幻想郷物語   作:Koki6425

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この話は主にニセコイ要素多めです。
少し流血シーンがあります。


並行世界に出る陰謀~次元を超えて~

「おはよー一条君!」

聞きなれた声に俺、一条楽はいつも通り答える。

「おお、おはよう小野寺!」

こいつは小野寺小咲。中学のころからの同級生で同じ凡矢理高校に通っている。

「今日は千棘ちゃんは一緒じゃないの?」

いつもなら偽物の恋人を演じている桐崎千棘と一緒に登校するのだが、途中で彼女が「忘れ物した!すぐ追いつくから先行ってて!」と言われたものだから先に進んだのだがなぜか遅い。普通なら走ってくれば間に合う距離だし、歩いてきてもこの時間には学校についていてもおかしくない。正直不安に思っていたのだ。するとどたどたと走ってくる音が聞こえ、そのすぐ後にドアが開いた。

「ごめーん!遅くなったー!」

そういいながらいきなり入ってきたのは千棘だった。

「おせーぞ千棘。どこで油売ってたんだよ・・。」

「ごめんってば・・。」

いつも通りの顔にほっとしてしまう。とりあえずなにごともなくてよかった。しかし、朝起きた時から感じた違和感はいまだ残っている。気持ち悪いったらありゃしない。とにかくもう授業が始まるのでとりあえず席に着いた。授業が始まったが授業中ほぼずっと考え込んでいた。どうしても収まることのないこの違和感。どうしたものか・・・。

 

 

 

 

しばらくして授業は終わった。

「一条君。今からみんなで一緒に勉強するんだけど一緒にどう?」

小野寺から勉強に誘われ、正直うれしいと思った。しかし、今はちょうど集英組の晩御飯をしたくする時間だった。断ろうと思った。

『だめだ。今日一晩中こいつらと離れるな。』

なぜか俺の本能がそう言っている気がした。それをちょうど小野寺たちが気付いたようで俺はこのことを話した。もちろん変態扱いされた。

「みんなひどいな・・・。確かにいきなりこんなこと言われたら確かにそう思うかもしれない。でも俺の本能が警告してきていることなんだ。」

「確かに楽の本能は当たるからなぁ。」

集はわかってくれたようだ。女子たちには気持ち悪いだの、恥ずかしいだの言われていたが集の言葉で何とか信じてくれた。それぞれ親に連絡して今晩は俺のうちに泊まることになった。

 

 

「楽~これ教えてくんない?」

集が珍しく宮本ではなく俺に聞いてきた。俺がその問題を教えようとしたとき・・・。

「坊ちゃん!大変でやっせ!」

そういって入ってきたのはうちの若頭の竜だった。

「どうしたんだよ竜。」

「とにかくこっちに来てくだせぇ!」自分の部屋にTVはあるのでニュースでも見るのかと聞いたところそうだという。竜も気づいたらしく急いでつけるよう促してきた。

「1チャンネルでっせ!」

そういって俺は言われるがままTVをつける。

『こちら佐藤です!見てください!これを!』

彼女の後ろからは火が燃え盛る映像が出てきた。最近は初夏に入りかけているところなので、湿気もあるため普通の出来事だけでは火事は起こるはずはなかった。しかし、そのあとの記者の言葉で全く別の印象に変わった。

『こんな規模の大きい火災は高校を埋め尽くそうとしています!』

「お、おい・・・。ここ凡矢理じゃねえか!!」

そう火事が起きていたのは我らが凡矢理高校だったのだ。この後の騒動で俺の違和感は一挙に解放された。

『何故なのでしょうか!、って何ですかあなたは・・・!』

いきなり違うことを言い出した記者にこの場にいた全員が騒然とした。いつの間にかほかに集英組の奴らも集まっていた。

『い、いや・・・。近づかないでください・・・』

その画面の後ろからは何やら大きな日本刀を持った奴が出てきた。

『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

「みんな見るな!!」

そういって俺は小野寺と千棘の目をふさぐ。集や宮本たちはその映像を見て、口が開いたままふさがっていない。俺も正直吐きそうになった。その画面が途絶える前にカメラマンの断末魔が聞こえた。

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「航生。少しいいかしら。」

「なんだい紫さん。」

夜になってお茶を飲んでいると紫が話しかけてきた。

「この前異世界の監視の話したわよね」

「ああ、してたな・・・・・・・・・まさか!!!」

「ええ、そのまさかよ。」

こいつが前に話していた『異世界監視』。それはこの世界と並行する世界を監視するというもの。紫が言うには並行世界が崩壊すればこちらも崩壊するらしい。霊夢にも俺についていくよう頼んできた。もちろん反発した。その間。幻想郷は誰が見るのかと。もちろん普通なら博麗の巫女が監視しなければならないのだが、紫が言うには・・・。「あなたたちが行くのがこの世界の最善」らしい。紫のスキマはひと月に二回ほど未来につなげることができるらしい。未来を見てきたらしいがそこでは俺たちがその異世界に行っていたそうだ。しかし、それでも反発はやむことはなくしぶしぶだが行くことになった。

「まあ、霊夢。そう怒るなよ。」

「起こるにきまってるじゃない!何よあいつ!」

もしもこれで幻想郷の未来がいい方向へ向くならいくらでも協力しよう。

「それじゃあ準備はできたかしら?」

「まさか今から行くのか?」

「ええ、もう面倒ごとが起きてるからね」

あまりに突然の出来事に大きくため息をついてしまった。しぶしぶ準備を整えた。そこで紫に説明された。

「その世界はこちらの世界より一年遅れているわ。それと幻想郷にあいつらが入れないようにしておくから安心して。」

「わかった。じゃあ行ってくるよ。」

「ええ、行ってらっしゃい」

俺はその言葉を聞くと同時に霊夢と一緒にスキマを通って異世界に入ったのだった。




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