アドバイスなどあるとうれしいです。
プロローグ(改稿前)
「死後の世界へようこそ。工藤悠真さん。不幸にも貴方は先ほど亡くなりました」
俺は目を覚ますと事務室てきな場所におり、目の前には茶髪の女性が座っていた。
「え、死んだって……。俺はさっきまで走っていたはずじゃ」
「ええ。あなたは先ほどまで走っていましたよ。ですが、走り終わったとたん、今まで無理な生活で体に貯まっていた疲労がピークに達し、そのまま死んでしまいました。いわゆる過労死というものです」
たしかに俺は無理ばかりし続けていた。
次こそは結果を出すためにとえげつない練習をこなしてきた。
そう、そこまではよかった。問題はそれ以外のことだった。日の出ている時間帯は練習に時間を使っていたため、ゲームをする時間がなかった。そこで俺は寝る時間を削り、夜をゲームの時間に当てていた。当然、そんなことを続ければ練習に支障が出ると分かっていたが、俺はエナジードリンクと気合いで無理矢理抑えていた。
そして、このざまである。
「普通の人間はどちらか1つに絞るのに、2つのことをそれも死ぬまで頑張り続けるとは、恐ろしい人ですね」
「いやいや、それほどでも」
「褒めているのではなく、飽きれているのですよ」
ま、死んでしまったからゲームもできるわけでもなく、走って結果を出すこともできない。
「あーあ。俺のやってきたことはすべて水の泡か。自業自得とはいえ、恵まれないなぁ」
「自業自得とはいえ、あなたは真っ当な目標に向かって、文字通り死ぬほど頑張りました。これはしっかりと評価されるべきです。そんなあなたに良い話があります。あなたゲームが大好きですよね?それが死ぬ原因のひとつだったんですから」
「ええ。好きですよ。特に魔法とか使うゲームは」
「なら、充分です。これから、魔法のあるファンタジーみたいな異世界に転生してみませんか?」
「異世界に転生て、そんなことできるんですか!?」
「はい、できますよ。あ、自己紹介がまだでしたね。私はサツキ。世界の出来事を記録する女神です。以後お見知りおきを」
死後の世界にいるわけなのだから、天使かなにかだと思っていたが、まさか女神だったとは。これは驚いた。
「それでサツキさん。ファンタジーみたいな異世界てことは魔王とかいるんですか?」
「いますよ。人々の生活を脅かす凶悪な魔王が。それをあなたには倒してもらいたいのですが、もちろんタダでとは言いません。倒した報酬としてなんでも願いをひとつ叶えて差上げることができますし、道中で簡単に死なないように、チート能力、武器を転生前に渡すことになっております」
魔王倒せばなんでも願いを叶えてくれるなんて、こんな話乗るしかないのだが……
「これが、チート能力、武器の参考例です。あくまでも例なので、別にここに載ってるもの以外でもいいのですよ」
問題はどんなチートを貰うかである。当然、ここに書いてあるのはすべて却下である。
たしかに、魔剣やら特殊能力は魅力的である。しかし、これらを選んだ先人達は、魔王を倒してないのである。つまり自分で考えなければいけないのだ。
「あのー。そろそろ決めていかないと、他の人たちを案内できないのですが……」
ここに書かれていないもので、先人達に足りなかったもの、それは……
「決めましたよ」
「そうですか。なににしたんですか?」
「お恥ずかしいんですが、俺、ひとりぼっちが嫌なんですよ。なので仲間をください。なんでも治せるプリースト、攻撃系で優秀なものを使える魔法使い、あとできたら剣士もお願いします」
「ええ、わかりました。では、そこの魔方陣から出ないでくださいね」
サツキさんが詠唱のようなものを唱えると俺は頭の上の魔方陣に吸い込まれていく。
「さぁ勇者よ。魔王を打ち倒すために旅立つのです!」
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「サツキ先輩の言ったことは本当になりましたね」
さっき悠真さんが座っていた椅子の後ろから後輩の天使が現れる。
「彼の経歴を見れば、何を願うかは察しがつきますよ」
「ですが、本人の許可も無しに勝手に、転生者と一緒に下界に送るのはどうかと思いますよ」
「大丈夫ですよ。彼女ならすぐに悠真さんの欠陥している部分に気付いて、寄り添おうとします。それにこれは彼女自身の欠陥している部分を治すためでもあります」
「あの方の欠陥している部分ですか?」
「ええ、そのうちわかりますよ。それでは私は行きますよ。さっき、全能神様から、彼女の仕事を引き継げと命令が来ましたので。」
私は後輩天使を置いて部屋をでる。
さすがに強引なことをしたが、これは私のためでもあり、彼女のためでもあるのだ。
「期待してますよ。悠真さん」
次回は年明けの投稿になります。
かなりマイペースな投稿速度になると思いますので気長に待ってもらえるとうれしいです。