この素晴らしい仲間達に救済を!   作:よっひ。〜

4 / 67
今回の後書きには新コーナーとして捕捉説明を設けています。
是非読んでみてください。

※注意です!
この話には胸クソ成分が入ってます。
嫌な方は直ちにブラウザバックか、後書きまで飛ばしてください。
大丈夫な方はお進みください。


BADEND集
第29話 BADEND 独りよがり


 

 

 

 

1.エリスのために戦う。

 

2.仲間のために戦う。

 

3.自分のために戦う。←

 

 

「ああ、分かってる分かってるさ。俺は結局、こういう生き方しかできない。俺は自分のために戦うよ」

 

 

 祭やエリスのためになりたかったのも、イリスやゆんゆんを失いたくなかったのも、全部自分のため。

彼らは工藤悠真(クドウユウマ)という人間を唯一認めてくれる。

俺はその心地よさのために彼らのためになろうと思ってきた。

そう、俺には他の人間が見えてない。

いや、見ようとしてないんだ。

だから、この選択も結局は自分のためを選ぶ。

見えてないものを選ぶことはできないからだ。

 

 

「そうか……」

 

 

 青年は呟く。

きっと、俺がこういう選択をすることを分かっていたのだろう。

その言葉を俺は当たり前だよなと言ってるように感じた。

 

 

「君はクドウユウマじゃなく工藤悠真として生きていくんだな。これから同じ過ちを繰り返し後悔しながら」

 

 

 青年は後ろに振り返る。

もう語ることはない。

薄れゆく視界の中、遠くに見えた花の名前を思い出そうとするが、出てこない。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 それからしばらくして。

俺はただ一人、廃墟となった街を歩く。

微かに聞こえた笑い声はただの幻聴だろう。

ほんの少し前まで、ここは人々が昼も夜も関係なく賑わう愉快な駆け出しの街だった。

俺があの答えを選んだ日からどれくらいたったのだろうか。

あのあと、俺は自分を襲っていた炎を振り払いシルビアと戦った。

諸刃の剣とも言える無茶な戦いかたで、ギリギリの戦いをした。

そして、やっと追い詰めたというところで、最後の悪あがきとして少し離れたところで倒れていたゆんゆんを襲われた。

そして、俺はゆんゆんの命と引き換えにシルビアを倒した。

シルビア戦後は少しバタバタした。

族長への謝罪、数の減った紅魔族を手伝い里の復興。

それからしばらくして、イリスはパーティーから外れた。

別れ際の彼女の言葉は今でも覚えている。

 

 

「悲しすぎます。誰かにすがることもできたのに。あなたはこれからもずっとそんな顔をして生きていくんですね。今にも泣きそうな顔なのに」

 

 

 それは、到底12歳の子の口から出るとは思えない言葉だった。

きっと、イリスは。

イリスも気づいていたのかもしれない。

ただ、俺は何も言わず、去っていくイリスに背を向けて、エリスからカズマ達から離れた。

といっても、はんば別行動みたいなものだった。

王都では、魔王軍幹部とめぐみんが約束した時間より、少し早くに呼び出しその幹部を討伐した。

エルロードでは、街一つ犠牲にしドッペルゲンガーを誘き寄せ殺した。

アクセルでは師匠にまとわりつく堕天使を影武者として闇討ちした。

その後、アクアを追い出し、カズマに追い詰められたセレナを遠距離から狙い射った。

そして、魔王とカズマの対決を見た後俺は各地を回って自分が納得いくまで悪と言われる者を殺し続けた。

そして、帰ってきたらこの有り様だった。

聞いた話によれば、魔王討伐後、職を失った冒険者達は反乱を起こし王都軍と戦ったらしい。

理由は王都側が行方不明の王女の探索に膨大の金を使い、討伐の賞金を出せなかったとのこと。

そして、二年近く続いたこの戦いの最後は金銭的に苦しくなり内も外もボロボロになった王城で裏切り者がでて、王家一族を反乱軍に引き渡すというものだった。

だが、王家一族の最後は決して無様なものではなかったらしい。

特にまだ若かった第一王女の姿は最後まで毅然としたものだったという。

しかし、そんなものは民には届かずこの反乱を聞いた各国は次から次と反乱が勃発。

しないには外の国も関わってきてめちゃくちゃなものとなった。

 

 

 川の近くの芝生で腰をおろす。

あれから、カズマ達はどうしたのだろうか。

魔王を倒した褒美で何を願ったのか俺は知らない。

パーティーを連れて日本にでも戻ったのだろうか、それともこの世界のどこかで……。

エリスどうしたのだろう。

魔王を討伐したことで無事に天界には戻れたのだろうか。

師匠やあの悪魔は大丈夫だろうか?

