ツインズ・イッセー   作:超人類DX

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お母ちゃんが某42歳合法ロリばりに動ける件


頑張りたまえイッセーくん

 マズイ。ひっじょ~にマズイ。

 何がマズイって、母さんに色々と誤解されちゃう所を見られてしまったという事だ。

 

 

「順を追って説明しなさい」

 

「うっす」

 

「………」

 

「………」

 

「………」

 

 

 我が兵藤家のリビング。

 テーブルを囲んで座る俺達の前には、中々の迫力を滲み出し、腕を組ながら俺と兄ちゃんを見据える母さん……いや、母上様。

 

 

「まずこの子達は何処の子? よく見たらそちらの白髪のお嬢さんはアンタ達の行ってる学校の女子の制服よね?」

 

「お、おう……えっと――」

 

「塔城小猫ともうします。

イッセー先輩とマコト先輩には何時も部活でお世話になってます」

 

 

 胸を庇いながら母上様には見えない様にさっきから俺の背中をつねつねしてくる黒歌のせいで地味にダメージを蓄積させられる中、その妹である小猫ちゃんがお手本の様な挨拶を母上様にする。

 

 

「あら部活の――って、ちょっとアンタ達、部活は入らないって言ってたわよね?」

 

 その挨拶に母上様は感心した様な表情を浮かべるのだが、小猫ちゃんの口にした部活という単語に対し、俺と兄ちゃんに鋭い視線を寄越してくる。

 

 うん、そういえば言ってなかったぜ……オカルト研究部に入りましたって。

 

 

「い、いや実は部長さんに勧誘されてさ……」

 

「そうなのマコト? アナタも同じ部活?」

 

「………………。まあ」

 

 

 一応部活ではあるので、入った経緯を簡潔に説明すると、母さんは意外そうな目で兄ちゃんを見ながら確認し、兄ちゃんも小さく返事をする。

 

 

「イッセーはともかくマコトが……」

 

 

 その事実に母さんは更に驚く。

 というのも、兄ちゃんってアホ騒ぎする俺とは違い、昔っから大人しく、父さんも母さんも『手が掛からなすぎて寂しい』という位、あんまり喋らなかった。

 

 まあ、俺は普通に喋るんだけどね?

 

 

「それでそちらのお嬢さんと同じ部活で、後輩さん……」

 

 

 そんな訳だから、本当は別の事情があったとはいえ、部活をやっている事が母さんにしてみれば驚く事である訳で、今もぬぼーっとしてる顔の兄ちゃんを何処か染々した顔して見ているのだけど……。

 

 

「……。何でその部活の後輩さんを家に連れ込んで抱き合って寝ていたのかしら?」

 

「………」

 

 

 うん、まあ……だからといって抱き合って寝てた理由にはならない訳で。

 

 つーかあの時寝起きと母さんにバレたのとでバタバタしてて気付かなかったけど、兄ちゃんと小猫ちゃんは抱き合って寝てたのかよ……。

 なるほど、だからさっきから黒歌が八つ当たり気味に機嫌悪く背中をつねつねしてるのか……。

 

 

「いえ、別に怒ってる訳じゃないのよ? 寧ろ高校生なのだし、女の子とそんな事になるのが世の中の常ですもの」

 

「…………」

 

「けど世の中には順番というものがあるでしょう? イッセーに至ってはほぼ襲ってる様なものだったし………そちらのお嬢さんもごめんなさいね?」

 

「へ? あ、え……いや、その……」

 

「こちらも同じ部活の子?」

 

「えーっと……」

 

「あ、アレだ! こ、小猫ちゃんのお姉ちゃん!」

 

 

 マズイ、小猫ちゃんの場合は部活の後輩なのは本当だけど、黒歌の場合はそうじゃねぇ。

 俺も詳しくは知らないけど、何か黒歌ってのは色々と訳がアリそうな背景を色々と抱えてる気がしてならねぇというか……どう誤魔化す俺?

 

 

「あらそうなの……。

それで、アンタはこんな可愛い子の寝込みを襲った訳? 殴られるじゃ済まないわよ?」

 

 

 あれ!? 何か俺自身がピンチ!?

 てか違うぞ母さん!

