俺は雲海の世界で少年と少女に出逢う   作:アイドルアニメおじさん

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どうもガルパンおじさんです! 1ヶ月遅れの更新となります。 理由はちゃんとあります!

今回の5話ですが、何と19122文字 も書いております。凄く長いです。

そうです。それが遅れた理由の一つ目となります。二つ目は、ラブライブ小説を始めました。 活動報告も無しでいきなり初めて申し訳ないです。


でもようやく出来ました・・・! 今回の軛は、前後編無しで書きたかったです。 次回の6話の傷ももしかしたら前後編無しで書くかもしれません。

その前に次回からはキズナトーク多めでいけたらなぁと思います。 6話と7話が終わればもう世界樹突入なんで、キズナトーク全然やってないのですよね。

そこもホント申し訳ない。というか謝ってばっかですね・・・

それでは長い長い軛をどうぞ!


第五話  ― 軛 ―

「外は気持ちいいなぁ~」

 

「カイト様、外にいらっしゃいましたか? どうしてこんな時間に・・・」

 

「いやぁヒカリを探してここ来てたけど・・・・気のせいだったみたいか~」

 

「はい・・・先ほどヒカリ様は、ここに、来ていらっしゃいました。」

 

「まぁ要するに、入れ違いだったというわけか・・・」

 

「今の季節 雲海の夜は冷えます、風邪を召されますよ?」

 

「ご忠告どうも、でも俺は身体は強いから風邪は滅多に引かないぞ」

 

「そうなんですか?」

 

 

俺達は、今、アーケイディア巨神獣船います。何でそうなったかというと順に説明するぞ!

 

 

 

~回想~

 

「君は?」

 

「私はファン・レ・ノルン アーケディア法王庁の使者です」

 

 

「法王庁の?」

 

「あなたがレックス様ですね? マルベーニ聖下が面会を希望されています。来てくださいますね?」

 

「えっ? それってどういう――? 何で法王様がオレなんかと・・・」

 

「法王庁ではアルスト全てのドライバーとブレイドを管理しています。そしてあなたは天の聖杯ドライバー・・・」

 

「その力 取り込みたいということか」

 

「そうではありません」

 

「聖下は、同じ《天の聖杯のドライバー》としてレックス様とお会いしたいと・・・ただそれだけです」

 

「同じって・・・まさか!」

 

「そうです。聖下はメツのドライバーです」

 

 

「「えっ!?」」

 

 

「そしてレックス様、あなたは今 短剣を所持していますね?」

 

「何で短剣のことを!」

 

「わかります。私には聖下はその短剣の本来の持ち主でもあります。」

 

「つまり法王様がコールじいさんのドライバーってこと?」

 

「はい・・・」

 

「まさか だってじいさんは・・・」

 

「現法王はアーケディア人だ。あり得ん話ではない」

 

「アーケディア人は長命ですからね」

 

「そうか、だからあの時 コールさんは短剣の持ち主が世界樹へ行く方法を知ってるって言ったのか!」

 

「いかがですか? マルベーニ聖下への謁見はあなたにとっても悪い話ではないはずです」

 

「あ、ああ ち、ちょっと待って――」

 

「怪しいよレックス、話ができすぎてる」

 

「ヒカリはどう思う? 気付いていたんだろ?コールさんに会った時から」

 

「ええっ まさか《法王様》になっているとは思わなかったけど・・・」

 

「会いたい?」

 

「聞きたいことは山程あるわ。私が眠りについた後何が起きたのか? そしてなぜあなたが今 ここにいるのか?」

 

「わかった、オレも会いたい。 いや会わなきゃいけないと思うんだ(法王様が本当に敵なのか確かめないといけないし)」

 

~回想終了~

 

■■

 

 

 

 

という訳で、俺達は法王様と謁見をするためにアーケディアに向かってる。

 

今すぐあのマルベーニを殺したいけどな! アイツは、黒だからな・・・でもここは原作通りに行かなきゃならないし・・・

 

 

「カスミ~!!!」

 

「ラウラちゃん!?」

 

「あなたは誰ですか? 私を知っているのですか? 何故私の事をカスミと?そうえばヒカリ様も言っていました・・・」

 

「ファンさん、ラウラちゃんの事知らないんだね?」

 

「はい、ラウラ様に会うのは初めてでございます。私はファン・レ・ノルン マルベーニ聖下のブレイドです」

 

「ファンさん、勘違いだ。気にしないでくれ・・・」

 

「そう、、ですか」

 

「カスミ・・・もしかして!?」

 

 

 

「ラウラちゃん、カスミのコアを見たか?」

 

「ええ、カスミのコアはひし形だったはず・・・半分だけ誰かに取られたって事なのかな?」

 

「マルベーニだよ・・・アイツがカスミのコアを半分にしたんだ。 アイツにはカスミの半分のコアを返して頂かないといけないな」

 

ホントマルベーニは、自分のことしか考えてない・・・救いようがないクズだな・・・

 

「だね。 元々は、カスミは私のブレイドなんだから! 本当に、妹みたいな存在だったから救いたい!」

 

「ラウラ、部屋に戻ろう。これからの事も話したいしな」

 

「わかった・・・」

 

そして、レックスには内緒で、ホムラちゃん、ラウラちゃん、セイリュウさんと一緒にアーケディアの事で、話し合いをしてる。

 

「さて・・・これから先は、リベラリタス島嶼群に経由でアーケディアに向かう事になってる。 だけど法王様の謁見はラウラちゃんは参加しないでいいかな?」

 

「どうしてなのじゃ? ラウラも一緒に参加すればいいじゃないか?」

 

「ラウラちゃんは、古王国イーラの人間だけど死んだ存在になってる。 そんな死んだ亡霊が、法王様とお会いしてみろよ。アイツは同様してラウラちゃんを始末する可能性がある。」

 

「そうですか、カイトは謁見には参加するのですか?」

 

「まぁ・・・ラウラちゃんは俺が守るから俺も謁見は参加しない。」

 

「私はアーケディアに付いたらフードを被ったよさそうですね・・・」

 

「だな・・・その方がバレないと思う」

 

「カイト、わしは一つだけ心配なのがある。レックスはイーラの真実を話した事で、情がわくか心配してるのじゃ」

 

「確かに・・・私達は、古王国イーラの真実を知ってまいましたから・・・」

 

「そこは、わからない・・・そこはセイリュウさん、見守ってくれませんか? レックスがあいつ等に情がわかないようにこれ以上まだ話さない方がいい。」

 

「わかった・・・なんとかしてみるわい」

 

そして、秘密の話し合いが終わって・・・俺達は、予定通りリベラリタス島嶼群到着した。

 

 

 

 

「すごいですね~!雲海がまるで山の様」

 

「《リベラリタス島嶼群》です時節柄 アーケディアはあの雲の尾根の向こう側・・・迂回するよりは、陸路を行った方が早いので船での移動はここまでになります」

 

「巨神獣船といえどもあの尾根は越えられないでしょうね」

 

