。貴様が持っているその青いクラレント……なんだそれは」
モードレッド「これか?これはマスターへの忠義の証だ。父への憎しみで輝く
問うギルガメッシュにモードレッドは青く輝くクラレントを見せながら真剣な表情で答える。
ギルガメッシュ「ほぅ、面白い。その武器、我に寄越せ。宝物庫に加えたい」
モードレッド「はぁ?てめぇ、それはジョークで言ってるのか?もし本気で言ってるならぜってぇ渡さねえ、来るならぶっ飛ばす」
そう言ったギルガメッシュにモードレッドは怒気を発して提案を蹴り飛ばす。
ギルガメッシュ「なら力ずくで奪わせてもらおう!」
それにギルガメッシュは不敵に笑った後にある剣を取り出す。
その剣はモードレッドが持つのと同じ剣であった。
モードレッド「なっ!?その剣は!」
ギルガメッシュ「
驚くモードレッドにギルガメッシュは剣を掲げて見せながら言う。
モードレッド「上等!いわばその剣は前世の俺とも言える。その剣ごとぶっ飛ばさせて貰うぜ英雄王!」
ギルガメッシュ「ふっ、来い!反逆の騎士!」
ズドォォォォォン!
その言葉を皮切りに英雄王と反逆の騎士の王剣はぶつかり合う。
凄まじいぶつかり合いにヒロインXはリリィを庇いながら下がり、タマモキャットと玉藻も後ろに下がる。
玉藻「っ、凄い衝撃ですね!」
ヒロインX「同じ剣のぶつかり合いもそうですが気迫もあってさらに強くなってますね」
放たれる斬撃と斬撃のぶつかり合いに2人の近くにいた攻性プログラムが次々と吹き飛んで行く。
ギルガメッシュ「はあっ!」
モードレッド「どりゃあ!」
赤く輝く王剣と青く輝く王剣はそれぞれ負けじとぶつかり合いを続ける。
モードレッド「英雄王なだけにしぶといな!」
ギルガメッシュ「ふはははは!どうした?この程度か雑種よ!」
顔を顰めるモードレッドにギルガメッシュは煽る。
モードレッド「んな訳ねえだろ!」
ゲシッ!
ギルガメッシュ「ぬう!?」
そう返してからモードレッドは弾き飛ばすと共に蹴りをギルガメッシュがクラレントを握っている腕に炸裂させる。
不意打ちにギルガメッシュはクラレントを思わず上空へと手放してしまい、モードレッドは飛び上がるとギルガメッシュの手から離れたクラレントを空いた手でキャッチする。
モードレッド「へへ、貰い!」
玉藻「なんと!?英雄王の武器を奪い取った?!」
ギルガメッシュ「おのれ貴様!黒騎士と同じように我の武器を奪うな!」
笑うモードレッドを見て驚く玉藻の後にギルガメッシュが怒鳴る。
タマモキャット「武器奪いはモードレッドとランスロットの十八番だワン」
モードレッド「おいこら、けれどクラレントは元々父上や俺達のもんだから返して貰っただけだぜ!んでもって!これでやりたかった事が出来るぜ!」
その言葉と共にモードレッドは2振りのクラレントを輝かせる。
モードレッド「これはお礼だ英雄王!必殺ファンクション!主との絆の証!
勢いよく振り下ろされた2振りのクラレントの斬撃が強大な刃となってギルガメッシュへと迫る。
ギルガメッシュ「チッ!」
迫る斬撃にギルガメッシュは舌打ちすると転送で避ける。
モードレッド「チッ、避けやがったか。ならもう一度……」
「
避けたギルガメッシュに舌打ちし、再び放そうとして聞こえてきた声に驚く。
モードレッド「!」
「
その後に顔を向けると光りが迫る。
モードレッド「Xブレイド!!」
咄嗟にモードレッドは2振りのクラレントでX字の斬撃を光へと放ち、光りと斬撃はぶつかり合った後に爆発を起こす。
ズドォオオオオオオオオオオン!!
