太陽系第3惑星地球生まれ
太源木乃香は今、軍団の指揮官となっていた。
間違っても、軍に入ったわけでもない。
家族旅行の真っ最中に不審な男を見かけて、敷地内に入って来たから注意しようとした私に男は手を私の眼前に突き出した。
その後、意識を失った私が次に見たものは、地球と似た世界でありながらさっきまで居た場所とは異なる世界。(後にリシ星系の惑星リシであることが分かった)
そこにただ一人ポツンと居たのだ。
まだ幼かった私にとって寂しい以前に家族と離れ離れになったことが何より悲しかった。
そんな私が唯一頼りにしたのが、フォースと呼ばれる異能とも言える力だった。
最初から使えたわけではなかった。
ライトサイド側のシスだと言うアンザーティと呼ばれるヒューマノイド種族のコーディリアという女性
彼女は、放浪の旅をしていたそうなのだが、突然現れた私に興味を示したらしい。
ただ、言語が通じなかったため、身振り手振りで話そうとすると、彼女は私をそっと抱き締め、頬から触手らしきものを出して両耳へと侵入していった。
突然のことに身体が強張ってしまい、目を瞑ると、耳に侵入していた触手が離れていき、彼女と私両方の言葉が理解出来るようになっていた。何をしていたかは分からないけど。恐らく、言語の理解のために直接脳から吸い取ったのかもしれないけど、現実に出来るとはその時は思ってもいなかった。
彼女は、最初にリビングフォースを私に教えてくれた。
どうしてなのかはその時は知らなかったが、後になって訳が分かった。
彼女は数週間した後、私の目の前から姿を消していた。
その後、私の目の前に姿を現したのはフォースの霊体だった。
ビゾン・ジェラフィルというかつてのシスマスターと
サティール・シャンというかつてのジェダイグランドマスターの2人だった。
尤も、どうして2人が私に見えたのかも不思議だった。
しかし、2人は待っていたと言った。
まるで私が此処に来ることを待ちわびていたかのように。
2人からフォースのダークサイド・ライトサイドのあらゆる分野を享受され、放棄された旧共和国軍基地にあったスターファイターの操縦や自給自足まであれこれ教えられ生きるために必要なことを教えて貰った。
また、旧共和国軍基地にあったライトセーバーをフォースで分解し、フォースで作り直すということを行い、2本のライトセーバーを持つようになった。
戦い方をサティールさんから、ライトセーバーの作り方や鉱物についてをビゾンさんから教わった。
この星に来て数カ月経った頃、同じ地球から来たという男性達、元は軍の特殊任務部隊所属だったという彼らは、とりあえず基地へと案内した。
それから、なんやかんや色々あって、基地には200名ほどの兵士が集まり、基地にあったスターファイターのパイロットも揃い、基地の裏側にあったスターデストロイヤーを動かすことが出来るようになったというころ、
この基地を攻めて来る集団があった。
YT-2400軽貨物船が5隻、基地の前に降りると、数百ものヒューマノイド兵士が基地を襲撃してきた。
これに対し、こちらは全面抗戦にあたった。
襲撃者達には見たことの無い兵器があった。
しかし、こちらにもT2-Bリパルサータンクが3台あり、固定砲台などを使って応戦した。
基地の中にまで侵入を許したもののライトセーバーを使って仲間を守りつつ敵へと切り込んだ私は後で説教を受けることになった。解せぬ
それから、グラディエーター級スター・デストロイヤーでリシから離脱すると、当ても無く彷徨い、カミーノへとたどり着く。
それから、私の師となるマスターヨーダと出会うのだった。
カミーノに着いた後、クローン軍団の受け取りに来ていたヨーダと接触し、同行することになった。
使っていたスターデストロイヤーがかつてシスが使っていたものであることに驚きこそしていたが、ライトサイドとダークサイドが共に過ごしていた時代のものであると分かると和解の象徴であるとした上で一緒に行動した。
それから、私はクローン戦争に巻き込まれたのだった。
第1次ジオノーシス戦と呼ばれる戦闘が行われる前段階で、捕まったジェダイの仲間を助けるために送り込まれたジェダイたちを助けなくてはならなかった。
搭乗するように求められたガンシップからジオノーシスの闘技場が見えてきた。
