二度の人生を得たら世界に怒られ英霊になりました…。   作:チェリオ

11 / 25
 投稿遅れ申し訳ありません!
 この作品を含んだ三作品の投稿日直前に、最新話が気に入らずに三作品とも書き直しに入り、今になってしまいました。


第10話 「城砦へ向けて」

 シギショアラでの予期せぬ黒のサーヴァント達との戦闘を終えた獅子劫達は場所を変え、だだっ広い草原で次なる戦闘に向けて準備を行っていた。

 と、言うのも正直敵サーヴァントに真向から戦えるのはモードレッドのみで、用意していた武装やゴーレムに問題が生じたので、早々に改善しなければ同数で攻められたら確実に押し切られることが判明したからだ。

 シェイクスピアの付与した弾丸はサーヴァントにダメージは負わせれるものの威力が低すぎて有効打にならず、サーウェルのゴーレムに至っては操作する魔力量に問題があり戦闘継続時間が想定外に短縮された事がシギショアラの戦闘で判明した。

 銃器の一番の問題は弾丸の威力と付与する為には文字を連ねるスペースにある。弾丸自体書くスペースが少なく付与の効果が十全に受けられない。よってスコーピオン、MP5は付与した分以上に補充はせず、デザートイーグルとモードレッドが追加したデグチャレフPTRD1941とKPV 重機関銃の14.5x114mm弾を大至急で付与している。

 他にもM4カービンにmd.63(AIM)もあるが、赤のアサシンのマスターであるシロウ・コトミネより日本刀の付与依頼もあるのでとりあえず放置。

 次にサーウェルのゴーレムであるが、アレはゴーレム内に疑似魔力回路を構築して稼働をスムーズにするのと同時に簡易の強化魔術にて単騎の性能を向上させる機能があって、現代のゴーレムよりもサーヴァントに近い出力を誇る事が出来る。が、しかしながらメリットに対してデメリットもあり、疑似魔力回路を動作させるという事は操作している者の魔力を消費するという事。つまりサーウェルのマスターであるロシェから搾り続ける事である。

 生前のサーウェルは魔力の回復速度も貯蓄量も異例であり、何百であろうと扱う事が出来たが一般魔術師が同じように行うとコンマ単位で魔力が枯渇し、大概が死亡するだろう。なので元プログラマーであった金城 久がより細かく疑似魔力回路を調整して扱いやすくしている。

 さらに同時に使用するという目的は置いておいても、破壊や損傷した時の事も考えて追加で制作しなければならない。

 

 キャンピングカーを止めたすぐ脇で作業台を土より作り出したサーウェルは、三騎目のガウェインに似せたゴーレムを制作しつつ、右隣で作業しているロシェにゴーレム技術を教えながら、左隣で弾丸や日本刀の付与しているシェイクスピアの話し相手などを務めている。

 ここが人目の付くところでなかったのは幸いだろう。

 なにせサーウェルが作るゴーレムは簡易的な物を除けば人体に寄せられる。ゆえに作業台には全裸の成人男性が寝っ転がっているように見えるのだ。一般人が見たら速攻で警察に連絡されかねない状況だ。

 まぁ、ここは人通りが少ない上に離れた道路よりは見えないようにしてあるのでそんな事態になる事は少ないだろう。

 

 不安要素を抱えつつサーウェルにシェイクスピア、ロシェを除いた面々もそれぞれに準備を怠らない。

 獅子劫は運転続けで溜まった睡魔と疲労を回復する為に車内で睡眠を取り、ジーンはモルドと共に銃関連の動画を再生しているパソコンより銃器の扱い方を学習している。

 そして金城 久(・・ ・)ウォルター・エリック(・・・・・・・・・・)も準備を行っていた。

 サーウェルを形成する元が同一の魂である二人であるが、本体(サーウェル)より意識(思念)ゴーレム(端末)へと送る事で単体で動けることが判明し、準備時間を短縮する為に作業に当たっている。

 

 ちなみに二人共戦闘能力は皆無でシェイクスピア並み―――いや、宝具がないので以下の性能しか有していないので戦いには参加できない。

 

 金城はロシェが作ったマネキンのような人型ゴーレムに意識を移して、新たに調整した疑似魔力回路の確認作業を行っている途中であった。

 

 紫色の鎧を纏った生真面目そうな青年がシェイクスピアの付与を受けた剣を振るう。

 無駄がなく、振るう一振り一振りに美しさと強さを垣間見る。

 見事と言うしかない剣戟を対戦相手を務める少女(・・)は軽やかに回避し、距離を離すと隠していた投げナイフを投擲する。飛来する八本の投げナイフを一刀で弾き、離された距離を詰める。