「陸路もやむを得えんといったところか」

 

「なつかしいなぁ~」

 

「うむ5年振りじゃな・・・」

 

「何か思い出の場所なんですか?」

 

「イヤサキ村が・・・オレとじっちゃんの故郷があの尾根の向こう側にあるんだ」

 

「へぇ~ アンタ、リベラリタスの出だったんだ」

 

「そうだったんですか・・・」

 

そして、リベラリタス島嶼群に上陸した。

 

「さてと! こっからはオレが道案内した方がいいかな? 尾根の向こう側まで行けばいいんだよね?」

 

「はいっそこに法王庁の迎えが来ているはずです。」

 

法王庁の迎え・・・確かジークだっけ? アイツは運が悪いから天の聖杯を試そうとしてたらしいけど。不幸な事に色々巻き込まれてしまってるからな・・・

 

「りょーかい!」

 

「さっすが、アニキ 頼もしいも!」

 

「へへへ・・・」

 

「何が へへへじゃ!浮かんだ群島を辿っていくだけじゃろが!」

 

「ルートによっては危険だろ?手強いモンスターに襲われるかもしれないし」

 

「そりゃ、まぁそうじゃが・・・」

 

手強いモンスターとはユニークモンスターの横取りのジーニさんとか・・・まぁその他色々だ。 レベル上げで良くお世話になってる人もおるはずだと思う。

 

「どうやって行くも?」

 

「うーん」

 

「イヤサキ村は?」

 

「イヤサキ村?」

 

「通りますか?」

 

「そういうルートもあるよ」

 

「それっ! 私、そのルートで行きたいです!」

 

「前のめってくるなぁ」

 

ホント前のめってくるホムラちゃん マジかわいいなぁ・・・お持ち帰りしたい・・・! ちょっとイジちゃおうかな!

 

「いつになくアグレッシヴですね」

 

「目的が変わってますも」

 

「だって・・・レックスの故郷 見てみたくありません?」

 

「あーそりゃあ確かに見たいかも・・・」

 

「なるほど・・・ホムラちゃんはレックスの実家に挨拶行くんだな! レックス!もうホムラと結婚か? このこの!!!」

 

「違います! レックスの両親に挨拶はしたいですけど・・・結婚は///」

 

「カイト/// 恥ずかしいって・・・!オレとホムラはそんな関係じゃないって!」

 

「嘘つけ!! 宿屋でいつも包帯巻いてるのお兄さん知ってるからね!!!お兄さんはレックスのことをそんな子に育てた覚えはないよ!」

 

「カイトはオレの兄貴じゃないだろ・・・まぁ そのルートなら比較的に安全だし・・・悪くないか。どうかな?」

 

「レックス様にお任せします」

 

「よし、じゃ決まり! 準備ができたら出発っ!」

 

 

「「おー!!」」

 

 

「ってなんでアンタまでここまでいるの?」

 

「スペルビア皇帝代行として同道する旨を申し出た。何か問題でも?」

 

「当然のことです 天の聖杯を法王庁にお招きする以上、その情報は全ての国に開かれなければなりません。」

 

「あくまで中立、公正な立場でということじゃな」

 

「はいっ」

 

「そういうわけなのよろしくね、ニア」

 

「牢屋にぶちこまれた身としてはどうにも居心地が悪いんだけど・・・」

 

「まぁそう言わずにお嬢様、メレフ様とカグツチ様が同行されるのです。旅の安全は保障された様なものです」

 

「そりゃまぁ・・・そうだろうけどさ」

 

「いいじゃないか ニア 誤解もとけたんだし、この間だって助けてもらったろ?」

 

「ノーテンキでいいね・・・アンタは」

 

「前向き・・・」

 

「前向きって言ってくれってんだろ?わかったよ。全部水に流してやろうじゃん ん、仲直り!」

 

「こちらこそ、頼りにしているよ」

 

「和解も済んだことだし、先へ進むぞ~」

 

俺達は、イヤサキ村を目指し進んだ。 というか強敵ルートか安全ルートの2つしかないからな・・・それにイヤサキ村までは距離は長い。

 

「不思議な場所ですね・・・雲の中にトンネルがあるなんて・・・」

 

「ここは、小型の巨神獣が集まった群島だからね!巨神獣と巨神獣を結ぶ力場がトンネルを作ってるんだ!」

 

「雲の山脈の中心には大型の巨神獣もおるんじゃよ・もっともそっちは雲海の中じゃから人が住むには適さんがのぅ」

 

「大きな巨神獣とその周りに回る小さなが巨神獣がここの特徴なんだ」

 

「ももー! セカイにはいろんな所があるもー」

 

「ご主人、ちょっとは外に出た方がいいも。部屋に引き篭もってメカいじりばかりじゃケンコーに悪いも!」

 

「いっ、今は、こーしてアニキ達とボーケンしてるも!ヒキコモリとか俺んち警備員じゃないも!」

 

「そうだな! 今のトラは立派なドライバーだもんな!」

 

「ももっ!流石アニキ よくわかってるもー!」

 

小話を終えて、雲海トンネルを抜けて次の島へ! そして探索! 神渡しの島に行ったり・・・あと《極楽のスカンジナビア》と戦ったなぁ~ 一度戻って安全ルートの方に行って探索もした。 まぁ迷ったりもしたけどついに、イヤサキ島に着いた。

 

「お、やってるやってる!」

 

「何あれ? あんなことやって怖くないの?」

 

「この辺じゃ当たり前の遊びさ! ああやって雲海の泳ぎ方を覚えるんだ」

「レックスもやったんですか?」

「もちろん! サルベージャーになった時、凄く役に立ったよ!」

 

「アタシは苦手だなぁ・・・水とは違うあのまとわりつく感覚がさぁ・・・」

 

「高い所も苦手ですからね・・・」

 

「飛び込みやってればすぐ慣れるさ、何なら今ここでやってみる~?」

 

ちょっ!!!何するんだ 来るな!触るな!」

 

「ただの自殺の名所にしか見えんぞ・・・」

 

 

「もうレックス、ニアをからかうんじゃありません!」

「へいへい・・・」

「ったく・・・相変わらずガキなんだから・・・」

 

 

「(ホムラがお母さんしてるだと・・・・!?)」っと思ってしまった・・・

 

 

「(そうえば、物語に順を追えば確かテンペランティアは・・・)」

 

 

 

 

 

 

 

 

スペルビアは巨神獣兵器発掘現場で実験をしていた。いずれシンを止めるために行く。

 

亡国ユーディキウム マンイーター技術を枠を極めた国。

 

つまりマンイーター発祥の地。

 

そして、ヒカリちゃんとメツが沈めた国の一つ。

 

 

 

 

 

 

「(はぁ・・・今は、アーケディアに行く事が大事だな・・・)」

 

俺が考えてる内にイヤサキ村に着いていた。

 

「兄ちゃん~!」

 

「うわ、ククリにカズナか?おっきくなったなぁ! あれ?そっちは――」

 

「マーチスだよ」

 

「あんたの仕送りのおかげで今度法王庁の神学校にいけることになってねぇ・・・」

 

「コルレルおばさん! 久しぶり!