 

 

「あ、あれは違うぞ母さん! な、何か寝ぼけて……」

 

「寝ぼけてで済むなら世の中に警察は必要無いわ。

マコトの場合はその小猫ちゃんと同意の上でああしてたとわかるけど、アンタの場合は無理矢理襲った様にしか見えないわ。起きたお嬢さんの反応からしてね」

 

「う!?」

 

 

 は、反論が出来ない……。

 確かに意図しては無かったとはいえ、俺は確実にこの黒歌の胸でパフパフ行為をしていたのは間違い無い。

 わざとじゃないで通せるなら確かに警察だって要らない……。

 

 

「お母さん常々言ってるわよね? ナンパするならお父さんみたいに紳士的になさいって」

 

「!?」

 

 

 母さんの雰囲気が変化し、パキパキと指まで鳴らし始めた。

 ま、マズイ……ひ、非常にマズイ。こ、このままでは俺は確実に母さん印のロシア白兵戦闘術コンバット・サンボ――――を、更にエグく進化させた戦闘術ハンド・トゥ・ハンドのお仕置きが……!

 

 

「あ、あの……不可抗力だったのは本当です」

 

 

 最早覚悟を決めるしかないと、目を閉じたその時だった。

 絶対許してくれそうないと思っていた相手……つまり黒歌がおずおずとした声でなんと俺をフォローする様な言葉を放ったのだ。

 これには俺もびっくりして思わず目を見開きながら隣に座ってた黒歌を見てしまう。

 

 

「あんな事をしたのは、その……ビックリしちゃって……」

 

「………!」

 

 

 な、何でお前が俺なんて庇ってんだよ。

 意味わかんねーよ、記憶の最後まで俺と言い合いしてたのに、何そんな奴庇ってんだよ。

 

 おいやめてくれよ……どうであれ俺がアンタのおっぱいでパフパフしてたのに。

 

 

「ち、違う! 俺だ! 俺が悪いんだよ! 何かコイツ、家無き子で外フラフラしてるのを偶然見つけて、それを利用してやろうって魂胆で連れ込んだんだ!」

 

 

 気付けば意味のわからない気持ちで一杯になりながら、俺は叫んでいた。

 黒歌はおろか、兄ちゃんと小猫ちゃんもびっくりした顔をしてたけど、俺は訳も分からずポカンとしてる母さんに言った。

 

 

「小猫ちゃんとこの黒歌は生き別れの姉妹で、小猫ちゃんも実は両親も居なくて一人で暮らしてたんだ。

で、それを部活の時に一番仲良くなった兄ちゃんが聞いて、相談した結果……そ、その……家にだね……うん」

 

「家が無くて、二人が姉妹で、生き別れ? ちょ、ちょっと待って? お母さんちょっと頭がこんがらがってるんだけど」

 

「と、とにかく! ぶっちゃけ下心満載で連れ込んだのは俺だ! ちなみに兄ちゃんは小猫ちゃんと合意だから問題ねぇ! しかし俺は別にこの黒歌に何も聞かずにあんな事しちゃいました! 俺が悪いんです!」

 

「「……」」

 

 

 だって庇われてるとか、ある意味の敵に庇われるとか嫌じゃん。

 だったらもう俺が悪いで通したほうが良いというかさ……あーもう何だろ、自分でも意味わからねぇ……。

 

 

「ち、違うよ! そもそもは私が無理矢理イッセーとマコトに家に連れていけって言った! そしてイッセーとのアレは事故よ!」

 

 

 そんは心中で母さんにシバかれる覚悟を注入していたら、またしても黒歌が俺を庇いやがった。

 

 くっ、や、やめろォ!

