前回の投稿から約半年。ここまで期間を開けた投稿になってしまい、本当に申し訳ありません。
これからは、こんなに投稿期間を開けずに投稿できるよう努力、精進して参りますので、これからもよろしお願い致します。
では、久々の「ガシャットぐらし!」をお楽しみください!
CR─電脳救命センター─
永夢「皆さん!大丈夫ですか!?」
電子ロックを解除する間も惜しいとばかりに、空いたドアの隙間に身体をねじ込み、声を掛ける永夢。後には運動会に参加していた面々も続いている。
飛彩「問題ない──とは言えないか。壁やモニターの一部分に傷ができてしまった。勿論、動作に支障はない。」
大我「機材の根幹部分にゃ一切傷は付いてねえよ。ったく。クロノスの野郎がまだ生きてるとはな。」
そういう2人は全身に軽い傷を負っているものの、大きな外傷などもなく、「あの」クロノスに襲撃された割には無事と言ってもいいくらいに元気であった。
貴利矢「クロノスにしちゃ随分と手緩いな。その辺どう思った?」
貴利矢が全員の気持ちを代弁して質問した。
飛彩「ああ。そこは俺達も感じていた。それに、本人が『今回はただの顔見せだ』と言っていたしな。」
大我「相変わらずいけ好かねえ高慢ちきな野郎だったがな。」
飛彩が冷静に、大我は吐き捨てる様に見解を述べた。
黎斗「………だが『仮面ライダークロニクル』のマスターガシャットなしでは変身できないはずだ。」
「仮面ライダークロニクル」のガシャットは檀正宗が体内に突き刺して砕け散り、そのまま消えたはずなのだ。だから本来はクロノスは存在するはずがないのだ。
ニコ「いや、壊れてたよ。多分。」
詳しく聞けば、クロノスの姿は全身にノイズが走っていて、ガシャットの起動音にもノイズがあったらしい。
飛彩「戦っていても以前ほどの強敵だとは感じられなかった。恐らくは壊れていたんだろうな。」
大我「まぁ問題はなんでぶっ壊れてんのに起動したのかって話と、なんであいつが生きてんのかって話だな。」
仮面ライダークロニクルガシャットの不完全復活と檀正宗の復活。
対処する事柄が一気に2つ増えたことで、全員の頭が若干痛くなった。ただでさえ未曾有のゾンビパニックが起こっているというのに、更に増えたんだから無理もない話である。
永夢「……でも、大きな怪我がなくて良かったです。」
永夢はそう笑い、締めくくった。
────────────────────────
黎斗「………檀正宗の復活も、クロノスの出現も。………ありえない話ではない。」
全員が寝静まった夜中。
黎斗は1人CRのパソコンを弄りながら独り言を呟く。
黎斗「鍵となるのはガシャットのみ。クロニクルガシャットさえあれば、マスターガシャットは複製可能だ。」
カタカタと、キーボードの音が響く。
画面には、ガシャットの基礎部分の基盤の設計図や詳細情報などがこと細かく映っていた。
その上に開いたウィンドウには、「ガシャットデータの複製」と書かれている。
黎斗「花家大我がクロニクルガシャットを持っていたな………。盗まれたか?」
色々な可能性はある。
衛生省が回収きれなかったものや回収されるのを嫌がった人の物など、一般家庭にも少なからずあるはずだ。
しかし、たとえ回収出来てもクリアできない問題があった。
黎斗「だが……複製法は私しか知らないはずだ。」
そう。ガシャットの製作はともかく、複製する方法やデータのサルベージ等は誰にもやらせたことがないので、誰も知っているはずがないのだ。
だが、黎斗の脳裏には小星作の姿が浮かんでいた。
彼は自分以外でガシャットを生み出せる存在だった。そしてそのことは黎斗自身も、実際に見るまで知らなかったのだ。
黎斗「………まさか、私の他にガシャットの複製が可能な人物が?」
黎斗は背筋に薄ら寒いものを感じ、パソコンの電源を落とした。
黎斗「…………私がこの程度で屈してたまるかァァァァァ!」
……と思いきや、パソコンの電源をまるで殴りつけるかのようにして再起動。
新たなソフトを起動し、疾風怒濤の勢いでキーボードを叩き始めた。
黎斗「目にものを見せてやるゥゥゥゥ!ヴェハハハハハ!!」
その夜は、キーボードの音とコンテニュー音が絶えなかったという。
余談だが、その翌日の朝に真っ白に燃え尽きかけた檀黎斗の姿が発見されたという。
その頭上には、ハートの中に54と書かれたゲーム画面が寂しげに輝いていたとか。
今回短めですが、次回長くなります。
理由ですか?あれです。サービスシーン的なやつです。
次回はできるだけ早く投稿いたしますので、しばしお待ちください。
では、次の投稿まで!
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