 

ずっと思ったことがある。学校に行けるほど仕送りしてたって、レックス凄すぎだろ! まぁ依頼を出したイーラ達にも感謝するべきだと思うけど・・・

 

「なんか、凄い人気ですね・・・」

 

「生まれ故郷に仕送りをしていたようですね。あの年齢でなかなかできることではありません」

 

「故郷 か・・・」

 

「故郷ねぇ・・・」

 

「ラウラどうしたの?」

 

「いや、なんでもないよ」

やっぱり、亡国イーラを気にしてるのか・・・ニアちゃんは、多分グーラの事だろう。 ニアちゃんマンイーターだし・・・

 

「あのおばさん、すんごく子だくさんだも!」

 

「ご主人、どーみても他所の家の子ですも・・・」

 

「なんと! セイリュウのじーさんかい 随分とまぁちっこくなっちまって!」

 

「話せば色々とな・・・ところで一晩 逗留させてもらえんかの? くたくたでの~」

 

「じーさんてば、何を他人行儀な・・・いくらでも泊まってっておくれよ。歓迎するよ」

 

 

「すまんの~」

 

 

「おばさん、皆のこと頼むよ。オレはちょっと寄り道してくからさ」

「ああ――わかったよ 任せとくれ」

「ホムラだけちょっといいかな?」

 

 

「え? あ、はい もちろん」

 

「さぁさ 皆さんはこちらへどうぞ」

 

 

 

 

レックス達以外は、コルレルさんの家にお邪魔することになった。

そう、レックスはホムラだけにしてレックスの父と母のお墓に行くんだったな・・・

 

ようするにご両親にご挨拶って奴だな。

 

 

 

 

「(今頃、仲良くイチャイチャしてるんだよなぁ・・・羨ましいぜ)」

 

 

 

 

そしてホムラとレックスが帰ってきてすぐに、夕食となった。

 

「悪いねぇ・・・洗い物なんかさせちまって・・・」

 

「いいえ 気にしないでください! 私、料理を作るのも片付けるのも大好きですから!」

 

「助かるよ それにしてもレックスの奴・・・ほんと良い嫁さんを連れてきたもんだねぇ」

 

「えっ・・・と、とんでもない! わ、私はただのブレイドです///」

 

「あらそうかい?」

 

「大昔はドライバーと添え遂げるブレイドも結構いたって言うけどねぇ~」

 

「・・・///」

 

 

「素敵な村ですね・・・あったかでのんびりしていて・・・」

「ここは俗世とは離れてるからね。どこの国もこんな風に暮らせば心配事もないんだけどさ・・・」

 

「そうですね・・・」

 

「しかし、あれだねぇ何だかんだ言ってやっぱり母親が恋しいのかねぇ あんたなんとなく似てるよ。レックスの母親に」

 

「私がレックスのお母さんに?さっきレックスと一緒にご挨拶してきたんです」

 

「そう・・・レックスはさ この村の生まれじゃないんだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの子が2歳の時にね、母親に連れられてこの村に流れ着いてきたんだ。

 

戦争だったのか? 巨神獣の寿命だったのか? 住んでた土地を追われたらしくってね・・・

 

ここに辿り着いたときにはえらく衰弱していてねぇ レックスを頼むって言い残してそのまま目覚めずさ

 

綺麗な人だったよ・・・父親は、ここから3キルト離れた所で死んでるのが見つかった。

 

あと少しのところで辿り着けなかったんだろうねぇ・・・哀しい話さね

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんな・・・」

 

「きっと、もう誰も失いたくないんだろうねぇ。楽園に行く手がかりを見つけたいんだ!ってサルベージャーになってさ」

 

「だったら・・・私は、レックスの側にいない方が良いかもしれませんね」

 

 

 

「ホムラちゃん・・・気にしてるんだ・・・」

 

「カイトそこで何をしてるのですか?」

 

「カグヅチ! シッー!」

 

「立ち聞きはよろしくありませんよ?」

 

 

「それは後で謝るから今は黙ってくれ・・・!」おい、カグツチさん、君も人のこと言えないからな!!

 

 

「あんた、レックスのことが嫌いなのかい?」

 

「大好き!!!」

 

「でも・・・私が側にいるとレックスは色んなものを失ってしまうんじゃないかって・・・」

 

「だから・・・私が側にいない方がレックスも、世界もきっと幸せになれる。そんな気がするんです」

 

「あんた――」

 

「そんなことはない!!!」

 

「カイト!?」

 

「アンタ、話を聞いていたのか?」

 

「立ち聞きしてるのは申し訳ない。でもホムラちゃんの話を聞いて我慢できなくなった!」

 

「ホムラちゃん、君は、どうしてレックスと再同調した? ただ楽園を行く為だけにか?」

 

 

「えーと・・・」

 

 

「違うだろ? 君とレックスの出会いは運命だよ!!! レックスが失う? あいつが失うとしてるなら俺が全部守ってやる。 それが大人の責任って奴だ!無理に背負う必要なんて・・・無いんだぜ?あとそれに、その事レックスに聞こえたら怒ると思うぞ?」

 

 

「そうだねぇ 私もそう思うよ。レックスは強い子だ!」

 

「コルレルさん・・・ありがとうございます!」

 

~翌日~

 

「それじゃあ そろそろ行くよ!」

 

「じゃあね にーちゃん!」

 

「気をつけてね? じーさんも無駄にくたばるんじゃないよ?」

 

「お前さんも、無駄に口がわるいのぉ」

 

「お世話になりました」

 

 

「あんた、何があったか知らないけど・・・何でもかんでも背負い込むんじゃないよ?もう一度言うけど、レックスは強い子だ!

 

困った時は、まとめて全部肩代わりさせちまいな!!」

 

 

「え? 何? 何の話?」

 

「何でもありません ね?」

 

「そう、何でもないよ あんたはよそ見せずに前だけ向いて突っ走りな!」

 

「あ、ああ・・・」

 

 

ホムラちゃんはコルレルさんにお辞儀して俺達はイサヤキ村を去った。

 

 

「レックス様、久方ぶりの故郷はいかがでしたか?」

 

「子供達は大きくなってたけど、村の様子はあまり変わってなくて懐かしい感じがしたよ。休んで気力は十分!港までしっかり案内するよ!」

 

「ええ よろしくお願いいたします」

 

「と言っても実は隣の島が港なんだ すぐそこだから出発しよう」

 

そして、イヤサキ島を離れてすぐにイシェバ港に着いた。 そして待ちに待ったアイツが待っていたのだ

 

「来たな? 待っとったで・・・」

「お前は――」

「よぉ! 亀ちゃん!」

「おうっ!」

「何だよ、まだ諦めてなかったのか? いい加減にしつこいぞ」

 

完全に仲良しになってるよな!? 相手はルクスリアの王子様だぞ!