 

 

「違う、ぶっちゃけそのおっぱいにダイブしてみたいなーとかは思ってたから事故じゃなくて故意な面もあるぜ!」

 

「でも寝る前まで確か背中合わせで寝た筈だから、あれは寝ぼけてたよ!」

 

「いーや違うね! 下心があったからこそ身体が動いたんだ。無かったらあんな事にはなら無かった筈だぜ。よって故意だよ故意!」

 

「な、なんでそんなに故意にしたいのよ? 事故!」

 

「お、お前こそ何で俺なんか庇うんだよ! 故意!」

 

「事故!」

 

「故意!」

 

「事故ったら事故!」

 

「故意ったら故意だよ!!」

 

 

 気付けば俺は母さんや兄ちゃんや小猫ちゃんを横に、黒歌と言い争いになっていた。

 俺としては同じ穴の狢同士というか、一種の同族嫌悪というべきか……とにかくそんな相手であるだろう黒歌に庇われるのは嫌だった。

 だからこそ俺は母さんにお仕置きされる覚悟で事故じゃくて故意であると意固地になって主張するんだが、黒歌も何をムキになってるのか、事故である事を頑なに主張し続けた。

 

 

「や、やめろよお前……何で俺なんて一々庇うんだよ。

意味わかんねーよ、あんだけ口喧嘩したのにやめろよ……! 意味わかんねーよ、さっきから動悸が半端無いんだよ!」

 

「い、イッセーこそ何でそこまで頑ななのよ? 本当は私が図々しく家に連れていけって言っただけなのに!」

 

「そりゃ最初はそうかもしれないけど、何かさっきからお前見てるとそれがチャームポイントに感じちゃうんだよ! ホント何なんだよお前って奴は!? 図々しくてアホで妹の小猫ちゃんにあしらわれてる残念な姉ちゃんなのに、五周くらい回って可愛いんだよ! 意味わからねーよ! どうしてくれんだよ!?」

 

「い、イッセーだって白音に帰れって言われた私を然り気無くフォローするし、連れていけ無茶言ったのに、普通に連れてくれるし、私の白音に対する気持ちも引かないどころか言い返してくるし! 何かもうさっきから五周くらい回ってカッコいいんだけど!? イッセーだって私に変な認識抱かせないでよ!」

 

 

 ええぃ、ちくしょーめ!! さっさと俺を変態にしてしまえば良いもの! この野郎……全然退こうとしやがらねぇぜ!

 

 

「………。マコト、お母さんには言い争いというよりは『言い争ってるフリして誉めあってイチャイチャしてる』という風にしか見えないのだけど……」

 

「多分当たらずも遠からずかもしれない。

本当言うと、あの黒歌という奴とは昨日初めて知り合った。小猫の姉というのは本当だが、訳があって最近まで生き別れてた」

 

「そうなの?」

 

「はい。まあその……色々ありまして」

 

「アナタが一人暮らしというのは……」

 

「それも一応本当です……。

詳しくは言えませんが、『支援』を受けて学校に通わせて貰ってます。ですが姉はその……支援の対象では無いと言いますか……」

 

「………」

 

 

 

「やめろォ! これ以上俺を庇うんじゃねー! 好きになりそうになるから!」

 

「だったら黙って事故だったと言えば良いにゃん!」

 

 

 

 結局の所、この言い争いが上手く作用してくれたのか、イッセーが無理矢理襲ったという誤解だけは何とか解けた。

 

 

「本当言うと、二人がこんな可愛い女の子二人を連れてきた事自体はお母さん嬉しいの。

特にマコトなんて、昔から何に対しても無関心だったから……」

 

「………」

 

「まあイッセーは昔からおっぱいおっぱいと喧しかったから心配なんてしてなかったわ」

 

「微妙なラインの信頼受けても素直に喜べないんだけど」

 

 

 ぬぼーっとした顔に再び戻るマコトが女の子を……。

 色々と手が掛からなすぎて逆に心配だった母はそれが嬉しいらしく、また普段喋らないのが良い方向に作用したのか、何とこんな事を黒と白の姉妹に言った。

 

 

「お父さん今日は早番でお仕事行っちゃって居ないけど、帰ってきたら言っておく。

だから黒歌ちゃんと言ったかしら? アナタ、いく宛が無いなら家に居なさい」

 

「は!?」

 

「……。おいオフクロ……」

 

「だってアンタ達の――特にイッセーの必死さを見てるとねぇ? 幸いマコトが予想したお陰で宝くじが何回か大当たりしてるから色々と余裕だしね」

 

 

 受け入れオーケーと。

 流石にそれは色々とどうなんだと思うイッセーとマコトだが、母も母で色々と呑気だった。

 

 

「それに思い出すわぁ……。お父さんと若い頃はよく裸エプロンプレイとか――」

 