何百何千というドロイドに囲まれた30人以下のジェダイたちを眼下に見下ろしながら、護衛の戦闘機隊のヤマモトに競技場内のドロイドに対し機銃掃射ののち上空支援を通達した。
ガンシップ隊降下と同時に攻撃を開始したことにより、ガンシップを狙うドロイドをいち早く先に撃破したヤマモトたちは飛来してきたドロイドスターファイターを次々に撃墜していった。
ヨーダが乗るガンシップには十数人のトルーパー部隊も同乗していたものの、私は一番後方部に隠れ、フォース共に気配を消した。
競技場から主戦場へと移動すると、ガンシップは一度集結地に降下し、ジェダイたちを下ろした。
私は、ヨーダが前線司令部へと向かうことを確認すると、ひょっこりと姿を現し、状況確認に努めた。
というより、全部見ているからあまり必要ないのだけれど。
眼下に広がる光景を見ながら護衛のXウィングスターファイター4機は戦闘空域へと機体を翻し、対地攻撃特にヘルファイア・ドロイドを集中攻撃するように心がけていた。
彼等は主戦場上空を飛行し、クローン軍の脅威となるドロイドを優先的に選定し、それを攻撃、前線司令部にも情報を送っていた。
前線司令部に着くと、私も降りるように促され、ヨーダの直ぐ後ろを歩かされた。
ヨーダは、何故私がライトセーバーを持ち、フォースを扱えるのかを問いただしてきた。
私はリビングフォースを教えたライトサイド側のシスの話をし、
その後リビングフォースによって話すことが出来るようになった2人のマスターについて話した。
ヨーダは、真剣にその話を聞いてくれて話に出てきたサティール・シャンとビゾン・ジェラフィルについて話してくれた。
サティール・シャンは、旧共和国時代のグランドマスター
ビゾン・ジェラフィルは、旧共和国時代ジェダイと共存を持ちかけたシスマスターだという。
尤も、ビゾン・ジェラフィルについて共和国の文献は少なく、ライトサイド側のシスであることぐらいしかあまり知られていない。
私があったライトサイド側のシス、コーディリアも同じであると推測される。
しかし、リビングフォースについては当時ジェダイたちもフォースの霊体があるとは思ってもいなかったらしく、驚きを隠せなかったという。
また、フォースと共に気配を消すという芸当は並のジェダイにもあまり出来ることでは無いようで、私をジェダイ・イニシエイトとして修業させようと考えていたらしいのだが、
その必要がないと、ヨーダは判断していた。
そして、ヨーダはジェダイ・オーダーに入ることを進めた。
私からすると、当ても無く衣食住が揃った丁度いい環境だと思ってもいたため、マスターヨーダのパダワンとしてオーダーに入った。
その後、ジオノーシス戦後、しばらくの間コルサントで過ごすようになった。
ジェダイ聖堂にある癒しの間と呼ばれる場所のセラピールームから出ることが暫く許されなかった。
何故出されなかったかというと、先に接触したライトサイド側のシスから何か無意識のうちに受け取ってないかの精密検査のためだった。
子供のわたしにとってあまりにも長い間時間の掛かる検査を受け続けたため、あまりの退屈さから
リビングフォースの仮死の状態を作り出して、霊体だけで聖堂内を探索してみると、
案の定、癒しの間は大騒ぎになっていた。
しかし、私はそれを放置。ジェダイ聖堂内の4つの塔に入ったりして内部探索。
評議会をしている所を壁越しにみたりしていたのだが、癒しの間にいた治癒者が評議会に駆け込んだので、仕方なく仮死から蘇生することにした。
様々な医療器具が取り付けられ、誰もいない状態になった私の個室で、静かにリビングフォースの蘇生を使って霊体は空の身体に入ることで蘇生することが出来る。
騒ぎを聞きつけて入って来たジェダイマスター達と治癒者たちは、私がケロッとしているのを見て唖然としていたらしい。
その後、リビングフォースについて調査していくことが決定したのだが、検査の結果は公表されなかった。(脳検査の結果異常が見られたらしい)
それから数年後、クローン戦争も終わりに近づいた頃、私は多くの部隊を率いてあちこちの戦乱に身を投じていた。
マスターヨーダに言われ、コルサントのジェダイ評議会に顔を出すと、ジェダイナイトアナキン・スカイウォーカーさんが評議会議員になっていたり、議長の動向を監視する任についていた。
