ミハエル達、ヘルハウンド小隊はキャリフォルニアベース周辺の前哨基地にいた。
機体更新や改修が行われ、慌ただしく働いていた。
ミハエル達は、キャリフォルニアベース攻略戦以降、何度か連邦軍と戦っていたが連邦軍は組織的攻勢に出てくることはなく、ゲリラ戦を行うので精一杯だった。
しかしジオンも、戦線拡大に伴い補給線が延びきり、末端まで補給が届かない所もあった。
宇宙世紀0079年4月29日、北米のアリゾナ砂漠にある、第128物資集積所が連邦軍に襲撃される事件が発生した。しかしジオン軍は、襲撃した連邦軍の戦力を掴めていなかった、周辺に存在した第67物資集積所が襲撃される可能性が有ったため、その増援としてミハエル率いる
ヘルハウンド小隊が送られることとなった。
ミハエル達ヘルハウンド小隊は、アリゾナ砂漠を進んでいた。
「隊長、連邦はどうやって襲撃したのでしょうか?」
クルトは、連邦軍がどの様に気付かれずに接近したのか、接近出来たとしてもモビルスーツを持つ守備隊をどうやって撃破したのかが気になっていた。
「どうせ、周辺の警戒を怠って殺られちまったんだろ」
ハウサーはバカな奴等だと言った、するとクルトは溜め息を吐きながら言った。
「お前は呑気で良いいものだな」
ハウサーは笑いながら言った
「分からない物は、分からないからな、考えても無駄だろ、それよりも不足の事態に備えるべきだろ」
クルトは呆れながらも、なるほどと思った。
そんな二人を見ながら、ミハエルは体がざわつく感覚を味わっていた、ミハエルは急ぎ目的地である第67物資集積所へ急ぐ必要があると感じた。
「クルト、ハウサー、少し急ぐぞ嫌な予感がする」
クルトとハウサーは、ミハエルの勘はよく当たる事を知っていた、そのため良くないことが起こっていると感じていた。
『了解』
ミハエル達は第67物資集積所へ急ぐのだった。
ミハエル達は第67物資集積所に着くと、すぐさま集積所周辺の哨戒を開始した。
哨戒していると、ハウサーから通信が入った。
「隊長、友軍のザクを発見しました!、接触します」
ハウサーから友軍のザクを発見したと通信が入った、
ミハエルは周辺を友軍が哨戒しているとは連絡が入ってはいなかった、だとしたらハウサーが発見したザクはどこから来たのか、そこまで考えハッと気づいた。
連邦が索敵されずに集積所に接近できた理由、モビルスーツを持つ守備隊を撃破できた理由を、もし隠れる必要が無かったとしてら、もし連邦がモビルスーツを鹵獲して使ったいるとしたら、そう考えれば辻褄が会うのだ、ハウサーが接触しようとしているザクは、連邦の使用している鹵獲機の可能性が高いのだ。
「待て!ハウサー、そのザクは連邦軍の可能性がある」
ミハエルがハウサーに警告しようとしたしかし、ハウサーから接触したザクから攻撃を受けたと通信が入る。
「こちら、ヘルハウンド3!、敵と交戦中!、至急救援を!!」
「糞が!、連邦奴らザクを鹵獲して使ってやがる!」
ハウサーから救援を望む通信が入った、ミハエルはすぐさまクルトにも救援に向かう様に命令を出す。
「クルト!、ハウサーの救援に向かう、貴様も救援に向かえ!」
「了解!」
クルトもすぐさまハウサーの救援に向かった、ミハエルは連邦がジオンのザクを使っていたとは思いもしなかった。
「まさか、ザクの威力を我々が思い知るとはな、、」
ミハエルはジオンが証明したモビルスーツの威力をその身で味わった。
クルトはハウサーを発見した、ハウサーは120mmマシンガンを撃ちながら後退していた。
「ハウサー、無事か!」
「おう、なんとかな、、ザクの右腕を持ってかれたがな」
クルトはハウサーのカバーに入って後退することにしたしかし連邦のザクが120mmマシンガンを撃ちながら接近して来た。
「死にやがれ!、ジオン」
クルトはハウサーを援護しながらだと、流石に攻撃に移れなかった、突如連邦のザクが銃弾の雨に晒され、爆発した。
連邦のザクを攻撃した者の正体は、黒紫色のモビルスーツだった。
「隊長、助かりました」
ミハエルの乗るMS-06-G型-陸戦高機動型ザク-だった。
ミハエル達はこの任務に就く前に、機体の更新と改修を行っていた。
クルトとハウサーは、搭乗機であるMS-06ザクⅡ-F型を改修して、MS -06-J型-陸戦型ザク-に強化していた、J型はF型をベースにして、推進剤搭載量の削減や宇宙用装備を省略することで、軽量化が図られている。
またジェネレータの冷却機構の空冷化や防塵対策が行われ、稼働時間や機動性が改善された。
一方ミハエルは最新のMS-06-G型に搭乗機を更新していた。
G型はJ型の性能向上型で、開発中であるMS-07-グフ-のポテンシャルを移入した結果、碗部形状や肩部装甲のスパイク形状がグフに酷似している。
特徴は脚部にバーニアが増設されており、機動性において、ベース機を上回っていた。
ハウサーは、改修されていなければ危なかったと言った。
「クルト、もう少し援護が遅かったら殺られていたぞ」
クルトは礼は不要と言った
「礼など不要だ、いつもの貴様らしさは何処に行った」
「それよりも、隊長これからどうしますか?」
敵はザクⅡ六機で武装した部隊このままでは、時期追い付かれるそのため、クルトはミハエルに指示を仰いだ
「ハウサーは集積所まで後退、クルトはハウサーの後退までの支援、その後、集積所の防衛に当たれ、俺が殿を勤める」
クルトはその命令に反対した
「隊長!、集積所の防衛に当たれとは、どう言う事ですか!自分は隊長の援護に」
ミハエルは命令変更はないと言った
「命令の変更はない、これは命令だクルト、お前は集積所防衛に当たれ」
クルトは不足ながらも了解した
「了解、、しました、、」
「お前達は後退しろ、ふっ、心配など不要だ、たかが五機のザクに遅れをとる俺ではない」
クルト達は後退を開始した時、連邦軍もこちらを捕捉した。
「フェデリコ隊長!、ジオンどもを見つけました」
連邦軍セモベンテ部隊が姿を現した