「じゃあどこから話すか」
晩御飯の最中は三人でワイワイ話しながらも
束の間の安らぎを感じていた。
食べ終わったので、今後のことについて話すことにした。
「今回の異変。さっきのやつもそうだけど割と厄介かもしれない。」
俺の考察はこうだ。
今回の異変。それは俺の知る『紅霧異変』、『春雪異変』『永夜異変』などの異変とは異なり、完全に殺しに来てる。今回は弱いやつで助かったが間違いなく、早く終わらせるべきだと俺は思っている。
霊夢や魔理沙の使う『スペルカード』は美しさを競うものであるが、あいつらにそれはなかった。今回はそもそも能力が封じられているので戦うことすらままならない。俺一人では圧倒的大差をつけられて敗北し、幻想郷は崩壊する。勝つためには全員の能力を復活させ、魔帝ゼルエル(?)を倒さないといけない。俺は幸い能力が使えるので戦える。せめて後一人まともに戦える人がいれば・・・。
「と、今言った感じだ」
「ごめんなさい。私たちのせいで巻き込んでしまって」
そう言いながら霊夢は頭を下げて来た。頭を下げられても困るのだが
「全然大丈夫だ」と言って顔を上げさせる。
確かに俺は恐れている。まだやりたいことがたくさんある。知り合ったのは今日だがそれでも友達、仲間であると思っている。死にたくないが仲間を見捨てるわけにはいかない。霊夢達が安全に暮らせるようになればそれで良いと思っている。
「ありがとう。そう言ってもらえると嬉しいわ」
さっき魔理沙が傷ついた時に見た霊夢の顔。
「わたしのせいで・・・」と言わんばかりの顔。
今はピンピンしているがそれでも霊夢は負い目を感じている。その時の霊夢の目には光を反射する一粒の雫があった。涙。人が悲しくなった時に流す物体。もう泣かせない。霊夢を不幸にしたくない。
俺はその時の顔を思い出し、命に代えてでも仲間を、そして
みんなの笑顔を守る決心をするのだった。
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話も終わり、一段落したので、風呂に入ることにした。英気を養い、明日からの解決に備えるためにも必要である。霊夢と魔理沙に入ることを伝え、俺は風呂場に向かった。予想以上に大きい風呂。何人でも入れそうで入りたくなる雰囲気をかもひだしている。俺はゆっくりつかると「ふぅ〜」と大きく息を吐いた。風呂に入るとどうしても眠くなる。仕方ないので早めに出ることにした。身体と頭を洗い、またある程度浸かった後、風呂場から離脱した。服を着て、部屋に戻ろうとすると居間から話し声が聞こえて来た。霊夢と魔理沙の声。(当たり前だが)今日は俺はもう寝ることにした。布団が無いと言うものだから仕方なく持っていたタオルをかけて寝ることにした。電気を消し、布団(タオル)に入る。春先であるため、流石に寒い。そして目をつぶろうとした時、霊夢の声が聞こえた。
「ねぇ航生。起きてる?」
「ああ、起きてるよ。どうしたの?」
「寒くない?」
「さっき大丈夫って言った気がするけど?」
正直寒い。だが流石に居候である俺は迷惑をかけられない。すると霊夢は俺が寒がっているのを見ていたようで、
「嘘おっしゃい。さっき寒がってたじゃない。」
「はい・・・」
「仕方ないわね・・・ほらっ」
そう言って霊夢は魔理沙側により布団をあけた。
(これは寝ろと言っているのか?)
俺は断った。しかし、しつこいほど言ってくるので仕方なくその布団で寝ることにした。
「あったけぇ〜」
布団に入るやいなや、俺がこのセリフを言ったので霊夢は
クスクス笑っていた。
「もし嫌じゃないなら・・・」
「い、いいいいや!なんでもない!おやすみ!」
「あ、ああ。おやすみ」
そう言って俺は目を閉じた。
設定に合わせるとこんな感じですね。
ではまた次回お会いしましょう。