胸の中から、みんなの姿と心配が浮かんでくる。

それは、彼らを思ってのことなのか、それとも自分を証明してくれた人達を失ってないかという心配か。

俺にはもう何が何なのか分からない。

そんな俺の気持ちなど知ったことかと、目の前の大空は雲一つない青空で全てが無くなった地を照らした。

 

 

 

 

 




こっちが本編!女神様教室!!


サツキ「どうも皆さん。記録の女神ことサツキです!」

謎の妹X「経歴不明な金髪ロリ剣士こと、謎の妹Xです」

サツキ「あれ、妹Xさん。元気がありませんね?」

謎の妹X「電気もなにもあんな終わりかたを見せられたら、みんな気分が下がります。サツキさんこそ、どうしてそんなに元気なんですか?」

サツキ「元気もなにも、やっと私に出番が回ってきたんですよ!オリ女神なのに出番少なくて、出てくる度に、「あ、こんなキャラいたな」、なんて言われてたらどうしようと思ってたんです。やっとこれで存在感を出せます!」

謎の妹X「そんなこと言いましたら、オリキャラでもない原作キャラのララ……、ダクネスさんはどうなるんですか?」

サツキ「それは、主に言ってください。まぁ、こんな茶番は置いといて。謎の妹Xさん、記念すべき第一回BADENDはどうでしたか?」

謎の妹X「どうもなにも、悲しすぎます!原作ではわいわい愉快な皆さんがこんなに無惨な終わりを迎えますし、ユウマさんもボロボロな終わりかたですし」

サツキ「そうですね。なんとも言えない胸くそENDです。正直、主も出そうかギリギリまで悩んだそうですけど、この作品のコンセプトはあくまでもfateということで出すことにしたそうです 」

謎の妹X「前々から思ってたんですが、この作品のコンセプトってfateの中でも一番暗いと言われるHFルートですよね?」

サツキ「そうですね」

謎の妹X「なんで、わいわい愉快なこのすばと真逆なHFを組み合わせようとしたんですか?」

サツキ「妹Xさんそこまでです。その事について語ったら後書きの文字数をオーバーしてしまいますので、また今度と言うことで」

謎の妹X「あ、はい」

サツキ「それでは気を取り直して捕捉していくのですが、妹Xさん、今回のユウマさんで悪かった所は?」

謎の妹X「自分のことを選んだからですか」

サツキ「まぁ、正解ではあるんですけど、もっと詳しく言うと、ユウマさんは二度同じ過ちを犯したんです」

謎の妹X「同じ過ち?」

サツキ「はい。エピソードオブユウマにて、ユウマさんは友達である祭さんとの約束を独りよがりにやった結果、破ってしまいました。そして、今回はエリスを守るという約束を破ってしまったんです」

謎の妹X「つまり、負の連鎖ということですか」

サツキ「そうです。そして、二度目の過ちを犯したことで、それから先もずっと負の連鎖が続いていったんです」

謎の妹X「なるほど」

サツキ「まぁ、ユウマさんの育った環境を考えれば、意固地になっても仕方はないのですが、二度も同じ失敗を犯すのは愚の骨頂です。それに男なら約束は守りましょう!」

謎の妹X「そうですね。次はこんなことが無いように気をつけて欲しいですね。それにしても今回のBAD ENDって……」

サツキ「お気づきの方もいるかもしれませんが、元にしたのはfate/staynight HFルートのあの有名なBADEND、鉄心ENDですね。まだプレイしてない方もいると思うのでここでのネタバレは無しとしますが、イリスさんの最後の言葉はまさにあのENDを象徴するあのキャラの言葉のオマージュです」

謎の妹X「HFはいろんなBADENDがありますが、やっぱり一番はhappyendです!異論は認めます!」

サツキ「あ、認めちゃうんですか。ではそろそろ、主の眠気が迫っていたのでここまでです。あと数時間寝れば学校らしいので早く寝たいらしいです」

謎の妹X「メタすぎます!」

サツキ「それではまた次のBADENDでお会いしましょう。」

謎の妹X「長々とお付き合いいただきありがとうございました!」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。