エリザベート・ヴォイド「ハァッ!」
ガキィン!
襲い掛かるエリザベート・ヴォイドの槍をネロが受け止め、レギウディアが拳を振るうとエリザベート・ヴォイドは宙へと飛ぶ。
マリー「あら、空へと行かれちゃったわね」
思音『飛ばれるとこっちの攻撃が当たりにくい……ヒロ君!お願い出来る?』
レギウディア「はい、分かりました!」
思音のにレギウディアは頷いてエリザベート・ヴォイドと同じ様に飛ぶとクローと槍がぶつかり合う。
レギウディア「はっ!」
エリザベート・ヴォイド「なんの!」
格闘戦を仕掛けるレギウディアにエリザベート・ヴォイドは槍を巧みに振るい、攻撃をいなす。
エリザベート・ヴォイド「食らいなさい!」
ビィィィィ!
その言葉と共に槍の宝石部分からビームが放たれ、レギウディアは飛んで避けようとするがビームは追跡する。
アルテラ「!誘導する奴か!」
思音『新技!?』
それに誰もが驚く中でレギウディアは避けていたがエリザベート・ヴォイドが別に放った誘導ビームが前から迫る。
レギウディア「っ!」
ズドォォン!
咄嗟にレギウディアはガードするが後ろのも当たって墜落する。
アルテラ「マスター!?」
ネロ「ヒロ!」
エリザベート・ヴォイド「あははは!いいじゃないのこれ!」
そのままエリザベート・ヴォイドはレギウディアが落ちた場所へとビームの雨を降らせて行く。
ネロ「ええい、やめぬかエリザベート!」
エリザベート・ヴォイド「きゃっ!?」
それにネロが斬撃を飛ばし、エリザベート・ヴォイドの攻撃を止める。
思音『っていうか何今のビーム!?そんな技使ってなかったでしょ!』
エリザベート・ヴォイド「ふふふ!私のファンからプレゼントよ!」
その後にビームので思音は質問する様に聞いて返された事に出来るの…と思った時…煙から虹色の光があふれ出す。
アルトリアD「なんだ?」
ネロ「む!?」
エリザベート・ヴォイド「え?何々!?」
いきなりの光に誰もが驚いていると煙が吹き飛ぶ。
そして現れたのは…全身が赤く染まり、身体の各所に青いラインが走り、両腕に刀を持ったレギウディアであった。
マリー「あら~カラーチェンジしたわ~」
ネロ「また新しい姿か!?」
思音『成長早いねヒロ君;』
アルテラ「いや、あれは成長ではない。新たなサーヴァントと契約し、一体化した姿だ」
赤くなったレギウディアにマリーとネロは驚き、思音のをアルテラは否定してそう言う。
新たなサーヴァント!?とネロと思音が驚いている間にレギウディアはエリザベート・ヴォイドへと向けて飛び出し、エリザベート・ヴォイドはビームを放つ。
放たれたビームにレギウディアは手に持った刀で防いで行く。
エリザベート・ヴォイド「っ!ならこれならどう!」
それにエリザベート・ヴォイドは様々な方向からビームを放つ。
これは防げないだろうと思っているとレギウディアは体を回転させて、道楽の様になりながらビームを弾いて行き、そのままエリザベート・ヴォイドへと連続斬りを炸裂させる。
エリザベート・ヴォイド「う、嘘ぉ!?」
思音『す、凄い!』
斬られながら驚くエリザベートのからレギウディアの見事な剣技に思音はそう呟くとレギウディアは距離を取る。
レギウディア「行きます!必殺ファンクション!」
???『南無、天満大自在天神。仁王倶利伽羅仰天象!』
宣言と共に女性の声が響き渡ると…レギウディアの背に巨大な四本腕の不動明王像が現れる。
マリー「あらあら!?」
ネロ「なんとぉ!?」
それに誰もが驚く間に現れた不動明王は4つの剣に火、風、地、水の力を宿らせると共にエリザベート・ヴォイドへと4連続の斬撃を食らわせる。
???『ゆくぞ! 剣豪抜刀!
レギウディア「銀河剣豪斬!」
そして不動明王が消えた後にレギウディアは刀を合わせて巨大な刃へと変えてエリザベート・ヴォイドへと振り下ろす。
ズドォォォォォォォォォォン!!!