モードレッド「っう!?今のは!」
ヒロインX「まさか…」
「防ぐとはやりますねモードレッド」
その言葉と共にその人物は現れる。
モードレッド「たく、まさかあんたも付いてたとはな…父上!」
そう言ってモードレッドはエクスカリバーを携えた月のアルトリアへと剣を向ける。
ただ、その姿はモードレッドの知る騎士服とも違い、服装が肩を露出させ、胸元も少し見せている青いドレスを身に纏っていた。
玉藻「なっ、あの両腕は!?」
だが、玉藻は月のアルトリアの両腕を見て驚く。
その両腕は薄紫色に染まっており、その上に金色の模様の様な線が刻まれていた。
モードレッド「なんじゃ…ありゃあ…」
玉藻「あれはアルキメデスと同じ遊星に侵食された証……しかしなぜ彼女が!?」
タマモキャット「もしやあの科学者の仕業かワン」
ヒロインX「どうだろうな…あの科学者はハッピーエンドを望んでいるようだしな…そこのセイバー、お前に何があった?」
驚くモードレッドと玉藻の後にそう言うタマモキャットのをヒロインXはそう言った後に月のアルトリアへと問う。
月アルトリア「ある科学者に会って頼まれたのだ。面白くするために遊星側についてくれないかってな」
モードレッド「……あいつはハッピーエンドにしたいのか別の方向にしたいのかどっちだよ(怒)」
出て来た言葉にモードレッドはミセスSに思わず怒る。
タマモキャット「カオスとはこれの事か」
玉藻「えっとそれでどうなったんですか?」
月アルトリア「一応断ったんだがまあ色々あってこうなった。なったからには決まっている」
そう言って月アルトリアは切っ先をモードレッド達へと向ける。
ヒロインX「やはり戦う事は変わらないですね…良いでしょう!来るのならば本来のセイバー退治をやるだけです!」
月アルトリア「黙れ中二病セイバー。貴様だけは切り殺す」
剣を二刀流で構えるヒロインXに月アルトリアは殺気を出して斬りかかり、ヒロインXはそれを受け止めて戦いを始める。
月アルトリア「フンッ!」
ヒロインX「っ!」
振るわれる攻撃にヒロインXはなんとかしのぎ切る。
ヒロインX「パワーアップはしているか…」
月アルトリア「はぁっ!」
モードレッド「おりゃぁあ!」
呟く中で斬りかかる月のアルトリアにモードレッドが斬りかかり、斬撃を月のアルトリアは避ける。
モードレッド「ったく、ホントめんどくさい状況だな」
月アルトリア「邪魔をするのかモードレッド」
そうぼやくモードレッドへと月アルトリアは威圧する。
モードレッド「そりゃああんたが敵になっているからな…戻せるんなら元に戻したい位だぜ」
ため息気味にモードレッドは威圧をもろともせず返す。
月アルトリア「ならまずは貴様から殺してやろう。今度はその首を切り落としてな」
モードレッド「たくっ…ホント…あんたとはゆっくりと話をしたかったのによ…」
殺気を迸る月のアルトリアにモードレッドは寂しそうに呟きながらクラレントを構える。
玉藻「モードレッドさん!私達がサポートしますので思う存分戦ってください!」
モードレッド「ああ、頼んだぜ!」
その言葉と共に月のアルトリアとぶつかり合う。
モードレッドの二刀流に月のアルトリアは苦も無く防いで行く所にヒロインXも切り込む。
ヒロインX「私も忘れないで貰いましょうか!」
月アルトリア「邪魔だ」
ガシャンガシャンガシャン!!
払いのけたヒロインXへと巨大アグレッサーをけしかけ、それにヒロインXは攻撃を避ける。
ヒロインX「まったく、モードレッド!そっちは任せました!」
モードレッド「ああ!」
月アルトリア「行きますよモードレッド」
避けながらそういうヒロインXにモードレッドは頷いた後に月のアルトリアをぶつかり合う。
モードレッド「ああ、改めて行かせて貰うぜ父上…いや、穢れを受けた王よ!」
ぶつかり合いながらモードレッドはそう言って力を入れる。
月アルトリア「はぁあああ!」
モードレッド「でやぁぁぁぁ!」
ズドォオオオオオオオオオオオン!!