 

「(今度は何が起きるか楽しみだのぅ~)」

「亀っていうよりはスッポンだも」

「ははっ 今日の用向きはちいとばかし違うんや」

「何だよ 用って」

「ボンの実力を確かめようと思てな~ わざわざ3日もここで待っとったんや!!!」

「3日もってバカじゃないの?」

「とりあえず・・・ジークさん3日間待ち続けてご苦労様です・・・ていうか! アンタがまず実力を見せなさいよ!」

 

 

俺は、この戦いが終わったらジークにお酒でも一緒に飲もうかな・・・と思ってしまった。

 

 

「ええで・・・おもっきし見せたるさかい構えや・・・」

「(もう、ギャグじゃあねぇな・・・)」

「何でオレ達がここに来るって!?」

「(あれは本気のようじゃな・・・全く楽しみだわい)」

 

はぁ・・・セイリュウさん楽しんでるな・・・ありゃ

「ワイに勝てたら教えたるわい・・・あんさんもやるかい?」

「いや、私は遠慮しておこう」

「え?何で!?」

「だそうや、残念やったなぁ~炎の貴公子様の助けが得られんで」

「関係ないね、人のことよか自分達の心配したら?」

「右手に大岩 左手には大木 そして後ろには崖 今日は、雲海に落っこりつかもね!」

 

ニアちゃん、フラグ回収マジお疲れ様です!!!まぁ何でかって? 戦闘後になればわかるさ・・・って誰に話してるんだよ・・・俺は・・・

 

 

「ご忠告おおきに           ほな―――」

 

「「「「ぐあああああ!!!」」」

「ふっ・・・大した速さだな・・・ジークのおっさん!!!」

「なっ、何が!?」

「どや? ワイがちょっと本気出したらこんなもんや」

「俺は最初からアンタの強さは知ってたさ。 まぁ少々、本気出すのに運が悪かっただけだもんな!」

「つ、強いも!」

「そんな――亀ちゃんのくせに・・・」

ニア知ってるか? 亀はな・・・水の中に入ると早くなるんだぜ? ジークのおっさんはそれと同じという訳だ。

 

「雷轟のジーク・・・ルクスリア王家第一王子にして王国随一のドライバー」

 

「ルクスリアのお、王子様!?」

「ニア~人は見かけによらないってよく言うだろ~! 奴はそういうタイプというわけだ」

 

「あいつが!?」

「ルクスリア・・・」

「その太刀裁きをこの目で見られるとは・・・私も運が良い」

「ん~ええ!台詞や!もっとゆうて!ゆうて!」

「前言撤回、ラウラちゃん生理的に見たらダメだからな!」

「は、はい!」

 

「何や リアクションそんだけかいな? まっ ええわ

 

――で? どないする?さっさと負けを認めるか?」

 

「冗談! かすった程度で勝ったつもりになられてもね!」

「右に同じ これからが本番です!」

「よーゆうた!それでこそ天の聖杯や! いくでっ!!!」

「いざ、勝負!!!」

 

 

「「「破天剛勇爆雷昇(スカイハイブレイブサンダー)」」」

 

あれはライジング技!! 「皆、避けろ!!!」

「凄い技だも・・・!」

「流石、王子様だな・・・」

「まだまだワイの技は、これからやで・・・」

 

 

「「「メーテオ・パニッシャー!!!」」」

 

 

「あんさんもなかなか強いやな・・・」

「まぁな、厨ニ病のアンタ(ジーク)と本気で戦える日を俺は待ってたんだ!!!」

「前から思ってたやけど厨二病って何や?」

「後で教えてやるよ・・・」

「はぁはぁ・・・」

「やりおるな、ボン!」

 

「あんたもね 驚いたよ まさか、メレフとカグツチの他にこんなドライバーとブレイドがいるなんて」

 

「まだつこうとらんやろ? 天の聖杯の力・・・」

 

「ヒカリの力は悪い奴しか使わない。」

「何ゆうてんねん、ワイは善人やとでも言いたいんか?」

「違うのかい?」

 

 

 

「ふふっ、ふははははは!!!」

 

 

 

「中々言うやないけ、ボン! 流石は天の聖杯のドライバーや」

「よろしいですか? ジーク様」

「ああ 合格や。こいつやったら法王庁に入っても問題起こさんやろ」

「アンタ。一体――」

 

「ここ何年か法王庁にやっかいになっとる。まぁ・・・特使みたいなもんやな。天の聖杯が目覚めたって聞いてもうたんでな・・・見定める役を買って出たわけや!すまんかったな、何度も試さしてもうて」

 

「ほんまは一回で済ませたかったやけどな! なんせウチの王子様、めっちゃ運が悪うてな!」

 

「あー何となくわかる・・・」

 

「そうえば、スピリチュアルな占い師が居たらもしかしたら・・・

 

その悪運治るかもしれないな。まぁ誰とは言わないけど・・・いやその占い師でも治せるのかな?

 

「何言うとんねん! ワイが占い何て信じておらん! あれはたまたまやろが・・・たまたま――」

 

 

バキィ!!

 

 

「あっ・・・」

「落ちるね・・・」

 

 

 

「「「「うおっほほっほっほ!!     なんでやねんぅぅぅぅぅ!!!!」」」

 

 

「あっ 本当に落ちた・・・」

「なるほど・・・これは確かに・・・」

「あのっ!助けに行かなくていいんですか?」

「心配あらへん! そのうち自力で戻って来はるやろし!」

「先に船でいってましょ」

 

「あーうん・・・あれだな《獅子は我が子を千尋の谷に落とす》だな・・・」

「カイト、どういう意味?」

 

「本当に深い愛情をもつ相手にわざと試練を与えて成長させるという意味だ。レックスもやろうか?(ニヤリ」

 

「今まで通りでお願いします・・・」

「安心しろ、俺は、そこまで鬼じゃねぇ・・・さっさとアーケディアに行こうぜ」

 

そして、俺達は巨神獣船に乗りアーケディアに到着した。

 

 

「は― きれいな所もー!」

「素敵ですもー!」

「すごっ――」

「壮観ですね・・・」

 

「(無駄に威圧的っていうのよ!)」

 

「また そういうことを言う・・・」

「ん? 何か言った?」

「い、いえ!何でもないです」

 

「(確かに・・・威圧的だな・・・)」

「マルベーニ聖下との謁見は明日を予定しています まずは皆様で教区内をご覧になってはいかがですか?」

 

「アーケディアの中を? そりゃ滅多にない機会だよな!」

「興味あるも! いろんな所をぐるんぐるんまわりたいもー!」

「まるっきり観光気分だな」

「まぁいいではありませんか」

「ワシも中に入るのは初めてじゃ!」

 

「そりゃそうだ!あの大きさで街中うるついたら大パニックだよ」

「あははは!全くだ」

 

アーケディアに到着したが、まぁ謁見は明日だから観光する事にした。まぁやる事も特に無いからな・・・

 