「そんな生々しい思い出を息子に語るなや!」

 

「………」

 

 

 要するに、あの子ありにしてこの親ありだった。

 

 

「えぇ……マジかよ。小猫ちゃんは良いとして、まさかこんなのまで本当に住まわせるとか……」

 

「む、なによ?」

 

 

 取り敢えず部屋に戻った四人は、適当に床に座りながら決まってしまったこの状況に対し、特にイッセーが頭を抱えていた。

 

 

「だって……えー? なんでこんな残念な奴……? どうせならリアス部長の方がさぁ」

 

「さっきまで姉様と互いにかばい合ってたとは思えない台詞ですね」

 

「アレはほら、黒歌が謎のフォローするからムキになったってだけで……」

 

 

 然り気無くマコトにひっつく白音の呆れた態度にイッセーは苦笑いしてしまう。

 

 

「おい! 白音にベタベタするな! 別に私はお前を認めた訳じゃないからね!」

 

「…………」

 

「なんで一々姉様に許可貰わなければならないんですか。ほっといてくださいよ」

 

「うにゃ!? そ、そんな事言わないでよ白音ぇ……」

 

「くくっ、嫌われてやんの……だっせー!」

 

「むかっ! 煩いにゃこのドスケベ!」

 

「いて!?」

 

 

 何で庇ったのか、今にして思えば自分でもわからないし、ポカンと白音に軽く拒否られてショック受けた彼女を笑ったら殴ってきた奴を庇う道理も無かった。

 けど何故かあの時は、ああして自分の故意でやらかしたと主張すれば黒歌が追い出される確率が少しでも下がるかもしれないと考え、つい言ってしまった。

 

 

「白音はお姉ちゃんである私を嫌ったりしないにゃ! 何もしらない癖に勝手な事を言うな!」

 

「いててて!? 馬乗りは反則だろ! こ、こんにゃろ!」

 

「わっ!?」

 

「ぐははは! 小猫ちゃんのお姉ちゃんだから兄ちゃん並み強いと思ってたけど、そうでも無いようだなぁ! ヒャハー!!」

 

「う、うるさい! 少なくともお前よりは強いにゃ! この、このっ!」

 

「やるかァ!? この! このっ!」

 

 

 それがわからない。

 イッセーは先程の自分を忘れようと、黒歌相手にポカポカと軽く叩き合う喧嘩をする事で誤魔化そうとしているが……。

 

 

「うおっ!?」

 

「ふん、私を見くびって貰ったら困るわ」

 

「ぐっ、た、確かにそこそこやるようだな……しかーし!」

 

「にゃ!?」

 

 

 家を壊しては駄目だと力をセーブしながらの小競り合いの中、それは起こった。

 

 部屋の隅っこでひっつき合いつつ生温い目で見守る二人ですら唖然とする奇跡。

 

 

「鍛えた腹筋力で跳ね上げれば馬乗りだろうが関係ないぜ! そして今度こそ俺の勝ちじゃ!」

 

「……!」

 

 

 馬乗りにされていたイッセーが腹筋の力で黒歌を跳ね上げ、意外と天井ギリギリ……頭がぶつからない程度まで飛ばされた黒歌に勝ちを宣言して飛び掛かった。

 

 ―――までは良かった。

 

 

「うげ!?」

 

 

 しかしイッセーはタイミングを少し誤り、タックルの予定がそのまま黒歌の尻に潰される形で床に落下……。

 

 

「ふぅ……何かよくわからないけど助かったにゃ――」

 

 

 イッセーは見事に自爆の形で黒歌に踏み潰されたのだった。

 そう……。

 

 

「…………わざとですか?」

 

「へ? 何が―――――!?」

 

 

 

 

「ぐももも!」

 

 

 落下した黒歌の股の中にイッセーの顔面がゴールインしたという……マコトと白音すら無い奇跡を。

 

 

「な、な、何で!? ひん!?」

 

「ぷは!?」

 

「この変態! 何てことするにゃ!」

 

「いて!? ふ、ふざけんな! 俺だってわざとじゃねーよ! と、というかお前こそ、な、な、何で履いて無いんだよ!? お、俺初めて生で見ちゃったんだけど!? こんなシチュで見ちゃってんだけど!?」

 