お互いの力がぶつかり合いにより衝撃が迸る。
玉藻「っ、先ほどよりも凄い威力!」
月アルトリア「ハァッ!」
それに援護に出ようとしていた玉藻は驚く中で月のアルトリアは攻撃を連続で仕掛けるがモードレッドは2振りのクラレントで上手く逸らして行き、隙が出来た所に蹴りを叩き込んで吹き飛ばす。
モードレッド「どうだ!昔の俺と考えてたら痛い目に合うぜ!」
月アルトリア「そのようだな。なら……」
シュン!
そう言うモードレッドのに月のアルトリアは一瞬で姿を消す。
モードレッド「!?」
月アルトリア「はぁああ!」
驚いていると上からの月のアルトリアの声から見上げるとエクスカリバーを振り下ろそうとする月のアルトリアが目に入る。
モードレッド「っ!」
スドォォォォォォォォン!!
咄嗟に後ろに飛び退るが振り下ろされたエクスカリバーの衝撃に吹き飛ぶ。
モードレッド「ぐあっ!?」
転がった後に態勢を立て直してにゃろうとモードレッドは頭を振ってから前を見る。
モードレッド「ホント油断出来ない相手だ……」
月アルトリア「後ろがガラ空きだぞ」
ぼやいた所で後ろからの月のアルトリアの声にまずいとモードレッドは目を見開いた後…
ザシュッ!
モードレッド「!?」
そのまま背中を斬られ、モードレッドは呻く。
咄嗟に魔力で背中を覆ったが、深くではないが斬られた事に変わりないので血が流れる。
モードレッド「早い…俺が知るのよりはええ…」
月アルトリア「貴様が温くなったのだモードレッド。あの少年と平和な世界に長く居たことで感がなまったのではないか?」
げしっ!
モードレッド「ぐっ……」
その言葉と共に月のアルトリアは呻いて倒れているモードレッドを背中から踏みつける。
踏まれながらモードレッドは笑う。
モードレッド「へへ…わりぃけどそれはねえな…平和って言うけど結構マスターは…色んな世界で戦ったりするんで…ね!!」
その言葉と共にモードレッドは強引に体をよじると共にクラレントを振るい、月のアルトリアの胸へと斬撃を浴びせてから蹴りを入れて退かす。
モードレッド「つ~」
月アルトリア「ほぉ……それは戦ってみたいなあの少年と」
背中の痛みを堪えるモードレッドを斬られた胸を抑えて見ながら月のアルトリアはそう言う。
モードレッド「わりぃけど、普通な試合はともかく、死闘なら勘弁だぜ」
そう返すモードレッドに月のアルトリアは目を鋭くさせる。
月アルトリア「なら貴様を倒し、あの少年を襲うだけだ」
モードレッド「たく浸食された影響か、バトルジャンキー過ぎるぜ」
そう言う月のアルトリアにモードレッドは愚痴る。
玉藻「ん~私達完全に空気ですねぇ;」
タマモキャット「そうだなオリジナル。暇だな」
それを見て援護する隙が全然ないのでなんとも言えない玉藻にどこからともなく取り出したお茶と卓袱台でまったりしながらタマモキャットが同意する。
玉藻「ってなにお茶飲んでるんですか!?」
タマモキャット「だってエリアのも大体終わっているから後は2人の戦いだけだワン。ほいお茶」
ギルガメッシュ「うむ、なかなかやるではないか狐メイドよ。ふむ、お茶もなかなかだな」
そう言って別のお茶をなぜか同じようにまったりしているギルガメッシュに差し出すタマモキャットにギルガメッシュはそう言ってから受け取ったお茶をずずっと飲んでそう評価する。
玉藻「って英雄王もいつの間に!?」
ギルガメッシュ「あやつがセイバーと戦い始めたからな。手持無沙汰になったから来たのだ」
驚く玉藻にギルガメッシュは涼しげに返してお茶を飲む。
モードレッド「……なにやってんだアイツらは;」
そんな面々のにモードレッドは月のアルトリアの攻撃を掃きながら呆れる。
月アルトリア「吹き飛べ」
ズドォオオオオオン!