 走るたびにガシャガシャと鎧が音を立て、少女はそんな相手に面白そうに笑みを浮かべた。

 子供と大人ほどの体格差があるというのに迷う事無く懐へと跳び込んだ。

 見た感じだとぶつかり合っただけで吹き飛ばされそうなものだが、サーヴァントとしての性能を得ている少女とサーヴァント以下人以上程度の性能しか持たない未完成な相手に恐怖は抱かない。寧ろ手加減しているくらいなのだからこうでもしないと面白みがない。

 それに自分の間合いは手の届く超近接戦なのだから。

 

 「行っくよー」

 

 場に似つかわしくない抜けた一言に反応を示す事は無く、青年は脳内(情報源)より記憶(データ)漁って(読み込んで)は疑似魔力回路へと命令を下す。

 素早く何度も繰り出される二本のナイフを記憶にある剣技を用いて対抗する。

 いくら手加減されていると言え性能差がある相手に剣よりナイフの方が有効な距離という圧倒的な不利を、拮抗させている剣技の高さは忌々しくてもモードレッドも感心するしか他ない。

 

 離れた所でサーウェルに作られた二騎目のランスロット似のゴーレムとジャック・ザ・リッパー(・・・・・・・・・・・)の模擬戦を鑑賞していたモードレッドは如何にも不満げに睨みを利かす。

 

 「ふぅむ…やはり見た目は子供でも戦闘能力はサーヴァントと言ったところですなぁ。しかし子供を戦わせるのは心が痛い。嫌な大人になったものだ」

 「そう言う割には楽しそうに聞こえるのだけれど?」

 「かっかっかっ、良い大人でも無かったですからね。それに彼女にとっては良い遊びでしょう」

 「私としては怪我をして欲しくはないわ」

 「なら後でお茶を楽しむと良い。サーウェルの作る菓子もまた美味しいらしいですからの」

 「ふふ、それは楽しみね」

 「――――おい」

 

 普通に会話しているウォルター・エリック(金城同様のゴーレム)と六導 玲霞に対して苛立ちを口にするのを我慢していたモードレッドはさすがに限界に達し、怒気を含んだ一言を漏らした。

 ジャックに視線を向けて反応のない六導は顔も向けず、振り返ったのはウォルターのみであった。

 

 「どうしたのかのぉ?」

 「どうしたじゃねぇよ!なんであのクソガキを引き込んだんだよ!!」

 

 モードレッドの苛立ちは最もだろう。

 魔力を回復するためとは言え、一般人も巻き込んだ黒のアサシンであるジャック・ザ・リッパー。

 シギショアラではモードレッドと一戦交えた相手。

 戦闘は有利に進めたが、女と称されたうえに逃がしてしまって悔しさと腹立たしく思っている相手が一緒に居るのであれば当然であり、そもそも敵だったのもが自然に一緒に居るというのがそもそもおかしい。

 怒りを露わにするモードレッドに対してウォルターは困ったと言わんばかりの雰囲気を漂わし、怒りと言う炎に油をぶっこんだ。

 

 「何を解りきった事を。戦力の拡充は戦いにおいては必須じゃろうて。戦いに疎い儂でも知っておる事を戦いに身を投じていたお主が知らぬわけはなかろう」

 「テメェ――」

 「いや、理解はしても納得出来ぬっと言ったところかのぅ」

 

 腹立たしいがウォルターの考えには理解はしている。

 モードレッド達はこれから黒の陣営と本格的な戦闘に突入するだろう。

 聖杯大戦として陣営同士の戦いは最優先されるものであり、聖杯大戦から聖杯戦争への通過点。

 陣営同士の戦いが集結すれば同陣営同士の聖杯戦争が行われるのは必須。

 であるならば敵陣営との戦いで消耗を少なくするために戦力を拡充する必要性がある。

 しかもモードレッドとサーウェル、ウォルターの三名は黒の陣営より赤のアサシンとシロウ・コトミネを感覚的に危険視しており、そちらへの備えも重要だと考えている。

 黒の陣営所属のサーヴァントを引き込むことで当面の敵である敵陣営の戦力を減らし、尚且つ自分達の戦力を拡大するのは良い案だと思う。

 思考で理解したとしても心が納得するかは別問題だ。 

 

 考えを読まれた事も相まって機嫌は悪くなっていく一方。

 ここに獅子劫が居たら面倒臭いと思いつつも、口を挟んで気を紛らわしていただろうが、本人は夢の中へと旅立ってここに居ない。

 

 「彼女は英雄ではなく殺人鬼。かの有名な騎士王に仕えていた騎士としては複雑じゃな。が、ああいった狂犬の類を使いこなせるかでも王の器を計れるのではないかね」

 「―――ッ!!」

 

 一瞬だった。

 モードレットの一振りによりゴーレムの首は跳ね飛ばされ地面を転がった。

 転がった頭を踏みつけ睨みつける。

 

