「来るわね・・・」
「ついに終止符かしら?」
「そんなことないわ。おそらくほかにもまだ来る。でもこれがこの異変中最大の戦闘になるでしょうね」
「航生たちにも伝えといたほうがいいかしらね」
「そうね。今回は航生たちが活躍するわね・・・」
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昨日、小野寺たちと遊びに行って、今日は日曜日だ。いつもなら何かと遊んだり勉強したりするのだが、なぜか今日だけそういう気になれなかった。何かが邪魔をしている。とても心地よくない嫌な予感がした。
「どうしたの?」
朝から霊夢と一緒にいる。いつもどおりといえばそうだが今日朝8時に一緒にいるのには理由があった。
~回想~
「小野寺と遊びに行ってくる?そんな大荷物もってか?」
「こないだの林間学校で王様ゲームもどきやったじゃん」
~終わり~
その王様ゲームもどきは確かトランプか何かと混ぜて勝った人は命令できるというもの。あの時千棘かるりが一位になりビリだった楽に『小咲と一緒に旅行に行く』という命令をした。普通なら昨日と今日だが、今週は月、火も休みなので遊びに行けるのだ。確か遊園地の近くの宿泊券を渡していたからそれだろう。そういうわけで楽たちが今家にいない。さて、どうしたものか。
「おはようお二人さん」
そういって背後から姿を現したのは紫だった。とても久しぶりに会う気がする。だいたい紫がいるということは面倒ごとが起こる前兆だ。俺の朝の違和感はそういうことだったのだ。
「悪いけど手伝ってもらうわよ」
そういって紫のスキマを通り幻想郷に再び足を踏み入れた。(ちなみに先生に連絡し、長くなりそうだから今週の授業には行けないかもしれないことを伝えておいたので問題なし)みんなに久しぶりに会い、とても懐かしかった。
「それで?何が起こるってんだ?」
紫と幽々子が一から説明してくれた。昔封印した幻想郷で暴れた妖怪。紫の能力が一時使えなかったことにより封印が解け脱出してしまったという。そいつがおそらく今回襲撃してくるのではないか、ということだった。というかそいつしか思いつかないそうだ。
「あなたには幻想郷でなくあの世界の護衛をしてもらうわ」
「了解」
いつ襲撃してくるかはわからないが準備はしておこう。霊夢はあちらの世界では知られているから、俺と一緒に防衛することになった。それと朗報で、龍哉たちが二人で敵の砦に乗り込みそこのボスを倒したところ魔理沙の能力が解放され戦える奴が増えたそうだ。これだけいれば幻想郷は問題ないそうだ(フラグだ)。とりあえず俺はあの世界に戻ったのだが、帰った瞬間に俺たちはびっくりした。
「そんな・・・」
スキマは近くの駅前に開いた。しかし、そこには血痕が複数存在し、銃がいくつか落ちていた。警察と戦闘になったのだ。心配になり俺たちは急いで剣を構え散策を開始した。
十分経っても何も見つからない。おかしい。普通なら何かしら感知するはずの俺が何も感知できないなんて。するといきなり叫び声が聞こえてきた。何かと思ってみてみると、やはりいた。少し身長がでかめな男と思われる。というかデカすぎる。明らかに奴らだと分かった。急いで向かおうとしたが、あちらにはほかにも何人か見えた。そいつらは振り向くと俺たちを見つけ、突進してきた。今回ばかりは危険なので霊夢をスキマで少し遠くに逃がした。多勢に無勢ではあるが勝たないと生きることはできない。
「ぶっ潰してやる!」
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「厄介ね・・・」
今私の目の前には航生の今戦っている奴の仲間と思われるやつがいる。航生の追走から逃れてきたのだろう。そしてここに来たということは明らかに私を狙っているからだ。
「やばいわね・・・きつくなってきた・・・」
先ほどから戦闘しているが、やはりきつい。生半可なお札ではほとんどダメージが入らない。というかダメージが入っていない。このままでは分が悪い。さてどうしたものか・・・。
「なっ!?」
うかつだった。前を見た時、何やら結界のようなものが張られていた。そのためにつかまった。出ようにも今の私ではその結界をはがすことができない。このままでは確実にやられる。動きが封じられている状況では逃げることも避けることもできない。
「死ね・・・」
突如結界の中に入ってきた敵によって私は10M後方へ吹き飛ばされた。そこは駅の壁で見事に打ち付けられた。このタイミングで追撃してこないやつはいないだろう。
知らぬ間のうちに自分の腹には槍のようなものが刺さっていた。そのやりを抜こうとしてそのやりに触るといきなり体に電気が走った。そしていきなり体がしびれて動かなくなった。少しだけ前が見える。そこでは奴が何か投げようとしている。防ごうにも体が動かないので防ぐことができない。
「死符『デスランス』」
黒い闇の力をまとったやりが私に投げつけられる。
「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
目をつぶる最後に聞こえたのは航生の絶叫だった。
次が思いつくか心配だよ全く・・・