ジオン軍に捕虜になっていたレビル大将が地球全土に向けて、声明を発表していた。
「ルウム戦役ですでにジオンの兵力は尽きている。
一人の兵を育てるのに、何日かかる?ギレンは知らぬわけではあるまい。
そして、地球連邦の国民、一人びとりへ私は訴える。
もはや、ジオンに兵はいない!
そのジオンに跪くいわれはないのだ!起てよ国民!今こそ、ジオンをこそ、我等の前に倒すべきである。」
その声明は、地球連邦の国民の戦争の継続意識を高めた。その演説をミハエルは乗艦のムサイで聴いていた。
「これでは、、、ジオンは、、」
ジオンの未来を見据え、ミハエルは思考する。
すると、ミハエルに声を掛ける者がいた
「ミハエル少尉、大変なことになったな」
そう言うのは先のルウム戦役にてミハエルを援護した、
赤いザクのパイロットである、シャア・アズナブルであった。
「はっ、これで連邦は講和に応じず、戦いは長期戦になるかもしれません」
ミハエルは自分が思っていたことを話した。
この戦いが長期戦になった場合ジオン果たして勝てるのか、国力の差は10倍を遥かに越える、そのような敵がもし、ジオンのアドバンテージであるモビルスーツを開発した場合、そのアドバンテージは消失する。
「しかし、、ジオンは必ず勝ちます、俺がジオンに贈るのは勝利以外有り得ない」
ミハエルは堅い決意を吐き出した、どんなに敵が強大でも必ず勝つと誓うのだった。
そう言うとミハエルはシャアに格納庫に用があると言うとミハエルは格納庫に行くのだった。
ギレン・ザビはこの戦争が1ヶ月で終わると見込んでいたが、その計画は破綻した。
長期戦になると判断したジオン軍は速やかに地球降下作戦の決行を決定した。
キシリア・ザビが指揮を執る地上戦線は重力戦線と命名された。
3月1日、第一次降下作戦が開始される、コーカサス地方のオデッサ・バイコヌールに降下した。
3月4日、マ・クベ大佐率いる資源発掘隊が天然資源の多いカスピ海及び黒海沿岸部に降下して制圧している。
3月11日、第二次降下作戦が開始される、北米大陸に降下し、キャリフォルニアベース及び、その周辺の占領を目的としていた、この第二次降下部隊にミハエル・テラーの姿もあった。
ミハエルは降下中のHLVの中で、この作戦を受けた時のことを回想していた。
ジオン軍突撃機動軍本拠地 月面都市グラナダ
突撃機動軍総司令室
ミハエルは突撃機動軍総司令であるキシリア・ザビに呼ばれていた。
「キシリア閣下、自分に如何なる用でありますか」
ミハエルは自分が呼ばれた理由を尋ねた、キシリアはその問いに答えた。
「貴様はあの、コロニー制圧作戦にNBC兵器を使用することを知りながら参加したと聴き及んでる、何故あの作戦に参加した?」
「その真意が知りたくて貴様を呼んだのだ」
キシリアは何故ミハエルがあの、コロニー住民の虐殺を知りながら参加したのかが分からなかった。
ミハエルが人殺しに喜びを得る狂人なら分かる、しかし
ミハエルはそのような狂人には見えなかった。
ならば何故あの作戦に参加したのか、これからのため知る必要があったのだ、危険なら排除し、使えるならば使う為に。
ミハエルはそんなキシリアの目を真っ直ぐ見ながら言った。
「それは、ジオンの為です」
「それを信じろと?」
キシリアはそれが信じられんと言った、しかしミハエルは決意を表しながら言った。
「あの作戦は、自分がやらなかったら他の者がやっていたことでしょう、ならば!」
「自分が汚名を被ることでジオンが勝利を掴めるならば!、俺は構わない!」
全てはジオンの為だとミハエルは言った。
その姿を見たキシリアは、ミハエルが嘘をついている用には見えなかった。
「なるほど、、ジオンの為か、、しかしまだ貴様を信用はできない、その忠義を戦場で示せ」
そう言うとキシリアは命令した
「ミハエル・テラー貴様は一階級昇進、そして第二次降下作戦に参加せよ!」
ミハエルはその命令を受けた
「はっ!、その命、受諾しました」
そうしてミハエルはミハエルは第二次降下作戦に参加することとなった。
あの日のことを思い出していたら、オペレーターの声が聞こえてきた。
「ミハエル中尉、もうすぐ目標地点に到達します、降下準備をしてください」
「了解した」
ミハエルはもうすぐ目標地点に到着することを知ると意識を覚醒させた。
「全てはジオンの為に、、、」
ミハエルの決意は揺るぎはしないのだった。