「《ブレイドは戦争の原因だ?》って何あれ?」

「法王庁のブレイド施策への反対デモやな。難民の連中が去年くらいから盛んにやっとるやつや」

 

「うわっ!どっから湧いて出た!?ていうか いつのまに雲海から?」

「ブレイド 何か悪い事したのかも?」

「各国で産出されるコアの管理、供給のバランスは法王庁が一手に担っている。たまにモーフやバーンの様な輩も出るがな」

 

「つまり、法王庁こそ戦争の原因だと?」

「そういう側面もある ということだ」

「ドライバーとブレイドなんて戦力の一部に過ぎないだろ?」

「せやけど、それをわかってもらうんは簡単なことと違うんよ」

「そうなんだ・・・難民 グーラ人が多いね」

「10年前のグーラ争奪戦じゃな・・・あの戦から逃れて来たんじゃろう」

「けったいな連中やで ほんま」

 

「家立ててもろて メシ食わさしてもろてほんで文句言いよる 《衣食足りて礼節を知る――》てのはあら嘘やな。人間、余裕ができるといらんこと考え始めるんや」

 

「手に余るものには目を向けず。手近なものを攻撃するのは容易いからのぉ」

「デモなんてほとんどいらんことから始まる時もあるしなぁ~ ホント人間って恐ろしい生き物だな」

 

「何か言いたそうだな?」

「そんなんじゃないよ」

「そんなん とは?

 

 

「スペルビアの巨神獣、もう長くないのは誰だってわかる。だからなんだろ? グーラに駐留してるのは・・・」

 

「我々の人口はインヴィディアより多い・・・」

 

「だけどそれを維持するための資源は圧倒的に足りない・・・」

 

「その歳にしては聡明だな」

 

「サルベージャーしながら色々見てきてるからね。理想だけじゃ世界が立ち行かないことぐらいわかってるよ」

 

「それで楽園か?」

 

「だめかい?」

 

「いや、そこに関しては歳相応だな」

 

「でっかい夢を持つ事は大事だ。 まぁ夢ばっか思っても世界は立ち行かないのも事実だが・・・」

 

「それでもさ 理想を振りかざしてがなり立ててるだけの連中よりかはずっとマシだろ?」

 

「確かに、行動力は尊敬に値するな」

 

「ただ、闇雲に突っ走ってるだけさ・・・」

 

 

「(あの難民達・・・ご愁傷様だな・・・)」

 

そう、アイツの本当の目的は、実は己に取り込むブレイドの選定の為だけにコアの管理をしている。 そして難民達は、ブレイドイーターの実験を行う為の道具に過ぎない。 ホント最低な奴だよなぁ!

 

でも・・・アイツは悪い訳ではない。まぁ悪いんだけど・・・ある意味救いようが無い男なのかもしれない。

 

 

 

「(マルベーニを生かすか・・・殺るか・・・まだこの決断は後にしよう・・・)」

 

 

 

 

「メレフさん一つ聞いてもいいですか?」

 

「何なりと」

 

「レックスはヒカリちゃんを目覚めさせました。それは何を意味するのかレックスはわかってます」

 

「だろうな――」

 

「それなのにあなたは、私達を捕えようとはしなかった。なぜです?」

 

「英雄アデル・・・今より500年前アルストの英雄と謳われた彼がどんな人物だったのか?私は、伝承でしか知らない その英雄とブレイド何をもらたすのかこの目で見てみたい・・・っといったところかな」

 

「オレはアデルじゃないよ?」

「だが天の聖杯のドライバーだ。君を帝国の管理下に置いた。途端君は英雄ではなくなる」

 

「うーん よくわかんないなぁ」

 

「強大な力を持つ者は自由であるべき――ということですか?」

「当たらずしも遠からずそう思って貰って構わんよ」

「はっ 炎の貴公子様はなんぎな性格しとんなぁ~もっと素直になったらどうや?」

 

「可愛い服とか着せたら似合いそうだなぁ~ ラウラもそう思うだろ?」

「確かに・・・私服のメレフも見てみたいかも・・・」

「余計なお世話だ・・・」

 

すぐに、法王庁の内壁に着いた。ここは色んな施設がある区画となっている。

 

「この門から向こうが法王庁の内壁、主要な施設や行政区がある区画になります。それでは宿までご案内しますね」

俺達は、法王庁の宿に向かった。 謁見は明日なので少し休む必要があるからな・・・

 

 

「謁見は明日、大聖堂の謁見室で行われます。お忘れなきよう。それでは」

「うん、色々とありがとう」

「おやすみなさい 皆様・・・」

 

「おやすみ!」

 

「ねぇ、ホムラ アデルってどんな人だったの?」

 

「ヒカリちゃん呼びます?」

 

「い、いや いいよ! 別にちょっと知りたかっただけ!」

 

「素敵な人・・・」

 

「素敵?」

 

「私が眠りにつくまでのほんの僅かの間しかいられなかったけど、ヒカリちゃんの記憶には誰よりも純粋で勇気があって強くて素敵な大人の男性って・・・」

 

「大人の男性かぁ~憧れるなぁ~!」

 

「あと、レックスに凄くよく似てるって♪」

 

「そうかぁ 似てるのかぁ――ってええっ!!!」

 

「ふふふ また余計なことをって怒られちゃいますね・・・」

 

「(余計なお世話よ・・・)」

 

「ホムラ?」

 

「私もそう思います」

 

「少し恥ずかしいなぁ。あははは////」

 

「・・・」

 

「(ホムラ・・・哀しそうな目をしている・・・どうしてなのかな?)」

 

そして、レックスはあのどでかい壁画を見ていてカスミと話をしていた。そそうえばニアも一緒に居たな・・・ 

 

「カスミ・・・」

「今は我慢ですよ! カイト」

「分かってる。 戻ろうぜ・・・」

 

そして宿屋もホムラとカグツチが話し合っていた。 この辺って内緒が、多すぎるのよね・・・

 

「カイト、話があるんだ。 謁見に行く前に・・・」

 

「どうしたんだよ。レックス」

 

「アデルの事をホムラに聞いたんだけど・・・ホムラ哀しい目をしていた。」

 

「うんうん、それで?」

 

「俺は、本当にホムラのドライバーで良かったのか・・・たまに思う時があるんだ。」

 

レックスも気づいていたんだったな。 ここは大人らしくアドバイスをしなければな・・・

 

「レックス、ホムラちゃんはまだ何かを隠してることはレックス自信は理解しているか?」

 

「もちろん、そのつもりでいるとは思うけど・・・」

 

「いずれにしろ、ホムラちゃんは話したくても話せない立場なんだと思う。レックスは彼女を守るだけを考えればいいんだよ 例え素質があっても無くてもな」

 

「どうゆうこと?」

 

「男は、女性を守るのが宿命だからだな! さぁ行って来い! 俺達はここで待ってるからさ」

 

「ああ! カイトに相談してよかったよ!」

 

そうだ。レックス 君は前に進めばいいのだ。そうすればホムラの真実も知る事になる。 レックスとホムラちゃん・・・謁見頑張れよ・・・!

