真・恋姫無双〜正義の味方〜   作:山隼

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2-9 黄巾大乱(3)

――――――濮陽城 北門――――――

 

北門を破ってきたのは盧植、公孫瓚軍。

その公孫瓚軍の中に、劉備達の姿があった。

 

「よし。どうやら西門以外はこれで全部突破したな。」

 

白馬の上で周りを見回しながら公孫瓚―白蓮が話していた。

 

「そうだね。後はどうするの?」

 

すぐ横にいた劉備―桃香が話しかける。

 

「とりあえずは残党の対処と民の保護だな。」

 

「うん。わかったよっ。」

 

そう言って二人は進んでいく。

 

すると・・・

 

「ん・・・・誰か居るな・・・・」

 

前方に白装束の服を来た男が居る。

 

「おい!どうしたんだーっ!」

 

白蓮が声を掛けると、男と目が合う。

 

瞬間・・・にやりと、その男は笑みを浮かべた――――

 

「っ!!愛紗ちゃんっ、鈴々ちゃんっ!!」

 

何か不吉なものを感じた桃香は義理の妹達を呼ぶ。

 

「ふっ。」

 

その隙に浅く笑いながら近付いて来る。

 

「護衛兵っ!!奴を近づけるなっ!!」

 

白蓮が直ぐに直属の騎馬兵を前に出す。

 

「はあっ!!」

 

叫び声と共に跳んだ男は、先頭にいた二人を叩き落す。

 

「ぐうっ!!」

 

顎を下から蹴り上げられたのと、

その後の馬上からの落下の衝撃も相俟って動けない。

 

「くっ・・・囲めぇっ!!」

 

急いで包囲しようとするが、

 

「遅いっ!!」

 

先に接近してくる。

 

その後、小回りが利かない騎馬兵を尻目に、間を縫うように移動し落馬させていく。

 

ある者は延髄を蹴られ倒れ伏し。

 

ある者は顔面を蹴り飛ばされる。

 

下馬をしようとしても、そんな隙が在る筈も無く、

 

あっという間に十数人の兵が倒れる。

 

「引くぞっ、桃香っ!」

 

「で、でもっ!皆を見捨てて行けないよっ!」

 

桃香は倒れている騎馬兵達に目を向ける。

 

「馬鹿っ!モタモタしてると私達までやられるぞっ!」

 

そうこうしている内に男が近付いて来て、

 

「はっ!!」

 

「きゃあああっ!!」

 

桃香が騎乗していた馬が蹴り飛ばされ、落馬する。

 

「桃香っ!!・・・・きゃああああっ!!」

 

そのまま白蓮も落とされ、倒れている二人に近付いて来る。

 

「ふん、異物はさっさと消すか。」

 

そう言い放ち、体勢を沈め、跳び蹴りの体勢になった時、

 

「貴様あっ!!桃香さまに何をしているっ!!」

 

「お姉ちゃんっ!大丈夫なのだ?」

 

横から関羽と張飛が飛び込んでくる。

 

「愛紗っ、鈴々っ、気をつけろっ!そいつ只者じゃ無いっ!」

 

白蓮の言葉に頷く。

 

「はい・・・・」

 

愛紗は緊張した顔をしたまま男を見つめている。

 

「私は中山靖王劉勝の末裔、劉玄徳一の家臣関雲長っ!」

 

「同じく張益徳なのだっ。」

 

「ふん・・・俺は左慈。」

 

そう言いながら手甲と脚甲を装備する。

 

「足掻いて見せろッッッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「剣戟の音がするな・・・・」

 

「そうねん。どうやら誰かが左慈と戦ってるみたいなのねん。」

 

士郎達が北門近くまで来ると、戦っているのが見える。

 

着いた時に見たのは膝をついている二人の少女とそれを見下ろす男。

 

そしてその様子を心配そうに見ている二人の少女だった。

 

「愛紗ちゃんっ!鈴々ちゃんっ!」

 

「駄目です桃香さまっ!」

 

助けに来ようとした桃香を止める愛紗。

 