私は、少しスカイウォーカーさんのフォースをリビングフォース通じて見てみた。
其処には、ジェダイでは有り得ない色をしていた。
大抵、青や黄、紫、緑といった明るい色をしているのだが、彼は赤みがかった青のような色をしていた。それは、かつてジェダイオーダーを追放されたバリス・オフィーと似た色をしていた。
スカイウォーカーさんは、ジェダイ評議会に不満を抱いていたことには気づいていたが、あまりにも行き過ぎた不満にも見えた。
私は、そのことをヨーダに告げると、アナキンの監視をするように伝えてきた。
私はそれに反対することはなかった。今のアナキンは欲を求めすぎていると、そう見えたからだ。
因みに私の元に評議会議員にならないかとヨーダが勧めてきたが、私はジェダイマスターでなければ他を望まないとした上で、暫く部隊を休める意味合いでコルサントに滞在することを求めた。ヨーダはそれを認めてくれたから私は先のそれに反対しなかった
ウータパウに向かったオビワンから分離主義者との戦闘状態に入ったことを知ったメイス・ウインドウはアナキンに議長の動向を調べるように伝える。
そのオビワンから幹部陣が皆ムスタファ―へと向かったことを知らされた私は、アナキンが戻ってくるのを待った。
そして、戻ってきたアナキンが私たちに知らせたことは衝撃の事実だった。
パルパティーン最高議長こそジェダイが追い求めていたダース・シディアスだったのだ。
アナキンは、マスターウインドウに同行を求めたが拒否され、やり場の無い怒りがアナキンに残っていたのを私は感じ取った。そして、
「マスターウインドウ、マスタースカイウォーカーにはムスタファーに向かわせてはいかがでしょうか?」
「ムスタファー?何故そのようなところに」
「マスターケノービからの通信でムスタファーに分離主義者の幹部たちが向かったとの知らせがあります。」
「・・・・・、そうだな。アナキン、ムスタファーに向かい分離主義者の幹部たちを捕まえてくるのだ。この戦争に終止符を打つ為に。」
「しかし、・・・」
「恐らく激しい激戦が予想されることだろうが私が許可する、必要戦力はいくらでも使え。」
「因みに追加しておくと、オビワンも希望していたことだから」
「オビワンが!?」
「ええ、出世欲があるアナキンにだけど。」
そういうと、他のジェダイマスターも笑い出した。
「ジェダイマスターになるなら、この仕事を熟せ。そうすればそう遠くはないぞ。」
「アナキン、私の部隊を貸そう。パルパティーンを捕まえるにはこの身一つだが、部隊を遊ばせておくと何をするか分からないからな。」
キット・フィストーはそう言った。他のジェダイマスターもそう言い、アナキンに部隊を預けた。
この時、アナキンにはジェダイマスターから絶大な期待を抱かせていると思っていた。
パルパティーン議長の方に行きたい、しかし、この任を終わらせればジェダイマスターにもなれる。
彼の頭の中で考えが深まり・・・
「分かりました。ムスタファーに向かいます。」
「頼んだぞ。タイゲン、お前も行け」
「いえ、マスターヨーダからコルサント駐留を厳命されていますので」
「・・・そうか、仕方ない。」
アナキンが乗るLAAT/iをジェダイ聖堂タワーハンガーから共和国軍総基地へと向かうのを見送ると、マスターたちがパルパティーン議長のオフィスへと向かっていった。
数時間後には、アナキンから分離主義勢力の幹部たちを逮捕拘束したという報と、マスターウインドウが私が派兵したストーム部隊と共にダース・シディアスを逮捕したという報を同時に受けた。
その報告を、各地に居るジェダイたちに伝えると、分離主義勢力軍は次第に抵抗力を失い、降伏していったのだった。
ムスタファ―へ分離主義評議会が移動したものについては、クローンシャドウトルーパーがオビワンとは別命で1個小隊投入され、後を付けたことで判明したわけで、オビワン自身もこのトルーパー小隊の存在はマーシャルコマンダー・コーディから知らされるまで知らなかったというわけです。
また、クローンシャドウトルーパーの小隊は、ウータパウでコーディ達第212アタックバタリオンを含む第7スカイコープスを誘導する役目を果たしています。