ギャグに挑戦しようとして失敗したネタをもったいないので導入部分だけ載せます。
ギャグとは名ばかりの話になっていますがよろしかったら見てください。
ギャグとは名ばかりの話になっていますがよければ見ていってください。
「釜道寝路です!寝具の寝に旅路の路でシンジと読みます!……が、ネロと読んで気軽にネロちゃんって呼んでくださいね!これから一年間よろしくお願いします!」
IS学園一年一組に元気な低い声が響き渡る。……が周りの反応は無である。緊張しているという意味ではなく、どちらかというと現実から目を逸しているタイプの反応である。
「はい。というわけで次に……。」
このクラスの副担任である、山田真耶先生が自己紹介を次に進める。今しがた自己紹介した釜道寝路は、女性しか乗ることのできない兵器、IS――正式名称はインフィ二ット・ストラトス――に乗ることができた世界で二番目の男性である。
「すまない、山田先生。仕事を押し付けてしまって。」
そう言いながら入ってきたのは、クラス担任の織斑千冬先生である。例年なら織斑千冬の熱狂的なファンが叫ぶものだが、今年はない。その原因に心当たりがある千冬としては――心当たりと言っても見たままなのだが。――このままではクラスが成り立たないと考え、原因に声をかけることにする。その原因とは――
「釜道。制服は自分のサイズにあったものにしろとあれほど言っただろう。」
「え~?だって~。小さいほうがいいんだもん!」
「それならいっそのこと見た目をどうにかしろ。」
「無理!」
その原因とは――
「貴様ァ……!」
「千冬姉落ち着いて!」
「そうだよ!嫉妬は良くないらしいよ?」
「あんたは黙ってて!」
その原因とは、身長2メートルはあろうかというマッチョで強面の大男がサイズの小さい、――言うなればピチピチで張り裂けそうな程の――
「良かった!まだ居ました!」
放課後になって織斑一夏――世界で初めての男性操縦者――と寝路のもとに山田先生が急いでやって来た。二人にそれぞれ寮の部屋の鍵を渡しに来たのだ。しかし、そこで一夏が気づく。すなわち、寝路と一夏は部屋が違うと。
「?俺と寝路は部屋が一緒ではないんですか?」
「えっ……?えーっと……。」
何やら困った顔で言葉を濁す。そこに件の常識破壊者がやってきて声をかける。
「一夏?いくらなんでも年頃の乙女と男の子が同室はダメなんだよ?男女7歳にして同衾せず。だよ!」
「………………」
クラス全体の音が消えた。会話の内容だけ聞けば、話しているのが女の子だったら良かったのだろう。しかし、最後の言葉を喋ったのはムキムキのマッチョである。しかも恐ろしく低い声の。シルエットと声だけでどこぞのマフィアで働けそうなくらいである。
「えーっと……。あはは、あ、私はこの後会議でした!後の事は任せますね!」
逃げた。この上なく完璧に。逃げた山田先生に不満を感じながらも、追いかけたりする気にはならなかった。誰の目から見ても不憫だったから。ちなみに後の事ってなんでしょうか?そう思うも答える人はいないのである。
「同室の子は誰かな~?」
ご機嫌な感じで寮の部屋に行った寝路であったが、部屋には誰もいなかった。荷物はあったのでいることにいるはずなのだが……。しばらく時間が経ってシャワーを浴びることにする。ちなみに寝路は大浴場に行こうとして山田先生に泣きながら止められた。マジ泣きだった。
「ふんふん~ふふん~」
シャワーを浴びてご機嫌になった後は鼻歌を歌いながら着替える。部屋の中で。乙女を自認するくせして変なとこは男らしいのである。ちょうど下着を着けたところで音が聞こえた。誰かが入ってきたらしい。
「同室になった人?釜道寝路です!ネロちゃんって呼んでね?」
「…………」
返事がない。入ってきた少女――青い癖のある髪でメガネをかけた――はそのまま立ったままである。
「おーい?」
いくら言っても返事がないので、目の前で手を振ってみる。すると少女は……倒れた。前のめりに。着替え中の漢乙女を見て倒れたのである。ちなみに、寝路の格好は当然の如くサイズの小さい女性用下着を着た状態である。
「あ!起きた?」
少女が目を覚ました。体の様子を気遣う寝路に首を縦に振って答える。ついでに自己紹介をしながら。少女――更織簪――が同室だということが分かり、寝路は無邪気に喜んでいる。反対に簪はぐったりとしているが。ちなみにこのやりとりをするために費やされた時間は2時間。簪が起きて気絶して、を繰り返したためである。まあ、起きた時の目の前がワンピースを着たマッチョの強面だったらしょうがないかもしれないが。