 

「もう、謁見は始まってるんだよな・・・?」

「多分そうだと思う。 みんな大丈夫かな?」

「多分大丈夫だとは思う。」

 

アイツも神になる為にはレックスを利用するからしばらくは大丈夫だとは思うが・・・イレギュラー的な事は起こる可能性は大いに高い

 

「皆さんお待たせしました。」

「おかえりなさいですも!」

「どうだった? ホムラ」

「ほとんどヒカリちゃんがお話してました。」

「知り合いだったんだよね?」

「はい――」

「皆様」

「ファンさん!」

 

「今日はお疲れになられたでしょうからもう一泊なさってください」

 

「確かに―マルベーニ聖下に謁見したくらいじゃが・・・どっと疲れたのう・・・それにカイトのこともあるからのぉ 休ませてもらうとしようか」

 

「そうだね。お言葉に甘えよう」

 

「トラは今日もふかふかベットで眠れるから嬉しいも!」

 

「では、大聖堂に戻るとしようか」

 

そしてレックス達が帰ってきた。 何事もなく謁見が終わったんだな・・・

 

「レックス、おかえり」

「カイト、ただいま。ラウラは無事か?」

「レックス、私は無事ですよ。それより聖下の謁見どうだった?」

「ああっ 法王様の件は・・・まだ分からない。」

「気楽に考えればいいだろ? 疲れたはずだから今日は休め」

「もちろんそのつもりだよ」

 

そう行ってレックス達は体を休みに部屋に入った。

 

「(そろそろシンが・・・インヴィディアの駐屯地に攻撃してくるはずだ・・・)」

 

 

 

そして数時間後・・・予想通り的中した。

 

「「申し訳ありません!!!!皆様 火急の用件です!!!」」

 

「来たか・・・」

 

「すぐに謁見室までおいでください!!!」

 

「カイト?」

「すぐに言って来い。俺はここで待機するから終わったら情報をくれ」

「わかった!」

 

そしてレックス達は急いで謁見室に向かった。

 

「何があったんですか?」

「まぁ非武装していたはずのテンペランティアで武力衝突したんだろうな」

「テンペランティアって・・・もしかして!?」

「シンが動かしてると思う。まだ確信は無いけど・・・」

「シンの仕業なら止める必要があるわ!」

 

 

「どういうことか! ローデリッヒ議員」

 

「特別執権官 何故ここに!?」

 

「テンペランティアでの発掘は陛下から中止が厳命されていたはず。それを貴公は陛下の命を破り、再開していたようだな?」

 

「我らに巨神獣資源は少ない! それを陛下はわかっておられない!儂は国のために・・・」

 

「貴公の心情なぞどうでもいい」

 

「何故、インヴィディアに攻撃を仕掛けたのか聞いている!!!」

 

「儂ではない!!儂は命令など下していない!!!儂とて元老院議員開戦の聖断は陛下のものと心得ておる!」

 

「ならば誰が――」

 

「メレフ!」

 

「な、何だ この者達は無礼ではないか」

「天の聖杯のドライバーだ。今は私と行動を友にしている」

「天の聖杯の!? ではこの少年が噂の・・・」

「噂の――ってなんだよ。オレってそんなに有名なの?」

 

「あなた達が引き倒した給水塔の修理費用いくらかかったと思う?」

 

「要するに噂の《給水塔クラッシャー》というわけか・・・・」

 

「カイト!? どうしてここに?」

 

「辺りが騒がしくなってるから様子を見に来たんだ。ちなみに彼女も一緒にいるから安心してくれ」

 

「あまり良い噂ではなさそうじゃな・・・」

 

「メレフ やっぱりあんた達が関係しているのか?」

 

「ああ 不方意ながらそのようだ」

 

「何が起きてるのか教えてくれ!」

 

メレフがこの状況を一から説明した。 まぁ俺はわかっているけど・・・一応聞いておかないとマズいからな

 

 

「まずいですね。両国が全面戦争にでもなったら・・・」

「今はまずい今やれば我らは負ける」

「どのみちやる気やったんやろ? 自業自得や」

「そんなこと言ってる場合じゃないだろ?」

「スペルビアにその気はなかったのよね?」

 

「そのコアクリスタルは、お前が天の「「答えて!!!」」

 

「そ、そうだ!」

「ヒカリ?」

「スペルビアとインヴィディアが戦って得する者は誰?」

「得する者って――まさか!?」

 

「シン達イーラか!」

 

「可能性はありますも」

 

「じゃがどうやって?」

 

「やっぱりただの事故かもしれないも?」

 

「ご主人・・・」

 

「それならその方がいいさ」

 

まぁ事故ではないんだよね。 アイツはマンイーターだから。そしてテンペランティアで発掘された奴は亡国ユーディキウムの巨神獣兵器だから操縦できるのだろう。

 

「頼む! メレフ特別執権官 貴公の力で事を収めてくれ・・・」

 

「今更だな ローデリッヒ」

 

「全部自業自得なのに、メレフに押し付けかよ・・・」

 

「カイト、気持ちは分かるが、傍観するわけみもいかん カグツチ」

「はい」

「メレフ!」

「今回の件 当国の問題だ。 お前達の力を借りるわけにはいかん」

「トラの言うようにただの事故ならね

 

「でも もしあいつらが関わってるならそれはオレ達の問題でもあるんじゃない?」

 

「だが・・・」

 

「給水塔の修理代分くらいは働かせてよ。いいだろ?」

 

「言うと思った。」

 

「ボン、律儀やのう」

 

「メレフ、無駄だぜ。 レックスは嫌でも着いて行くさ」

 

「すまない。お前達の力借りられるか?」

 

「あったりまえだろ!!!」

「ええ、もちろん」

 

「私も行きます!」

「カスm、、、、ファン!」

「ファン?」

 

 

「テンペランティアで暴走しているのは巨神獣を母体にとした兵器ですよね?私の能力はブレイドだけでなく巨神獣にも効果があります!きっと何かのお役に立てるはず・・・」

 

「それに・・・」

 

「それに?」

 

「私が行かなくてはならない。そんな予感がするんです」

 

「ファン・レ・ノルン あなた――」

 

「(カスミ・・・)」

 

「(ラウラちゃん辛いだろうな。)」

 

 

 

「何で亀ちゃんまでついてくるわけ?」

 

「何か、面白そうやんけ!」

 

「遊びじゃあないんだよ?」

 

「まぁまぁニア、戦力が増えたから良いじゃねぇか」

 

「イーラっちゅう奴らの噂は聞いとる」

 

「よーさん コアクリスタルを集めてるんやってな!」

 

「それにな・・・」

 

「ワイらも無関係やないんや。《イーラ》って名がほんまやったらな・・・」

 

「亀ちゃん?」

 

「ちゅーわけだ。 ニアよろしくな!」

 