そんなモードレッドへと月のアルトリアはさらに力を込めた斬撃を放つ。
モードレッド「Xブレイド!!」
それにモードレッドも対抗してエクスカリバーを防いだ技を放つ。
ドカァァァァァァァン!!!
放たれた2つの斬撃がぶつかりあった衝撃でモードレッドと月のアルトリアは吹っ飛ぶ。
モードレッド「おっと」
月アルトリア「……」
モードレッド「チッ、本当に厄介だな」
お互いに着地する中で無言で着地する月のアルトリアにモードレッドは顔を顰める。
☆
一方のネロ達
レギウディア「でやぁぁぁぁ!」
イスカンダル「ぬぅぅぅぅん!」
こちらもまだ拳と拳でぶつかり合っていた。
ネロ「流石征服王、なかなか倒せぬな」
思音『かなり戦っているのに相手全然パワーが衰えてないよ……』
見守っていたが変わらない状況に顔を顰めるネロの後に思音もそう言う。
ラッシュしていたレギウディアとイスカンダルは大きくパンチをした後に離れる。
レギウディア「流石征服王。全然隙が出来ない」
イスカンダル「ふははははは!やるではないか異世界の英雄よ!お主のその強さと挑んでくる度胸に応え、我が宝具を見せてやろう」
呟くレギウディアにイスカンダルは笑ってそう言う。
レギウディア「宝具!」
ネロ「来るか!」
思音『みんな気をつけて!』
それに誰もが身構える中でイスカンダルは魔力を放出して宝具を開放する。
イスカンダル「イスカンダルたる余が誇る最強宝具――
「オォォォォオオオオオオオオオ!!」
その言葉と共に周りの風景が変わり、イスカンダルの周りに大量の軍勢が出現する。
レギウディア「あれが!?」
マリー「凄い人の大群ね」
覆いつくせん程の人数にレギウディア達は驚く。
思音『!?皆、これ全員サーヴァント反応があるよ?!』
レギウディア「え!?」
すぐさま調べた思音のにレギウディアはさらに驚く。
イスカンダル「ほぉ、よく分かったな新王のマスターよ。そうだ。これこそ余の宝具!余が率いた数万の重装騎兵戦士団を召喚できる固有結界だ!」
レギウディア「す、数万!?」
高らかに言ったイスカンダルのにレギウディアは驚く。
アルテラ「それ程のを召喚出来るのに月の私に付いたのはなぜだ?」
イスカンダル「それは簡単だ。宝具を使わずに余は月の貴様と戦った。そして負けた。以降思うところもあってあれの側で戦うことを決めたのだ」
疑問に思ったのか問うアルテラにイスカンダルは腕を組んで答える。
アルテラ「思う所…だと?」
答えられた事で最後のに呟くアルテラにそうだと言ってイスカンダルは話を続ける。
イスカンダル「あれは破壊の化身とかなんとか自らを言うが余にはどうにも合点がいかぬ。戦いの本質は破壊か?少なくともそんなもののためには余は戦わん。戦いとは何だ?我らは何のために剣を振るう?あの娘はその辺りの事がすっぽり抜け落ちておる」
アルテラ「なぜ戦い、剣を振るうかの理由か…」
うむとイスカンダルは頷いて笑う。
イスカンダル「ならばと余は考えた。我が戦いぶりを以て伝えてみるしかあるまいとな!」
レギウディア「だから月のアルテラさんへと付いたと言う事ですか?」
その通りだとイスカンダルはレギウディアの問いを肯定してから剣を付き出して自分の軍隊へと叫ぶ。
イスカンダル「我が蹂躙!我が疾走!月の戦場であろうと余の為すことはさして変わらぬ!」
その言葉と共にイスカンダル軍は突撃して来る。
思音『来た!』
ネロ「ヒロ!余達はイスカンダルを直接狙うぞ!」
レギウディア「は、はい!」
そう指示するネロにレギウディアは頷いた後に走りながら必殺技の体勢に入る。
アルテラ「フォローする」
マリー「そうね!」
それを見てアルテラとマリーも宝具の発動に入る。
ネロ「我が才を見よ! 万雷の喝采を聞け! しかして讃えよ! 黄金の劇場を!」
まず最初にネロが宝具を発動、それと共に周りが黄金の劇場に塗り替えられる。
マリー「咲き誇るのよ、踊り続けるの!いきますわよ、『
アルテラ「命は壊さない。その文明を粉砕する。『
そして劇場を女王と大王が駆け巡り、大群を薙ぎ払って行く。
ネロ「行くぞヒロ!」
レギウディア「はい!必殺ファンクション!」
ネロのに頷いた後にレギウディアは両手を輝かせると巨大なエネルギーで出来たカギヅメを出現させる。
レギウディア「ビッグバンクロウ!!」
ネロ「
ズドォオオオオオオオオオオン!!
