ミハエルはキシリア少将により出頭命令が出ており、部下達より先に宇宙に帰還していた。
宇宙に帰還したミハエルは不思議な感覚に捕らわれるようになっていた、星を眺めながらミハエルはこの感覚について考えていた
(なんなんだこの感覚は、、まるで感覚が広がって行くようだ、、、)
あたかも、水に波紋が広がるように感じていた。
もう1つミハエルには気になっていることがあった、それは地上に残してきた部下達だった。
ジオン軍は11月上旬に行われた連邦軍のオデッサ作戦で地上における最重要拠点、オデッサを失っている。
さらにジオン軍は11月末日、オデッサ作戦以降劣勢に
なっていた地上での軍事バランスを一変すべく、MSの空挺投入によるジャブロー攻略を実行した。
しかし作戦は失敗し、投入されたMSの大半が撃破されている。
この敗北で地上の戦力の大半を喪失した、ジオン軍の劣勢は決定的となった。
連邦軍の次なる目標は、キャリフォルニアベース奪還だろう
ならばクルトやハウアーは最前線に居ることになる、宇宙に居る俺は何も出来ない、それがもどかしかった、だが俺は彼等ならば生き残れると信頼している。
ミハエルの、乗るザンジバルは突撃機動軍の本部のある、月面都市グラナダに向け、一路急ぐのだった。
・・・月面都市グラナダ・・・
グラナダの突撃機動軍本部に着いたミハエルはすぐさまキシリア・ザビと面会していた。
「久しいなミハエル、貴様の活躍は聞いているぞ」
「ありがとうございます、それで自分を態々御呼びした理由はいかなる用件で」
キシリアは話が早くて助かると言うと、ミハエルを呼んだ理由を語った。
「貴様はニュータイプを知っているか」
「はっ、かつてジオン・ズム・ダイクンが提唱した、ニュータイプですか、、宇宙に住む者達は過酷な宇宙環境に適用した進化した人類になると言う」
ミハエルは今そのニュータイプが自分を呼んだ理由と何の関係があるのかがわからなかった、キシリアはある資料を渡してきた
「これは、フラナガン研究機関ですか、、戦場で確認された亜光速で飛んできたメガ粒子砲を高確率で回避するパイロットの能力の実証と研究をする機関ですか」
「そうだ、貴様にはそのフラナガン機関に行ってもらう」
「なぜ自分が、閣下は自分がそのニュータイプだと?」
「貴様はニュータイプの可能性がある、そのためニュータイプ研究に協力して貰いたい」
ミハエルの戦闘データからミハエルはその素養があると判断されたのだ。
キシリアは自分の直鋭の部下を送ることにしたのだが、その時白羽の矢が立ったのが、地上において、そのパイロットセンスもさることながら、状況に応じて部下を指揮できる指揮能力を有しており、ある程度信頼できるミハエルを送ることにしたのだ。
ミハエルは戦場を離れることに対する、憤りは有るもののキシリアの信頼に応えるために承諾したのだ。
「わかりました、その任受けさせてもらいます」
「頼りにしているぞ、私の信頼に応えてくれ」
「はっ!、閣下の信頼に応えて見せます」
ミハエルはフラナガン機関に配属されることになった
・・・ニュータイプ研究所フラナガン機関・・・
ミハエルはフラナガン機関の研究員により説明を受けていた
「ニュータイプとは、並外れた認識力や直感力や、感応波《サイコ・ウェーブ》と呼ばれる脳波を有した人物を、我々はニュータイプと呼んでおります」
「そうか、この研究所ではどの様な研究がされているのか知りたい」
研究員は実際に見た方が早いと言って、研究所内部を視察することになった。
そこでミハエルは運命的な出会いを果たす、ある少女との出会いがミハエルの運命を決定付けるのだった。