 「テメェ如き道楽者が王の何たるかを語ってんじゃねぇ」

 「これはすまんかったのぅ。では儂は戻るとするかの……」

 「うるせぇ!二度と出てくんな!!」

 

 ガシガシと原型を残さぬほど頭部を踏みつけるモードレットは怒りの矛先を変える。

 言うまでも無くサーウェルである。

 

 「サーウェル!あのジジイは二度と出すな!」

 「そうは言われましても確約は出来ませんよ。彼は彼で役に立つのですから。それよりロシェ君のゴーレムを壊さないで下さい。悲しむじゃないですか」

 「先生。今度はもっと丈夫なのを作って見せます」

 「あー、はい。期待してますよ」

 「誰が悲しんでるって?」

 

 そんなやり取りの中、キャンピングカーより獅子劫が降りてきた。

 サングラスで目元は見えないがかなり眠たそうに気配だけでも理解できる。

 足元もふら付いてだいぶ危ない状態で出て来たという事は何かあったと思うべきだろう。

 

 「何かあったのですか?」

 「あぁ、シロウ神父からミレニア城砦に攻め込むと連絡があった」

 「おお!敵陣へ乗り込むのですな!」

 「城攻めか。いっちょ派手に行くか」

 

 暴れたいモードレッドに物見遊山なシェイクスピア。

 そんな二人を眺めながらサーウェルは嫌な予感を覚える。

 あんな状態で獅子劫が運転できるのだろうかと…。

 

 数分後、その予感は的中し、運転を申し出た金城を跳ね除けて興奮気味のモードレッドがハンドルを握り、キャンピングカーは物理法則を無視する動きでミレニア城砦に向かって行くのであった…。

 

 

 

 

 

 

 赤の陣営はセイバーとキャスターを除いてセミラミスの宝具“ハンギングガーデンズ・オブ・バビロン(虚栄の空中庭園)”に集結していた。

 現代科学を駆使しても再現不可能な超大型の浮遊要塞。

 西洋の遺跡を彷彿させる建物で構成されるこの宝具は一個の都市である。

 内部にはアサシンでありキャスターの力を行使できるセミラミスが作り出した竜牙兵数千に竜牙兵に翼が生え、飛行可能な竜翼兵も同数程度控え、外部には大軍級の攻撃が行える漆黒の十一枚の巨大プレート“ティアムトゥム・ウームー(十と一の黒棺)”という迎撃術式を完備している。

 その虚栄の空中庭園の最深部に近い一室に一人のサーヴァントが何かをすることも無くただ座り込んでいた。

 

 虚ろな瞳でぼんやりと壁を見つめているが、彼女が本当に見ているのは過去に対する懺悔と後悔のみ。

 何故自分がここに居るのか?

 どうして聖杯戦争なんてものに参加しているのか?

 私は何をしたいのか?

 何一つ理解せずに黙して記憶を辿るばかり。

 召喚されて幾度と繰り返された行為を続け、最後にはあの場所へと至る…。

 

 「うあぁ…ああ…」

 

 脳内に広がる惨劇と結果に酷く心を締め付ける。

 ある筈のない血の咽かえる臭いに吐き気を催し、耐え切れない後悔の念に精神が苛まれ、罅割れそうな激痛が脳を襲う。

 籠手をはめた手で痛む頭を抑える。

 頭部に食い込み頭蓋がめきめきと悲鳴を上げ、魔力が籠っていない攻撃では傷一つ付かない肉体に食い込んで皮膚を突き抜け血管を損傷させ血が噴き出る。

 そのままでは自滅してしまうというのに一向に力は緩まない。

 寧ろそれを望んでいるかのように力が一団と籠められる。

 

 「またか…」

 

 呆れたような声が呟かれると彼女の手首に結び付けられていた鎖が引っ張られ、無理やりに頭部より離される。

 獣のような唸り声を挙げながら鎖を力任せに千切ろうとするもサーヴァントと言えども易々と腕力だけで千切れるような品物ではない。

 

 「本当に使えるのか?」

 

 また誰かの声が聞こえる。

 漏れ出した涙で霞む瞳をその者らに向ける。

 聞き覚えの無い声に見覚えのない男性と女性。

 服装からも由縁ある人物ではない。

 

 ―――良かった。殺さないで済む…。

 

 瞳を逸らし、記憶を辿る作業に戻る。

 

 「使えますよ。悲しくも彼女はこうなったからこそこの戦いでは真価を発揮できるのです」

 

 神父らしき人物の呟きが耳に嫌というほど残る。

 それと隣の部屋から魔力を注がれているのが伝わり、手足に込める力が一団と増せる。

 さぁ、この忌まわしい鎖を千切ろうとするも、それ以上に増えた鎖が手足どころか身体全体を縛り付けて身動き一つさせまいと巻き付いた。

 酷く煩わしいがこの鎖には感謝しても仕切れない。

 私がこうして大人しく出来るのはこの鎖のおかげなのだから。

 