「なぁ!? み、見るな変態!」

 

「見たくて見たわけじゃねーよ!? み、見た訳じゃない、けど……う、うぅ……」

 

「? 何で急に前屈みなの? あ、あのひょっとしてどこか怪我しちゃったの?」

 

「!? ち、違う! け、怪我してないから! ちょっと腫れちゃっただけだから!」

 

「腫れたって……あ、あの、ごめんね? ちょっと強くやり過ぎちゃったにゃ……。

治療するから怪我した場所を……」

 

「!? い、要らない! 大丈夫! 自然治癒するから! て、てか急にしおらしくなるなよ……ドキッとするだろ……」

 

「え? う、うん……。それよりもうやめよ? 私が悪かったし……」

 

「お、おう……俺も悪かったぜ……は、はは」

 

 

 

「……。何なんだよあの二人?」

 

「馬が合うんですよ多分。別世界とはいえ、先輩と姉様って違和感ありまくりですけど」

 

 

 自分の知る過去では絶対にないやり取りにマコトも白音も複雑な眼差しだった。

 

 

「それよりその……このタイミングで言うのもおかしいかもしれいんだけど……えっと……ありがとね?」

 

「は? な、何が?」

「色々と言ってくれたり、住まわしてくれたり……」

 

「あ、あぁその話……。

お、俺なんもしてないし……言うなら兄ちゃんに言えよ……。つーかしおらしくなるなよ……何だよお前、所々可愛いな」

 

 

 終わり。

 

 

 

 そんなこんなで別に破綻してなかった姉妹関係が元に戻る方向になってから数日後。

 相変わらずシスコンとブラコンの争いは続いていたのだが……。

 

 

「イッセーがそういえば変なシスターと歩いてたな……」

 

「へぇ、誰ですか? というかシスターに近づくなんて中々やりますね」

 

「…………え?」

 

 

 イッセーが最近マコトにも内緒……という訳じゃないが、少なくとも白音と黒歌には何も言わず、とあるシスターの元へと行く様になったという情報に白音は感心し、黒歌は――

 

 

「へー、アーシアは神器を持ってるのかー?」

 

「はい、神様が与えてくださった力です……」

 

「実は俺も持ってんだぜー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれがシスターか……へー? 『初めて見るな』」

 

「そういえば私も『初めて』見ます。仲良さそうですね」

 

「…………」

 

 

 取り敢えず後を付けて見てみる事にした。

 

 

「ほー、飯まで奢るのか」

 

「楽しそうですねお二人とも……」

 

「…………。何か腹立つ」

 

 

 マコトと白音は楽しそうにしてるイッセーを微笑ましく見守っていたのだが、黒歌は何故か段々不機嫌になる。

 

 

「友達か……アイツ自分が転生悪魔な事忘れてやしないか?」

 

「まあ、明日辺り部長に怒られるでしょうね」

 

「……。何かムカムカする。よくわからないけどムカムカする……!」

 

 

 シスターと仲良さげに笑ってるのを見てると、よくわからないムカムカに支配される黒歌は。

 

 

「ねぇ、あのシスターって誰?」

 

「は?」

 

 

 帰ってきたイッセーに直接ぶつける事にした。

 

 

「偶然お散歩してる時に公園で見たんだけど、随分仲良さそうじゃない? 悪魔の癖に……」

 

「いや、言葉が分からなくて、俺が偶々通りかかって道案内したら顔見知りになって……………何怒ってんの?」

 

「別にぃ!? イッセーが誰にスケベしてようが私に関係ないしー?」

 

「スケベしてないんだけど……」

 

 

 何でこんな怒られるのかわからないイッセーはちょっと困惑。

 

 しかし大体寝れば……。

 

 

「くかーくかー……」

 

「んんっ……ぁ……」

 

「…………。またやってますよこの二人」

 

「やっぱり、俺であって、俺の弟だわコイツ……」

 

 

 最初の時と同じく、無意識パフパフをする。

 

 

 どこまでも馬が合うのだった。

 

 

終わり

 




補足

某リトさん並みのラッキースケベ持ち。
これが一誠ことマコトとの違い。


ブラコンであるせいでシスコン残念お姉ちゃんとも微妙に馬が合うのさ。
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