同時に振るわれた斬撃はイスカンダルや兵達へと炸裂する。
元の空間に戻り、そのまま背を向ける2人の後ろで体を光らせながらイスカンダルは満足そうに立ったままの状態で剣を地面に突き刺す。
イスカンダル「----うむ。互いの矜恃を懸け、己が一刃を持って雌雄を決する、それこそが余の言う所の戦いよ。ただ襲い、ただ奪い、ただ焼き尽くすだけではなぁ…そんなものはつまらんわい。であればこそーーーーうむ、これは良い。満足のゆく戦いであった。一時の歓びの返礼だ。勝利の凱歌は貴様らにくれてやろう!まさしく舞う様な胸のすく戦いであった!」
目を瞑り、満足そうに言うイスカンダルにネロとレギウディアは戦士の礼儀として振り向かない。
イスカンダル「征服王はこれにて月を去ろう!薔薇の暴君、いや薔薇の剣と異世界の英雄よ―――――さらば!」
その言葉と共にイスカンダルは消滅する。
思音『イスカンダル……』
ネロ「心身ともに屈服させ、認めさせ、そして惚れさせる―――――それが征服王の”戦い”か……。うむ、この上ない大王であった!血湧き胸躍る戦いは数あれど、まさか、事態が事態でなければ負けてしまいたい、と思わせる戦いがあるとは!」
レギウディア「確かに、危なかったですね」
そう評するネロにレギウディアは同意する。
ネロ「まことに恐ろしい強敵であったな。レガリアの力なくして―――――いや、奏者とヒロたちの力なくしてこの勝利はなかっただろう。返礼はこちらの台詞だ征服王。今も彼方を駆け続ける夢の轍。―――――その勇姿、余は決して忘れぬぞ」
振り返り、残っていた剣を見てネロはそう述べた後にイスカンダルの剣は主を追って消える。
「なーーーーーにが!!」
全員「!」
すると、突如声が響き渡り、それに決めようと宝具を放そうとしていた月のジャンヌとアルトリアDも戦いを止めてした方へと顔を向ける。
「なーにがトップサーヴァントよ!要はただの戦闘馬鹿じゃない、それなら私の方がよっぽどトップに相応しいわ!」
その声は先ほどのイスカンダルに対してそう吐き捨てた後に自信満々に言い…
「空前絶後のトップアイドルにして言語道断のトップサーヴァント。それがこの私。誰もが呼ぶわ、SE.RA.PHで最も美しく愛らしく痛々しく―――――いいえ、もうそれだけに収まらない!!SE.RA.PHと遊星をあわせた、この太陽系で最も優れたスーパーアイドル!」
思音『この聞き覚えのある声は……』
ネロ「血走った獣なみに場を読めぬ貴様は!」
アルテラ「…あなたもいるのか…」
マリー「あらまぁ…」
その後に自慢する様に言う言葉にアルテラは呆れ、マリーも驚いた様子で目を丸くする。
「讃えなさい!羨みなさい!ちょっと出てくるの送れちゃったけど、この私こそ!全てのサーヴァントを過去にするハイエンド・サーヴァントこと!浸食エリザベート=バートリーよ!」
そう言ってヒロ達が知るのとは違う姿をしたエリザベートが佇んでいた。
月のアルトリアと同じ様に首と左腕、臍以外のお腹周りに左足の所々が薄紫色に染まっており、その上に金色の模様の様な線が刻まれていた。
レギウディア「!僕達が知るエリザベートさんと服装が違う!」
思音『おそらく遊星に侵食された姿なんだろうね……』
ネロ「うむ、そうだろう。にしても……そのままなのだな……もうどうしてくれよう……どうもせぬが……征服王は浸食なんぞされずにああも堂々していたというのに……何故、そうもあっさり浸食されているのか……」
