魔法科高校の劣等生 ジェダイの帰還 凍結   作:アトコー

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さあ、始まりだ。


日本国防軍&銀河共和国軍VS大亜細亜連合軍&分離主義勢力軍

銀河の最果てからやって来た2大勢力と現地戦力による戦闘は、これまでに類を見ない大激戦となった。
後に沖縄防衛戦(沖縄戦役)と呼ばれるのだった。


自分自身を信じなければ、他人も信じてくれない


第6話

 

早朝、海岸線には大亜細亜連合軍の本隊と見られる機甲部隊が上陸を果たし、内地へと本格侵攻が始まろうとしていた。

円形のエネルギーシールドフィールド(偏向シールド発生装置)に守られた上陸艇の降下ポイントには3機の上陸艇が到着しており、AATやMTTなど多数ドロイド軍を展開させつつあった。

しかし、共和国軍は既に戦闘態勢を取っており、合図を待っていた。

第3混成スカイコープスの中には恩納空挺中隊も含まれていたのだが、まだ攻撃命令が下りないことにまだかまだかと焦がれていた。

 

そこに、3状のレーザーが蒼空より地面に着弾した。

普通なら有り得ないことだった。空から極太のレーザーに空挺中隊は浮足立ったが、その攻撃を合図に共和国軍は一斉に攻撃を開始した。

50台以上のウォーカーからヘヴィキャノンが放たれ、無防備になった敵地に降り注ぐ。

3状のレーザーは偏向シールド発生装置内にあった上陸艇を見事に破壊していた。

偏向シールド発生装置は、防御出来る処理能力を超えた攻撃に自壊し、無力化されていた。

そして、上陸艇撃破の余波で起動前のB1バトルドロイドの8割を部品に変えてしまっていた。

 

 

クローントルーパー達が手に持つDC-15Aブラスターライフルは、非常に火力が強く射程距離も15kmと長いため、遠距離のドロイド軍を次々に撃破して行った。

 

左右に展開した共和国軍が一気に攻め込んだこともあって、敵は中央軍に雪崩れ込み混戦と化していた。

 

 

 

「これは、最早一方的な戦いだ。」

 

「ああ、共和国軍。ここまで強いとは・・・」

 

「おい!あれを見ろ!」

 

隊員の誰かが空に指差して叫んだ。その方向を見た国防軍所属隊員の誰もが唖然とした。

今まで見てきた中でも更に巨大な船であった。アクラメーター級アサルトシップよりも大きい艦だった。

 

「全長1137m、全幅548m、全高268m。共和国軍の主力クルーザー、ヴェネター級スターデストロイヤー。風間大尉、これを共和国軍は数多く所有しています。」

 

「・・・それは。」

 

風間大尉は何も言えなかった。その巨大艦は、右軍、左軍中央軍と3隻ずつ展開されており、この戦域に9隻も配置されていたのだから。

 

「ところで、司波君。此処に集結した敵を一網打尽に出来る魔法があるようね。」

 

「・・・・・何故それが分かるか聞いても?」

 

「フォースはあらゆることを語りかけてくれる。そして、相手の考えも手に取るように分かるのよ。」

 

「・・・・・そのフォースについて後で教えて貰っても?」

 

「後でね。」

 

「確かにありますが、衝撃波がシャレになりません。」

 

「・・・ブレイブ、キクネ、プロフェ、クラート。各コマンダーに通達、敵を海の果てに追い遣れ、無理にでも退場願おう。」

 

私は、ライトセーバーを両手に持ち、その通達に各コマンダーは対応した。

海側の航空戦力を後退させ、敵に退路を作ると大亜細亜連合軍は残存するドロイド軍を楯に撤退していった。海側に展開していたドロイド軍の大半はクルーザーの艦砲射撃によって部品以下の状態にさせられ、壊走状態となった大亜細亜連合軍上陸部隊と変わって入ってきた海上兵器、高速巡洋艦や駆逐艦。どれも撤退する部隊の掩護のためだ。

 

 

「命の保障は出来ませんよ。」

 

「何言ってんだか。」

 

「全くだ、この年頃でこの覚悟。」

 

「子供を置いて逃げたとなれば恩納空挺中隊の名折れだ。」

 

 

狙撃ポイントに到着したが、

空挺中隊は撤退する気は無いようだった。達也がアンチマテリアルライフル型のCADを手に試射を行い終えていた。

 

「それで、軍は撤退したのか?」

 

「ええ、トルーパー達には皆さんのような特異な能力はありませんから。」

 

「そうなのか。しかし、・・・」

 

達也の前に立っているのは空挺中隊の皆さんではなく、私やサラミス、艦で待機していたジェダイガード達7名

 

「大船乗った気持ちで行けばいいって」

 

「君の場合じゃ泥船じゃないの?」

 

「何言っているんだ!?」

 

「はいはい、そこらへんにしなよ。来たよ」

 