「よそ見をしている暇はあるのかっ!!」

 

その瞬間、鋭い蹴りが愛紗を襲う。

 

「ぐうっ!!」

 

咄嗟に青龍偃月刀の柄で防ぐが、スピードがのっており、

脚甲の威力も相俟っており吹き飛ばされる。

 

「うにゃ~っ!!」

 

その隙に鈴々が蛇矛を構え、左慈の横から突くが、

 

「なっ!!」

 

左慈は蛇矛の上に立っていた。

 

「うにゃにゃにゃにゃにゃ~っ!!」

 

左慈を振るい飛ばし、蛇矛を振るい、

上下左右から襲い掛かるが、

 

左慈は手甲でそれを受け流す。

 

「関羽と二人がかりでも勝てなかったのに、

一人で勝つつもりかッ!」

 

そのまま距離を詰め

急にしゃがみ、水面蹴りを放つ。

 

「うにゃあっ!!」

 

いきなり視界から消えた為、左慈を見逃した鈴々はそれをまともに受けてしまう。

 

地面に尻餅をつき、座り込んでいる鈴々に左慈が近付く。

 

「これで終わりだっ!!」

 

鈴々の顔面目掛けて、鋭い蹴りが放たれる。

 

が――――――

 

「させないわよん♪」

 

「なっ!?・・・貴様は・・・・貂蝉ッ!!」

 

そのまま戦う二人。

 

「た、助かったのだ・・・・?」

 

一旦離れる鈴々。

 

「ちぃッ!」

 

舌打ちをし、攻撃し続ける左慈。

 

「あの娘たちに用があるのなら私を倒してからにするのねん。」

 

「ふん!貴様など、今の俺からすれば敵にならんわッ!!」

 

じりじりと、しかし確実に圧倒していく。

 

「このまま死ねっ・・・・・・・」

 

左慈が一気に押し込もうとすると、横から誰かが攻撃してくる。

 

「チイッ!」

 

咄嗟に下がってそれをかわす。

 

「悪い。遅くなった。」

 

「危なかったのねん、ご主人様♪」

 

そのまま貂蝉の横に立つ士郎。

 

「あの娘は大丈夫なのかしら?」

 

貂蝉は、左慈に吹き飛ばされた愛紗の事を聞いてくる。

 

「ああ。とりあえず応急処置はしたから大丈夫だと思う。」

 

「良かったのねん♪

じゃあ後は左慈から書を回収するだけねん。」

 

そう言って二人は左慈の方に目を向ける。

 

「舐めるなッッッ!」

 

二人の言葉を聞いた左慈は激怒し、一気に跳躍してくる。

 

「ふっ!!」

 

士郎は空中で身動きがとれない所を狙い、右の莫耶で突くが、

左慈の左手甲に弾かれる。

 

「おおおおおッ!!」

 

そのまま着地と同時に繰り出してきた、

左慈の右正拳を左の干将で防ぐ。

 

鋼と鋼が擦れる、甲高い音を響かせて静止する二人。

 

「はッ、やるじゃないか!」

 

右手をそのままに、空いた左手を地面に着けて鋭い蹴りを放つ。

 

士郎はそれを半身ずらして避けるが、

左慈は一旦蹴った脚を戻し、右手も地面に着け、逆立ちするような体勢から

下から突き上げる蹴りを放つ。

 

「くッ!!」

 

それも交わす士郎。

 

しかし、左慈は蹴り上げた足を開脚し、さらに追撃。士郎の頬を掠める。

 

「はぁっ!!」

 

何時までも受身ではいられない。そのまま下にいる左慈に斬りつける。

 

左慈はそれを、足を引き戻し、脚甲で受け止め弾き、

その反動で後ろに跳ぶ。

 

「もらったわよん。」

 

その体勢が崩れた隙を、狙っていたかのように貂蝉が蹴りかかる。

 

「舐めるなッッ!」

 

腕を交差させてそれを防ぐ。

 

貂蝉と数合殴りあった時、左慈の後ろから士郎が攻めかかる。

 

「ちぃッ!!」

 

