魔法少女リリカルなのはVIVID☆EXTREME 作:メイカー
知らんな
『悪いが私は変態じゃないんだよ』
「マスター。」
私、
あ、苗字は安心院さんから取らせて貰ったよ、名前は元々転生する前からあった名前さ。
まぁ、頭脳も腕も神様頼りだから努力なんてあんまりしなし研究者っていうよりただの道楽者だけどね。
「…マスター。」
とりあえずさっきから今私をジト目で睨んでいるこの子を見てくれ、どう思う?
あ、今回は画面の外に居る君達に話かけてるんだよ?か、勘違いしないでよね!
まず目につくのはロングにしている黄緑色の髪、ふわふわしていてこれを見ているだけでも小一時間瞼を閉じないでいられるだろう?現に私の眼はボドボドだ。
「…マスター、いい加減に…」
次にさっきから指で髪をクルクル絡めたりため息をする仕草、可愛いだろう?
まだ年は二桁もいっていないしやっととある学校の初等科へ来月通う事となっている。それにしても年相応の行動なんてしないし精神と身体のリンクに激しいズレがある。
それにしても本当に【女子】生徒の制服が似合っている…女より女らしい可愛さじゃないか…。女だけど。
「マスター!この服はなんなんですか!?」
そしてこの声、小学生にしてもこの素晴らしいロリ声はないだろう、声帯を弄った甲斐がある。
だが男だ。
「何って制服だよ?」
「制服は制服でもこれは校則を破っている改造服です!今すぐに改善を要求します!」
ちなみに性格まではいじっていない。
まぁまだ生まれてからたった半年しか経ってないし機械的なのはしょうがないだろう、これから学校に行って色々なものと触れ合い変わっていくとは思うし。
「第一マスターは最近私で遊び過ぎです、この様な服では外出すらままなりません。大体マスターは……」
ゲッ、始まったよ…。
この子は何時も大体何時もこんな感じに堅苦しい性格である。
この通り、「大体マスターは…」を喋り出したらお説教なんて日常茶飯事、しかも始まったら数時間は終わらないのだ。
無視?とんでもないよ十分ご褒美です。
ちなみにこの前無視したんだけど…。
『グスッ…グスン…ふぇぇぇ…私の話を聞いてよぉぉぉ…』
どうやらメンタルはとても弱いらしい。
最終的に大泣きして白衣の裾を掴んで離さなかった。
しかも握力に関しては既に大の大人を超えているため、何度も白衣の裾が破れたよ。この服地味に高くて数着も持ってないんだけどなぁ…。
まぁそんな訳だ、確か学校の名前は…そうそう、St.ヒルデ魔法学院初等部だったかな。
「ー最近マスターはロクに外出もせず、通販に頼りきりで不健康です。それに食事も私が作らなくては何時も“かっぷぬーどる”とか言うこれまた不健康な食べ物ではありませんか。それにーー」
さて、そろそろ読者の皆も話についていけそうになさそうだしまとめますかね。
今私に説教垂れている子…名前はノワール、ノワール・エルトナムだ。
名前の由来は…まぁ、機械的な所が某エジプトニーソさんぽかったしノワールに関しては前世、私が好きだったちょいとマイナーなブランドからつけた。
戸籍上、私の親戚で私が保護者という形だけどこれじゃあ私の保護者みたいだなぁ…。
「ーー部屋は散らかす物が無いので大丈夫ですが研究室に関しては酷いではありませんか、少しはマスター自身で整理整頓を心掛けて下さい!それとーー」
まぁ皆察しているとは思うけどノワールは私が造った人造人間ってヤツだよ。言い換えるならアンドロイドって言うのかな。
身体能力は男性の平均を軽く凌駕、そして何といっても私の最高傑作の『進化』に適応した新人類『ニュータイプ』である。
まぁ趣味で造ったものだ。特に他意は無い。
……少しだけ、罪悪感ってのはあったかな。
さて、しんみりとした話はこれで終わり。
後は…そうそう、最近ノワールをからかうのがとても面白いかな。
今みたいに面白い服を着せたり髪型を変えたり。
なにしろ素材が良いから色々遊べる。
そしてからかった後のノワールの顔と言ったら本当に可愛らしい。
「ーー洗濯物も溜め込んでいますし不衛生です。それにいくら“たからくじ”が当たってこんな豪遊出来る生活を送れているとしてもいい加減“しゅうかつ”すべきですーー」
それと私が転生する際神()から聞いた話だとーー私以外にも転生者は存在し、まだ増える可能性があるらしい。ここ重要
え?私が転生した理由?知らんな。
とにかく、私以外にも転生者がいるという事は『この物語』を知っているかもしれないということだ。
そうした場合、イレギュラーとなっている私やノワールを狙う可能性もある。
ここがちょいと困る、いくら物理的に強い『進化』をノワールが使えるとしても相手に時を止めるとか規格外な能力全開でこられたら流石に無理がある。
ふむ、どうするか…。
生憎私は知識と技術ならあるがそんな不思議パワーを作り出すのなんて無理だ。
「うぅぅ…ひっぐ…」
はてさてどうす………あ。
「ふぇぇ…」
「あ、嫌違うんだよノワール!無視なんてしてないよ!」
途中から思考にふけっていたのがばれたのかノワールがグズりだしてしまった、あーあー。
「…ヒッグ……マスターなんて大嫌いです…!家出です!私はこれから家出します!!」
!?
「ってあ!ちょっとノワール!?外出るならGPSをーー」
ダダダダダダダダダダダダダダダダ………
\ウィンカシャンウィンカシャン/
私の言葉の途中でノワールは踵を返してダッシュで談話室から出て行ってしまった。
あー…やれやれ…。多分もうどっかの管理世界に行っちゃったかな…。まぁ外出は転送室の転送サーバーからしか行けないし転送サーバーの履歴を確認すれば何処に行ったか解るだろう。
うーん、あの子GPS持ってなかったし大丈夫かな…。
………あ、やべ。今気づいた。
「あの子、確か『GUNDAM』の機体の一部をデバイス化した物のテストをしてからそのまんま…」
……本当にヤバくなってきた。
不味い!どこがどうヤバいかは読者の皆さんにはわかりにくいが例えるならばそう!
逃走中で逃げる人が超目立つサイレンを装備しているに等しい!!
『GUNDAM』…もうお分かり頂けたら幸いだがこれは機動戦士ガンダムシリーズという前世でやってた大人気アニメ、漫画に出てくる機体をこちらの世界での武器から武装、情報処理にとなんにでもなる端末、『デバイス』化する計画の結晶だ。
つまり!もし転生者がノワールの向かった管理世界に居たとして!もしノワールがその転生者とばったり会い!もしノワールが『GUNDAM』を機動したならば!
……やべえよやべえよ、これはフラグだよ、絶対に会っちゃうよ!!
白衣のままだが緊急事態だ、私は慣れないダッシュで廊下へ飛び出し転送室へと向かい、転送室へ飛び入る。
……そこで唖然とした。
「マジ…?」
転送サーバーは台座に乗り、台座に設置されたコンソールをいじって使う。
そしてその台座の前にある大型ディスプレイが真っ暗だ…。それはつまり電源が入っていないことになる。
そしてその電源が入っていない以上、転送は出来ない。おそらくノワールはタイマー式で電源を落としたのだろう。
ちなみに電源を入れ、サーバーを復活させて履歴をサルベージするには………
………多分、二時間以上はかかる。
フルブのメッサーラ使いやすい!
CS>アシスト>変形逃げ
これに限る