5人の少女たちがそれぞれのフォースを操り、飛来してくる砲弾やミサイルを防いでいた。

尤も凄いのが木乃香なのだが、彼女は手を胸の辺りから押し出すように突き出すと、まるで衝撃波が生まれたかのようにミサイルが陸地から10km地点で暴発。砲弾に至っては、軌道が無理矢理替えられたことによって陸地に着弾する前に海上に落ちている。

援護しますっと、ムバーブルスーツを着てやって来た桜井穂波の出番が無い。

 

 

「サラミス、ヒジリ以外は空挺中隊の半分と共に後退しろ!」

 

後方には既にLAAT/iが2機待機していた。危険と隣り合わせの中、待機することを選んだのは彼ら自身であり、それだけ忠誠を誓っているとも思えた。

2人のジェダイガードと空挺中隊の半分がLAAT/iに乗って恩納基地へと戻ると、木乃香はこの世界に来て初めて魔法を行使した。

 

「ホーリーガーディガン」

 

現代魔法に属さない特殊な魔法。半径50m圏内に如何なる攻撃を寄せ付けないという十文字家顔負けの防御魔法。

しかし、それは初めて行使した魔法であるだけに不安定だった。

 

「桜井穂波さんでしたか?防御の援護お願いできますか?」

 

「ええ、そのつもりで来ましたから」

 

「サラミスさん、私はいいので彼女の補佐を」

 

「私は大丈夫ですよ。」

 

「・・・ここで全てを出し尽くそうとする人を止めてください。」

 

「!?」

 

「ええ、そんな気がしていましたから。」

 

「桜井さん、残された者の気持ちを考えた上で行動してくださいな。」

 

此処に来た彼女は、明らかに命を落とそうと、彼のために全ての魔法を使い果たそうとしていた。

それを、サラミスと私は諭した。

桜井穂波は驚愕した。そのつもりは無いと思っていたが心のどこかで全力を出すとも思っていた。故に、彼女の指摘は的を得ていた。

 

「接近する砲弾34発、ミサイル63発。」

 

「恩納基地周辺待機中のウォーカー及びファイタータンクより迎撃有り。その数20。航空隊ブルトンミサイルよる迎撃開始、その数35。」

 

地上部隊も航空部隊も迎撃できる分だけして防御を軽減しようと努力をしていた。それは、決して命令したからではない。どのトルーパー達も、木乃香の気質を分かっていた。どのジェダイよりも自分たちを人間として扱い、死んだ仲間への手向けや埋葬に感情的になる節も多く、誰からも好かれていた。それ故、待機命令を違反してでも守ろうとする意志はあった。残ったLAAT/iのパイロットトルーパーも同じだった。彼らは決して諦めては居なかった。

全て攻撃が試射であっても、命中弾であっても

 

「準備完了です。行きます。」

 

達也が射撃体勢に入ると同時に海上から接近中の艦隊と入れ替わりのように後退する揚陸艦隊が入り乱れた。

放たれた攻撃は先よりも遥かに多く、現地戦力のみでは捌き切れない数だった。

砲弾の殆どが発射されず、ミサイルのみの発射であったが、その数、186発

とても捌き切れない数だった。

そのはずであった。

 

「!? 何だ?島の反対側から?」

 

真田中尉が飛来するミサイルが途中で撃墜されているのを見て言った。

 

「国防軍は陸だけでは無いぞ。諸君」

 

「北村壮一国防大臣!?」

 

此処にわざわざ来たのは、右軍で戦闘していたはずの現場指揮官であった国防大臣。部下を数人引き連れやって来ていた。

 

「殆どの国防軍人は忘れている。日本は海に囲まれていることを、そして世界でUSNAすら敵に回すことをどのような手を使ってでも拒む至強の戦力。」

恩納基地より後方の

小高い山を越えた先には、

日本各地から大号令によって集結した日本艦隊があった。

 

「イージス艦は、300年前より進化した。退化した大亜細亜連合軍とは違ってな。」

 

日本のイージス艦はどれも最新鋭。USNAが喉から手が出るほどの日本独自の技術による最強とも言える船に仕上げられたかの艦は、日本国防において至強の艦隊にもなる。

達也の射撃ポイントに向けて放たれたミサイルの殆どが、データリンクと沖縄本島上空にいるヴェネター級スターデストロイヤーからの情報を得たイージス艦隊の対空ミサイルによって殆ど撃墜されていた。陸と空が主力的になりつつある国防軍とって忘れ去られようとしていた存在。しかし、日々、磨かれたその練度と技術は決して見劣りしないものだった。

国防軍は此処に総力を結集した。飛来する攻撃は空と海の対空ミサイルが迎撃し、陸から攻撃阻害のためのランダム射撃(乱射)

 

その後、達也が放ったマテリアルバーストによって一網打尽にされた大亜細亜連合軍艦隊は壊滅。残存艦艇は、呉・佐世保から出向いた護衛艦隊の対艦ミサイルと国防空軍のJ35Rの対艦ミサイルによって撃破されていった。