その後に衝撃が起こり、エリザベート・ヴォイドの姿が見えなくなる。
マリー「やったのかしら?」
アルテラ「………いや、まだだ!」
それにマリーが呟くがアルテラが言うと…煙からエリザベート・ヴォイドが飛び出す。
ただ、無傷ではなく、所々にダメージを受けていた。
エリザベート・ヴォイド「やってくれるじゃない…!」
ネロ「あの技を受けてもまだ耐えるか!」
思音『しぶとい!』
呻くエリザベート・ヴォイドを見ながらネロと思音は驚く。
エリザベート・ヴォイド「次はこっちの番よ!私の歌を聞きなさい!」
ジャキン!ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
ネロ「な、なんだ!?」
エリザベート・ヴォイドが槍を地面に突き刺すとレギウディア達が居るエリアが変形していき、レギウディア達を囲むように大量のスピーカーが設置された城になる。
アルトリアD「これは!?」
月のジャンヌ「私達が居るエリアをエリザベートが改変させた!?」
エリザベート・ヴォイド「さあ、行くわよ!
その言葉と共にスピーカーから巨大な音波が全方位から襲い掛かる。
アルトリアD「いかん!」
思音『マズい!』
それに慌てるがレギウディアは慌てず静かに刀を構え…
レギウディア「神速剣!!!」
その言葉と共に…振るわれた複数の斬撃は音を切り裂いた。
ネロ「なっ!?」
エリザベート・ヴォイド「うぇ!?」
まさか音を切り裂いたのに誰もが驚く。
???『剣豪を舐めないでよ!』
エリザベート・ヴォイド「や、やるじゃない!あの科学者がパワーアップさせてくれたあたしにこうも張り合えるなんて」
アルテラ「科学者?」
思音『え?それって……』
レギウディアからの声のを聴きながらのエリザベート・ヴォイドから出て来た言葉に誰もがある人物を浮かべる。
アルテラ「…色々とあの科学者はハッピーエンドを望むが刺激も欲しいのか…」
ネロ「一体あの者は何を考えているのだ…」
ミセスSの行動に誰もがそう思っているとおーい!とモードレッド達が来る。
モードレッド「そっちは大丈夫か!」
レギウディア「モードレッドさんに皆さん!」
玉藻「ご無事ですかご主人様!」
思音『キャスター!』
駆け付けるメンバーを見て分が悪いと感じてかエリザベート・ヴォイドは距離を取る。
エリザベート・ヴォイド「チッ、今日はこれぐらいにしておいてあげるわ。覚えてなさいよ!」
そう捨て台詞を吐いた後にエリザベート・ヴォイドは虚空へと消え、その後に黒い渦の様な入口が現れる。
レギウディア「あれは…」
アルテラ「あれが未明領域へのゲートだマスター」
アルトリアD「あれが…む?モードレッド、その背中の傷はどうした?」
現れたのを見て言うアルテラの後に呟いたアルトリアDはモードレッドの背中を見て聞く。
モードレッド「え、ああ…ちょいと月の父上にな…」
思音『え?月のアルトリアと戦ったの?』
玉藻「ええ。しかも遊星に侵食された騎士王とですご主人様」
そう答えたモードレッドのに驚く思音に玉藻は変わりに答える。
アルトリアD「大方、そっちの
リリィ「そうです!科学者に言われてとか」
マリー「そっちもなのね」
思音『一体なに考えているんだ彼女は…』
問うアルトリアDにリリィは頷き、思音は呻いた後にスカサハが通信をかけて来る。
スカサハ『その人物から説明がしたいと言うのが来たぞ』
モードレッド「丁度良かった。色々と聞きたかったからよ」
ネロ「うむ、ちゃんと説明してもらわぬとな」
その言葉と共にミセスSのギブギブと言う声が聞こえてくる。
モードレッド「おいあんた!ハッピーエンドを望むって言ってるけど月の父上の事はどう言う事だよ!」
マリー「後はエリザベートの事もね」
ミセスS『んー?月の騎士王のに関してはバランスのために、エリザベートのことについてはワシが彼女のファンじゃから彼女にプレゼントしただけじゃけど?』
それに聞くモードレッドとマリーにミセスSはどこが悪い?と言う感じに答えて聞き返す。
アルテラ「バランス…とは言うが此処が消えるかもしれないと言う事態でなぜそんな事をする?つまらんと言う理由だけなら後でパンチ一発を入れる」
ミセスS『えー、だってそっちの方が面白いじゃろ?』