そして俺達は、スペルビアの連絡巨神獣船に乗りテンペランティアに向かうことになった。

 

「メレフ様! たった今我が軍の巨神獣兵器が!中央緩衝線を越えたとの報が入りました!現在、毎時40キルトで侵攻中です!」

 

「そうか、先回りをしたい。船をつけられる場所はあるか?」

 

「付近に入り江があります。そこからなら進路上の崖の上に出られるはずです!」

 

「そこでいい 頼む」

 

「了解しました」

 

 

 

 

 

テンペランティア

 

 

 

ついに来てしまった。 俺にとっては第二のターニングポイントだ。

 

「ついにここまで来てしまった・・・」

 

「酷い・・・」

 

「抵抗する間もなかった感じやな」

 

「来た。あそこだ!」

 

「危ない! 避けて!!」

 

「皆無事か!?」

 

「ああ 何とかな」

 

「止めないと・・・」

 

「でもどうやって!?」

 

「背中の上にスペルビア製の補助駆動器がある・そこから各脚へと伸びるケーブルを切断すれば・・・エネルギーの供給が経たれ停止する」

 

「ヒカリ様のお力で破壊はできないのですか?」

 

「それだ!」

 

「確かに破壊することは可能だろう」

 

「ただし、この辺りが一帯が消し炭となるのと引き換えにな」

 

「どういうことや?」

 

「以前読んだ報告書によるとある兵器の主兵装は、ガス化させた巨神獣の体液を利用したものらしい。ガス化した体液は非常に不安定となり少しの衝撃や熱量で大爆発を引き起こす・・・」

 

「まさに、死なばもろともだな・・・」

 

「そういうことだな。実際3ヶ月前にここで大規模な爆発事故が起きている」

 

「知らずに撃ってたら大変なことになってたわね」

 

「くっそう―――」

 

「なぜそのような危険な兵器を?」

 

「よしんば敵陣中で撃破されたとしても敵もろとも殲滅できる。そういう設計思考なんだそうだ」

 

「考えた奴の正気を疑うわ」

 

「カイト様が言った《死なばもろともだな・・・》って意味はそういうことなのですね?」

 

「ああ・・・」

 

「だからこそ陛下から中止が厳命されたのよ?」

 

「乗ってる奴を引きずり出せないの?」

 

「操作槽は10層もの強化装甲で守られている。外から入ることも破壊することも難しい。だが、駆動器とケーブルは全てが装甲で覆われているわけではない」

 

「やるとしたらこそしかない・・・か」

 

「どうやって背中に飛び移るも?」

 

「この少し先、崖がせり出している場所があるわ。そこからなら背中に飛び移れると思う」

 

「じゃが、タイミングを誤れば崖下へと真っ逆さまじゃぞ?」

 

「しかも攻撃をかいぐぐってなると至難の業ですね」

 

「私がやります!」

 

「ファンさん?」

 

「私の力で巨神獣の動きを止めている隙に皆様は巨神獣の背に」

 

「ファンさん――わかった。でも無茶はなしだぜ?」

 

「ええ 承知しています」

 

「よし、急ごう!」

 

俺達は攻撃を避けながらヒカリちゃんが言ってた。崖がせり出している場所へ向かった。

 

「あと少しだ!」

 

「くっ これじゃ近づけない!」

 

「私が!」

 

「ファンさん!!」

 

「任せましょう。大丈夫よ、彼女なら・・・」

 

ファンさんは、ブレイドを抑制する力を使った。その力は巨神獣にも有効だからだ。

 

「今だ。 行くぞ!!!」

 

「ああっ!!」

 

「あれを叩き斬れば・・・!!」

 

「独立可動機構があるとはな・・・我がスペルビアの技術 恐れ入る」

 

「しょーもないもん作りおってからに」

 

「文句は後、来るよ!」

 

見事、独立可動機構は破壊された。そして・・・アイツが現れるはずだ

 

「止まった!?」

 

「ああ なんとかな――」

 

 

 

 

 

 

「やはりお前だったか―――」

 

 

 

 

 

 

「シン!!!」

 

「やっぱりね・・・」

 

「イーラの首魁 シンですね?」

 

「このファン・レ・ノルン   アーケディア法王マルベーニの名の下にあなたを連行します!」

 

「憐れだな・・・己が何者かもわからずにあの男の名を口にする。その姿で――」

 

「あなたは、私を?」

 

「天の聖杯 お前も何を涼しい顔でいる? 無関係でいられると思うなよ?」

 

「そうね、ではあなたの口から教えて。 かつて私達と友にメツと戦ったあなたがなぜ今 彼といるのかを」

 

「シンが―― ヒカリ達と!?」

 

「単純な理由さ・・・あいつの中にこそ真理があった。それだけだ」

 

「(ラウラの死が・・・シンを変えた、そしてそれを変えさせたのがマルベーニ・・・)」

 

「言う程、単純ではじゃあなさそうね」

 

「悪いわね そういう性格なものだから」

 

「ヒカリ! まさかシンは本当に・・・」

 

「そう、彼もブレイドよ 500年前に、滅んだ国 イーラ最強のブレイド」

 

「自分で沈めておいてよく言う――」

 

「あいつが!?」

 

「誰よりも強く 誰よりも優しく、そして誰よりも戦いが嫌いだった! そのあなたが何故!?」

 

「(全部は・・・ラウラの為にか・・・)」

 

「(シン・・・)」

 

「原因の一端がお前にあると言ったら?」

 

「私に?」

 

「お前が眠りにつかなければ・・・彼女は!!!」

 

「・・・やっぱり。(でも彼女は生きてる。正確的には蘇ったというべきかも知れない。)」

 

 

 

 

 

《これは試練だ・・・》

 

 

 

 

 

シンが仮面を外すと全員驚いた。そう、血の色と化したコアクリスタル・・・・ラウラを喰らって赤く染まってしまった。

 

 

「剣を収めなさい! 私の力は、ブレイドの行動の抑制・・・あなたがブレイドである以上 この力の影響下では動く事もすらままならないはず!」

 

「ブレイドの能力の抑制!? じゃああの時も!」

 

「ならば、試してみるがいい」

 

「何で、ここまで動けるんだ?ベンケイって奴は動けなかったっていうのに!」

 

「いいえ これでもかなり制約を受けているはず。彼は、史上最強と謳われたブレイドなのよ!」

 

「それでも 今なら倒せる! オレ達の力を合わせれば!」

 

「甘いな」

 

「カイト、このままだとカスミが・・・!」

 

「おい、待てラウラ!!!」

 

「カイト、ごめんなさい。 ここは私に任せて!」

 

ラウラは俺の刀を奪った。そして今まで被っていたフードを外してカスミを助けようとした。

 

「はあああ!!!」

 

「カイト何しているんだ!?」

 

「レックス・・・今は彼女にやらせてあげてくれ・・・ラウラ、思い切り戦って来い 愛する者を救うためにな」

 

 

「そのつもりよ!! シン!!!」

 

「ラウラ・・・・!? どういうことだ!? 君は確か・・・」

 

シンは動揺していた。 そうだな、ラウラを食ったのにそのラウラが目の前に立っているなんて見たら動揺するに決まってる。

 

 

「何故、君が天の聖杯の元に!?」

 

「私は、あなたを苦しめた。 だからこそ苦しんでいるあなたを見るのはイヤなのよ!! カスミは殺させないわ!!!」

 

「ファン・・・いやカスミあなたの力を貸してほしい!」

 

「ラ・・・ウラ様?  はい!」

 

ファンの様子が・・・もしかしてラウラちゃんの事を思い出したのか!?

