ネロ祭り回ってたら執筆する時間がなくなってしまって………おのれ運営(人のせい)
やはりボックスガチャはいい文明です。異論は認めないっす。
それはさておき第21話、どうぞ!
お風呂
由紀「ほ、ホントにお風呂だ………!」
胡桃「あぁ………。あいつが作ったってのが若干不安だが………すげぇ。」
悠里「お風呂なんていつぶりかしら…………」
美紀「デパートにもなかったのにまさか学校で入れるなんて…………」
脱衣を無言でササッと済ませ、裸にタオルを巻いた状態で四者四様の反応を上げつつ、じぃっと浴槽を見る。
作り自体は単純で、ただ単に床を剥がしてその下を切断してから取り出すことで出来た穴にお湯を流し込んだだけだ。1人で作ったこともあって浴槽も、4人で入るのが限界といった感じだ。
だがこの状況下では、「いっぱいにたまったお湯」というだけで充分にお風呂と言える代物だった。
悠里「でもまずは身体洗っちゃいましょうか。」
美紀「そうですね。………早く入りたいですけど」
〜少女洗体中〜
由紀「洗い終わったー!」
胡桃「おーし!1番乗りだ!」
由紀「あ、ずるい!」
美紀「もう……先輩?行儀悪いですよ?」
悠里「はしゃぐ気持ちは分かるけど、暴れ過ぎないようにね?」
胡桃由紀「「はーい」」
やはりと言うべきか、全員が入ると少々手狭だった。
だが、
全員「「「「はふぅうううう〜〜〜〜」」」」
全身を余すことなく暖かいお湯に包まれ、身体の芯からじんわりとあったまるような感覚は、つかっている4人の口からため息を出させるには十分なものだった。
悠里「やっぱり気持ちいいわ〜」
美紀「そうですねぇ〜」
由紀「すごいいよぉ〜」
胡桃「ずっと入ってたいな〜」
4人はしばらく無言で全身の力を抜き、久々の湯船を堪能した。
美紀「ふぅ〜。やっぱりいいですね。こういうのって。」
由紀「そだね〜。」
胡桃「でもまぁ、結構辛いこともあるぞ…………」
美紀「?なんでですか?」
胡桃「だって………ほら。」
すっと湯船につかっていた腕をあげ、とある一点を指さす胡桃。その先には………
悠里「はぁ〜〜〜」(たゆ〜んたゆ〜ん)
湯船に浸かってなおその存在を主張するかのように水面をちゃぽちゃぽと波打たせる悠里の胸があった。
由紀「やっぱりーさんおっきいね〜」
胡桃「だろ?………それ見てると、な?」
美紀「あぁ………言いたいことが分かりました………。」
3人はそれぞれ下を向き、もう一度悠里のを見た後、はぁ〜っと、先程のため息とはまた違った意味合いのため息を吐いた。
悠里「もう、3人とも?おっきくたっていいことばっかじゃないのよ?肩も凝るし、運動の時もちょっと邪魔だし………。その点お風呂だと助かるのよね。浮力でちょっと軽くなるもの。」
胡桃「くっ……!これが持つものの悩みってやつなのか!」
美紀「いや若干違うと思いますけど……まぁいいです。」
由紀「ねーねーりーさん、触ってみてもいい〜?」
悠里「もう、由紀ちゃん?そんなこといっちゃダメでしょ?」
由紀「はーい。全く〜りーさんのケチ〜」
悠里「なにか言ったかしら?」
由紀「な、なんでもないで〜す!」
胡桃「すげぇな。お湯に浸かってんのに背筋が寒くなったぞ………」
美紀「私もです………」
悠里「 ふ た り と も ? 」
胡桃「さ、さぁ!そろそろ上がるかな〜なんて。」
美紀「そ、そうですね!のぼせちゃいますし!」
ざぶんという音が立つほどの勢いで飛ぶように湯船から上がり、風のように去っていった。その最中でも身体にタオルを巻き付けて行ったのは見事であろう。
悠里「もう………。さ、由紀ちゃんも上がりましょうか。」
由紀「うん!」
4人は久々のお風呂をじっくりと堪能してから、脱衣所へと移動して行った。