 もう殺したくない。

 殺させたくない。

 仲間を殺したくない。

 村を焼きたくない。

 懇願する民を斬り捨てなくていい。

 諭そうとする騎士を見せつけにしなくていい。

 彼を、彼女を、老人を、母親を、父親を、子供を、赤子を、人も、物も、あの子も、あの人を殺したくない。

 

 「では皆さん行きましょうか。ミレニア城砦へ」

 

 どうでも良い。

 そこが何処だろうと関係ない。

 誰か…誰でも良い………お願いだから…私を………。

 

 

 

 

 

 

 

 おまけ【私と太陽の騎士】

 

 私と彼とが出会ったのは師匠に無理やり連れていかれた王主催の大会だった。

 剣術は得意では無いというのに参加させられ、運悪く初戦で円卓の騎士であった彼と戦う羽目に…。

 

 当時の私はそれを悪いことだとは思っていなかった。

 寧ろ負けは確定しているのでさっさと終われると思って運が良いとも思っていた。

 勿論のことであるが全力で挑みましたよ。

 結果は幼子が一騎当千の騎士に挑むようなものでしたがね。

 周りからの嘲るような笑みに馬鹿にする声が飛び交いましたが気にすることなく敗北を受け入れました。

 悔しさはあったものの、これは仕方が無いと割り切っていたのを今でも覚えています。

 

 それがいけなかったのでしょうか。

 否…師匠が関わった時点で偶然ではなく必然だったのでしょうね。

 

 対戦相手であったガウェイン卿の目に不審に捉えられたのです。

 師匠は最後まで観戦して自分をその場に留まらせたのもそれらすべてを見ていたから。

 大会が終了し、帰ろうとした矢先に彼に呼び止められ、先の一戦で得た疑問をぶつけられもう一試合を求められたのだ。

 

 “手加減したのではないでしょうが、貴方の戦いには違和感を覚えます”

 

 その言葉には不快感ではなく純粋な興味があった。

 私とて悔しさは残っているので戦う事事態はやぶさかではない。

 剣術のみでなく何でもありのルールであるならばまだやりようはある。

 

 筋力増強、速度上昇、魔力による障壁などなど魔術により肉体を強化させ、周囲の土を変質させた魔術も行使した。

 得意な魔術を使用しての戦闘に僅かながらでも自分が有利に事を進めれるという思い上がりを酷く思い知らされたよ。

 

 地面より無数の槍を出現させると掠りはしたものの見事に躱され、足止めに足元を泥沼へと変質させても真正面から突破され、動きを止めようと土壁で四方を囲むが一振りで薙ぎ払われる。

 圧倒できると思った一撃は受け止められるし、反応速度は熟練の剣技と彼のセンスで押し返される。

 

 恐ろしさよりその類稀なる腕に戦いながらも魅了されてしまった…。

 あれこそが真の騎士というものなのだろう。

 

 戦いで心が躍ったのはアレが初めで最後であった。

 

 あの一戦で何故か騎士になる事を進められ、師匠が料理が得意なことを漏らしていつの間にやら料理人として採用されてしまった。

 まぁ、悪いことばかりではなかったけど、大変な目には幾度と合されることになったんだ。

 

 「終わりましたよ。次は何を?」

 

 背後で爽やかな笑みを浮かべる彼に振り返り、困った笑みを浮かべる。

 円卓の騎士である彼に私は今料理を教えている。

 と、言うのも王より頼まれたからだ。

 何でも以前料理を出された事があったのだが、握り潰した芋だったそうな。

 王の頼みもあるが、料理人としてそれを料理と認識している彼の常識を直したいというのもあって教えているのだが、円卓の騎士としても多岐の仕事を抱える彼の事情を考えると時間のかかる本格的な物は教えられない。

 ならば師匠が見たという料理の中で野菜とまよねいず(マヨネーズ)を混ぜたポテトサラダなるものを作っているのだが、難点としてはメイン食材であるジャガイモを潰す事だ。そのままでは固く、アツアツにして潰すとなれば熱が邪魔する。

 

 だというのに彼は触れば火傷をしそうなぐらい熱いジャガイモを素手で握りつぶしているのだ。

 さすがは太陽の騎士と言うべきか。あの程度では熱いとも感じないのだろうか。

 

 羨ましさと呆れを混じらせた視線を向けたサーウェルは引き続き作り方を教えていく。

 完成した料理は王に振舞われ、無心に食べるのではなく表情をほころばせた様子にガウェインが個人的に料理を師事してほしいと頼み込んで来るのは当然であっただろう。 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。