そんなエリザベートの姿を見て驚くレギウディアの後に思音が彼女の体中に刻まれている模様を見てそう言い、ネロは呆れた感じに侵食エリザベート、もといエリザベート・ヴォイドを見る。
エリザベート・ヴォイド「ち、違うわよ!されたんじゃなくて自分から取り込んだの!逆に利用してるんだってば!私はすべての知性体の
ネロ「………………」
そう返すエリザベート・ヴォイドのにネロは呆れた様に言葉を出さない。
それはアルテラも同じで流石にこれは痛いなと思わず呟く。
エリザベート・ヴォイド「えっ、なんで?分かんない、どうして黙っちゃうの?なんでそう言うリアクションになっちゃうわけ……?怖いでしょう?恐ろしいでしょう?だって本気でアナタの十倍以上の魔力なのよ!?今のアタシに不可能はないわ。誰がなんて言おうと力でねじ伏せられる、問答無用のトップアイドルなんだから!」
ネロ「……哀れよな。貴様が救われたアイドルの在り方とは、力でどうにかするものではなかったろうに。力を求めて喰われたといったあたりか。余は寂しい。貴様は正真正銘、余のライバルであったのに。そうも落ちるか……浸食されしエリザベート=バートリーよ……」
その反応からそう解釈して自信満々に笑うエリザベート・ヴォイドにネロは寂しそうにそう言う。
エリザベート・ヴォイド「落ちてないし!浸食されているのはアタシじゃないしーっ!アタシは今だって貴女のライバルなんだから!もーっ!やめなさいよそれ!」
アルトリアD「無自覚だな…」
月ジャンヌ「確かにこれは…」
哀れみの目にそう叫ぶエリザベート・ヴォイドにアルトリアDと月のジャンヌも呆れ果てる。
苛立った様子でエリザベート・ヴォイドは翼を展開して浮かび上がる。
エリザベート・ヴォイド「……いい加減にしなさいよ。アタシはやめたの。アタシは頂点に立てるし、立つって決めた。哀れな敗北者でいるのはこれでおしまい。牢獄も救済もいらない。ねえ、指輪の中で聞いているんでしょう、子リス?遊星がアタシに力をくれた。悪が、悪のままに在りながら咲き誇るための力を。だからアタシ、何だってできるわ。ライバルだろうとトップサーヴァントだろうと、何だって構わない。貴女だって殺せるわ」
そう静かに殺気を発して言う。
エリザベート・ヴォイドの発するのにレガリアの中にいた思音はゾクッとなる。
ネロ「……エリザベートよ。そこまでの覚悟であれば、余は何も言わぬ。というか、説得できる気がまるでしない!貴様の苦しみは余には分からぬ!その変貌の理由もな。だが―――――」
ヴィン
そんなエリザベート・ヴォイドへとそう言ってネロは仕舞っていた剣を再び取り出して構える。
ネロ「それでもなお余をライバルと言うのならその執着に応えよう!センターの座をかけて勝負だ!かかって来るがよい、魔に堕ちた龍の娘よ!」
レギウディア「あなたも阻むなら戦うまでです!」
その言葉と共にネロとレギウディアはエリザベート・ヴォイドへと構える。
イスカンダルを倒したレギウディア達の前にエリザベート・ヴォイドが立ち塞がる。
エリザベート・ヴォイドの強さは…
アルトリア・ヴォイド
外見:肩を露出させ、胸元も少し見せている青いドレスを身に纏い、両腕は薄紫色に染まっており、その上に金色の模様の様な線が刻まれたアルトリア・ペンドラゴン
概要
遊星により浸食されたアルトリア・ペンドラゴン
性格も少し変化して戦う事を望む闘争本能が勝った性格になっている。
宝具も変化しており、遊星を名に含んだ物になっている。