由紀「また皆で入ろうね!」
悠里「ええ。勿論よ。」
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一方、その頃の葛城は…………
葛城「暇だ」
太郎丸「▽・ω・▽わふぅ」
わしゃわしゃしてた太郎丸を床に置き、そう呟いた。
部室にて絶賛暇していた。
大急ぎでガシャコンスパローの二刀流で浴槽を作り、ガシャコンソードの炎でコンクリを固めたので身体が疲れてはいるのだが、そのまま寝る気にはなれず、現在こうして暇しているのだ。
普通生活ならゲームするなりして時間を潰すのだが、電力が勿体ないのでそれもできない。
葛城「………そういや、学校内で俺が調べてない場所ってあったっけ?」
ふとそんなことを思いつき、疲れであまり回らない頭で考える。
3階は調べたし………屋上も行った。
2階………もないか。
1階は…………あっ。
葛城「…………俺まだ職員室行ってねえや。」
学校内でも特に血が多かった印象があったため避けていたのをたった今思い出した。
葛城「…………暇だし 、行ってみるかな。」
よっこいしょと立ち上がり、背を伸ばす。ポキポキと小気味いい音を聞きながら扉へと足を運び、移動を開始した。
職員室
葛城「着いたな。」
階段を下り、バリケードを超えた先にある職員室へと辿り着いた。中は一応綺麗にしたのだが、痛ましい血の跡や割れた窓などは対処できずに残しっぱなしてしまっているので、まるで時間が止まったように感じられた。
葛城「先生のデスクがあって、棚があって、テレビがあって………。普段と変わらんな。」
そう思いながらも一応、先生の机にあった資料や本をパラパラとめくって行く。
授業内容について書かれた本だとか、授業内容を書いたノートだとか、主に授業に関する物でいっぱいだった。今更ながら先生方の努力に気が付き、もう少し授業を真面目に受けておけば良かったと後悔が湧いてきた。
葛城「めぐねぇの国語の授業、受けてみたかったな。」
俺は国語が得意な方だったので、授業は半分以上寝て過ごしていた。だが、こんな生活を続けているとそんな授業も恋しく感じてしまうのだ。
葛城「ここがめぐねぇの机だったよな。」
記憶違いでなければ、ここで合ってるはずだ。
他の先生の机と同じように調べていると、ふと、新しめのノートが目に入った。表紙には「佐倉慈」という名前以外何も書いていない。
葛城「……………このノート、日記だったのか。ごめん。めぐねぇ。」
書いてあったことは後悔、懺悔、そしてパンデミック後の日常だった。
罪悪感が芽生え、ノートを元あったように戻す。
ため息をつくと、壁にあった棚が目に入った。上にめぐねぇの名前が書いてあるので、私物が入っているのだろうか?
中を覗くと、教材の他に心理学の分厚い本が見えた。二重人格や精神障害についての本だったので、十中八九由紀ちゃんの治療をしようと思って図書室から持ってきたんだろう。
葛城「………?ちょっとはみ出てる冊子があるな。これだけやけに薄いぞ?」
男の先生ならエロ本でも隠してるのか疑うところだが、めぐねぇなら絶対にないだろう。
葛城「戻って鍵借りてみっかな。」
俺はひとまず見ないふりをすることにした。
…………その本の見えていた部分に、「極秘」などの不穏な文字が見えたことも。
若干不穏な空気を残しつつ今回は終了です。
サービスシーンもっと濃いの書こうかとも思ったけど限度が分からんので軽めになりました。期待していて下さった方がいたら申し訳ない……
では、次の投稿まで!
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