さすがに二人同時は厳しいらしく、離れる左慈。

 

「すごい・・・・・」

 

それを見ていた桃香が思わず呟く。

 

劉備たち三人は戦いをじっと見ており、

口には出さないが、愛紗と鈴々も同じ感想を抱いていた。

 

「どうしたのん?まだまだこれからじゃないのん♪」

 

「くっ・・・・」

 

貂蝉の挑発に歯噛みする左慈。

 

「まぁいい、既に書は回収した。

貴様らの事は後で片付ければ良いだけだ。」

 

そう言って懐から呪布らしきものを取り出す。

 

「不味いわん、逃げる気よん。」

 

「させるかっ!!」

 

士郎が干将・莫耶を投擲するが、

 

「間に合わなかったわねん・・・・」

 

左慈の方が早かった。

 

「・・・・・・・・」

 

士郎が苦虫を噛み潰したような表情を浮かべていると、

 

『ウオオオオオオオオオオオッッッッッ』

 

まるで地響きのような歓声が、遠くの方から上がってくる。

 

「どうやら戦いが終わったみたいなのねん。」

 

袁紹軍が偽者の張角の死体を見つけ、

それにて黄巾の乱は終焉を迎えた・・・・・

 

まだ抗う者もいてもおかしくないのだが、

残った黄巾兵達は、まるで憑物が落ちたかのような表情を浮かべており、

戦後の処理は非常にスムーズに進んでいった・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「以前より大分強くなっていたのねん・・・」

 

士郎が貂蝉に今後の方針を聞いていると、そう呟いた。

 

「そうなのか?」

 

「ええ。以前は私と同じくらいだったのねん。」

 

貂蝉は困ったような顔を浮かべている。

 

「とりあえずは一対一でやるのは避けた方がよさそうだな・・・・」

 

「そうねん。」

 

士郎の提案に貂蝉も同意する。

 

「それで、これからどうすればいいんだ?」

 

「確かご主人様は劉表さんの所にいたのよねん?」

 

「そうだけど・・・・」

 

貂蝉は少し考えて、

 

「多分あいつらは歴史通りに進めていって、その裏で何かしてくると思うわん。

あんまり介入しすぎるとまずいからねん。」

 

「修正力の事か。」

 

士郎の発言に頷く貂蝉。

 

「結局あいつらも私もこの「世界」に作られた存在なのねん。

あんまり無茶しすぎると消されちゃうのねん。」

 

「俺が来たのは大丈夫なのか?」

 

「以前別の外史で同じような事があったから大丈夫よん♪

それに、修正の条件も結構曖昧だし、奴らも下手に歴史を変えるより、

それを有効利用したほうがらくなのよん♪」

 

「そうなのか・・・・・」

 

クネクネしている貂蝉に若干引きつつ、話を進める。

 

「それで、恐らく次は反董卓連合の流れになると思うわん。

だからご主人様はこのまま劉表さんの所でいるといいわん。」

 

「それは良かったよ。」

 

まだ会ってからそんなに経ってはいないが、

聖達と一緒に居ると楽しく感じている士郎からすれば、嬉しいことだった。

 

「ほんとは、ご主人様みたいないい男とは、一緒にいたいんだけどん・・・・」

 

貂蝉はクネクネしている。

 

「ま・・まぁ、二人一緒に行動してたら怪しまれるからな・・・・・」

 

「そうよねん・・・・」

 

貂蝉はとても残念そうだ。

 

「まぁいいわん。私は洛陽で情報を集めておくからん、

何かあったら連絡するわん。」

 

「ああ。よろしく頼む。」

 

「じゃあご主人様。気をつけてねん♪」

 

そう言って貂蝉は去って行った。

 

士郎はそれを見送った後、木の下に居る桃香達の所へ行く。

愛紗の様子を診るためだ。

 

「大丈夫か?」

 

「あっ・・はい。愛紗ちゃん。」

 

桃香の声に目を開ける愛紗。

 

「みっともない所を見せてしまって・・・・・

まだグラグラしますが・・・体の方は大丈夫です。」

 