ヒロ「面白いって……」
出て来た言葉に誰もが啞然としているとミセスSは語る。
ミセスS『遊星に侵食された騎士王と新たな力を持っている反逆の騎士とのバトル……そんなの考えただけで最高に面白いじゃないか!』
???「面白くないわね。鬼気迫った状況でそんなのは」
そう言ったミセスSのを何時の間にかいた女性がばっさり切る。
女性「あなたが面白さを求めてるのは分かったけどね…そう言うのは滅亡の危機とかやばいのがない時にやりなさい。こういう時にやるのはハッピーエンドを望んでいるのか疑うレベルだわ」
リリィ「誰ですか?」
ヒロ「武蔵さんです」
そう言う女性を見て聞くリリィにヒロはそう答える。
思音『武蔵ってあの剣豪宮本武蔵!?』
玉藻「女性なのはまあ型月のお約束って事でスルーしましょうか」
タマモキャット「メタいぞオリジナル」
驚く思音の後にそう言う玉藻にタマモキャットがツッコミを入れてる間、ばっさり否定されたのでぶーぶーと不満げなミセスSにヒロは問う。
ヒロ「ミセスS、あなたは面白くも望むけど、最高のハッピーエンドにする為に動いてるんですよね?あなたは…両方を求めて動いてるんですよね?」
ミセスS『ふふふ…考えが甘いのうヒロ君。こうは考えぬか?そのハッピーエンドも儂にとっては面白い事の一つじゃと』
答えを聞いてヒロは納得した後に気合の籠った目でミセスSを見る。
ヒロ「ならその為にもあなたが用意したのを突破し、つかみ取って見せましょう!あなたが求める最高に面白いハッピーエンドを!」
モードレッド「たくっ、このマスターはホントにな」
武蔵「さっき契約したばっかだけど、マスターが頑張るんなら私も頑張りますか」
そう言うヒロにモードレッドは肩を竦め、武蔵は笑って言う。
ネロ「ところでミセスSよ。お主、エリザベートのファンと言うのは本当なのか?」
ミセスS『勿論じゃ。だってエリザベートは最高に面白いではないか!』
モードレッド「ああ、そういう意味のファンか;」
ちなみに気になったので聞くネロにミセスSが返した事にモードレッドはなんかご愁傷様とエリザベート・ヴォイドに思わず同情するのであった。
武蔵「それで突入するの?私は何時でも良いわよ」
アルトリアD「いや、入り口を確保できたのだ。休むために一旦戻るべきだ」
思音『そうだね。この状態じゃ突破は難しそうだし』
確認する武蔵にそう返したアルトリアDに思音もモードレッド達を見て賛同する。
サーヴァントとはいえ、誰もが疲弊しており、ヒロも負担が減ったとはいえ疲れているから休息が必要なのが分かる。
マリー「月のジャンヌも彼女の宝具を打ち破った後に見たら何時の間にかいなくなっていたわね」
モードレッド「そう言えば月の父上も何かを感じて消えたな」
タマモキャット「ほほう、そういや英雄王から去り際にある事を伝えられたぞ」
エリザベート・ヴォイドの宝具を打ち破った後に姿を消した月のジャンヌを思い出して言うマリーの後にモードレッドも思い出して呟いた所にタマモキャットがそう言う。
ネロ「英雄王からだと?」
思音『一体なにを?』
タマモキャット「んっとな…こんな感じだ!」
それに2人は聞いてタマモキャットは伝えられた事を教える。
ギルガメッシュ『ふむ、茶の礼にある事を伝えておこう。遊星ばかりを見ているのも良いが、〝表”ばかり見ててよいのか?〝裏”もちゃんと見ないと大変な事になるかもしれんぞ?これを雑種や貴様の主や仲間のサーヴァントに伝えるのかは貴様の自由だ狐メイドよ。さらばだ』
タマモキャット「こんな感じだ!」
ヒロ「裏…ですか?」
モードレッド「どういうこっちゃ?」
思音『(裏ってもしかして…)』
ギルガメッシュから伝えられた事に首を傾げるヒロ達だが思音だけ心当たりがあった。
武蔵「それで、戻って休憩で良いの?」
アルトリアD「そうだな。戻るとするかネロよ」
ネロ「うむ。明日の決戦の準備をしないとな」
思音『そうだね』
それに頷いた後に観測をしている様にお願いして戻る。
思音『(明日、いよいよ決戦か…)』
そう移動しながら思音は気を引き締める。
ギルガメッシュが残した言葉も気になるが決戦は近い…。
☆
ローマ領域
ジャンヌ「お帰りなさいマスター」