 

 

「はああああああああ!!!!」

 

「ぐっ・・・」

 

「解き放とう。その軛から!」

 

「ファンさん!?」

 

「はぁぁぁぁ!!!」

 

「動けぬ・・・・!?」

 

「言ったでしょ・・・カスミは殺させないと・・・」

 

ラウラは、シンの動きを知っているからこそ優勢になっているのだろう。そしてシンは思い出した。 ラウラとの思い出を・・・

 

「ぐっ・・・」

 

「シン! お前の目的は何だ! 何でこんなことするんだ!!!」

 

「何故か・・・」

 

「ならば俺も問おう。超常的な力を神によって与えられたにもかかわらずブレイドはその記憶を持ちえない。」

 

 

「「「一体なぜだ!!!!」」」

 

俺がプレイした以上にシンの叫びが聞こえてくる。 多分目の前にラウラがいるせいだろう。

 

「記憶は蓄積され やがて人を 生物を変化させる 変化こそ進化。だが、ブレイドは刹那 コアに戻れば記憶は消えてしまう その進化は閉ざされてている」

 

「人もそれは同じだ。」

 

「シン、そんなこと言わないで・・・もう苦しむ必要は無いんだよ!」

 

「確かに、人も死ねばそこまでだ。だが 個としては、刹那であって集団として文化として記憶は受け継がれ進化していく。」

 

「法王庁はなぜ? コアクリスタルを管理する?」

 

「ブレイドの誕生をコントロールすることで軛をかせられ 集団化することを進化することを阻んでいるのではないか?」

 

 

 

「人が人であるために・・・」

 

 

「・・・」

 

シンの言う事は全部正論だ。 でもシン達がやっていることは正しく無い事は分かっている。だから止めているのだ

 

「なぜ人ごときに軛をかせられなければならん!!! ブレイドこそが世界そのものなのに」

 

「ブレイドが世界そのもの? こいつ―― 何を――」

 

「この先の世界を見れば自ずとわかる。お前はここまできてしまった。引き返すことは許さん・・・だがここでとまることは許そう」

 

「(シン、お前の目は・・・何故哀しむ?)」

 

「ぐはっ!!」

 

「シン!!!」

 

「くっ―― こんな時に――」

 

「やっぱり、あの時適合しなかったの・・・?」

 

「ラウラ、来るな! 自分の立場を忘れるな!!!」

 

「でも・・・」

 

「ボン!今のうちや!何チンタラしてんねん あいつはアカンやつや!」

 

「シン!しっかりして・・・!?」

 

「ラウラ、離れろ!!」

 

「ヨシツネ!?」

 

「メツからの指示です、退きますいいですね?」

 

「おっと 逃がせへんで?」

 

「ふっ――あなた達は何もわかっていない! まだ戦いは終わっていませんよ?」

 

「何やと!? あほな!ケーブルは断ったはずだ!」

 

ケーブルを断ったはずの独立可動機構が再起動した。

 

「確かにね でもこいつのコアにはまだエネルギーが残っている。同じなんですよ!ブレイドの武器と」

 

「シン! そこ退きなさい!」

 

「うわぁっ!!! 何をするんだ!!!」

 

ラウラは、シンに頬に手を触っていた。

 

「(私の心臓・・・もうちょっとだけシンに・・・拒絶しないで シンもシンなりに戦ってるの・・・)」

 

「・・・!?」

 

「シン、一緒にごめんね?」

 

シンなりの優しさが感じ取れた。復活をしてさらにシンの表情が辛くなってる気がする・・・

 

「ヨシツネ、退け」

 

「よろしいのでしょうか?」

 

「ああ、彼女と会えただけでも良かった。 青年には感謝をしているが今は立場が違う」

 

「わかりました・・・」

 

「では、そういうことで・・・いずれ また ね?」

 

「待て!!!」

 

そして再起動した。独立可動機構は、すぐに破壊をした。 意外と早く終えたな

 

「何なんだよ・・・・オレ ドレイバーになったんだぞ? ドライバーになって・・・だけど何にもできなくて・・・・あと少しでファンさんを死にかけた・・・」

 

「レックス様、私は・・・」

 

「これじゃ何にも。

 

 

 

「「「「カイトやラウラが居なかったら何にも変わってないじゃないかよぉぉっ!!!」」」」

 

 

 

レックスの叫びが聞こえた。 そうだな、オレとラウラが居なかったらファンは死んでいたからな。 原作の5話と同じようにな・・・

 

「シン、あいつの過去は・・・ラウラから聞いたけど確かに辛かった。 なのにどうしてメツと・・・」

 

「何だ――あれ?」

 

「あれは――インヴィディアの軍艦ですも 凄い数ですも」

 

「何やって」

 

「いかん!」

 

「誰だ! 展開命令を出したのは!?」

 

「いけません! このままでは両軍は戦闘に」

 

「どういうこと?」

 

「スペルビアがインヴィディアを攻撃したと思っとるんじゃ 宣戦布告もなしにな」

 

つまり、全面戦争の幕開けという訳だ。 これもイーラの作戦通りなのだろう。

 

「こりゃアカンで 事態を説明せえへんと収まらんで!」

 

「だが 今からでは間に合わん!」

 

「どうするのさ! 何か方法ないの?」

 

「ドーラ砲 インヴィディア軍の主力兵器よ」

 

「こっちもスペルビア軍も砲撃準備を始めましたも」

 

「間に合うか間に合わないかなんて関係ない・・・インヴィディアへ行こう!」

 

「おう!」

「待って!」

「マルベーニ!!! グッドタイミングだなホント・・・」

 

 

これでしばらくの間停戦となる・・・そして俺達は、ルクスリア王国へと向かうとであった。

 

 

 

 

第五話  ― 軛 ―

 





読者の皆様おつかれさまでした。 いかがでしたか? 長すぎますよね?


この軛は、私がゼノブレイド2の中で心に残ったシーン10位ぐらいのランキングになります。 ちなみに1位は、エンディングのアレです。 ネタバレになるのであまり言えないですが・・・気になる方はさっさとアイオーン格納庫へダッシュです!


メツも待っていると思いますし・・・・ちなみにこの1ヶ月の間。2週目クリアしました。

タイトル画面感動しちゃいました。 それでは次回は、6話は、1ヶ月後かもしれないけど頑張るぞい!


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