「そうか。」

 

「お姉ちゃんは助かったのかっ?」

 

その様子を見て、鈴々が身を乗り出して聞いてくる。

 

「ああ。倒れた時に頭を強く打ったせいだろう。

寝てれば直に良くなる。」

 

「良かったのだ・・・・」

 

鈴々は安心したのか、少し涙ぐんでいる。

 

「とりあえずキミは腕を出せ。」

 

そう言って士郎は鈴々の腕を引く。

 

そこには大小さまざまな傷がついていた。

 

「鈴々ちゃん・・・・・」

 

「にゃははははは・・・・こんなん大丈夫なのだ!」

 

「とりあえず傷口は拭いておこう。」

 

そう言って桃香の方に目を向ける。

 

「え~~~と・・・・キミは・・・・」

 

「そう言えば自己紹介してませんでしたね。

私は劉備 玄徳って言います。

寝ているのが関羽 雲長で、」

 

「鈴々は張飛 益徳なのだっ!」

 

「私は劉表軍客将の衛宮 士郎だ。

早速だが清潔な布と水を貰えるか?」

 

「あっ、はい。どうぞ。」

 

士郎に言われたものを手渡す。

 

「ありがとう・・・・・動くなよ・・・・」

 

「にゃっ・・・冷たいのだ~~・・・・」

 

目立つ所の傷をあらかた拭いた士郎は、

 

「よし、後は劉備、キミに任せる。」

 

「はい。分かりました。」

 

士郎が回りを見回すと、遠くに砂煙が見える。

 

「誰か近付いてきているな・・・・あれは・・・・白馬か?」

 

「あっ、たぶん白蓮ちゃんかな。

私たちの知り合いです。」

 

「ならば大丈夫だな。」

 

士郎は軽く土を払い落としながら立ち上がる。

 

「もう行っちゃうのだ~?」

 

「ああ。仲間が心配してるといけないからな。」

 

士郎は鈴々の頭を撫でながら話す。

 

「本当に有難う御座いました・・・・・・

士郎さんがいなかったら・・・私達・・・・どうなってたか・・・・」

 

桃香は軽く身震いする。

 

士郎は桃香の肩に手を置き、

 

「これから先、戦い続けるのならもっと悲しい事や、苦しい事が沢山出来てくる。」

 

士郎の言葉に頷く桃香。

 

「けど、無理にそれを一人で抱え込む必要はない。人間一人で出来る事なんてたかが知れてる。

今回俺達がキミを助けたように、困ったら皆の力を借りるといい。

・・・その時俺が近くにいたら、俺も力になるから。」

 

三国志での、劉備の事を知っている士郎しか言えない言葉だった。

 

「・・・・・はいっ!」

 

「よし。じゃあ俺は行くよ。」

 

そう言って士郎が立ち上がる。

 

「・・・・あのっ!」

 

桃香に呼ばれ振り向く士郎。

 

「・・・桃香です。」

 

「鈴々も鈴々って呼んで良いのだ!」

 

「・・・・・ああ。またな桃香、鈴々。」

 

そう言って士郎はその場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――濮陽城 劉表陣営――――――

 

「ちぃたちを如何するつもりなのよっ!!」

 

士郎が聖達の所に帰ってくると、誰かの声が聞こえる。

 

「あっ!お帰りー士郎君。」

 

陣内に入ってきた士郎を、見つけた聖が声を掛ける。

 

「ただいま。何かあったのか?」

 

「丁度あの三人が目覚めてね・・・・・

暴れてるんだよ・・・・約一名だけど・・・・」

 

今、聖と話している間も声が聞こえてくる。

 

「とりあえず事情を説明するか。」

 

士郎は聖と一緒に三人の所へ向かう。

 

「だれよアンタっ!