戻って来た一同をジャンヌと…逆さづりされてミノムシの様にブラブラしてるミセスSが出迎える。
モードレッド「どうしてそうなった?;」
クーフーリン「ウチのマスターに吊らされたんだよ。状況をマジ考えろって奴でな」
そう聞くモードレッドにクーフーリンはそう返す。
ミセスS「あはははは;」
思音「大丈夫そうだね」
苦笑しているミセスSに思音はふうと息を吐く。
武蔵「そ~れ、回すぞ~」
ミセスS「あーれー」
そんなミセスSを武蔵がぎゅるぎゅると勢いよく回して行く。
タマモキャット「余計に回しております」
凛「ほらほらどんどん回しなさい!」
思音「あはははは;」
そのまま回し続けられるミセスSに思音は笑い、ヒロも苦笑した後に…眠気が来る。
ヒロ「あ、れ…?」
アルトリアD「どうしたマスター、眠いのか?」
よろけるヒロをアルトリアDが支えて聞く。
ヒロ「あ、はい。少し気を抜いたからでしょうか…」
ネロ「大丈夫か?ヒロ。休んだ方が良いのではないか?」
そうします…とヒロは武蔵とアルトリアDに支えられて部屋へと向かう。
思音「大丈夫かな?ヒロくん……」
玉藻「明日までに完治すると良いのですが…」
それに思音と玉藻は心配する。
☆
暗闇の中、ヒロは再び目を開ける。
またここに来た事にヒロは戸惑う中で話している体の思音と巨神アルテラを見つける。
ホントに楽しげに話す2人にヒロは見続ける。
ヒロ「(ホントに楽しそうに話してる。月のアルテラさんもネロさんやタマモさんと同じ様に思音さんを慕っているって事ですね)」
肉体の思音「……また来たんですね」
そんな2人を見ていたヒロは声をかけられて驚く。
ヒロ「え、あ…こんにちわ。分かるんですか?」
恐る恐る挨拶するヒロに肉体の思音は分かるよと肯定し、巨神アルテラも頷く。
気づかれたのでヒロは2人に近づく。
肉体の思音はともかく、巨神アルテラからは敵意を感じないからだ。
ヒロ「えっと、改めて大空ヒロと言います。あの時以来ですね」
巨神アルテラ「ええ、まさかまたここに来るなんて…」
挨拶するヒロに巨神アルテラはそう言う。
ヒロ「自分でもどうして来れるかは知らないですけどね…2人は夢の中でいつも話してるんですか?」
肉体の思音「夢の中?何言ってるの?」
出て来た言葉にヒロはハテナマークを浮かべる。
ヒロ「?僕は眠っていたらここにいたんです。お2人は違うんですか?」
巨神アルテラ「私達は普通にお話をしていただけなんですが…」
そう返す巨神アルテラにヒロは2人は夢とは認識しておらず、日常の様に過ごしているのだろうかと考える。
ヒロ「(そうなるとあんまり深くは聞かない方が良いんでしょうか…)普通にお話しをしていると言う事は2人はいつも此処で話して過ごしてるんですか?」
そう考えてからヒロは当たり障りのない質問をする。
肉体の思音「うん、戦う時以外はこうして会話しているよ」
ヒロ「そうなんですか…」
答えられた事にヒロは納得した後に巨神アルテラを見る。
ヒロ「なんと言うか…その体だと結構大変だったりします?」
巨神アルテラ「別に大丈夫ですよ。慣れていますので」
笑う巨神アルテラにヒロは自分のアルテラと同じ感じと感じているとヒロの意識が薄れだす。
それと共にヒロの体が透明になって行く。
巨神アルテラ「貴方、身体が…」
ヒロ「そろそろ目覚めるんだと思います……また会う時……僕達は戦い合う事になるんでしょうか?」
目を見開く巨神アルテラにヒロはそう言った後に確認する様に聞く。
肉体の思音「そうかもしれませんね。でもそれは」
巨神アルテラ「その時になってみないと解らないことです」
2人の返しにそう…ですか…とヒロは顔を伏せた後にすぐに顔を上げる。
ヒロ「また会った時、僕の事はヒロと呼んでください。後、敬語は良いです」
そう言ったヒロに肉体の思音と巨神アルテラは顔を見合わせた後に頷いて笑ってヒロへと顔を向ける。
肉体の思音「それじゃあね。ヒロ」
巨神アルテラ「また明日。未明領域で会いましょう」
はい!と元気よく答えた後にヒロの姿は消える。
肉体の思音「不思議な子だったね……」
巨神アルテラ「……もしかしたら彼なら……」
そんなヒロを見て2人がそう言っていた事をヒロは知らなかった。