その後は、部屋を使うための取り決めをしたのだが、女の子同士だから特に決める必要はないという寝路と自身の安寧のために断固とした態度で抗議する簪とに別れた。ちなみに話し合いの間、簪は一回として寝路の姿を視界に収めなかった。
この後、部屋割りが変わる一ヶ月の間に簪は寝路にだいぶ毒される事となるのだが、それはまた別の話。
さらにその後、毒された簪を見て発狂しかけた某生徒会長が寝路に戦いを挑んで瞬殺され、それがキッカケで生徒会のメンバー共々寝路に毒されることとなるのだがそれは関係のない話である。
ちなみにこの後、釜道寝路と織斑一夏という二人の男性操縦者がいた三年間はIS学園の(頭が色々な意味での)黄金時代と呼ばれ、関係者の間で伝説となることとなる。
釜道寝路――正真正銘の男です。精神的に女の子というか乙女というか。ここまで行くと病気の類になる。人から見れば変態。ちなみにどんな風になるかは分からないが、この病気は感染る。中二病と同じでもちろん薬はない。周囲の人が劇的に変わったらとりあえずこいつのせい。元々は背の低い普通の子だったのだが、「乙女修行に出る。」と言い残して行方不明に。その後帰ってきたときは今のような背の高いマッチョになっていた。ちなみにその期間で戦闘能力だけではなく病気の感染力、家事スキル等もレベルアップした。
織斑一夏――原作と違って、色恋に興味を持つ。しかし、男女問わず寝路の病気が感染ることによってアレな人物しか周りにいないため、彼女を作ることを諦めている。常識人その一にして可哀想な苦労人その一。いつか報われるといいね。
篠ノ之箒――とある時期までは常識人筆頭だった。一学期に起きたある事件により本物の侍を目指すようになる。ちなみに主君は寝路。箒が陥落した時の一夏の表情はこの世の終わりのようだった。もし常識人筆頭を続けていた場合夏休み中に一夏と結ばれていた。
セシリア・オルコット――クラス代表決定戦で寝路に負けた後、男に対する興味を完全に失う。一夏を認識すらしないレベル。何故か寝路は認識する。後に千冬派とセシリア派のファン――もちろん女性――の間で抗争が起きるが、本人たちは無関係。ちなみに男に興味を失った後に最初に犠牲になったのはセシリアが持ち込んだ家具のせいで自分のスペースが極端に少なくなったルームメイトだったりする。
凰鈴音――初めは一夏のために料理を作っていたが、料理レベルがほぼカンストしている寝路にダメだしされ続け覚醒。その後は料理が恋人になった。ちなみに作れればいいだけで、食べる人は誰でもいい。そういう意味では料理人ではない。
シャルロット・デュノア――父親の命令でIS学園に来たのはいいが、自己紹介の時に寝路によって正体がバレた。が、クラスの好意によってそのまま学園に。例によって寝路の病気に感染。寝路とは逆で精神が男になった。その後としてはこれまた寝路とは逆でかなりの生徒に人気がある。ちなみに感染までの時間はダントツで早かった。寝路とは波長が合うのかもしれない。
ラウラ・ボーディッヒ――織斑一夏を目の敵にして来日。その後、パワーアップした千冬や病気感染した生徒を見て恐怖を覚え、震えていたところを織斑一夏に助けられた。その後、一夏に好意を抱く。周りの環境のせいで感染しかけるたびに一夏助けられている。一夏が恋愛できるかどうかはラウラが感染しないかどうかにかかっていたりする。まあ、周りの生徒+ドイツの某軍人等、敵が多すぎるため不可能に近かったりする。
更織簪――感染した人の中で最も時間がかかった人。感染後は今まで以上にアニメにはまり、専用機――仮面ライダー打鉄――をものすごい速さで完成させた。ファッションとかにもアニメが取り入れられるようになり、能力的には桁が一つくらい上がったのに、人間的には桁が下がった人。本人は幸せそうですけどね。
更織楯無――オタクとかした妹を見て発狂しかけ、寝路に戦いを挑み瞬殺された人。その後はあっけなく感染。戦闘狂とかし、寝路に挑む毎日。どちらかというと妹から目をそらし続けた結果、戦闘にのめり込んだ感じ。卒業後は暗部の仕事で犯罪者を追い詰めている辺り、ドSも混ざっているかも。
織斑千冬――原作より凶暴に。あとドSが開花した。後に起こるセシリア派と千冬派の抗争の時には鎮圧を理由に嬉々として自分の派閥を叩きのめした。
山田麻耶――原作とほぼ同じ。そのせいで苦労する常識人その二にして可哀想な苦労人その二。来世か再来世くらいでいいことあるといいね。いっそ感染出来たらよかったのにね。