マテリアルバーストによる衝撃波は想像以上に大きく、脱出用のLAAT/iは一時クルーザーへと退避した。

9隻のクルーザーが集結した中、

大亜細亜連合軍は旧シスが使っていたハロワー級ドレッドノート3隻とミューニフィセント級スター・フリゲート8隻を投入。沖縄本島沖北の上空で艦隊戦が繰り広げられた。

格納庫に居て貰っても仕方ないので、ブリッジまで皆さんに移動してもらうと、そこで観戦してもらうことにした。

 

 

「将軍、あいつら馬鹿なんですかね?」

 

クルーザー要員のクローントルーパーが私に言って来た。

 

「確かに、大戦が始まって終わるまで俺達は配置交換もなく、多くの艦隊戦を制してきたしな。」

 

他のトルーパーも言った。確かに、そうなのかもしれない。大亜細亜連合軍はその兵器を過信しすぎていると。大亜細亜連合軍からすれば最新鋭の兵器に見えてくるだろう。バトルドロイド然りクルーザー然り。

 

「だからといって、敵を侮るな。細心の注意を払いつつ薙ぎ払えよ。」

 

「「「「了解です。将軍!!!」」」」」

 

その場にいた全てのトルーパー達やブリッジ要員が一斉に敬礼をした。

その姿に、軍人である風間大尉や北村国防大臣はあっけに取られていた。

まだ、かの少年と同い年ぐらいなのにどうやってこれだけの信頼を得たのかと。

同時にどれだけの戦地を共にしたのかと。

北村国防大臣は、ブリッジの全ての要員に目を通していた。誰もが、彼女と共に戦えることを誇りに思っている。と感じていた。今まで、軍人時代には無かった光景が目の前には広がっている。

 

「風間君」

 

「はっ!」

 

「この光景をよく覚えておいた方がいい。私が成そうとして出来なかった事だ。」

 

「・・・はっ!」

 

風間大尉と北村国防大臣、2人の会話に一人、話に割り込んだ

 

「御二方は、彼女が何故ここまで彼らに信頼されているか分かりますか?」

 

「いや、だが、この光景を私は目指していた。」

 

「木乃香は、過去に部隊に置き去りにされたことがあると聞いています。」

 

「置き去りだと!?」

 

「ええ、激戦地だったこともあり、多くの負傷したトルーパー達を残したまま、両軍は陣地に戻っていったそうです。

彼女もまた負傷していたジェダイの一人でした。」

 

「それが、要因か?」

 

「ええ、夕方と共に終わった戦地には無数の骸と負傷兵は入り浸っていました。

木乃香は、明け方までに敵味方構わず216名を監視所まで送り届け、多くのトルーパー達を死地から救ったとされています。当時の行動は、ジェダイとしては問題有りきとされたそうですが、多くの仲間を救った勇敢なジェダイとして称えられ、多くのトルーパー達から信頼を得た。」

 

「それは・・・」

 

「ええ。普通なら有り得ない。おとぎ話や伝説ならいい。けど、それは決して嘘では無かった。どのジェダイに聞いても当時の事を聞くと一様に彼女を褒め称えている。それに、彼女はそれ以来なのか、戦った戦地で斃れた仲間はできる限り連れ帰る。ということをしています。」

 

「・・・・・・、一体いつの話なのだか・・・」

 

「大戦初期の話だと聞かされています。ですので、」

 

3人は話しながら木乃香をみると、檄を各艦に飛ばしながら艦隊を指揮し、既に大亜細亜連合軍の11隻の艦隊は、残すところミューニフィセント級スター・フリゲート2隻までになっていた。撃破され、海中へと没しようとしている艦に一切容赦なく追撃を仕掛けているクルーザーを見ながら、木乃香の戦場での気迫をただただ感じていた。

 

「残りのフリゲートに攻撃を集中して!敵は分散して攻撃してくるから被弾率はそんなに高くないよ!」

 

「距離に注意します!」

 

「フルウェポンオープンファイア!!」

 

ヴェネター級スターデストロイヤーの8基のヘヴィターボレーザーによる一斉砲火は2隻とはいえ、一溜りもないものだった。連装砲であるがため、1隻から16発のレーザービーム、9隻から一度に144発のレーザービームが2隻に晒される。がその他、1隻につき

2基のミディアム・デュアルターボレーザーキャノン

26基の重点防衛用レーザーキャノン        が、火を噴く。

敵からすれば地獄絵図。

こちらからすれば・・・

 

「凄い弾幕だなぁ、相変わらず。」

 

「2隻に当てる攻撃じゃないですよ。」

 

「まあ、これを見ているのが、他の大国なわけだし。良い脅しにもなりんじゃない?」

 

「ああ、日本に攻め入ればどうなるか・・・・・・ってところか。」

 

 

2日間掛かった沖縄防衛戦は、2隻のフリゲート艦を落としたことで完全に終わりを告げた。日本国内では、共和国と協定を組むために動く者と阻止する者に分かれて内紛が起ころうとしていたのだが、帝が動いたことにより鎮静。

 

 

 

日本は銀河共和国と軍事協定を結ぶことになったのだった。

 

 

 

 

 




戦闘描写が厳しい。少しずつ手を加えていくしかない。


戦力は随時共和国宇宙軍によって補給線が繋がれているから供給ラインが出来ている。
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