・・・・・ま、まさかちぃ達に変なことするつもりじゃ・・・・・」

 

その発言を受けて三人はともかく、

何故かその場にいる聖や水蓮、玖遠、援里から冷たい目で見られる。

 

「なんでさ・・・・・・」

 

士郎は軽く落ち込みながら事情を説明していった。

 

 

 

 

 

 

 

「そんな・・・・・馬元義さんたちが犠牲になったなんて・・・・」

 

天和たちは目に見えるほど落ち込んでいる。

 

無理もないだろう。皆を見捨てて逃げるつもりだったのに、

その人に助けられたのだから。

恩を返そうと思っても、もう死んでしまっている。

 

「ちぃたち・・・・どうすれば・・・・・・・」

 

「・・・・自殺するつもりじゃないでしょうね・・・・・」

 

余りの落ち込みぶりに、水蓮が心配して声を掛ける。

 

「・・・・・どうしろ・・・言うの・・・」

 

それまで黙っていた末妹、人和が喋り出す。

 

「こんなに・・・・騒ぎになって・・・どう償えば・・・・・・」

 

「そこで死んだら、あの二人の思いを踏みにじる事になるぞ。」

 

士郎の発言にビクッと反応する。

 

「彼らはキミ達に生きて欲しいから、あんなことをした。

・・・・・償いをしたいんなら、違う方法がある筈だろ。」

 

「「「・・・・・・・・・」」」

 

天和たちは口ごもり、重い空気が流れる。

 

すると、その空気を払うように聖が話しかける。

 

「あなた達は何で歌っていたの?」

 

「えっ・・・・」

 

聖の質問に驚く天和。

 

「あなたたちが旅芸人として、歌を歌っていた理由を知りたいの。」

 

「・・・朝廷の人たちが好き勝手して、皆の気持ちが廃れていってたから・・・・

私達の歌で・・・・・元気になって貰おうと思って・・・」

 

天和がぽつぽつと話し出す。

 

「それにっ、ちぃたちが人気になって呼びかけたら、争いに参加する人たちも減るじゃない。」

 

それに地和が続く。

 

それを聞いた士郎は、

 

「なら、それをまたすれば良いだろ。」

 

「えっ?」

 

「確かに今回の騒ぎは問題だ。

けど、キミ達のその思いは、決して間違ってはいない。」

 

正義の味方を目指す、士郎しか言えない言葉。

 

「今度はそんなことないように、私たちも協力するよ~

だから、一緒に来ないっ?」

 

士郎の言葉に、聖が続ける。

 

「いいのっ!?」

 

「うん、太守だしね。場所は提供するよっ。

大丈夫っ!私達の街は来る人は拒まないから。」

 

聖が自信満々に答える。

 

「聖・・・また勝手に決めて・・・」

 

「よくあるんですかっ、こういうのっ?」

 

「ええ・・・たまに頑固な所があるのよね・・・」

 

その様子を見て水蓮と玖遠が話している。

 

「いいよねっ、水蓮ちゃんっ!」

 

「言っても聞かないでしょう・・・・

あの双子には私からも言っておくわよ。」

 

「ありがとうっ、水蓮ちゃん。

じゃあ・・・よろしくねっ!私は劉表 景升。真名は聖だよ。」

 

「衛宮 士郎だ。真名は無い。」

 

「蔡瑁 徳珪。真名は水蓮よ。」

 

「私は李厳 正方っ。真名は玖遠ですっ!」

 

「徐庶・・・元直・・・真名は・・・援里です・・・・・」

 

「真名を預けてくれるんですか!?」

 

真名を預けるのに驚く天和。

 

「うん。だって仲間になるんだもん。」

 

「っ・・・・はいっ!私は張角。真名は天和です。」

 

「ちぃは張宝っ。真名は地和よっ!」

 

「私は張梁。真名は人和よ。よろしくね。」

 

新しく仲間が増えた士郎たち。

 

黄巾の乱は、この日終結したのだった・・・・・・




キャラの性格で、
おかしい所があったら指摘の方よろしくお願いします。

原作Playしたの大分前ですから、
どこかおかしい所があるかも・・・・・

アニメの方は見てないので、
そこら辺はwikiと自己解釈を織り交ぜています。

で、今回の話ですが、
左慈は大分強くしています。恋姫の呂布以上。

これくらいしないと暗躍出来ませんからね……

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